舞台裏シリーズ
ブログ記事

舞台裏シリーズ

羅い舞座 御所店 2023年6月公演
「劇団天虎」舞台袖レポート

2023年6月28日 18時52分53秒

羅い舞座 御所店
劇団天虎公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。

(撮影:2023年6月9日昼の部)

 

 

昼の部開演前

 

劇団天虎 七星泰河(ななせたいが)座長がMDプレーヤーを操作しています。

 

 

 

「MDプレーヤーも貴重になって、壊れて手に入らなくなる前にパソコンでも読み込める、USBメモリにコピーしてるんです。
USBメモリとプレーヤーの相性があってコピーできないこともあるんですよね」

昔から踊り続けられる楽曲も、カセットテープからCD、MD、ipodと再生機器の変化に合わせて変換が必要なんですね…

 

 

 

データ変換中の七星泰河座長に荷物が届きました。
なんと、箱の中は紙を切るための断裁機。

 

 

「雪を作るんです。キロ単位で紙吹雪の雪を買うんですが、最近はなんでも値上がりをしているので、作ってみようと思ったんです。1kg6,000円くらいになってるんです。昔は作っていたんですよ。リサイクルできるとはいえ、1回で5kgほど使います」

楽曲のコピーを終わらせて、
断裁機の説明書を読みながら紙のカットが始まります。

ゲスト 新導(しんどう)あきさんのかつら。

 

 

ツンツンのかつらは三代目 姫川竜之助さんがセットし直したかつらです。
早速、ミニショーでデビューです。

 

 

 

 

■顔見せミニショー

新導あきさんの良い声でミニショー開幕!
写真では声の良さが伝わらないのが残念、ぜひ劇場へ。

 

 

 

 

開演直前の幕の裏では、
幸妻弥枝(こうざい やえ)さんと七星愛莉(ななせ あいり)さんが
今日の段取りを確認中。

 

 

 

 

七星英雄(ななせひでお)さんと七星愛莉さんの相舞踊でミニショー開幕。

 

 

 

ゲスト出演の花組むらさき 二代目 藤間美香座長

 

 

 

 

舞台が始まっても、七星泰河座長の雪づくりには余念がありません…
支度の準備は大丈夫ですか!?

 

雪の仕上がりが気になる、ゲスト出演の花組むらさき 南條のぼる座長。

 

 

 

 

セットし直された新導あきさんのカツラにも注目!

 

 

 

南條のぼる座長

 

 

 

 

 

手際よく七星泰河座長のお化粧が始まりました。
「目力という言葉があるように、目を大きく、魅力的に見えるように気をつけています(七星泰河座長)」

 

 

 

 

 

 

 

可愛らしい座長が…

 

 

 

 

あっという間に、

 

 

 

凛々しい立役に。

 

 

 

ミニショーの幕が閉まると、
幕の裏ではすぐにお芝居「大江戸の鬼」の準備!

 

 

 

 

毎日、違うお芝居をしているのに、
誰かの指示もなく、声を掛けなくても舞台道具が並び、
幕が入れ替わっていきます。

 

 

 

 

 

七星泰河座長もお芝居の準備に入ります。
ショーからお芝居の顔に。

 

 

 

 

花組むらさきさんでは演じないお芝居にも対応できるよう、
藤間美香座長のノートにはお芝居のセリフがびっしり書き込まれています。

 

 

 

 

 

お芝居に合わせた、音楽と照明のきっかけが書き込まれたノート。
最近は音響に力を入れて頑張る七星愛莉さんです。

 

 

 

 

■お芝居「大江戸の鬼」開幕

 

 

座長登場!

 

 

ゲスト 三代目 姫川竜之助(ひめかわりゅうのすけ)さんと七星泰河座長

 

 

 

 

私は誰でしょう?

 

 

 

芝居の音響&照明を操作中でも笑顔の七星愛莉さん

 

 

 

 

お芝居の待ち時間中に、扇子の整理をする幸妻弥枝さん。
少しも時間を無駄にしない働きぶり。

 

 

 

 

ゲスト出演の藤間美香座長。
初めてのお芝居なので、待ち時間にセリフの確認。
次の場面は何年後の設定になるの幸妻弥枝さんと打ち合わせ。
セリフに無い設定も役作りには必要なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

楽屋に帰ってきた七星泰河座長は紙吹雪づくりの続き。
劇団天虎のみなさんは本当に空き時間を無駄にしない。

 

 

 

 

 

すぐに、舞台に戻ります。

 

 

 

お芝居「大江戸の鬼」終幕。

 

 

 

■七星泰河座長が語る「大江戸の鬼」の見どころ

ギャップですね。百姓のような弱々しい何もできない姿から役人になった時の変わり映え、そこを一番心がけています。そして、姿は変わっても受けた恩は命を掛けてでも返す。義理堅さが良いところです」

 

 

 

 

■お芝居終演〜口上へ

 

 

舞台を片付けて、口上挨拶へ。

 

 

七星愛莉さんも舞台の様子を見ながら、割幕を閉めるロープの操作。

 

 

 

 

誕生日公演に向けてダイエット中の七星泰河座長の口上挨拶は自然とダイエットの話題に…
「劇場近くのローソンでこんにゃく麺がなくなっていたら、僕が買い占めています(笑)」

 

 

 

楽屋ではショーに向けて準備が進みます。

 

 

お芝居とは正反対の美しい女形、三代目 姫川竜之助さん。
化粧前にも個性が出ます。

 

 

 

 

藤間美香座長は自作のノートにお芝居のメモを書き込みます。

 

 

 

化粧中の幸妻弥枝さん。

 

 

 

幕を閉めるタイミングを待つ七星愛莉さん。

 

 

 

 

■舞踊ショー開幕

 


新導あきさんと幸妻弥枝さんの相舞踊で舞踊ショーがスタート!

 

 

 

 

三代目 姫川竜之助さん

 

 

 

 

花組むらさき 南條のぼる座長

 

 

 

 

七星泰河座長は女形へ…

 

 

 

 

「ブラシをカットして自分で作ったんですが、この筆は眉毛の化粧などの修正用です。これは優れものです(七星泰河座長)」

 

 

 

 

 

 

 

あっという間に可憐な女形へ

 

 

 

 

 

群舞

 

 

 

 

花組むらさき 藤間美香座長

 

 

 

 

そして、立ち役の七星泰河座長へ

 

 

 

 

七星英雄さん

 

 

 

 

幸妻弥枝さん

 

 

 

 

新導あきさんは大のディズニー好きだそう。
個性あふれる衣装にも注目です。

 

 

 

 

三代目 姫川竜之助さん

 

 

 

 

 

 

七星泰河座長

 

 

 

花組むらさき 南條のぼる座

 

 

 

楽屋ではラストショーのこしらえ。

 

 

 

 

今日のラストショーは「木遣り崩し」。

 

 

■七星泰河座長が思う「木遣り崩し」の魅力

「かっこよさですね、髷物のラストショーが少ないので、和風のかっこよさを見てほしいです」

 

 

 

 

割幕を開ける七星愛莉さん

 

 

 

 

■いよいよラストショー「木遣り崩し」



 

無事にお昼の部の幕がおりました。

 

 

 

 

 

新導あきさんの良い声で終焉のご挨拶とお客さまのお見送りへ。

 

お疲れ様でした!!

 

 

 

 

 

七星泰河座長インタビュー

なかなか手に入らない酵素ドリンクと一緒に記念撮影^^

 

七星泰河座長が鋭意挑戦中のダイエットについてお伺いしました。

「ご紹介いただいてからこの酵素ドリンクをつかっていますが、いいですよ。ダイエットを始めてから全身にブツブツできたんですが、これを使い始めてから治り始めました。病院で栄養不足っていわれたんです(笑)食事を抜いても、体への負担が少なくなるんでしょうね。

 

僕、107kgあったんです。今、92kgぐらい、7月24日の誕生日公演(羅い舞座堺駅前店公演)には79kgを目指しています!1年ぐらい掛けて67〜68kgになればいいかなあ。そして、仰天ニュースに採用されて劇団の宣伝をするんです(笑)ちなみに、ナイシトールZもすごいですよ、1日5錠を3回、良く出ます(笑)

 

最近はお客様も僕の変化を楽しみにしてくれています。是非とも誕生日公演の僕を見にきてください!」

 

【今日の名言】
『太るにも金がいる、痩せるにはもっと金がいる』
by劇団天虎 座長 七星泰河

 

 

 

 

■劇団紹介

劇団天虎(げきだんてんこ)

劇団芸昇で座長を務めた七星泰河座長が、2019年7月に羅い舞座 堺東店で旗揚げ。
古典から現代劇まで幅広く演じ、特に三枚目役には定評がある七星泰河座長のもと、旅芝居という大河へ悠々と挑む。

七星泰河座長の初舞台は8歳。昨年の2月には芸道20周年の記念公演を羅い舞座 京橋劇場で行いました。

現在28歳。自ら立ち上げた劇団を牽引する若き気鋭の座長です。

劇団天虎は7月は羅い舞座堺駅前店で公演です!

 

羅い舞座 堺駅前店 2023年6月公演
「宝海劇団」舞台袖レポート〜ちびっ子特集

2023年6月25日 15時36分52秒

羅い舞座 堺駅前店
宝海劇団公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介

今回は子役さんの奮闘を中心にお届けします!

(撮影:2023年6月10日昼の部)

 

 

 

 

■開演1時間前

 

「おはようございまーす」

 

楽屋入りしてすぐに、本日の撮影の打ち合わせに応じてくれた宝海大空座長。

 

スタッフ「サングラスですか?」

 

座長「いえ、目が悪いので度が入ってます」

 

 

 

夏仕様の座長をパシャリ。

 

 

 

 

 

座長「ええと、今日はちびっ子メインの取材でしたね」

 

スタッフ「はい、すみません(汗)。前回と違う場面をご紹介したいので…」

 

座長「いえいえ、頑張ってるちびっ子を取り上げていただけるのは、うちとしてもありがたいです!」

 

 

 

今日は土曜日なので、子役さんたちも昼の部から出演。

お芝居「鼠と蜆」では、三代目が主役級の役を務めるとのこと。

ワクワクです。

 

 

 

今日はお芝居から開演。

みなさん準備に入られていました。

 

 

宝海空也(たかみ くうや)さん

 

 

 

 

 

宝海大心(たかみ だいご)さん

 

 

 

 

 

宝海蘭丸(たかみ らんまる)さん

 

 

 

 

 

 

 

そして、ちび丸くん!

 

 

「おはようございます!」

 

 

今年の春から小学校3年生。

昨日(6/9)が9歳の誕生日でした。

 

こんな素敵なお客様からのプレゼントが。

 

 

ちび丸くんのこれまでの活躍ぶりが一堂に。

「これは僕が赤ちゃんの時で、これは僕が2歳の時で…」と

1つ1つ説明してくれるちび丸くん。

これからもっともっと増えていきますね!

 

 

 

今日はちびまるくんは舞踊ショーから出演。

個人舞踊、三代目ボーイ豆タンクくんとの相舞踊、ラスト舞踊、

全部で3本出る予定。

忙し〜い1日になりそうです。

 

 

 

 

ちび丸くんが持っているのは、舞台用のファンデーション。

 

 

ちび丸「女形の時に使うピンクです」

 

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくんは、父である大空座長に化粧をしてもらいます。

 

 

座長「子役の時は地頭でやることが多いので、自分で化粧したら髪の毛まで真っ白にしてしまうんです」

 

 

 

貧しいシジミ売りの少年役なので、顔に汚れを作ります。

 

 

 

 

化粧をしながら、お芝居の録音を聞いています。

 

 

座長の声が吹き込まれたスマホ。

筋書きはシンプルですが、セリフが多いので大変なのだそう。

 

 

 

 

 

おばあちゃんの宝海真紀さんに着付けてもらって

シジミ売りの少年・豆助の完成です。

 

 

 

 

 

座長の準備が整ったところで

 

 

定刻となりました。

 

お芝居の開幕です!

 

 

 

 

■第1部 お芝居「鼠と蜆」

 

 

左より 三代目ボーイ豆タンク、宝海竜也

 

 

 

シジミ売りの少年豆助(三代目ボーイ豆タンク)

 

 

 

 

 

番頭がシジミを買ってくれないので

助け舟に入るねずみ小僧次郎吉(宝海大空)

 

 

 

 

 

 

ねずみ小僧の正体を知るのは三太(宝海空也)だけ

 

 

 

 

 

 

幕引きに控える宝海真紀さんと三代目

 

 

食い入るように舞台を見つめます。

 

 

 

 

 

 

ねずみ小僧次郎吉に、身の上話を聞いてもらう豆助

 

 

 

 

左より 音羽寿美三郎。宝海大心、宝海蘭丸

 

 

左より 宝海蘭丸、宝海大心、宝海真紀、宝海竜也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台袖。

音響と照明の切り替えのきっかけが書かれています。

 

 

 

 

 

子分役から捕り方に着替え中の蘭丸さん。

 

 

 

 

着替えながら、ちび丸くんのお化粧も。

 

 

 

 

 

 

 

お化粧をしてもらったちび丸くん、舞台袖へ。

 

 

やはり食い入るように舞台を見つめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父子で演じるシジミ売りの少年とねずみ小僧の物語。

ラストでは客席からすすり泣きが。

 

ぜひ舞台で!

 

 

 

 

 

 

■口上〜ショー準備

 

お芝居が無事終わって、ほっとした表情の座長。

 

 

 

 

 

三代目、お疲れ様でした!

 

 

三代目「ありがとうございます!」

 

スタッフ「今日のお芝居は何点くらいと思いますか?」

 

三代目「自分では決められないです」

 

スタッフ「このお芝居の難しいところは?」

 

三代目「心の入れ方が、難しいです。

これは泣くお芝居ですから、お客さんが泣けるように感情を込めるのが難しい。

本当にお芝居の中に溶け込めたらなと思ってます」

 

 

お芝居の中に溶け込む…良い言葉だなあとしみじみ。

お芝居が何点だったかは(お客様が決めることで)自分では決められないと言うのも、本当にその通りで、

ひたむきに役に打ちこむ、三代目の役者魂に触れた気がしました。

 

 

 

 

 

そんな三代目が大好きなのは、歌舞伎役者・中村勘九郎さん。

 

 

「『団七九郎兵衛(夏祭浪花鑑)』を観に行った時に買ってもらった手拭いです。

舞踊でやっているんですが、いつかお芝居でもやってみたいです」

 

と、目をキラキラさせて語ってくれました。

 

 

 

 

そうこうしているうちに

 

奈希(なぎ) ちゃんが起きてきました♪

 

「おはよー」

 

 

 

 

奈希ちゃんはただいま2歳と6ヶ月。

 

 

今日は追加ショーに出る予定です♪

 

 

 

 

ちび丸くんも支度が出来てきましたね。

 

 

 

ちび丸くんも、お芝居勉強中。

 

蘭丸「先日、『とらん帳』というお芝居で、

ちび丸が目が見えない娘役だったんですが、

花道で落ちてしまって。

薄目でも開けたら見てしまうので、

それくらい役に入り込んでいたのですね。

親としては不安になるんですけど。

ちび丸は、本番に強いよね」

 

ちび丸「うん(笑)」

 

 

 

こちらは、ちび丸くんの「文七元結」の台本。

 

 

ひらがなばかりではなく、漢字も覚られるように漢字を混じっています。

娘役が多いちび丸くんですが、実は立ち回りが一番好きなのだとか。

 

蘭丸「昨日のお芝居(牛若)でも、立ち回りの時が一番生き生きしてたね(笑)」

 

ちび丸「うん♪」

 

 

 

 

 

三代目からちび丸くんへ、誕生日プレゼントの香水。

 

 

 

紫色が女形、青色が立役の時につけるそうです。

 

 

 

「僕がつけてあげるー」

 

 

とっても仲良しの二人です♪

 

 

 

 

 

 

支度が整ったところで、第2部舞踊ショー開幕!

 

 

 

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー

 

 

大空座長の女形

 

 

 

 

 

ちびっ子たちにモテモテなのが空也さん

 

 

 

 

三代目は、化粧は座長、着付けは真紀さんですが、

羽二重を締めるのは空也さんに頼みます。

 

 

「僕が締めるのがちょうど良いらしいです(笑)」(空也)

 

 

 

 

 

女形で舞うちび丸くん

 

扇の持ち方がふんわりと優しい。

 

 

 

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくんは男伊達な男花魁

 

 

衣装は劇団美山の里美こうた座長と同じものだそう。

「衣装屋さんで選んだら、こうたさんと同じですよと教えてもらって。

こうた座長にも話して、お揃いにさせてもらいました」(真紀)

 

 

 

 

入れ替わる時に、一瞬一緒に踊る二人。

 

 

おそらくアドリブだと思いますが、バッチリ決まってました!

 

 

 

 

 

宝海空也さん

 

 

 

 

 

 

 

宝海蘭丸さん

 

 

 

 

 

 

座長と蘭丸さんでマイケル・ジャクソンナンバー。

 

 

 

 

 

 

こちらも息ピッタリ。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ちびっ子たちは2本目の「それは恋」の支度中。

 

 

 

 

この辺りから楽屋は慌ただしさが増してきました。

 

「自分も着付けないといけないし、子役の出番が多い時はバタバタです」と真紀さん。

 

 

 

 

 

急ピッチで、支度が整いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

宝海大心さん

 

 

 

 

 

 

ちび丸くんと三代目ボーイ豆タンクくんによる

「それは恋(梅川忠兵衛)」

 

 

 

捕り方に追い詰められる梅川と忠兵衛。

 

 

 

この世で一緒になれずとも

あの世で夫婦に…

 

 

悲しい最期。

ちびっ子たちが舞うと、文楽の人形のようにも見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

宝海竜也園長

 

この袴は蘭丸さんからのプレゼント。

幻想的な紅葉柄です。

 

 

 

 

 

さて、いよいよラスト舞踊「サムライパラダイス」。

 

ちびっ子の二人も大人に混じって踊ります。

 

 

準備オッケー!

 

 

 

袴&二丁扇子で、激しいダンス。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、楽屋では

なんと

小ペンペンくんと小空くんも踊ってました!

 

 

 

ブレイクダンス!

身体が柔らかい!めちゃめちゃうまい!

表でも見てもらいたい!

 

 

 

 

「イエーイ!」

決まった!

 

 

 

 

舞台側も、袖から出した紙吹雪が舞う中、ビシッとキメ!

 

 

 

 

 

 

奈希ちゃんも着替えて舞台を覗きに来ました。

 

 

 

 

あれ、ちょっとご機嫌ななめかな??

 

 

 

 

 

「どしたの?どしたの?」

 

機嫌が直るよう、可愛いリボンをつけてもらいましょう。

 

「どれが良いかな〜」

 

 

 

 

「あ、可愛い〜♡」

 

 

 

ちょっと復活?

 

まだちょっとグズってます。

 

 

 

 

最後はパパのところへ

 

 

抱っこしてもらって

 

今度こそ復活。

 

 

座長「追加ショー出てくれるね?」

 

奈希「うん…(ちょっとベソ気味)」

 

 

パパの抱っこでなんとかご機嫌直ったかな?

 

 

 

 

■宝海大空座長より

今回の舞台裏は、ちびっ子中心で見ていただきました。

平日は学校があるので、舞台は夜からです。

三代目もちび丸も舞台が好きですね。

 

奈希は、気分屋で日によっていろいろですが、基本的には舞台が好きです。

 

次男の小空(小学1年)は舞台に出ていないのですが、

今月の17日、お芝居に初めて出ることになりました。(ついに!)

 

三代目は、お芝居が終わったら「どうだった?」と必ず聞いてくるので、

「ここは良かったけど、ここはもっとこうした方がいい」と、1つ1つ教えます。

僕は、お芝居の時は常に周りを見ているので、役に入り込めないんです。

誰かが座長になってくれたら、初めて役に入り込めると思います。

だから、子どもたちの成長はもちろんですが、その時の自分自身も楽しみですね(笑)」

 

 

 

 

 

3時間、ちびっ子も大人も大忙しの舞台裏。

より良い舞台のために一丸となって取り組む姿があり、

舞台と同じくらいの熱いドラマが詰まっています。

 

 

 

羅い舞座 京橋劇場 2023年6月公演
「見海堂劇団」舞台袖レポート

2023年6月22日 19時00分42秒

羅い舞座 京橋劇場
見海堂劇団公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない、楽屋や舞台袖での奮闘模様をご紹介いたします。
(撮影:2023年6月9日)

 

 

■お昼の部 開演1時間前

 

取材班が到着すると、見海堂真之介(みかいどう しんのすけ)総座長もちょうど楽屋入り。

「おはようございます!」

早速、舞台に一番近いところにある総座長の化粧前に案内していただきました。

 

 

見海堂真之介総座長の化粧前。昨晩のうちに綺麗に整頓されています。

 

 

 

総座長「いつもは10時半に楽屋入りするんですけど、掃除機が壊れたので買いに行ってまして(笑)。

これから僕は風呂に入ってきますので、ちょっと待っててください」

 

え!これからお風呂ですか??

 

「はい、朝は必ず風呂かシャワーで、舞台に向けて気持ちをリセットするんです」

 

 

 

 

■開演30分前 お芝居の準備

お風呂から戻ってきた総座長。すぐに舞台へ向かいます。

 

「これから芝居の準備をします」と、背景幕の後ろ側にある道具スペースへ。

 

そこには総座長の刀コレクションがずらり。

 

 

総座長「今日は僕は悪役で、刀が大好きな親分なんです。これからその親分の家のセットを組みます。

舞台のことは自分でやらないと気が済まないので」

 

 

このお芝居のために、棟梁が作ってくれたという刀を並べる棚。

 

 

さて、総座長が選んだ刀は、どれもこだわりの逸品ばかり。

 

 

どの順番に置くかを決めて…

 

 

棚にかけていきます。

 

 

 

刀の他に、印籠と槍もセッティング。

 

 

この槍には、ちょっとした細工を、棟梁にお願いしました。

どんな仕掛けかはお芝居で^^

 

 

 

 

閻魔大王の前に飾ったのは、お芝居「丹下左膳」で使っている「妖刀濡燕(ようとうぬれつばめ)」。

 

 

刀と共に木箱入りの印籠も並べます。

 

 

 

ご覧ください

めちゃめちゃリアルなセットが完成!!

 

 

かっこいい〜〜

 

でも、こんなに刀を持っている一家には、恐ろしくて近づきたくないかもですね(笑)

 

 

 

 

 

舞台の準備が終わったら、今度は電話。

「これも日課です。みんなのお弁当を注文します」

 

 

どれを頼むかはその日によって決めるそう。

「僕が適当に何種類か頼んで、好きなのを選んでもらっています」

 

 

 

 

■開演10分前

 

ここでようやく化粧前に着座。

総座長「化粧よりも舞台の設定に一番時間をかけるんで、いつもこんな感じですね」

 

 

 

 

■捨てられない性格

お客様から頂いたものはもちろん、とにかくものを大事にする総座長。

使えなくなったスポンジも捨てられないので、こんな感じに…

 

 

まるでパンケーキ(笑)

 

 

 

総座長「羽二重もこれくらいボロボロになったくらいが、使いやすいんですよ」

 

 

壁に貼ってある「生命」という貼り紙も

「いただいたので貼っています」(総座長)

 

 

 

 

■座員集合

 

メンバーが舞台支度を終えて、舞台袖に集まってきました。

 

 

風吹(ふぶき)あさとさん

 

 

「今日は主役の千葉の喜太郎です。良い親分です」

 

 

 

見海堂獅子(みかいどう れお)さん

 

 

「今日の役は千葉一家の身内です」

 

 

 

 

見海堂斗士希(みかいどう としき)さん

 

 

「今日の役は仇役(総座長)の一家の身内です」

 

 

 

 

見海堂虎之介(みかいどう とらのすけ)花形

 

 

「千葉一家の美代吉役です」

 

 

 

 

富士野竜花(ふじの りゅうか)さん

 

 

「見ての通り、茶店のおかみさんでーす」

 

 

 

 

見海堂光(みかいどう ひかる)さん

 

 

ちょっと慌てて支度中

「今日は仇役の一家の身内です」

 

 

 

 

総座長が化粧中ですが

 

 

 

見海堂駿代表のアナウンスで

 

 

お芝居、開幕!

 

 

 

 

 

■第1部お芝居「千葉の喜太郎」

 

茶店前。千葉一家の美代吉が、北浜一家の身内とぶつかり、茶カスをかけてしまう。

 

 

 

場面転換。

 

 

 

 

 

化粧中の総座長も座布団を並べます。

 

 

 

 

 

 

 

千葉の喜太郎(風吹あさと)と美代吉(見海堂虎之介)

 

 

 

その頃楽屋ではーー

 

総座長、支度完了。

 

ジャーン。

 

 

ド派手な裾引き。

やっぱりだいぶヤバいタイプの御仁です笑

 

 

 

悪役の時は必ず持つと言う、年季の入ったキセル。

 

 

 

舞台前には必ずリポビタンとお茶で、気合い注入。

これも日課。

 

 

 

 

 

千葉一家から取り上げた刀を吟味する北浜一家親分(見海堂真之介)。

 

 

 

幕間で立ち回りを合わせます。

 

 

 

北浜親分と喜太郎の一騎打ち。

 

 

 

北浜親分が持った槍を…

 

 

「バキッ!」

 

喜太郎の刀がへし折り

 

 

 

見事、美代吉の仇討ちが果たされました。

 

 

 

 

さて、がっつり硬派でシリアスなお芝居ですが、舞台袖ではみんなリラックス♪

 

 

左より 富士野竜花、見海堂光、見海堂真之介、富士さおり、富士めぐみ

 

 

 

 

左より 見海堂斗士希、見海堂真之介

 

 

 

 

 

舞台サイドの照明は、LEDではなく自然な明かりのライトを使用。

 

 

これも総座長のこだわりの1つです。

 

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー準備

 

ここで見海堂劇団の裏方のメンバーをご紹介。

 

照明と舞台道具の管理を担当するサンダーバード幸太郎さん。

 

 

18歳で入団。

現在、仕事の合間を縫って舞踊も稽古中です。

 

 

 

 

着付けの補助を務める富士めぐみさん。

 

 

 

入団4年目。

出ずっぱりの総座長の着物を素早く畳んで、次の衣装をそろえます。

 

 

 

 

富士野竜子さんは、ハヤシ(音響)と着付けとかつらのメンテナンス。

 

 

 

 

音響と照明を交代で担当している見海堂レディス。

 

左より 富士野竜子、富士野竜花、富士さおり、富士めぐみ

 

 

 

 

 

 

■メンバーの化粧前拝見

 

舞踊ショーの支度中の皆さんの化粧前へお邪魔しました♪

 

 

見海堂光(みかいどう ひかる)さん

 

 

「化粧は、最近薄くするようになりました。カラコンもやめて、

色もあまり使わないようにしているので、化粧品の数が減りましたね(笑)」(光)

 

 

 

 

 

 

見海堂斗士希(みかいどう としき)さん

 

 

斗士希さんは大のタイガースファン。

 

楽屋はタイガースグッズがあちこちに。

 

 

「今年は調子が良くて嬉しいですね♪」(斗士希)

 

 

 

 

見海堂虎之介花形

 

 

女形の化粧中。

 

「女形の化粧では、立役と比べて全体的に下げるようにしています」(虎之介)

 

 

 

赤みを帯びた下地で、ふわっと優しい表情に。

 

 

 

 

 

風吹あさとさん

「え、ここ撮るんですか?!」

 

 

あさとさんはヤクルトファン。

 

化粧前もスワローズシールがいっぱい。

 

 

 

 

あさとさんの横で、慌てて片付け始めた竜花さん(笑)

 

「どうぞ!」

 

 

竜花さんの化粧前。

左側は、かのんちゃんの学校行事のプリントたち。

 

 

 

 

 

 

 

見海堂獅子(みかいどう れお)さん

 

 

「本当に撮るんですか?(笑)」

 

 

 

富士さおりさん。

 

 

 

さおりさんは「なにわ男子」の大ファン。

 

 

 

化粧前には個性(好み)が出ますね〜

 

 

 

 

今日は学校をお休みしたわっしょい海奏(かいと)くん。

 

 

「ちょっと体調が悪かったんですけど、今はよくなりました」(さおり)

 

 

 

 

 

見海堂駿(みかいどう しゅん)代表

 

 

楽屋では冬でも上半身裸で過ごしている駿代表ですが(みんなから裸族と呼ばれてます笑)

撮影のために服を着てくださいました。

「今日は暑いねえ〜w」(代表)

 

 

 

毎日、総座長が手書きする香盤表が。

 

 

 

これを元に、光さんがパソコンで作成して配ります。

 

 

 

 

 

さて、総座長の支度が整い、いよいよ舞踊ショーの始まり始まり〜!

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー

 

幕開けトップは総座長と花形の女形舞踊。

 

左より 真之介、虎之介

 

 

 

音響につく 見海堂光、見海堂獅子

 

 

見海堂光

 

 

総座長 見海堂真之介

 

 

富士野竜花

 

 

風吹あさと

 

 

見海堂獅子

 

 

見海堂斗士希

 

 

見海堂虎之介

 

 

 

ショーの合間に、明日の芝居の音を揃えます

 

左より 見海堂光、見海堂虎之介

 

 

 

 

立役の支度中の総座長。

 

 

「この着物の柄と、半纏の背中の女性が着ている着物の柄が同じなんです」(総座長)

 

 

 

本当だ!粋な揃えです。

 

 

総座長 見海堂真之介

 

 

 

 

さて、ラスト舞踊前に、竜花さんが神妙な顔で総座長のところにやってきました。

 

 

「実は、かのんちゃんがなにわ男子のコンサートのチケットに当選したんです。それが土曜日で…」

 

「お願いします!!休ませてください!!」(竜花&さおり)

 

 

 

 

「これも撮っておいてください」と総座長。

「考えときます」

 

無事お許しが出てコンサートに行けますように…笑

 

 

 

 

 

■ラスト舞踊「Episode.0

 

このラスト舞踊のために特注で作った甲冑

 

 

ものすごく動きが制限されてしまい、大変だそう。

「手が挙げられないんです(笑)」(総座長)

 

 

 

 

 

いざ、舞台へ。

 

 

 

 

 

終演!

 

 

 

お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

お見送りから帰ってきたら、真っ先に棟梁へお礼のご挨拶。

 

 

無事に幕を閉じることが出来たことへの感謝を忘れない総座長でした。

 

 

 

 

同じ頃、見海堂キッズたちが学校から帰ってきました♪

「ただいまーっ」

 

左より あっぱれ水晶(みずき)、お祭り野郎(おまつりやろう)、きらり☆かのん

 

 

 

 

総座長は衣装を脱いだらすぐに棟梁と打ち合わせ。

 

 

舞台のことを話している時の生き生きとした顔。

初乗りの羅い舞座京橋劇場で、まだまだ見逃し厳禁の演目が続きます!

 

 

 

 

■見海堂劇団紹介

1975(昭和50)年、代表・見海堂駿が「見海堂駿&座 笑泰夢」を東京で旗揚げ。平成23(2011)年、息子の見海堂真之介が座長襲名。2012年、劇団名を「見海堂劇団」と改名、真之介座長が総座長に。オリジナルの迫力あるお芝居や、創意工夫が凝らされた華やかな舞台を展開し、観る人の心をつかんでいる。子役たちも大活躍!良い舞台を見せたい・楽しませたいという気迫に溢れ、ただいま上昇爆進中。

 

 

■見海堂真之介総座長より

長々とお付き合いありがとうございます。

舞台はもちろんのこと、舞台裏でも、少しでもお客様に楽しんでいただけるよう

精一杯頑張っています。

お見送りの時、お芝居のことでお客様から感想をいただけたら、本当にウキウキで(笑)

やっててよかった!と思います。

羅い舞座京橋劇場は客席がよく見えます。

舞台からお客様の笑顔が見えると嬉しくなって、次の曲も、また次の曲も頑張ろうと思えます。

これからも観に来てくださるお客様、両親、劇団メンバーを大事にしながら

1日1日を大切に頑張ります。

羅い舞座京橋劇場で待っています!

 

 

 

 

 

Top