舞台裏シリーズ
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舞台裏シリーズ

羅い舞座 堺駅前劇場 2023年9月公演
「澤村慎太郎劇団」舞台袖レポート

2023年9月17日 19時16分22秒


客席からは見られない、楽屋や舞台袖での奮闘模様をお届けする舞台袖レポート。
今回は羅い舞座 堺駅前劇場より澤村慎太郎
劇団公演の舞台袖に密着です!

(撮影:2023年9月7日昼の部)

 

 

■開演1時間前、11:00

澤村慎太郎(さわむら・しんたろう)座長はすでにお髭剃りを始めていました。



「バタバタするのが嫌なので、余裕を持って準備しています。10時には集まってその日の稽古をしています。他の人ももうお化粧始めちゃうので11:30には終わってるかも。」

 

 

 

澤村千代音(さわむら・ちよね)さん、お化粧をどんどん進めていました。
恥ずかしいとおっしゃいながらも、この日は気さくにたくさんお話していただけました!
千代音さんの周りにはオムツやベビークリームなどなど、てんてん丸ちゃんの育児グッズがたくさん。

 

 

ママの隣でiPad中のてんてん丸ちゃん、1歳9ヶ月とのこと。
記者に緊張して普段よりモジモジ。。

この日は鼻風邪を引いていたそうです。
移動が多い生活だと、かかりつけの病院が無くて大変ではないですかと聞くと、以前てんてん丸ちゃんがお熱を出した時、ファストドクターというアプリを使ったそう。

お医者さんが楽屋まで来てくれて、その場でお薬まで処方してもらってとても助かったとのことでした。便利〜!

 

 

 

 

てんてん丸ちゃんのヘアゴムBOX。
かぎ針編みの飾りゴムはお客様の手作りとのこと。

 

 

 

 

ママとパパにも甘えるし、お隣の天神龍太(あまみ・りゅうた)さんとも仲良しで、大きい背中にピッタリくっついていました。

団員さんみんなと仲良しだけど、龍太さんには特に懐いているそう。

 

 

 

 

その隣に澤村飛龍(さわむら・ひりゅう)さん

 

 

指先まで丁寧におしろいを塗っていました。

 

 

 

さらにお隣は澤村優翔(さわむら・ゆうと)さん

 

 

一番メイク道具が多い印象。
こだわりは特になく、ただ多いだけとのこと。

 

 

 

楽屋奥、お道具で囲われた形で澤村蝶五郎(さわむら・ちょうごろう)さんのお仕度ブース。
粛々と準備を進めておられています。

 

 

 

 

 

とにかく楽屋が綺麗!とてもスッキリ広々としています。
座長「迷路みたいなのが苦手なのでお部屋は整頓して広くしています

 

 

今日と明日に着るお衣装がすでにセッティングされていました。

そこからどんどん着付けを始めていかれます。
何事にも余裕を持たせているからか、開演直前でもみなさん淡々と落ち着いて、時間の流れがゆっくりとしていました。

 

 

 

座長もメイクを仕上げて、お着替えはみなさんで手伝います。

 



 

 

髭つむぎの袴、素敵!

かたわらには座長愛用の香水が。

 

 

 

RISING WAVE、ライトブルーとサンセットピンクを男役と女形で使い分けているそうです。

 

 

 

 

ギリギリまでかつらは被らず、てんてん丸ちゃんのお世話をしつつ準備を進める千代音さん。


 

てんてん丸ちゃん、この日は2ヶ月ぶりの出演です。
座長「休む前はほったらかしでも手を振ったりできていたけど、今日はどうかな?」

 

 

 

 

舞台袖のてんてん丸ちゃん専用の椅子で出番を待ちます。

 

 

舞台上では、龍太さん、飛龍さん、蝶五郎さんがそれぞれセリフを確認中。
静かに佇んで集中する蝶五郎さん。

 

 

 

 

座長自ら開演前アナウンス




まずは顔見せミニショーです。

 

 

 

飛龍さん&優翔さん


 

 

 

 

蝶五郎さん



 

 

 

 

龍太さん

 

 

 

 

千代音さんと、舞台袖に脱走するてんてん丸ちゃん。
舞台袖からの座長の合いの手も愛情いっぱいです。

 

 

ちゃんとお客様にバイバイとお辞儀ができてました!

 

 

座長

 

 

 

ミニショーの幕が閉じると、みなさん総出で舞台チェンジ。
てんてん丸ちゃんはお着替えをしてベッドへ。

 

 

これから2時間ほどお昼寝してもらいます。

 

 

 

 

龍太さんはiPhoneでセリフの確認。

 

 

 

鬘のお手入れをする座長。

 

 

座長「前回立ち回りの時に乱れてしまったので。出番の前に綺麗に整えます。」

 

 

 

本日のお芝居は「お旦那半次」
普段より長めのお芝居とのこと。

座長「毎日お芝居が変わるので、『今日は完全に泣いていただきますよ』というようなお芝居が毎日続けばお客さんも疲れてしまう。同じ泣けるお芝居でも、次はちょっと笑いが入ったものにするとか、そういう日々のバランスも考えています。」

 

 


 

カタギに戻りたい吉松(優翔さん)

 

 

 


 

それを許さない金五郎(龍太さん)

 

 

 

 

吉松を庇うお旦那半次(座長)

 

 

 

 

 

総出で舞台転換。

 

 

 

 

 

背景を変えながら着付けも進める優翔さん。

 

 

 

 

 

自分の着付けが終わると、音響をしながら座長の着付けもこなす千代音さん。

 

 

 

次の幕が開き、伊勢屋での穏やかな日。

 


 

伊勢屋の大旦那(蝶五郎さん)の話を聞く番頭(飛龍さん)

 

 

 

 

 

こたか(千代音さん)と夫婦となり、伊勢屋の若旦那となった吉松。

 

 


お芝居は進み、ハラハラする展開に…。




 

 

 

 

吉松の背中を押す大旦那。



 

 

 

 

クライマックスに向けて、舞台転換。

 

 

 

 

 

激しい立ち回りに目が離せません。

 

 

 

 

 

 

ラストシーン、悲しく響く鐘の音を操作するのは飛龍さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

お芝居が終わり、座長のご挨拶。

 

 

 

 

 

息をつく間もなく次のショーの準備へ。
でも長丁場のお芝居が終わって、少しホッとしたような雰囲気です。

 

 

千代音さん「普段より15分ほどだけだけど、お芝居長かったね〜、あ!」
千代音さん、うっかり羽二重を破ってしまいましたが、なんてことなく対処してどんどん準備を進めます。

 

 

 

ショー向きの華やかなメイクに変わっていきます。

 

 

口紅を真っ赤に塗り直す優翔さん。

 

 

 

 

背中のおしろいも自分で塗ります。

 

 

 

 

第3部、舞踊ショーの始まりです。

 

 

トップバッターは千代音さん。

 

 

 

 

 

続いて蝶五郎さん。

 

 

 

 

続いて飛龍さん。
歌を口ずさみながら楽しそうに踊っていらっしゃいました。

 

 

 

 

舞台裏ではこの日の出番を終えた千代音さんがすでにTシャツに着替えておられました。
この後はみなさんの着付けに徹します。

 

 

Shintarou Tシャツ、すごく可愛い!

 

 

 

 


 

舞台では優翔さんが男らしく踊ります。

 

 

 

 

 

 

続いて龍太さん。

 

 

 

 

 

 

 

楽屋では女形ステージに向けての着付けをする千代音さんと飛龍さん。
終わりが見えてきて、和やかな雰囲気です。

 

 

 

 


 

舞台袖で裾引きに着替える優翔さん。すでに色気たっぷりです。
蝶五郎さんは可愛いドレスをふんわり捌きながら音響を担当していました。

 

 

 

 

 

そして座長。

 

 

傘捌きが本当にお見事でした…!

 

 

 

 

途中、てんてん丸ちゃんがお昼寝から目を覚ましました。

 

 

 

おはよう〜!

お弁当も届いていました。

 

 

 

今日は唐揚げ南蛮。美味しそう!

 

 

 

 

 

舞台袖にはすっかり女形に変身したみなさんが続々と集まってきました。

 

 

出番ギリギリまで鬘を綺麗に整えます。

 

 

 

 

まずは蝶五郎さん。

 

 

アン・ルイスです。サングラスが決まってる〜!

 

 

 

 

続いて飛龍さん。

 

 

儚い少女の表情。めちゃくちゃ可愛かったです。

 

 

 

 

楽屋では座長のお着替えも進んでいました。

 

 

 

出番を終えた飛龍さんは楽屋に戻るなり、座長の着替えのお手伝い。

ラストに向けてみなさん忙しなく動きます!

 

 

 

 

 

 

優翔さんの優美な舞い。

 

 

 

 

 

龍太さんも美しく舞います。

 

 

 

 

 

 

さて楽屋に戻ると、座長のお着替えが仕上がっていました。

 

 

羽根の羽織がとてもゴージャス!
一枚一枚がしっかりした作りで、とても重たいそうです……。
少しずつ羽が抜けてしまうらしく、大切にお手入れしていらっしゃいました。

この姿で舞台中央から堂々と登場。
目を奪われます。

 

 

 

 

 

 

舞台袖からパパを見守るてんてん丸ちゃん

 

 

 

 

 

 

 

豪華なショーは全員勢揃いで終わりました。

 

座長「本日の後半は女形大会ということでしたが、お帰りの際にクレームは一切受け付けません(笑)」
いえいえ、みなさんとってもお綺麗でしたよ!!

 

 

 

 

 

 

ご挨拶にはてんてん丸ちゃんも再登場。

座長「ちょっとあなた、いつもと違うみんなをご覧なさい、食べられちゃうよ!(笑)」
そんなことを言われても、てんてん丸ちゃんはお化粧顔のみなさんを見てもへっちゃらでした。

 

 


幕が降りるとホッと一息。
穏やかでアットホームな雰囲気になりました。

みなさんお疲れ様でした!

 

 

 

てんてん丸ちゃんは通りすがりのみんなに頭を撫でてもらいます。

ふと見ると、千代音さんのそばにピンクの毛が落ちてました。
千代音さん「あ、飛龍の抜け毛だ!」
飛龍さん「僕の抜け毛では無いですね、カツラの毛ですね」
そんなアットホームな会話がほっこりする舞台裏でした。

 

 

 

■澤村慎太郎座長よりメッセージ

「今回の『お旦那半次』を含めて、今月は劇団としては久々の演目が多いです。
先月休演して1ヶ月ぶりの公演で、目新しい感じで公演しています。
来月は別の劇場ですがまた大阪公演なので、ぜひご覧ください。
11月は羅い舞座 御所店です!」

 

羅い舞座 京橋劇場 2023年8月公演
「劇団鯱」舞台袖レポート

2023年8月24日 18時37分09秒


客席からは見られない、楽屋や舞台袖での奮闘模様をお届けする舞台袖レポート。
今回は羅い舞座 京橋劇場より
劇団鯱公演の舞台袖に密着です!

(撮影:2023年8月22日昼の部)

 

 

 

■開演1時間前

 

午前11時。

朝陽政次(あさひ・せいじ)座長、兜獅子丸(かぶと・ししまる)若座長の化粧前を訪ねました。

「おはようございまーす!」

 

パソコンとスマホで作業中の若座長。

と、

後ろから覗き込む座長。

 

 

若座長「自分の踊る曲の編集をしているところです」

 

日々のプログラムを作るのも若座長の仕事。

化粧前のパソコンは常に開いている状態です。

 

 

 

 

今日は「翔也祭り」で、松川翔也(まつかわ・しょうや)さんがメインの1日。

昼夜お外題替えで、お昼のお芝居は「伊達姿大江戸三人衆」とのこと。

 

若座長「『伊達の新造』というタイトルでも知られるお芝居で、うちでは2年くらい前からやっています。

見せ場もたくさんある明るいお芝居です」

 

楽しみです♪

 

 

 

舞台には今日の舞台セットがスタンバイ。

 

 

 

 

こちらラストショーの「櫓のお七」で使う櫓のセット。

 

 

 

おでん屋のセット。

 

 

割り箸もセッテイング^^

 

 

 

 

舞台後方は劇団の荷物がどどん!と積まれています。

 

 

 

 

 

さて、京橋劇場の楽屋は5階と4階に分かれています。

4階のメンバーを、化粧前の並び順ご紹介。

 

 

獅童礼斗(しどう・あきと)さん。

 

 

礼斗「今日の役はおでん屋さんです」

 

 

 

 

兜天馬(かぶと・てんま)さん。

 

 

天馬「今日の役は、出てきてすぐ死ぬ役です(笑)」

 

ちなみに、よく焼けた腕はゴルフ焼け。

劇団鯱のメンバーはゴルフが好きで、お休みの時はみんなでゴルフ場に行くそう^^

 

 

 

 

本日のメイン・松川翔也(まつかわ・しょうや)さん

 

 

翔也「今日は主役で伊達の新造です」

 

 

 

兜蛇々丸(かぶと じゃじゃまる)さん。

 

 

蛇々丸「今日の役は、序幕はおでん屋の客で、次は子分になります」

 

 

 

美鈴華梨(みすず・かりん)さん。

 

 

華梨「今日の役は、主人公の妹です。出番はちょっとだけです(笑)」

 

 

 

華梨さんのアイシャドウが素敵だったので、見せていただきました。

 

 

アーティスティックなケース。

華梨「舞台化粧のものはなく、一般のメイクなんです」

 

 

ありそうでない、シックなカラーバリエーションが素敵ですよね。

 

 

孔槻麗華(こうづき・れいか)さんは本日は出演なしで、裏方仕事をされていました♪

 

 

 

 

続いて別の部屋に移動。

こちらには

美奈月好次 (みなつき・こうじ)さんがおられました。

 

化粧は終わり、お芝居の衣装の着付け中です。

 

 

好次「今日の役は茶店のおじいさんです」

 

スタッフ「とても古そうなお着物ですね。お芝居用ですか?」

 

好次「そうです。こういう生地はもう作れないので、結構高いんですよ」

 

ビンテージ着物と言ったところでしょうか。

 

 

 

獅童礼斗さんの着物も渋いです。

 

 

礼斗「これも芝居用で、松竹芸能で作っているものです」

 

いずれも古布ならではのいい色。

舞台でご覧になられましたら要チェックです♪

 

 

 

 

さてさて再び5階へ。

 

政次座長も化粧開始。

 

 

「おーい、8N取ってー」

 

 

「8N」とは舞台用のファンデーションの色番号のこと。

番号が増えるほど、色が濃くなって「8N」はかなり濃いのだそう。

 

 

座長「普通は6Nとか7Nで、8Nを使ってるのは僕くらいじゃないかな」

 

なるほど、濃いめのファンデーションが座長好みなのですね。

 

 

 

座長好みと言えばスヌーピー

化粧前にもスヌーピーがいっぱい。

 

 

 

 

色々なところにスヌーピーが潜んでいます^^

 

 

 

 

兜獅子丸若座長

 

 

そして

 

 

若座長と座長の間に、おにぎりあお丸くん。

 

 

定位置だそう。

どんな大きな音にもピクリとせず眠り続けるあお丸くんでした(笑)

 

 

 

 

 

 

■開演10分前

 

メンバーが次々と挨拶に。

「よろしくお願いします!」

 

 

「よろしくお願いします!」

 

この開演前の挨拶に立ち会うたびに、気持ちが引き締まる思いがします。

 

 

 

 

祭りの主役自ら開演を告げるアナウンス

 

 

 

これより第1部お芝居の開幕です!!

 

 

 

 

■お芝居「伊達姿大江戸三人衆」

 

序幕 おでん屋前

 

 

おでん屋に扮する礼斗さん。

オヤジ風のこしらえなのに、そこはかとなく格好いい(笑)

 

 

おでんを食べにやってきた御家人くずれの丹三(座長)と、放駒の長吉(若座長)。

 

 

 

犬猿の仲の2人。とうとう喧嘩を始める。

 

 

 

 

そのすきにおでんにがっつく百姓の新造が

 

 

偶然、喧嘩を止める格好に。

 

 

 

 

場面転換!

 

みんなで道具を動かします。

 

 

 

 

 

 

翔也さんは大急ぎで着替え。

 

 

 

 

 

舞台袖に濡れた雑巾が置かれていました。

 

 

 

座長「足袋が滑るので、舞台に出る前に踏むんです

ここはあまり滑らないんですけど、板の舞台は滑るんですよ。

僕だけ使ってたんですけど、今はみんな使ってますね」

 

なるほど、そういうことでしたか。

実は知らずに踏んで靴下が濡れてしまったことは内緒^^;

 

 

 

 

第2場 

 

丹三と長吉から「大親分」と勘違いされた新造。

ある日、絶えきれず…

 

 

 

 

逃げたつもりが…

 

 

またまたビギナーズラックが。

 

 

 

新造を探しに来た丹三と長吉

 

 ↑ 長吉の座る位置にご注目(笑)

 

 

 

 

再び、場面転換。

 

今度は股旅姿に変身。

 

 

黒足袋に、脚半、手甲。

装着がなかなか大変そうですが

「うちはみんな早いですよ」と座長。

下の写真は座長が草鞋を履いているところ。

 

 

草鞋の紐を結ぶのも大変そうですが

みなさんサクサクと着替え。

 

 

若座長も、この通り

 

 

 

仕事が早いのは裏方スタッフも同様。

 

先ほど座長が着ていた着物が、もう畳まれて袋の中に。

 

 

裏方スタッフ「これはもう着ないので、衣装ケースに仕舞います」

 

片付けられるものはどんどん片付けておく。

楽屋スペースを使いやすくする秘訣なのですね。

 

 

 

着替え完了。

おどおどした新造が、颯爽とした侠客に!

 

 

 

お芝居は佳境へと進み、

場面は新造のふるさとです。

 

 

 

 

 

 

出番を待つ間、音響に入る礼斗さん。

 

 

 

いよいよ大詰め。

 

新造の親の敵討の時がきた。

 

 

三人男が揃い踏み

 

 

 

 

ビシッと決めたところで

 

 

終演です!!

 

 

 

お芝居が終わる頃、

あお丸くんがようやく目覚め、

スイミングスクールに行っていたベビーあやのちゃんが帰ってきました。

 

 

ホラーゲームで遊ぶあお丸くんと、

お絵描きするあやのちゃん。

あやのちゃんは夏休み期間なので、お昼の部の舞踊ショーに出演です。

 

 

 

お父さん(若座長)の帯を畳むあお丸くん。

 

 

お手伝いしてえらいね〜〜👏👏👏

(いつもではなく、時々思い出したように手伝うのだそうです(笑))

 

 

 

 

■第2部舞踊ショーへ

 

ミキサーの前にはみんなのスマホがずらり。

 

 

蛇々丸「みんな音楽用のスマホを持ってるんです」

 

 

 

座長の化粧前の横に貼り出されている曲目表。

 

 

それぞれ女形と立役の曲リストだそうです。

 

 

化粧を仕替えながら、ポコチャ(配信アプリ)で配信する座長。

 

 

座長「配信は毎日やっています。

劇団としてやれることは全部やろうって思っているんで」

 

 

「ほい」

座長からスマホを預かったあやのちゃん

 

 

翔也さんにバトンタッチ。

 

 

真っ赤なギンギラギンの衣装。

 

これはもしかしてあの曲?!

 

そうです

 

幕開けトップは「マツケンサンバ」

 

 

みんなキラキラ衣装で参戦

 

 

礼斗さんは青

 

 

 

 

蛇々丸さんはオレンジ。

 

 

 

若座長も合流♪

 

 

 

 

美鈴華梨さん

 

 

 

 

松川翔也さん

マツケンからドレスへ

 

 

 

 

あやのちゃんお化粧スタート。

 

 

あやの「下地は自分でやって、それからはお母さん(麗華さん)にやってもらいます」

 

 

 

 

兜天馬さん

 

 

 

劇団鯱は群舞が多いので、全員ほぼ出ずっぱり。

大忙しですが、楽屋では笑いが絶えません。

 

 

 

裏方スタッフも、すぐに次の衣装を揃えます。

 

 

今日の中舞踊は「女ねずみ小僧」

 

ねずみ小僧に扮する翔也さん以外のメンバーはみんな黒紋服に着替えます。

 

 

兜天馬さん

 

 

 

 

兜獅子丸若座長

 

 

 

わずかな時間でも仕事。

若座長「明日の座長大会のプログラムを作成しています」

 

 

 

袴姿でパソコン操作。

傍に刀、その下がヴィトンのバッグ。

めちゃめちゃシュールでかっこいい〜〜

大衆演劇の楽屋ならではの構図ではないでしょうか。

 

 

 

 

■中舞踊「女ねずみ小僧」

 

 

松川翔也さん

 

 

 

 

右から 蛇々丸さん、獅子丸さん、天馬さん

 

 

 

舞台も白熱しておりますが、

舞台袖もすごいです。

 

 

音響と照明と影マイクと着替えを同時に行う華梨さん!

どんなに忙しくてもこの笑顔^^

 

 

 

 

あやのちゃんも支度完成♪

 

 

 

左からあお丸くん、あやのちゃん、政次座長。

舞台を見つめる祖父と孫の図。

 

 

 

 

政次座長とあお丸くん

 

 

 

 

群舞「エピソード0」

 

 

 

 

 

兜獅子丸若座長

 

 

 

 

獅童礼斗さん

 

 

 

 

 

個人舞踊の支度中の朝陽政次座長

 

 

 

愛用の香水は「ニコス スカルプチャー オム

 

 

座長「適当に選んだものですが、もう10年くらい使ってます」

 

 

 

 

舞台袖に控える美奈月好次さん。

 

 

 

あお丸くんの頭をなでなで♪

 

 

 

 

 

 

まもなくラスト舞踊「櫓のお七」。

黒子の格好をした天馬さん

 

 

 

こういうセットが売っているのですね^^

 

 

 

お七に扮する翔也さんの準備をみんなで手伝います。

 

 

 

一旦幕を閉めて、ラスト舞踊開幕!!

 

 

 

 

■ラスト舞踊「櫓のお七」

 

 

 

人形ぶりの翔也さんを支える座長

 

 

 

あお丸くん

 

 

 

あやのちゃん

 

 

 

 

お七を担ぐ蛇々丸さん。

お七の飛ぶタイミングと、音楽ともピッタリ合わせる

難易度の高い場面です

 

 

 

お見事!!!

 

 

 

座長も見守ります

 

 

 

吉三役の若座長との道行でクライマックスを迎え

 

 

 

櫓に駆け上がり半鐘を鳴らすお七

 

 

命をかけた半鐘が鳴り響く

 

 

これにてお昼の部、終演です!

 

 

舞台上も舞台袖も大奮闘の「翔也祭り」。

お疲れ様でしたーーー

 

 

 

 

■朝陽政次座長よりメッセージ

 

●まずは宣伝・ナイトショーで水鉄砲?!

8月公演残すところ3日。

8月27日はナイトショーで「水鉄砲」をやります。

みんなずぶ濡れになります(笑)。

お客様にはカッパをお配りしますし、

よかったら水鉄砲を持って来てください。

バンバン打ってめちゃ盛り上がりますのでぜひ!

*その他の演目は羅い舞座ブログでチェック

 

●群舞を多く

うちでは個人舞踊より群舞を多く組んでいます。

特に今月はラストショーを1日に3つ入れてるんで、

バッタバタですけど(笑)

個人的に誰々のファンというのではなく、

内容で見てくれるお客様舞台が好き・大衆演劇が好きという方に、

ぜひ見てもらいたいです。

 

●お芝居アーカイブ

劇団鯱のホームページでお芝居と舞踊ショーの演目を

写真付きで紹介しています。

演目アーカイブ

おかげさまで評判が良いようで、作ってくれている方へ感謝です。

また、ポコチャの配信もやっていますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

劇団鯱の演目アーカイブは順次更新中とのこと。

メンバーの詳しいプロフィールなども掲載されていますので

ぜひご覧くださいませ!

 

 

 

羅い舞座 御所店 2023年8月公演
「おもちゃ劇団」舞台袖レポート

2023年8月24日 18時14分45秒

客席からではわからない、
普段見ることのできない舞台裏、
羅い舞座 御所店で奮闘公演中のおもちゃ劇団の公演に密着!

(取材日:2023年8月9日)

 

 

取材スタートの11時半(開演30分前)には、

すでに皆さん揃って化粧が始まっています。

 

市川おもちゃ座長

第一部のお芝居「木曽節三度笠」に向けて立役の化粧中

 

市川小恵子花形

 

恥ずかしがり屋でなかなか撮影させてくれない市川小もちゃさん(>_<)

お化粧風景を隠し撮り。

市川こぜちゃんを含めて3姉妹は仲良く座長と同じ楽屋です。

 

楽屋を出るときれいに並べられてた衣装箱。美しく整頓されています。

 

三好かずやさん

 

 市川恵子太夫元もお芝居の準備中。

 

今日の演目とショーの出番が各自の楽屋や舞台袖に貼ってあります。

 

開演直前の舞台袖。

ラストショーの最後でお馴染みの紙吹雪を飛ばすマシンを設定中の座長。

開演直前の緞帳裏。

お芝居の段取りをみんなで確認中。

 

 

 

市川恵子太夫元奮闘のお芝居「木曽節三度笠」開幕!

 

 

 

いつもチャーミングな出番待ちの市川小恵子花形。

 

 

座長の出番が近づきます。

座長の支度を手伝う、市川こぜにちゃん。

 

 

新三役の座長、登場!

 

舞台袖では小さなこぜにちゃんも音響&照明操作。頼もしい!

 

 

みんなで一斉に舞台転換です!

 

三好かずやさん、市川久美子さんも音響&照明のサポート。

 

またまた舞台転換で大忙し、座長も頑張ります。

 

 

舞台から戻る小恵子花形へ恵子太夫元からのアドバイス。

 

舞台が進行する楽屋では.…

 

市川久美子さん、三好かずやさん、市川ななみさんも衣装を変えて、次の幕に向けて準備が進みます。

 

木曽節三度笠では同じみの舞台袖からマイクで合いの手。

こぜにちゃんも頑張ります。

 

熱演の市川恵子太夫元。その時、舞台袖の市川小恵子花形は…

 

スタッフ「何を食べてるんですか?」花形「海苔」スタッフ「海苔!?」

 

おもちゃ座長も小恵子花形の間食に思わずニヤリ。

 

またまた舞台転換。

 

 

幕が開くまでのわずかな時間で、最後の立ち回りの確認です。

 

 

花形と座長、太夫元の熱演、劇団一丸となって無事にお芝居の幕がおりますが…

 

息つく間も無く口上挨拶へ。

 

ショーに向けて、こぜにちゃんの化粧の準備も始まります。

目元はお母さんにしてもらいます。

 

こぜにちゃんとっておき、白目の変顔。

 

 

市川おもちゃ座長愛用の手鏡。女形の白粉を塗るのにも大活躍。

 

 

 

 

 

座長の女形のお化粧がすすみます…

市川おもちゃ座長「古き良きを物を大切にして、化粧も変わって無いつもりですが、少しずつ変わってきていますね。若く化粧しないと(笑)化粧の色も変わってきてますね。昔は白塗りでしたが、わたしも女形でしか白塗りをしなくなりました。」

 

座長の化粧前には初代 市川おもちゃ座長の写真が飾られていました。

 

今日の衣装は準備万端。楽屋のハンガーに準備済みです。市川小恵子花形の今日の衣装。

 

こぜにちゃんも衣装に着替えます。

 

 

舞踊ショーに出発!

市川小恵子、市川子もちゃ、市川こぜに、市川ななみの「小娘隊」頑張ります。

 

三好かずやさんの声とともに舞踊ショー開幕!

 

 

小娘隊の群舞

 

市川おもちゃ座長の可憐な女形。お化粧にも注目。

 

 

三好かずやさん市川ななみさん親子も音響の合間に支度中。

 

市川小もちゃさん

 

市川こぜにちゃんも椅子の上に立って照明を操作します!気をつけて。

素晴らしいチームワーク!

 

市川おもちゃ座長

 

三好かずやさん市川ななみさん相舞踊

 

市川こぜにちゃん登場!

 

 

市川おもちゃ座長は立役のお化粧に。

座長の隣が市川こぜにちゃんのスペースです。

 

きれいに整頓された化粧前。

 

 

市川小恵子花形

 

 

市川おもちゃ座長の袴踊り

 

ラスト「沖縄ショー」のスタート

 

舞台袖は座長が沖縄ショーの衣装に早着替え!

 

 

最後は市川こぜにちゃんが幕を閉めて、無事に昼公演が終演。

お疲れ様でした!

 

 

 

ここでしか見られない、化粧前をご紹介。

誰の化粧前かわかりますか!?

 

 

市川おもちゃ座長の化粧前です。

化粧前のライトに乗っかる、金のうんちは市川こぜにちゃんの手作り。

愛情のこもった金うんちです。

 

座長の右隣が金うんちの作者。市川こぜにちゃんの化粧前。

 

座長と同じ部屋の左側、市川小恵子花形の化粧前。

 

市川小恵子花形の右隣が市川小もちゃさんの化粧前でした。

恥ずかしがり屋の子市川小もちゃさんをやっと正面から撮影できました!

 

激レア!?おもちゃ座長の写真が飾ってある市川恵子太夫元の化粧前。

 

【座長の一言コメント付き座員紹介】

■座長 市川おもちゃ/いちかわおもちゃ

劇団公式X(旧Twitter)

 

■太夫元 市川恵子/いちかわけいこ

「劇団にいていただかなければならない、舞台に出ていただかなければならない存在です。今日のお芝居も大熱演で、現役を続けていただきたいです。」

 

■花形 市川小恵子/いちかわこけいこ

「花形を頑張ってます。今、特に頑張っているのはお芝居です。いろんな役柄にチャレンジしています。」

花形「三枚目を演じるのに恥ずかしさがあるので、殻を破りたいです。」

小恵子X(旧Twitter)

Instagram

 

■市川小もちゃ/いちかわこもちゃ

「小恵子に負けないようにチームでの踊りやお芝居を頑張ってます。

周りを盛り上げるような立場ですね。姉妹で性格が違うようで、お姉ちゃんをライバルのようにしているのではなく、ついていくような子です」

小もちゃX(旧Twitter)

 

■市川こぜに/いちかわこぜに

「とにかく自分の一人踊りと小娘隊についていけるように一生懸命頑張っています。」

 

■三好かずや/みよしかずや

「男がいない劇団ですから、何をするにも裏方も一人でやってくれています。なくてはならない存在です。」

 

■市川久美子/いちかわくみこ

「舞台と裏方を両方こなしてくれるベテランです。」

 

■市川ななみ/いちかわななみ

「ななちゃんはおとなしそうな子ですが、根はしっかりしているので、お芝居も踊りも頑張ってくれています。」

 

 

 

【おもちゃ劇団】

大正年間に現太夫元・市川恵子の伯父である、初代おもちゃ座長(故人)が創立。

市川恵子が女座長として劇団を守り、
現在、二代目市川おもちゃ座長が初代の名と劇団をしっかりと受け継いでいる。

古き良き伝統とお芝居を大切にしつつも、新しい色を作り出している。
市川小恵子花形を中心とした「小娘隊」の華やかで元気な舞台にも注目!
 

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