舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています。

今回は、羅い舞座京橋劇場での劇団輝公演に密着しました!

202567日取材)

 

 

 

開演前

午前11時。

葵たけし(あおい たけし)座長がすでにお化粧中。

 

 

 

 

その近くには、桃色さくら(ももいろ さくら)さん

 

 

 

13歳だそう。

 

 

 

 

匠志雄大(きょうし おうだい)さん

 

 

 

今月に行われる雄大さんの襲名記念での客席の調整を行なっていました。

 

 

 

 

こちら4階の楽屋。

ゲストの真田きみや(さなだ きみや)座長が準備中。

 

 

 

 

舞台袖に戻ると、三兄弟の皆さんに挨拶をする輝縁結登(きえん ゆいと)くんの姿がありました。

 

 

 

 

 

奥から順に、

武幻龍大(むげん りゅうだい)副座長。

 

 

 

 

お芝居の録音を流してセリフの確認をしながら化粧をしていました

 

 

 

 

雄大さん

 

 

 

 

 

 

そして、覇士大虎(はくと だいご)若座長です。

 

 

 

 

 

今日のお芝居「悲恋地獄」は大虎さんの誕生日公演のときに行われた演目で、今回で2回目になるそう。

目を開けた状態で演じる盲目の役、その見せ方も見どころの一つなんだそう。

 

 

 

 

化粧を終えたさくらさんの着付けをする鈴風ふみ(すずかぜ ふみ)さん

 

 

 

 

その傍で結登くんが鬘の準備を終えて待機しています。

 

 

 

 

 

帯を置きスペースを見てみるとさくらさんの名前が書かれた可愛らしい団扇がありました😀

 

 

 

 

 

着付けも終えたさくらさんは音響の準備へ

 

 

 

 

スマホを使って音源を出しているので

たくさんのスマホが音響機器の近くに置かれています

 

 

 

 

 

 

舞台。お芝居のセットが準備されています。

 

 

 

 

結登くんもお手伝い。

 

 

 

 

 

セットの裏側には階段が作られていました。

 

 

 

この階段が、お芝居で活躍します♪

 

 

 

 

 

劇団輝にとって京橋劇場は今回が初乗り。

広い劇場なので、照明もたくさん購入したとのこと。

 

 

 

ちょっとわかりづらいですが、

今、電気が点いているのが劇場のもので、それ以外が劇団のものになるそうです。

 

 

 

 

 

さて、主役の大虎さんも準備バッチリ!

 

 

 

 

被っている鬘は新品だそうです。

気合いが伝わりますね♪

 

 

 

 

 

雄大さんの影アナウンスでいよいよ第一部お芝居「悲恋地獄」開演です!

 

 

 

 

 

 

 

1部お芝居「悲恋地獄」

 

 

 

 

鬘を被ってスタンバイする雄大さん。

 

 

 

 

音響には龍大副座長が入ります。

 

 

 

 

 

さて、舞台は序幕。

清次郎の叔父(座長)が清吉の女房のおあき(ふみ)に清次郎(大虎)と別れるように伝える場面。

清次郎はおあきと別れないと言い、叔父とは縁を切ることに。

 

 

 

 

 

目が見えない清次郎が出掛けていくのを見送る場面。

 

 

 

 

仲睦まじく、幸せそうな空気が流れています。

 

 

 

 

舞台袖では龍大副座長が着付けの確認をしています。

 

 

 

 

その横で結登くんが着物のお片付け。

今回のお芝居では何度か着替えが行われるので、

鏡の近くに着やすいようにまとめられています。

 

 

 

 

 

 

おふさに頼まれ、おふさの夫の定吉(龍大)に部屋を貸した清次郎とおあき。

清次郎の留守に、定吉とおあきはただならぬ関係に……

 

 

 

ここから話の流れが大きく変わっていきます。

 

 

 

 

 

つる(雄大)とかめ(さくら)が、おふさ(真田きみや座長)に、夫の定吉が間男していることを教えて、小遣い稼ぎをしようとする場面。

 

 

 

 

 

 

おふさが驚きのあまり、かめを桶で頭を叩こうとします。

 

 

 

 

客席からは見えないと思いますが、実はこの時、桶の底板が外れておりました(笑)

 

 

 

 

怒りながら去るおふさ。

「やったー!」「引っかかった!」と喜ぶつるとかめ。

 

 

 

 

舞台から戻ってきたさくらさんに、皆さんが「がんばったね」と声をかけていました☺️

 

 

 

 

場面転換。

皆さん手際よく舞台道具を動かします。

 

 

 

 

 

 

おあきに別れないでほしいと頼み込む清次郎。

しかし、定吉に蹴られ、諦めろと責めたてられます。

 

 

 

 

 

惨めに泣く清次郎の頭の中で、叔父の言葉がこだましました。

「人を頼るな、杖を頼るな。自分の足で歩けるようにーー」

その言葉を、何度も唱えて歩く清次郎。

徐々に自分の足で歩けるようになっていきます。

 

 

 

 

 

二人がいる場所に訪れた清次郎。

「おあきを返してください」と言いながら、包丁で定吉に襲いかかります。

 

 

 

 

 

 

 

もう一度一緒になろうと言うも、おあきは清次郎を拒絶。

 

 

 

 

ついにはおあきも刺してしまいます……

 

 

 

 

「これから先は、私と二人で悲恋地獄へ……

という言葉を最後に、お芝居は終演。

広い舞台の端から端まで走り回っての二人の死闘に、何度も拍手が起こりました。

 

 

 

 

 

お芝居が終わったあとは口上挨拶です。

 

 

 

 

 

その間、化粧替えをする龍大副座長。

 

 

 

 

お化粧前は綺麗に化粧品が並べられています^^

 

 

 

 

マカロンみたいで可愛いですね^^

 

 

 

 

雄大さんは、つけまつ毛をつけるところ。

 

 

 

 

 

 

大虎若座長も、化粧にかかります。

 

 

 

 

 

 

お芝居で使用した着物を手際良く畳む結登くん。

 

 

 

 

 

 

第二部舞踊ショーの開始時間が近づいてきました。

さくらさんが音響の調整を始めています。

 

 

 

 

 

舞台のほうには幕とベンチが準備されていました。

 

 

 

 

幕には皆さんの名前が書かれています。

 

ふみさん曰く

「(みんなの名前がバラバラなのは)個性を大事にしようということで、みんな自分の好きな名前をつけました。

一回覚えたら忘れられないと思います(笑)」

 

 

 

準備ができた雄大さんときみや座長。

 

 

 

 

仲良しピースをいただきました😆

準備も整い、いよいよ第二部舞踊ショー開演です

 

 

 

 

 

2部舞踊ショー

 

一曲目は団扇を使用した盛り上がる舞踊でスタート!

 

 

 

 

 

続いてはたけし座長による舞踊

 

 

 

 

 

雄大さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大虎若座長

 

 

 

 

 

 

 

真田きみや座長

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台袖近くの鏡には。舞踊で使用する着物が順番に置かれています。

 

 

 

とても開演中とは思えない、片づき方です。

 

 

 

舞台でも裏でも、皆さんとにかく走り回ってます!!

 

 

 

 

 

音響をしながらかけ声をかけるさくらさんに、

 

 

 

 

どんどん着物を片付けます結登くん。

 

 

 

 

 

 

第二部ラスト舞踊でもやっぱり動く動く!!

 

 

 

 

 

お芝居から舞踊ショーまで、すごい運動量。

袴群舞の息の合った迫力あるラストに終始舞台が盛り上がっていました。

 

これにて本日の公演は終演。

皆様、本当にお疲れ様でした!!

 

 

 

 

元気いっぱい!!

 

 

 

 

葵たけし座長メッセージ

京橋は初乗りなので今月もうまく成功するように、そして次もお客さんに来てもらえるように頑張ります!

 

 

 

■劇団輝プロフィール

葵たけし座長が旗上げ。葵一門の芸を大切にしながらも、独自の感性でキャッチしたアイデアをもとに次々と幻想的な世界を創り出し、前進を続けている。座長の三人の息子(覇士大虎・武幻龍大・匠志雄大)を使った座長のオリジナル狂言には定評がある。
舞踊ショーでは、できる限りお客様の色々なリクエストを大切にし、即興で舞台を構成するなど、他にはない舞台作りを心掛けている。
「限られた公演時間の中で最大限楽しんでほしい」と語る座長の強い信念は、三人の息子たちをはじめとする劇団の時代を担う若手たちに確かに受け継がれている。

 

 

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