舞台袖レポート 更新情報
羅い舞座 京橋劇場 2023年5月公演
「宝海劇団」舞台袖レポート
2023年6月9日 17時25分13秒
羅い舞座 京橋劇場
宝海劇団公演「大空祭り」の舞台裏に密着!
客席からは見られない、舞台袖からのぞく奮闘模様をご紹介いたします。
(撮影:2023年5月28日)
■開演30分前
開演30分前、
祭りの主役、宝海大空座長も化粧スタート。
座長 宝海大空(たかみ おおぞら)
宝海大空座長といえばお面を使ったショーも印象的。
箱からあふれるお面の数々…
宝海蘭丸さんもちび丸くんも気合十分!
宝海蘭丸(たかみ らんまる)
ちび丸(ちびまる)
宝海大心さん、宝海空也さんも
ミニショーの準備に余念なしです。
宝海大心(たかみ だいご)
宝海空也(たかみ くうや)
蘭丸さんの口上と共にミニショーが始まります。
■第1部ミニショー
作りこまれた舞台に大空座長の殺陣とお面を使ったショーがカッコいい!
音響&照明&木がしらと舞台袖も大忙し。
空也さんも座長の様子をみながら木がしらを打ちます。
座長の魅力が凝縮された特別なミニショーに、お客様も大興奮。
実はこのミニショーにはまだタイトルが決まってないそう。
大空座長に聞いてみました。
■座長が語る『大空祭りミニショー』について
「今までひとつのショーの中に僕のできることを盛り込んだことがなかったので、 やってみたかったんです。
稽古の時にはもっと良いものにできると思っていたのですが、 これをラストショーに持って行くには恥ずかしいと思ってミニショーにしました… ぶっちゃけ、始まるまでやる気がなかったくらいです(笑)
けど、やってみたら、途中でこれはイケるなと思いました(笑)」
手応えを感じた笑顔でミニショー終了!
座大空座長の笑顔は見ているこちらも嬉しくなりますよね♪
汗だくの大空座長が舞台袖へ走ってきます。
座長「今日は暑いよねー」
スタッフ「座長が頑張りすぎです!」
お芝居に向けて、休む間もなく準備が始まります。
宝海竜也園長は早々にお芝居の準備万端。
舞台上ではちび丸くんも雪の掃除を頑張ります。
■新作狂言『お役者仁義』開演!
幕間も次の幕に向けての打ち合わせ。
棟梁も座員さんもみんなで次の幕の準備です。
幕と幕の間が長くならないように、
舞台の準備が気になる大空座長。
二場開幕
三場に向けて足にも白粉をしっかり塗ります。
帯を結びながら舞台の進行をチェック。
座長の登場!
お芝居の途中、楽屋では空也さんが次のかつらを準備中。
次の幕は弁天小僧に扮した衣装で登場です
宝海真紀さんも照明&音響のサポート。
忙しい、次は男の衣装に着替えます!
『お役者仁義』終幕
「おつかれさまでした!」
■大空座長が語る『新作お役者仁義』について
「初めてのお芝居は皆んな手探りなので、 テンポ良く行った方がよい部分や、じっくりと間を作ったり、 曲を足したり、曲を使わない部分を作ったり、次に活かせる課題はたくさんありました。
けど、初めて演じるお芝居だったんですが、全く緊張しなかったんですよ。 きっと自信があったんです。
型にはまったお芝居で崩れにくいのもありますし、 役が僕にはまっていたんですね。 はまっていない役をするお芝居ほど緊張するものはないんですよ(笑)」
大空座長ハマり役の「お役者仁義」にみなさんご注目♪
お芝居が終わり、口上挨拶が始まります。
口上を務める宝海空也さん
この間、座長はショーに向けて化粧。
芝居の化粧を一旦落とし、新たに下地から塗り直します。
三代目ボーイ豆タンクくん。
お母さんの宝海愛輝さんにお化粧を手伝ってもらいます。
ちび丸くんのお化粧はお母さんの宝海蘭丸さんに。
宝海大空座長の衣装はお母さんの宝海真紀さんに帯を結んでもらいます(^ ^)
■第3部舞踊ショー
宝海大心さんのマイクで舞踊ショースタート!
幕開けトップステージ
ちび丸
宝海大空(割幕からの登場)
宝海蘭丸
この間、座長は女形から立役へ仕替え中。
宝海大心
メガネ男子にセッティング
師匠(宝海大空)とお弟子さん(宝海空也)
ちび丸 着付け中
三代目ボーイ豆タンク 準備万端。
宝海空也
座長 宝海大空
マイクをどうぞ。
大入御礼の三本締め
おめでとうございます!
三代目ボーイ豆タンク
ハンチョウを入れる空也さん
三代目を見つめる座長のまなざし。
座長 宝海大空
照明を調整する園長 宝海竜也
大空&大心
園長 宝海竜也
いよいよラストショー。
衣装の準備
照明について座長と園長の打ち合わせ
ラストショー「野ざらし」開幕
照明が気になる
リアルタイムに照明の調整中!
三代目もスタンバイ
余韻を残す情念と幻想のラストショー
是非とも劇場で体験してください。
■大空座長が語るラストショー「野晒し」
「今日も公演中の舞台を見ながら、照明を調整しながら公演をやっていました。
僕が主役の日なので、ガッツリ作り込んだ舞台をお客様へお届けしないといけないですが、 みんなの1ヶ月間の体力を考えて、作り込み過ぎず、 何かあったらリアルタイムに修正できように柔軟さを持ってやっています。
それが、毎日違う舞台をお届けできる大衆演劇の良さでもあると思います。
稽古の時には衣装合わせまでできないので、 当日みんなのかつらをみたら、稽古中に想像したものと違うこともありますし、 僕も当日になって変更することもあります。
今日のミニショーをラストに持ってこれないと思ったので、 前日に急遽思いついたのがこの「野ざらし」でした。 前日思いついた割には、まあまあ良かったと思っています(笑)
次に見てもらう時には、ここでは言えないですが、 こうしてみようというアイデアもあるので、 さらに喜んでいただけるように考えています。お楽しみにお待ちください!」
大盛り上がりの大空祭りは大幅に延長。
息つく間も無く送り出しへ、そして夜の部へ続いていきます…
宝海劇団の6月の公演先は羅い舞座堺駅前店です!