舞台袖レポート 更新情報
羅い舞座 京橋劇場 2025年4月公演
「劇団菊太郎」舞台袖レポート
2025年4月27日 19時44分24秒
舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています。
今回は、羅い舞座 京橋劇場での劇団菊太郎 座長祭りに密着。
開演準備から終演まで、たーっぷりご紹介します!
(2025年4月12日公演)
■開演前
午前11時。
舞台袖にお邪魔すると、梅沢菊太郎(うめざわ きくたろう)座長が
本日のお芝居で使用する血糊袋を作ってるところでした。
一つ作るのに、結構時間がかかるそうです。
出来上がった血糊袋がお椀に6つ。
今日は全部で10個作ります。
「あと4つ!もう時間ないよー(汗)」
4階の楽屋にお邪魔する途中、
本日のお芝居「幕末の風雲児」のタイトルが書かれた段ボールを発見。
扇の箱にはキーワードがたくさん書かれていました。
ありとあらゆるところに、一目見てすぐに分かる工夫がされています😀
4階の楽屋。
新しく入団した梅沢燈歌(うめざわ とうか)さんがお化粧中。
燈歌さんはなんと女子相撲日本一の経歴の持ち主。
それを続けていくだけでは生きていけない。
それなら自分の好きなことをやろうと思ってこの劇団に入ってきたそうです。
今は眉描きに奮闘中。
梅沢春菜(うめざわ はるな)さんに教えてもらいながら頑張っていました!
楽屋を出て隣、“梅沢道矢(うめざわ みちや)”と書かれた暖簾が。
楽屋の中では副座長・梅沢道矢さんがアイラインを描いていました。
本日のお芝居では新撰組 局長 近藤勇の役だそうです。
すぐ近くでは梅沢和紀(うめざわ かずき)くんが幼いりぃちゃん(生後2ヶ月)のお世話をしていました。
2人とも、とっても可愛いくてほのぼの😍
違う部屋では係長・梅沢雄輝(うめざわ ゆうき)さんもお化粧中。
昨日は千葉へ、長男の新くんの入学式に行ってきたのだとか。
ちなみに今日のお芝居では勝海舟の役だそうです。
楽屋を出たところに、炊飯器やコンロなどの調理スペースが。
ちなみに炊飯器は写真外にもう一つあるそうです。
料理中の梅沢かおり(うめざわ かおり)さんにメニューを伺うと、
本日のご飯は生姜焼きだそうです。
ちなみに使うお肉は約6キロ!
どーん。
座員さんが多いので、使う食材も大量です。
舞台袖近くでは梅沢慎太郎(うめざわ しんたろう)若座長がお化粧中。
本日のお芝居では土佐藩の中岡慎太郎の役をするそうです。
その横では梅沢光太郎(うめざわ こうたろう)若座長もお化粧中。
本日のお芝居では土佐藩の岡田以蔵の役をするそうです。
座長もお化粧に取りかかりました。
本日のお芝居「幕末風運児 坂本龍馬」は、座長のオリジナル狂言。
脚本を作るときは、しっかり勉強してから作るようにしているのだそう。
舞台では「近江屋」と書かれた大道具が用意されていました。
幕の近くでは梅沢大誠(うめざわ たいせい)さんがお芝居に向けての準備中。
そこへ、化粧が終わった皆さんが舞台に集まり、お芝居で使われる幕の確認などをしています。
和紀くんの頭を撫でる花形・梅沢涼太郎(うめざわ りょうたろう)さんと光太郎若座長の姿にほっこり☺️
鬘を被って準備万端な梅沢ひとみさん。
こちらは新しく入団した梅沢じゅりあさん。
慎太郎若座長の着付けの補助をしている梅沢あられさん。
光太郎若座長の着付けの補助をする春菜さん。
涼太郎さんの着付けの補助をしているのが梅沢こゆきさん。
女性陣の皆さん、いち早く準備を終えて補助などのお手伝いをしていました!
着替え終わった涼太郎さん(沖田総司役)と道矢さんの新撰組ツーショットいただきました!
舞台袖のほうでは雄輝さんが音響などの確認中。
自身の化粧場の前で台本の確認をしている光太郎若座長をパシャリ。
すぐ近くでは座長がお着替え中。
座長の着替えが終わると、お芝居開演です!
■第1部お芝居「幕末風雲児 坂本龍馬」
このお芝居は、幕末の京都を舞台に、龍馬の視点で描かれた土佐藩の物語になっています。
幕が開くと皆さんの配役紹介。
本編が始まって、早々坂本龍馬側と新撰組、一触即発の雰囲気。
その後、龍馬が先生と呼ぶ勝海舟の元へ仲間を連れて訪れます。
龍馬たちが去ったあとに出てきた新撰組。
不穏な空気が流れます。
場面が変わり、龍馬が買ったという軍艦を見る一同。
「本当に日本を変えられるかもしれない」と盛り上がっています。
そこへ新撰組が登場し先ほどの盛り上がった雰囲気が一転……
すると思いきや、
龍馬もとい座長の「ピクチャーを撮ろう」という一言で
急遽始まった写真撮影タイム!
この場面は撮影オッケー🙆
「これからはインスタグラムの時代じゃ!」
「いんすたぐらむ?」
「魂を取られるのか?」
座長たちのやりとりにお客さんの笑う声が聞こえてきます。
和やかなから一転、場面が変わるとシリアスな雰囲気に。
受け取った手紙を読んで同じ土佐の人たちが死んでしまったことを知った3人。
力が抜けた姿から絶望感がよく伝わってきます。
ここで舞台が転換。
かおりさんの影アナウンスでしばらく月日が経ち、時代の状況などを説明しています。
影アナウンスの間に、もずくを食べていた光太郎若座長をパシャリ。
もずくと光太郎若座長…渋い?ショットです(笑)
幕が開いて、いよいよクライマックス。
近江屋の2階で龍馬と慎太郎が和やかに話しています。
そこへ突如敵襲!
「近江屋」と書かれていた障子もズタズタになり悲惨な状況に……
お芝居の最後。
一度幕が下り、「日本の夜明けぜよ!!」という言葉で幕が落ち
キャストたちが決めポーズで再登場!
これにて第一部お芝居は終了。
目まぐるしく変わっていくお芝居の裏側では女性陣の皆さんが大忙しでした。
代わり代わりで音響などを調整したり……
次の舞踊ショーに向けての準備や修繕をしたり……
転換の合間に、着替える座長と慎太郎若座長の着付けの補助をしたり、
みなさん常に動いていました!
さらに本日のお芝居は転換が多く、豪華な舞台セットで大変そうでしたが、
あっという間に完成されていく舞台にびっくり。
舞台も裏側も緊張感のあった第一部お芝居。
口上が行われている間も、幕の裏側では休む暇もなく次の舞踊ショーに向けて舞台の片付け中。
幕の取り替えを行う涼太郎さんをパシャリ。
血糊の付いた衣装は洗濯機で洗います。
洗濯機のなかの水も薄紅色になっており、落とすのが大変そうでした。
着替えスペースにあった着物を整えている春菜さんと梅沢莉子(うめざわ りこ)さんをパシャリ。
舞踊の鬘を用意していたこゆきさんをパシャリ。
着替え終わった光太郎若座長
バッチリカメラ目線をいただきました!
慎太郎若座長も鬘を被って準備完了!
ショーの1曲目はお面を使った群舞。
準備が終わった皆さんが段ボールに入ったお面は取っていきます。
準備が整い始め、かおりさんの影アナウンスでいよいよ第二部舞踊ショー始まります!
■第2部 舞踊ショー
アップテンポな袴舞踊に取材班もノリノリになりました!
センターの光太郎若座長の豪快な動き。
衣装も相まって裾が羽のようです。
続いては慎太郎若座長による舞踊
どちらも衣装の雰囲気は違いますが、ギラギラとしたかっこよさがあります!
続いては、道矢副座長。
大きな翼のついた着物の舞踊も素敵でした♪
出番直前のにっこり笑顔の光太郎若座長をパシャリ
舞台に立つとがらりと表情を変えていたのが印象的。
ハイテンポな曲に合わせて刀をブンブン振り回す涼太郎さん
こちらは雄輝さんによる舞踊
着物には鬼のお面の絵が描かれています。
舞台でさまざまな人が踊っている頃、座長は女形の衣装に着付け中。
出番直前の座長や座員さんたちの仲良しな写真をパシャリ
花の柄がたくさん入った着物での女形が素敵です✨
座長が踊っているあいだにあっという間に着物が片付けられていきます。
座長が舞台から戻ってくるとすぐにラストに向けての着付けをしています。
あっという間にお芝居でも見た“坂本龍馬”の姿に!
そう、本日のラストは「生きていた坂本龍馬」。
座長が主演、そして慎太郎若座長が演出・構成・振り付けをしたものだそうです。
皆さん、着々とラストに向けて準備をしています。
舞台袖には黄色の鎖などが用意されています。
その頃、舞台の方は梅沢北斗(うめざわ ほくと)さん。
淡色系の花模様のある着物で踊っています。
幕の裏側には座長もとい坂本龍馬が待機中。
舞台袖では旗を持った皆さんが待機中。
曲が始まるとその迫力に目が離せません!
振り回される旗の迫力や船の登場など、
最初から最後まで派手で濃密なラストショーでした!
最後は口上挨拶をして本日の公演は終了です。
刀を持ってご機嫌だった和紀くんをパシャリ
道具のセットも豪華だったため、片づけるのも大変ですが、
皆さんテキパキと片付けをしていました。
座長祭りお昼の部、無事終演。
お疲れ様でした!!!
■梅沢菊太郎 座長メッセージ
来てくださったお客さまが何を望んでいるのかを意識しながら、
今年は道具などを含め、より本格的で他では観られないような舞台を作っていこうと思っています。
(どんどん増える舞台道具がその意気込みを物語っていますね!)
ぜひ観に来てください!
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