舞台裏シリーズ
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舞台裏シリーズ

羅い舞座 堺駅前店 2023年6月公演
「宝海劇団」舞台袖レポート〜ちびっ子特集

2023年6月25日 15時36分52秒

羅い舞座 堺駅前店
宝海劇団公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介

今回は子役さんの奮闘を中心にお届けします!

(撮影:2023年6月10日昼の部)

 

 

 

 

■開演1時間前

 

「おはようございまーす」

 

楽屋入りしてすぐに、本日の撮影の打ち合わせに応じてくれた宝海大空座長。

 

スタッフ「サングラスですか?」

 

座長「いえ、目が悪いので度が入ってます」

 

 

 

夏仕様の座長をパシャリ。

 

 

 

 

 

座長「ええと、今日はちびっ子メインの取材でしたね」

 

スタッフ「はい、すみません(汗)。前回と違う場面をご紹介したいので…」

 

座長「いえいえ、頑張ってるちびっ子を取り上げていただけるのは、うちとしてもありがたいです!」

 

 

 

今日は土曜日なので、子役さんたちも昼の部から出演。

お芝居「鼠と蜆」では、三代目が主役級の役を務めるとのこと。

ワクワクです。

 

 

 

今日はお芝居から開演。

みなさん準備に入られていました。

 

 

宝海空也(たかみ くうや)さん

 

 

 

 

 

宝海大心(たかみ だいご)さん

 

 

 

 

 

宝海蘭丸(たかみ らんまる)さん

 

 

 

 

 

 

 

そして、ちび丸くん!

 

 

「おはようございます!」

 

 

今年の春から小学校3年生。

昨日(6/9)が9歳の誕生日でした。

 

こんな素敵なお客様からのプレゼントが。

 

 

ちび丸くんのこれまでの活躍ぶりが一堂に。

「これは僕が赤ちゃんの時で、これは僕が2歳の時で…」と

1つ1つ説明してくれるちび丸くん。

これからもっともっと増えていきますね!

 

 

 

今日はちびまるくんは舞踊ショーから出演。

個人舞踊、三代目ボーイ豆タンクくんとの相舞踊、ラスト舞踊、

全部で3本出る予定。

忙し〜い1日になりそうです。

 

 

 

 

ちび丸くんが持っているのは、舞台用のファンデーション。

 

 

ちび丸「女形の時に使うピンクです」

 

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくんは、父である大空座長に化粧をしてもらいます。

 

 

座長「子役の時は地頭でやることが多いので、自分で化粧したら髪の毛まで真っ白にしてしまうんです」

 

 

 

貧しいシジミ売りの少年役なので、顔に汚れを作ります。

 

 

 

 

化粧をしながら、お芝居の録音を聞いています。

 

 

座長の声が吹き込まれたスマホ。

筋書きはシンプルですが、セリフが多いので大変なのだそう。

 

 

 

 

 

おばあちゃんの宝海真紀さんに着付けてもらって

シジミ売りの少年・豆助の完成です。

 

 

 

 

 

座長の準備が整ったところで

 

 

定刻となりました。

 

お芝居の開幕です!

 

 

 

 

■第1部 お芝居「鼠と蜆」

 

 

左より 三代目ボーイ豆タンク、宝海竜也

 

 

 

シジミ売りの少年豆助(三代目ボーイ豆タンク)

 

 

 

 

 

番頭がシジミを買ってくれないので

助け舟に入るねずみ小僧次郎吉(宝海大空)

 

 

 

 

 

 

ねずみ小僧の正体を知るのは三太(宝海空也)だけ

 

 

 

 

 

 

幕引きに控える宝海真紀さんと三代目

 

 

食い入るように舞台を見つめます。

 

 

 

 

 

 

ねずみ小僧次郎吉に、身の上話を聞いてもらう豆助

 

 

 

 

左より 音羽寿美三郎。宝海大心、宝海蘭丸

 

 

左より 宝海蘭丸、宝海大心、宝海真紀、宝海竜也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台袖。

音響と照明の切り替えのきっかけが書かれています。

 

 

 

 

 

子分役から捕り方に着替え中の蘭丸さん。

 

 

 

 

着替えながら、ちび丸くんのお化粧も。

 

 

 

 

 

 

 

お化粧をしてもらったちび丸くん、舞台袖へ。

 

 

やはり食い入るように舞台を見つめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父子で演じるシジミ売りの少年とねずみ小僧の物語。

ラストでは客席からすすり泣きが。

 

ぜひ舞台で!

 

 

 

 

 

 

■口上〜ショー準備

 

お芝居が無事終わって、ほっとした表情の座長。

 

 

 

 

 

三代目、お疲れ様でした!

 

 

三代目「ありがとうございます!」

 

スタッフ「今日のお芝居は何点くらいと思いますか?」

 

三代目「自分では決められないです」

 

スタッフ「このお芝居の難しいところは?」

 

三代目「心の入れ方が、難しいです。

これは泣くお芝居ですから、お客さんが泣けるように感情を込めるのが難しい。

本当にお芝居の中に溶け込めたらなと思ってます」

 

 

お芝居の中に溶け込む…良い言葉だなあとしみじみ。

お芝居が何点だったかは(お客様が決めることで)自分では決められないと言うのも、本当にその通りで、

ひたむきに役に打ちこむ、三代目の役者魂に触れた気がしました。

 

 

 

 

 

そんな三代目が大好きなのは、歌舞伎役者・中村勘九郎さん。

 

 

「『団七九郎兵衛(夏祭浪花鑑)』を観に行った時に買ってもらった手拭いです。

舞踊でやっているんですが、いつかお芝居でもやってみたいです」

 

と、目をキラキラさせて語ってくれました。

 

 

 

 

そうこうしているうちに

 

奈希(なぎ) ちゃんが起きてきました♪

 

「おはよー」

 

 

 

 

奈希ちゃんはただいま2歳と6ヶ月。

 

 

今日は追加ショーに出る予定です♪

 

 

 

 

ちび丸くんも支度が出来てきましたね。

 

 

 

ちび丸くんも、お芝居勉強中。

 

蘭丸「先日、『とらん帳』というお芝居で、

ちび丸が目が見えない娘役だったんですが、

花道で落ちてしまって。

薄目でも開けたら見てしまうので、

それくらい役に入り込んでいたのですね。

親としては不安になるんですけど。

ちび丸は、本番に強いよね」

 

ちび丸「うん(笑)」

 

 

 

こちらは、ちび丸くんの「文七元結」の台本。

 

 

ひらがなばかりではなく、漢字も覚られるように漢字を混じっています。

娘役が多いちび丸くんですが、実は立ち回りが一番好きなのだとか。

 

蘭丸「昨日のお芝居(牛若)でも、立ち回りの時が一番生き生きしてたね(笑)」

 

ちび丸「うん♪」

 

 

 

 

 

三代目からちび丸くんへ、誕生日プレゼントの香水。

 

 

 

紫色が女形、青色が立役の時につけるそうです。

 

 

 

「僕がつけてあげるー」

 

 

とっても仲良しの二人です♪

 

 

 

 

 

 

支度が整ったところで、第2部舞踊ショー開幕!

 

 

 

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー

 

 

大空座長の女形

 

 

 

 

 

ちびっ子たちにモテモテなのが空也さん

 

 

 

 

三代目は、化粧は座長、着付けは真紀さんですが、

羽二重を締めるのは空也さんに頼みます。

 

 

「僕が締めるのがちょうど良いらしいです(笑)」(空也)

 

 

 

 

 

女形で舞うちび丸くん

 

扇の持ち方がふんわりと優しい。

 

 

 

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくんは男伊達な男花魁

 

 

衣装は劇団美山の里美こうた座長と同じものだそう。

「衣装屋さんで選んだら、こうたさんと同じですよと教えてもらって。

こうた座長にも話して、お揃いにさせてもらいました」(真紀)

 

 

 

 

入れ替わる時に、一瞬一緒に踊る二人。

 

 

おそらくアドリブだと思いますが、バッチリ決まってました!

 

 

 

 

 

宝海空也さん

 

 

 

 

 

 

 

宝海蘭丸さん

 

 

 

 

 

 

座長と蘭丸さんでマイケル・ジャクソンナンバー。

 

 

 

 

 

 

こちらも息ピッタリ。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ちびっ子たちは2本目の「それは恋」の支度中。

 

 

 

 

この辺りから楽屋は慌ただしさが増してきました。

 

「自分も着付けないといけないし、子役の出番が多い時はバタバタです」と真紀さん。

 

 

 

 

 

急ピッチで、支度が整いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

宝海大心さん

 

 

 

 

 

 

ちび丸くんと三代目ボーイ豆タンクくんによる

「それは恋(梅川忠兵衛)」

 

 

 

捕り方に追い詰められる梅川と忠兵衛。

 

 

 

この世で一緒になれずとも

あの世で夫婦に…

 

 

悲しい最期。

ちびっ子たちが舞うと、文楽の人形のようにも見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

宝海竜也園長

 

この袴は蘭丸さんからのプレゼント。

幻想的な紅葉柄です。

 

 

 

 

 

さて、いよいよラスト舞踊「サムライパラダイス」。

 

ちびっ子の二人も大人に混じって踊ります。

 

 

準備オッケー!

 

 

 

袴&二丁扇子で、激しいダンス。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、楽屋では

なんと

小ペンペンくんと小空くんも踊ってました!

 

 

 

ブレイクダンス!

身体が柔らかい!めちゃめちゃうまい!

表でも見てもらいたい!

 

 

 

 

「イエーイ!」

決まった!

 

 

 

 

舞台側も、袖から出した紙吹雪が舞う中、ビシッとキメ!

 

 

 

 

 

 

奈希ちゃんも着替えて舞台を覗きに来ました。

 

 

 

 

あれ、ちょっとご機嫌ななめかな??

 

 

 

 

 

「どしたの?どしたの?」

 

機嫌が直るよう、可愛いリボンをつけてもらいましょう。

 

「どれが良いかな〜」

 

 

 

 

「あ、可愛い〜♡」

 

 

 

ちょっと復活?

 

まだちょっとグズってます。

 

 

 

 

最後はパパのところへ

 

 

抱っこしてもらって

 

今度こそ復活。

 

 

座長「追加ショー出てくれるね?」

 

奈希「うん…(ちょっとベソ気味)」

 

 

パパの抱っこでなんとかご機嫌直ったかな?

 

 

 

 

■宝海大空座長より

今回の舞台裏は、ちびっ子中心で見ていただきました。

平日は学校があるので、舞台は夜からです。

三代目もちび丸も舞台が好きですね。

 

奈希は、気分屋で日によっていろいろですが、基本的には舞台が好きです。

 

次男の小空(小学1年)は舞台に出ていないのですが、

今月の17日、お芝居に初めて出ることになりました。(ついに!)

 

三代目は、お芝居が終わったら「どうだった?」と必ず聞いてくるので、

「ここは良かったけど、ここはもっとこうした方がいい」と、1つ1つ教えます。

僕は、お芝居の時は常に周りを見ているので、役に入り込めないんです。

誰かが座長になってくれたら、初めて役に入り込めると思います。

だから、子どもたちの成長はもちろんですが、その時の自分自身も楽しみですね(笑)」

 

 

 

 

 

3時間、ちびっ子も大人も大忙しの舞台裏。

より良い舞台のために一丸となって取り組む姿があり、

舞台と同じくらいの熱いドラマが詰まっています。

 

 

 

羅い舞座 京橋劇場 2023年6月公演
「見海堂劇団」舞台袖レポート

2023年6月22日 19時00分42秒

羅い舞座 京橋劇場
見海堂劇団公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない、楽屋や舞台袖での奮闘模様をご紹介いたします。
(撮影:2023年6月9日)

 

 

■お昼の部 開演1時間前

 

取材班が到着すると、見海堂真之介(みかいどう しんのすけ)総座長もちょうど楽屋入り。

「おはようございます!」

早速、舞台に一番近いところにある総座長の化粧前に案内していただきました。

 

 

見海堂真之介総座長の化粧前。昨晩のうちに綺麗に整頓されています。

 

 

 

総座長「いつもは10時半に楽屋入りするんですけど、掃除機が壊れたので買いに行ってまして(笑)。

これから僕は風呂に入ってきますので、ちょっと待っててください」

 

え!これからお風呂ですか??

 

「はい、朝は必ず風呂かシャワーで、舞台に向けて気持ちをリセットするんです」

 

 

 

 

■開演30分前 お芝居の準備

お風呂から戻ってきた総座長。すぐに舞台へ向かいます。

 

「これから芝居の準備をします」と、背景幕の後ろ側にある道具スペースへ。

 

そこには総座長の刀コレクションがずらり。

 

 

総座長「今日は僕は悪役で、刀が大好きな親分なんです。これからその親分の家のセットを組みます。

舞台のことは自分でやらないと気が済まないので」

 

 

このお芝居のために、棟梁が作ってくれたという刀を並べる棚。

 

 

さて、総座長が選んだ刀は、どれもこだわりの逸品ばかり。

 

 

どの順番に置くかを決めて…

 

 

棚にかけていきます。

 

 

 

刀の他に、印籠と槍もセッティング。

 

 

この槍には、ちょっとした細工を、棟梁にお願いしました。

どんな仕掛けかはお芝居で^^

 

 

 

 

閻魔大王の前に飾ったのは、お芝居「丹下左膳」で使っている「妖刀濡燕(ようとうぬれつばめ)」。

 

 

刀と共に木箱入りの印籠も並べます。

 

 

 

ご覧ください

めちゃめちゃリアルなセットが完成!!

 

 

かっこいい〜〜

 

でも、こんなに刀を持っている一家には、恐ろしくて近づきたくないかもですね(笑)

 

 

 

 

 

舞台の準備が終わったら、今度は電話。

「これも日課です。みんなのお弁当を注文します」

 

 

どれを頼むかはその日によって決めるそう。

「僕が適当に何種類か頼んで、好きなのを選んでもらっています」

 

 

 

 

■開演10分前

 

ここでようやく化粧前に着座。

総座長「化粧よりも舞台の設定に一番時間をかけるんで、いつもこんな感じですね」

 

 

 

 

■捨てられない性格

お客様から頂いたものはもちろん、とにかくものを大事にする総座長。

使えなくなったスポンジも捨てられないので、こんな感じに…

 

 

まるでパンケーキ(笑)

 

 

 

総座長「羽二重もこれくらいボロボロになったくらいが、使いやすいんですよ」

 

 

壁に貼ってある「生命」という貼り紙も

「いただいたので貼っています」(総座長)

 

 

 

 

■座員集合

 

メンバーが舞台支度を終えて、舞台袖に集まってきました。

 

 

風吹(ふぶき)あさとさん

 

 

「今日は主役の千葉の喜太郎です。良い親分です」

 

 

 

見海堂獅子(みかいどう れお)さん

 

 

「今日の役は千葉一家の身内です」

 

 

 

 

見海堂斗士希(みかいどう としき)さん

 

 

「今日の役は仇役(総座長)の一家の身内です」

 

 

 

 

見海堂虎之介(みかいどう とらのすけ)花形

 

 

「千葉一家の美代吉役です」

 

 

 

 

富士野竜花(ふじの りゅうか)さん

 

 

「見ての通り、茶店のおかみさんでーす」

 

 

 

 

見海堂光(みかいどう ひかる)さん

 

 

ちょっと慌てて支度中

「今日は仇役の一家の身内です」

 

 

 

 

総座長が化粧中ですが

 

 

 

見海堂駿代表のアナウンスで

 

 

お芝居、開幕!

 

 

 

 

 

■第1部お芝居「千葉の喜太郎」

 

茶店前。千葉一家の美代吉が、北浜一家の身内とぶつかり、茶カスをかけてしまう。

 

 

 

場面転換。

 

 

 

 

 

化粧中の総座長も座布団を並べます。

 

 

 

 

 

 

 

千葉の喜太郎(風吹あさと)と美代吉(見海堂虎之介)

 

 

 

その頃楽屋ではーー

 

総座長、支度完了。

 

ジャーン。

 

 

ド派手な裾引き。

やっぱりだいぶヤバいタイプの御仁です笑

 

 

 

悪役の時は必ず持つと言う、年季の入ったキセル。

 

 

 

舞台前には必ずリポビタンとお茶で、気合い注入。

これも日課。

 

 

 

 

 

千葉一家から取り上げた刀を吟味する北浜一家親分(見海堂真之介)。

 

 

 

幕間で立ち回りを合わせます。

 

 

 

北浜親分と喜太郎の一騎打ち。

 

 

 

北浜親分が持った槍を…

 

 

「バキッ!」

 

喜太郎の刀がへし折り

 

 

 

見事、美代吉の仇討ちが果たされました。

 

 

 

 

さて、がっつり硬派でシリアスなお芝居ですが、舞台袖ではみんなリラックス♪

 

 

左より 富士野竜花、見海堂光、見海堂真之介、富士さおり、富士めぐみ

 

 

 

 

左より 見海堂斗士希、見海堂真之介

 

 

 

 

 

舞台サイドの照明は、LEDではなく自然な明かりのライトを使用。

 

 

これも総座長のこだわりの1つです。

 

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー準備

 

ここで見海堂劇団の裏方のメンバーをご紹介。

 

照明と舞台道具の管理を担当するサンダーバード幸太郎さん。

 

 

18歳で入団。

現在、仕事の合間を縫って舞踊も稽古中です。

 

 

 

 

着付けの補助を務める富士めぐみさん。

 

 

 

入団4年目。

出ずっぱりの総座長の着物を素早く畳んで、次の衣装をそろえます。

 

 

 

 

富士野竜子さんは、ハヤシ(音響)と着付けとかつらのメンテナンス。

 

 

 

 

音響と照明を交代で担当している見海堂レディス。

 

左より 富士野竜子、富士野竜花、富士さおり、富士めぐみ

 

 

 

 

 

 

■メンバーの化粧前拝見

 

舞踊ショーの支度中の皆さんの化粧前へお邪魔しました♪

 

 

見海堂光(みかいどう ひかる)さん

 

 

「化粧は、最近薄くするようになりました。カラコンもやめて、

色もあまり使わないようにしているので、化粧品の数が減りましたね(笑)」(光)

 

 

 

 

 

 

見海堂斗士希(みかいどう としき)さん

 

 

斗士希さんは大のタイガースファン。

 

楽屋はタイガースグッズがあちこちに。

 

 

「今年は調子が良くて嬉しいですね♪」(斗士希)

 

 

 

 

見海堂虎之介花形

 

 

女形の化粧中。

 

「女形の化粧では、立役と比べて全体的に下げるようにしています」(虎之介)

 

 

 

赤みを帯びた下地で、ふわっと優しい表情に。

 

 

 

 

 

風吹あさとさん

「え、ここ撮るんですか?!」

 

 

あさとさんはヤクルトファン。

 

化粧前もスワローズシールがいっぱい。

 

 

 

 

あさとさんの横で、慌てて片付け始めた竜花さん(笑)

 

「どうぞ!」

 

 

竜花さんの化粧前。

左側は、かのんちゃんの学校行事のプリントたち。

 

 

 

 

 

 

 

見海堂獅子(みかいどう れお)さん

 

 

「本当に撮るんですか?(笑)」

 

 

 

富士さおりさん。

 

 

 

さおりさんは「なにわ男子」の大ファン。

 

 

 

化粧前には個性(好み)が出ますね〜

 

 

 

 

今日は学校をお休みしたわっしょい海奏(かいと)くん。

 

 

「ちょっと体調が悪かったんですけど、今はよくなりました」(さおり)

 

 

 

 

 

見海堂駿(みかいどう しゅん)代表

 

 

楽屋では冬でも上半身裸で過ごしている駿代表ですが(みんなから裸族と呼ばれてます笑)

撮影のために服を着てくださいました。

「今日は暑いねえ〜w」(代表)

 

 

 

毎日、総座長が手書きする香盤表が。

 

 

 

これを元に、光さんがパソコンで作成して配ります。

 

 

 

 

 

さて、総座長の支度が整い、いよいよ舞踊ショーの始まり始まり〜!

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー

 

幕開けトップは総座長と花形の女形舞踊。

 

左より 真之介、虎之介

 

 

 

音響につく 見海堂光、見海堂獅子

 

 

見海堂光

 

 

総座長 見海堂真之介

 

 

富士野竜花

 

 

風吹あさと

 

 

見海堂獅子

 

 

見海堂斗士希

 

 

見海堂虎之介

 

 

 

ショーの合間に、明日の芝居の音を揃えます

 

左より 見海堂光、見海堂虎之介

 

 

 

 

立役の支度中の総座長。

 

 

「この着物の柄と、半纏の背中の女性が着ている着物の柄が同じなんです」(総座長)

 

 

 

本当だ!粋な揃えです。

 

 

総座長 見海堂真之介

 

 

 

 

さて、ラスト舞踊前に、竜花さんが神妙な顔で総座長のところにやってきました。

 

 

「実は、かのんちゃんがなにわ男子のコンサートのチケットに当選したんです。それが土曜日で…」

 

「お願いします!!休ませてください!!」(竜花&さおり)

 

 

 

 

「これも撮っておいてください」と総座長。

「考えときます」

 

無事お許しが出てコンサートに行けますように…笑

 

 

 

 

 

■ラスト舞踊「Episode.0

 

このラスト舞踊のために特注で作った甲冑

 

 

ものすごく動きが制限されてしまい、大変だそう。

「手が挙げられないんです(笑)」(総座長)

 

 

 

 

 

いざ、舞台へ。

 

 

 

 

 

終演!

 

 

 

お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

お見送りから帰ってきたら、真っ先に棟梁へお礼のご挨拶。

 

 

無事に幕を閉じることが出来たことへの感謝を忘れない総座長でした。

 

 

 

 

同じ頃、見海堂キッズたちが学校から帰ってきました♪

「ただいまーっ」

 

左より あっぱれ水晶(みずき)、お祭り野郎(おまつりやろう)、きらり☆かのん

 

 

 

 

総座長は衣装を脱いだらすぐに棟梁と打ち合わせ。

 

 

舞台のことを話している時の生き生きとした顔。

初乗りの羅い舞座京橋劇場で、まだまだ見逃し厳禁の演目が続きます!

 

 

 

 

■見海堂劇団紹介

1975(昭和50)年、代表・見海堂駿が「見海堂駿&座 笑泰夢」を東京で旗揚げ。平成23(2011)年、息子の見海堂真之介が座長襲名。2012年、劇団名を「見海堂劇団」と改名、真之介座長が総座長に。オリジナルの迫力あるお芝居や、創意工夫が凝らされた華やかな舞台を展開し、観る人の心をつかんでいる。子役たちも大活躍!良い舞台を見せたい・楽しませたいという気迫に溢れ、ただいま上昇爆進中。

 

 

■見海堂真之介総座長より

長々とお付き合いありがとうございます。

舞台はもちろんのこと、舞台裏でも、少しでもお客様に楽しんでいただけるよう

精一杯頑張っています。

お見送りの時、お芝居のことでお客様から感想をいただけたら、本当にウキウキで(笑)

やっててよかった!と思います。

羅い舞座京橋劇場は客席がよく見えます。

舞台からお客様の笑顔が見えると嬉しくなって、次の曲も、また次の曲も頑張ろうと思えます。

これからも観に来てくださるお客様、両親、劇団メンバーを大事にしながら

1日1日を大切に頑張ります。

羅い舞座京橋劇場で待っています!

 

 

 

 

羅い舞座 堺東店 2023年6月公演
「劇団心」舞台袖レポート

2023年6月21日 21時30分18秒

羅い舞座 堺東店
劇団心公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介

今回は劇団結成6周年感謝公演の前夜の奮闘レポートです!

(撮影:2023年6月10日夜の部)

 

 

 

 

■夜の部 開演40分前

 

追加ショーの後のお見送りから楽屋に戻ってきた碧月心哉座長。

 

ようやくお昼ご飯です。

 

 

 

「あ、今日密着ですよね。よろしくお願いしまーす」(心哉)

 

お食事のお邪魔になっては申し訳ないので、先に劇団メンバーの化粧前へ…

 

 

 

 

 

お一人目

碧月涼太(あおつき りょうた)さん。

 

 

…も、お食事中でした(すみません汗)

 

涼太さんは22歳。入団3ヶ月。

大衆演劇は小さい頃から観ていて、ずっと憧れていたそう。

お芝居にもぼちぼち出演されています。

 

 

 

 

 

そのお隣、

碧月佑蘭(あおつき うらん)さん。

 

 

 

佑蘭さんは12歳。

座長の芸に憧れて、10月から研修生、先月から正式に座員に。

今日もお芝居から出演します。

 

 

 

 

 

そのまたお隣は、星乃レイナ(ほしの れいな)さん

 

 

レイナさんは役者8年目。

大衆演劇は小さい頃から観ていたそう。

 

劇団心のメンバーは全員、大衆演劇との出会いが早かったのですね。

 

 

 

 

 

あれ?

 

よく見ると化粧前がみなさんお揃いなんですね♪

 

 

 

 

「はい。座長から入団された時にプレゼントされた化粧前です」(レイナ)

 

入団記念の化粧前。気合いが入りそうです。

 

 

 

 

 

 

 

そして、碧月悠人(あおつき ゆうと)さん

 

 

昨年12月末で一旦休業されていましたが、

明日(6/11)の6周年記念公演のために駆けつけられました。

心強い助っ人です。

 

 

 

 

 

 

 

 

羅い舞座堺東店の楽屋は2階に分かれています。

 

 

2階の楽屋には

碧月龍都(あおつき りゅうと)若座長

 

 

 

何やら化粧が怪しいですが…

 

 

 

 

今日のお芝居「次郎長と旅役者」の座長役の支度中。

 

いたって真剣(やるほどに凝ってしまう??)

 

「この役をやるのは3回くらいですが、毎回変えてますね」(龍都)

 

最終、どのような仕上がりになっているでしょうか〜〜

 

 

 

 

 

 

 

続いてゲストチーム

 

 

大川龍介(おおかわ りょうすけ)さん

 

 

「え、僕らも撮るんですか?!」

 

 

化粧はほぼ終わり、テレビを見ながらスタンバイ。

 

 

 

 

 

長縄龍郎(ながなわ たつろう)さん

 

 

下地を塗って、これから顔色を整えます。

「よろしくお願いしまーす」

 

 

 

 

 

2階レポートを終えて、座長の化粧前に戻ります。

 

 

 

 

座長もお芝居の化粧にかかっていました。

 

 

 

 

座長のもとへ、座員が次々と挨拶にやってきます。

 

 

 

「よろしくお願いします!」(龍都)

 

 

 

「お願いしまーす」(心哉)

 

 

開演前に必ず座長に挨拶。

大衆演劇の楽屋の日常風景です。

 

 

 

 

 

 

ところで、座長の椅子、良さそうですよね。

 

 

「これね、使っていた座椅子が壊れたので、買ったんです。

レジャー用なんですが、クッション付きでめっちゃいいですよ」(心哉)

 

 

 

 

化粧前の後ろには、今日着る衣装が綺麗に並べられています。

 

 

 

帯類も綺麗に分類され

 

 

 

 

アクセサリーもいっぱい。

 

 

 

 

 

ここで華麗なる”碧月心哉”が作られるのですね〜

 

 

 

あれ?

 

 

 

 

座長、青ヒゲ??ですか?!

 

 

 

 

 

「そうなんですよ。今日は龍都が主役で、僕は座員の三枚目です」

 

 

 

 

「僕、元々喜劇が好きなんですよ。

初めは、お客様から『無理してるんじゃない?』って

言われたこともありました。

確かに、初めは笑いをとらなあかんという気持ちも強かったんですけど、

今はもう全然なくて。

やってて楽しいし、もともとお笑いが好きなんですよね」

 

楽しそうに三枚目キャラに仕上げていく座長。

 

今日は座長の意外な一面が見られそうですね〜

 

 

 

 

さて、他のみなさんの役を聞いていきましょう。

 

 

 

 

星乃レイナさん

 

 

「今日は娘役です」

 

 

 

 

 

碧月悠人さん

 

 

「次郎長一家の小政です」

 

 

 

 

 

 

長縄龍郎さん

 

 

「悪い親分です」

 

 

 

 

 

 

碧月佑蘭さん

 

 

「悪い一家の子分です」

 

 

 

 

 

碧月涼太さん

 

 

「同じく、悪い一家の子分です」

 

 

 

 

 

 

涼太さんの横を過ぎる座長。

 

 

 

三枚目メイクでもキラッと流し目(笑)

 

 

 

 

しかし、この直後。

 

 

 

「お芝居の役、龍介くんとチェンジした!」

 

 

 

「次郎長になったので、化粧やり直します」(心哉)

 

 

なんと、もう3分前ですけど!?

 

「大丈夫です♪」(心哉)

 

 

 

 

 

開演を知らせるアナウンス

 

「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」

 

 

 

碧月龍都若座長

 

 

 

くるっ

 

 

 

仕上がってますね〜〜w

 

 

 

 

階段から大川龍介さん。

 

 

 

 

 

こちらもなかなかw

 

 

 

 

文字通り、役者が揃ったところで

 

 

 

 

 

■お芝居「次郎長と旅役者」開演!

 

 

悪い一家。

左から 碧月涼太、長縄龍郎、碧月佑蘭

 

 

 

 

手前から 星乃レイナ、長縄龍郎

 

 

 

 

 

その頃、楽屋では

 

 

 

 

 

座長が着々と支度中。

 

 

 

 

すごーく急いでいるのですが、

かつらの乱れを発見し

 

 

 

丁寧に梳く座長。

 

どんな時もベストを尽くす姿勢が垣間見れました。

 

 

 

 

 

次郎長、出番です!

 

 

キリッ

 

 

 

 

 

左より 碧月心哉、碧月龍都

 

 

 

 

場面転換もみんなで行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座員に稽古をつける旅の一座の座長。

お芝居のハイライト

 

 

「俺は、清水の、あ、次郎長ぉだぁぁ〜〜〜〜」

 

 

稽古に熱が入り過ぎて

 

 

舞台袖からこんなメッセージが

 

 

 

 

 

 

若座長、大暴れ!

 

 

 

 

 

稽古の成果か、龍介さんも本番ではさらに激しさを増し

 

 

「うおぉぉぉぉ〜〜〜!!」

 

 

かなり波乱の舞台でしたが(笑)

 

 

 

最後は、次郎長がきっちりと

 

 

 

悪い親分を成敗

 

 

 

 

ビシッと決めたところで、無事閉幕となりました!

 

 

 

 

 

 

 

■口上

 

 

お客様に挨拶する心哉座長

 

 

「本当は僕が座員の役だったんですけど、3分前にチェンジしまして…」と

今日のドタバタを説明。

 

舞台を見ている分には全く違和感なかったと思いますw

 

 

 

 

 

この間、楽屋ではみんな舞踊ショーの支度。

 

 

 

 

幕開けは座長中心の群舞なので、口上から戻ってすぐに仕替え。

 

 

座長の準備が整ったところで

 

「幕、開けてー」

 

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー



 

群舞からの幕開け。

 

さっきのお芝居からガラッと空気が変わります。

 

 

 

 

 

 

大川龍介

 

 

 

 

 

座長の最初の個人舞踊の支度。

 

 

「立役→女形→立役が、僕の流れです」(心哉)

 

 

 

 

座長の指輪やイヤリングコーナー。

 

 

 

 

 

衣装の金蘭に合わせて、ゴールドのピアスを選びました。

 

 

 

 

 

座長 碧月心哉

 

 

 

 

 

 

2階では若座長が女方の支度中。

 

 

 

女形のメイクで意識していることは?

 

「特にないですねー。強いて言えば、めちゃ下げてます。目尻とか」(龍都)

 

 

 

 

 

割幕の紐を持って待機する涼太さん。

 

 

 

 

 

若座長が板付で登場

 

 

若座長 碧月龍都

 

 

 

 

長縄龍郎

 

 

 

 

 

この間、座長は立役から女形へチェンジ。

 

 

「メイクのポイントですか?特にないですが、あげるとしたら、目元の色使いですかね。

まぶたに色をつけるようになったのは、大衆演劇では僕がかなり早かったと思います」(心哉)

 

 

 

 

 

 

足袋が2種類用意されているのは?

 

 

「白い方は次の着物の足袋です。2つ重ねて履いておくと、

ちょっとでも次の着替えが早くなるでしょう」(心哉)

 

 

 

 

 

女形の1本目が、黒のレースの着物なので

 

 

 

 

足袋も黒レースに。

 

 

 

 

 

1本目の女形

 

座長 碧月心哉

 

 

 

 

 

 

2本目の女形は、若座長との相舞踊。

 

 

 

道ならぬ恋を連想させる艶やかな舞踊。

 

「相舞踊の面白さは、お互い何するんやろって探り合いながらやる方が、良いものが出来るんです。

振り付けを決めていると、それに縛られてしまうので。

もちろん、一緒に稽古を重ねて、経験を積んできたからできるんでしょうね」(心哉)

 

 

 

 

 

星乃レイナ

 

 

 

 

 

 

 

女形を終えた座長、今度は立役へ。

 

 

 

座長の化粧の補佐をする佑蘭さん。

 

 

 

 

 

 

 

碧月悠人さんの個人舞踊が始まった時、

 

 

「杉良、かぶった!曲変えます」

 

 

座長も杉良太郎の曲を選んでいたようです。

 

 

 

「曲は『スターマイン』に変更。衣装も変えます」と座長。

 

 

 

 

 

渋い路線からキラキラ系に変更。

 

 

振り幅自在なのが大衆演劇の楽しいところですよね。

 

 

 

 

この後、座長が客席にダッシュで飛び降りるのですが、舞台袖からは追いきれず。

 

すごい歓声だけが聞こえてきました♪

 

 

 

 

 

そして、いよいよラスト舞踊。

 

長い1日の締めくくりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ラスト舞踊「花鳥風月」

 

 

 

 

 

舞台の上は二丁扇子が入り乱れ…

 

 

 

 

終演。

 

本日も無事大入り!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台から楽屋に戻ってきたメンバー。

 

そのままお見送りに行くので、マスクが配られます。

 

 

碧月龍都若座長

 

 

 

くるっ

 

 

 

ドアップで

「お疲れ様でした!」

 

 

 

 

 

 

ラスト舞踊の間に、座長の化粧前が綺麗に片付けられました。

 

 

 

明日の朝、すぐに化粧が出来ますね。

 

 

 

 

 

 

 

今日着た衣装も、この通り。

 

 

 

 

 

 

 

明日(6/11)は、劇団結成6周年の感謝祭。

 

座長は40変化に挑戦します。

 

これがその衣装。

 

 

どーん。

 

 

 

見るだけで圧倒されてしまいますよね。

 

「頑張ります!!」(心哉)

 

 

毎日が耐久レースさながらの劇団心の舞台。

舞台はもちろん、舞台裏も激アツでした!

 

 

 

 

 

 

■劇団心

座長碧月心哉が恋川劇団から独立、2017年6月より始動。

若手中心の劇団ながら、正統派の芝居と躍動感あふれるショーに早速注目が集まり、

これからの活躍に期待が寄せられている。

 

 

 

 

■碧月心哉座長からのメッセージ

舞台は華やかでわーっとなると思いますが、

裏での頑張りがあるから成り立つと思うので、

この機会に知っていただいて、

また応援していただけると嬉しいです。

 

観に来てくださった方から「元気をもらえた」と言われるのが、

大衆演劇のすごいところだと思います。

明日の活力になる。

笑顔になる。

そんな風に言ってもらえることって、なかなかないと思うんです。

元気や笑顔が与えられる仕事に携わっていることが誇りで、

やりがいになっています。

 

 

 

 

舞台が好きで「辛いことがあっても舞台で救われる」と言う座長。

 

碧月心哉座長率いる劇団心のパワーを、ぜひチャージしにお越しくださいませ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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