舞台裏シリーズ
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羅い舞座 堺東店 2024年3月公演
「劇団双竜」舞台袖レポート

2024年3月25日 19時00分21秒

羅い舞座 堺東店

劇団双竜公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。

(撮影:2024年3月6日昼の部)

 

■お昼の部  開演1時間前

 

 

2018年7月に旗揚げされた劇団双竜。

今年は6年目に突入との事ですが、大阪での公演はほとんどなかったそうです。

羅い舞座グループの舞台にも今月が初乗りです❗❗

 

 

舞台には双子の竜が描く「∞」が散りばめられた幕が掛けられています。

 

 

 

ズラッと並ぶかつら箱。

英次郎座長のお隣は 後見 酒井 次郎(さかい じろう)さんの化粧前でしたが、本日は発熱の為、大事をとってお休みとの事です。

 

 

綺麗に整頓されています。

 

 

壁には英次郎座長のアクセサリー✨✨

 

 

上階の楽屋では、座員さんたちが化粧を始めています。

「人数に勝るものは無い!」と英次郎座長。

裏方さんを含めると、なんと20人近い大所帯です😊

 

 

 

座長 双竜 英次郎(そうりゅう えいじろう)さん

 

27歳で劇団双竜を旗揚げし、今月12日に33歳の誕生日を迎える座長。

 

「劇団双竜は僕のわがままで作った劇団なので、双竜を継いでもらって継続したいとは思ってないんです。」

「若い子たちには、どんどん自分の劇団を旗揚げしていって欲しいです!」と座長。

 

 

化粧のこだわりを尋ねると

「若い頃は、ありましたけど、ちょっと変えるとめっちゃ遅くなるのでw」

「もう、いつもどおりのやり方です。」

 

「僕、めっちゃ少ないんですよ。化粧道具が。使うやつしか置いてないから」

という座長の化粧前は、確かにすごくシンプルです✨✨

 

 

 

 

支度を終えた(途中の方もw)座員さんたちが、座長の元に集まり、開演前のご挨拶。

 

 

■第一部  ミニショー

 

双竜 太星(そうりゅう たいせい)さんと 双竜 巧磨(そうりゅう たくま)さんの相舞で華やかにスタート❗❗

 

 

 

双竜 星矢(そうりゅう せいや)さん

 

 

 

衣装を替えて 太星さん

 

 

 

巧磨さんも、棒を使った舞踊で再び登場!

 

 

 

 

 

座長 紅白の着物に着替えて・・・

ミニショーの準備が出来ました❗

 

 

 

座長 双竜 英次郎(そうりゅう えいじろう)さん  登場❗❗

 

 

 

ミニショー ラストは 双竜 和也(そうりゅう かずや)さんと 双竜 次郎吉(そうりゅう じろきち)さんも加わっての群舞にて

フィニッシュ❗❗

 

 

 

 

 

ミニショーが終わり、幕裏では急ピッチでお芝居のセットが組まれて行きます。

 

 

 

 

 

 

■第二部 お芝居  「秋太郎の情け」

 

 

秋太郎の弟の縁談のシーンからスタート!

 

本日の座長の役どころは三枚目。

でも「三枚目のレパートリーは少ないんです。」と座長。

 

 

花道からの登場です。

 

 

 

座長と双竜 音花(そうりゅう おとは)さん 音花さんは番頭役。

音花さんは今年1月に劇団双竜に入団したばかり✨

なのに、キャラクターもさることながら、当日に決まった配役も、立派にこなしています❗

 

 

座長(秋太郎)と太星さんは兄弟の役。

 

 

秋太郎の友人だと、金をせしめにきたならず者たち。

そのせいで縁談は破談となってしまう。

 

 

秋太郎の弟はしかたなく家に帰ってきた。

巧磨さんは兄弟の父親の役。

 

 

そこに秋太郎も帰ってくる。

 

Choo Choo TRAIN みたいになってますが、2人をおぶっている体(てい)ですwww

 

 

ならず者たちにやられ川で溺れていた所を、助けて家に連れ帰った2人は、弟との縁談を破談にした親子だとわかり、、、

事態を把握する秋太郎。

 

家には、追い出された弟が帰っていたので、思わぬ再会となる。

親子を置いて、秋太郎は家を出ていったので見えてない体ですwww

 

秋太郎の留守中に、ならず者たちが家に訪れ、連れ去ってしまう。

 

 

いざ、弟を助けに!!

 

セットチェンジは座員さん総出でスピーディーに進みます。

 

幕裏では、最終の打ち合わせ。

いよいよクライマックスを迎えます。

 

全てはお嬢さんと一緒になり家を乗っ取りたい、番頭が仕組んだ事だった。

 

 

秋太郎が間に合った!

 

 

激しい立ち回り✨✨

 

こんな奴らにも情けをかけ、斬らずに倒していく秋太郎だったが。。。

 

番頭の刃が秋太郎に・・・・・・

 

今生の別れとばかりに、皆に声を掛けていく秋太郎だが。。。

 

なかなか死なない秋太郎w

 

ここで、芝居中ですが、ご来場のお客様に 劇団双竜座長 双竜 英次郎からご挨拶www

「はじめまして。双竜 英次郎と申します。今まで関西公演が少ないばかりに、劇団を知らないお客様がほとんどだと思いますが、、、

どうか!!この激戦区、大阪公演に参りました私達をどうぞかわいがってくださいます様、よろしくお願いいたします〜!!」

 

これで成仏出来ると秋太郎だが。。。

 

懐に隠したのお盆のおかげで、無傷な秋太郎!

めでたしめでたし😊👍✨✨

これにて終幕です❗❗❗

 

 

 

芝居が終わり、ご来場のお客様へ口上挨拶。

 

 

若手3兄弟のご紹介✨  左から 双竜 次郎吉さん(14歳)  双竜 太星さん(19歳)  双竜 星矢さん(26歳)

 

 

そして1月入団の 双竜 音花さん✨

 

幕の裏は、ショー用の背景幕に替えられています✨✨

 

 

舞台袖には着替えを終えた座員さんたちが集まってきます。

 

 

 

 

 

■第三部 華の舞踊絵巻

 

華やかに群舞からスタート❗❗❗

 

 

酒井 えりな(さかい えりな)さん✨ 

えりなさんは座長の衣装の準備やショーのタイムテーブルの調整確認などに大忙しでした!

 

 

 

双竜 和也(そうりゅう かずや)さん✨ 渋く決めます✨✨

 

 

 

 

座長 お三枚目からガラッと変わって 女形でショーのスタンバイ✨✨

 

座長の香水はルイ・ヴィトンのリマンシテ✨✨

 

 

座長 双竜 英次郎さん 美しい妖艶な舞踊です✨

 

 

 

 

双竜 次郎吉さん✨

 

 

 

双竜 星矢(そうりゅう せいや)さん✨

 

 

 

座長 続いて立役の化粧へ

 

バッチリ きまってます✨✨

 

 

 

 

酒井 大輔(さかい だいすけ)さん✨ 3兄弟のお父様😊

 

 

 

英次郎座長と大輔さんでの渋い相舞✨✨

 

 

 

双竜 巧磨さん✨

 

 

 

 

 

 

双竜 太星さん 女形で登場✨

 

 

 

 

座長 続いて白髪に黒の着物でスタンバイ。

 

ちびっこ達も興味しんしんだった翁の面✨

 

 

 

チックタック・チックタック・・・・

座長による舞踊  「大きな古時計」 惹き込まれます😊✨

 

 

 

 

 

 

酒井 大輔さん ソロで登場✨

 

 

 

 

笑顔が素敵な太星さん😊

 

 

3兄弟の末っ子 次郎吉さん😊

 

 

座長 ロングのかつら&モノトーンの衣装で登場✨✨✨

 

 

 

 

舞台袖では、何やらすごい被り物❗❗

 

音花さん ソロでの舞踊✨

 

 

 

座長 ラストショーの準備中😊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ラストショー 「望郷じょんがら」

 

 

 

 

花吹雪舞う中、これにて終演です❗❗

 

 

 

 

 

送り出しを終え、楽屋へ帰ってくる座員さんたち(以下、ピンボケですみません・・・)

えりなさん

 

和也さん

 

巧磨さん

 

次郎吉さん

 

太星さん

 

星矢さん

 

大輔さん

 

 

皆様、お疲れ様でした〜❗❗❗✨✨

 

 

 

支度が終わる度に、目線をくれるサービス精神旺盛な英次郎座長✨ 有難う御座いました😊

 

本日は、お疲れ様でした❗❗😊

 

 

 

 

■双竜 英次郎座長よりメッセージ

「これからも劇団皆で楽しくやって行ければなと思っています。ぜひ、お客様に劇団双竜という名前を覚えていただきたい。

皆様、一度 劇団双竜を観に来て下さい!!一度観ていただければ、気に入っていただける自信があります!

よろしくお願い致します!!」

 

■劇団双竜プロフィール

劇団冨士川、梅田劇団で経験を積んだ双竜英次郎座長が、
2018年7月に片岡演劇道場にて旗揚げ。
若手中心のメンバーで、双子の竜が描く「∞」のように限りない高みを目指す。

 

 

 

羅い舞座 御所本店 2024年3月公演
「宝海劇団」舞台袖レポート

2024年3月21日 19時54分45秒

羅い舞座 御所本店

宝海劇団 公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。

(撮影:2024年3月7日昼の部)

 

 

 

■お昼の部 開演1時間前

 

 

羅い舞座ブログ・舞台裏シリーズ、おそらく最多登場いただいている宝海劇団。

なんと!今月は 小空くん、真紀さん、三代目ボーイ豆タンクくん、空也さん(誕生日順)のお誕生月✨✨

おめでたい3月はイベント盛りだくさんで公演中です❗❗

 

 

 

 

 

 

幕裏にはすでにセットが組まれています。

 

 

コチラはショー用でしょうか。宝海劇団といえばお面❗❗いろんな所に置かれています。

 

 

 

座長の化粧前の後ろには、本日の衣装が準備されています。

 

 

座長の元へ座員さんたちが集まり、開演前の挨拶 「よろしくお願い致します❗」

 

化粧を進めながらも、本日のショーのカツラや曲順などの打ち合わせ。

 

宝海 蘭丸(たかみ らんまる)さん も化粧を進めています。

 

 

座長 宝海 大空(たかみ おおぞら)さん 本日は三枚目の役どころです😊

 

 

宝海大心(たかみ だいご)さん は、化粧を終え、座長の衣装にアイロンがけをしています。

 

 

蘭丸さん 衣装に着替えています。その奥では真紀さんも支度中。

 

 

宝海 愛輝(たかみ あき)さんと宝海 空也(たかみ くうや)さんも衣装に着替中。

 

愛輝さんも本日は・・・・・・素敵な仕上がりですwww

 

 

 

蘭丸さんのアナウンスでいよいよ開演です!!

 

 

 

 

 

 

■第一部 お芝居  「恋の磐梯山」

 

 

一家の女中お鍋(愛輝さん)と 一家の娘お菊(蘭丸さん) 

 

 

真顔で香水の匂いを確認中www

そんな座長は最近、アニメ葬送のフリーレン』にハマっているそうです😊

 

衣装に着替えて出番を待つ座長。座長と大心さんは兄弟の役。

 

 

 

一家の姐御(真紀さん)は娘が好いている助八(大心さん)との縁談を持ちかける。

 

 

 

平公(座長)紋付袴で登場。助八の事が好きなお鍋は平公を唆して・・・

 

平公も娘を嫁にくれとやって来た。

 

しかし、平公の弟、助八と娘を一緒にする事にしたと姐御。

 

なら仕方ない、盃を水にしてくれと平公。「ああそうかい、そこまで言うなら仕方ない。」と姐御。

 

「止めねぇで下せいっ!!」 誰も止めてないし、引っ張ってもないのにズルズルと引きずられる平公ww 名人芸です😊

 

 

 

 

「しのぎを削りあう一家同士で1つにまとめたい、俺と娘を一緒にしてくれないか」と、さらに男(空也さん)が現れた・・・

しかし娘は助八と一緒になると決まった事。

 

話が拗れたなら仕方ない、と姐御を斬りつけ・・・

娘お菊をさらって行ってしまう。

 

一部始終をみていたお鍋は姐御に「やっぱりかわいい平公に本心を伝えてくれと。」託される。

 

 

 

 

■二場

 

 

気晴らしに酒を飲んで家に帰ってきたら、助八も家に。大事な話があると助八が縁談の話を打ち明けるが、、、

 

納得いかない平公は兄弟の縁も切ると助八と喧嘩に。

 

そこにお鍋が現れ、一家の姐御が殺された事を伝えた。

仇をとってくると出ていく助八。

 

どうせ俺は破門にされたと、いじける平公に姐御さんの本心を伝え、奮い立たせる。

 

しかし、なかなか成功しないたすき掛けwwww

 

姐御の仇討ちとついでに助八も助けてやる!と平公も助八の後を追う!!

 

 

■三場

姐御を斬った男とその親父(竜也さん)

腕っぷしは強いが、やっぱりちょっと残念な兄www 口車に乗せられ敵味方を行ったり来たりwww

 

大立ち回りの末、見事仇を討ったが・・・・・平公と心配で様子を見に来たお鍋も傷を負ってしまう。

無事娘を助けることができた助八。 

平公を踏み越えて行くが、踏んだ場所が悪かったw 悶絶の平公、いや座長ww

 

「どうせ死ぬんだ。似た元同士、夫婦であの世に行かねえか?」と平公。 我慢してやるよとお鍋

お鍋のお国自慢の歌「磐梯節」を聞きながら、あの世に行きたいと平公。

熱唱のお鍋に平公も続く♪ とても死にゆく者たちには見えませんがwww

 

これにて終幕です❗❗❗

 

 

 

ご来場のお客様に口上挨拶。

 

「本や、DVDがどんどん売れなくなっている。」と言う話から、楽屋でもお話をさせていただきました。

 

「僕、TSUTAYAが大好きなんです。でも最近どんどん縮小されていって。。。本やDVDって、お店に行って現物を手にして、ジャケットを見て選ぶのが好き。

ゲームの攻略本とかも大好きだった。友達同士でそれぞれ買った本の攻略情報を交換したりね。」

「最近はスマホ片手に、何でもデータで買えてしまう。確かに便利で手っ取り早いからサブスクなんかも利用しますけどねぇ。」

「やっぱり現物が、手に取れる触れるものが、いいんです。」

「なんか寂しいですよね〜。」と座長。

確かに、全く同感です❗

 

 

幕裏では、スモークが炊かれ、ショーの準備が始まります。

 

 

 

座長は女形でスタート✨✨真紀さん、着替えをお手伝い😊

 

 

 

 

 

 

■第二部  舞踊ショー

 

 

 

宝海劇団 座長 宝海 大空さん 紫の着物に赤い髪が映えます✨✨

 

 

 

続いて  大心さん 蘭丸さん 空也さん 愛輝さん による群舞❗❗

 

 

 

座長 再び登場✨✨

 

 

続いて愛輝さん

蘭丸さんと愛輝さん

相舞踊でつながっていきます✨✨

 

空也さん 今月 二十歳になります❗ 成人 おめでとうございます❗

 

 

 

大心さん 「かわいいよりかっこいいと言われたい!」とお芝居でも言ってました😊

もちろんかっこいいです❗❗

 

 

 

愛輝さん 立役で準備✨

 

こちらも、かっこいい舞踊です❗❗

 

 

真紀さん登場✨✨

 

 

 

再び群舞  「獣行く細道」

大心さん 蘭丸さん 空也さん 愛輝さん

座長も加わり群舞から・・・

座長のソロ舞踊へ✨✨

 

蘭丸さん&座長の相舞✨✨

 

蘭丸さんソロへ✨

ここでも流れる様に舞踊が連なって行きます❗❗

 

 

座長 鮮やかな衣装でソロ舞踊✨✨

 

 

 

 

園長 宝海 竜也さん 登場✨ 扇子を持っての渋い舞踊✨✨

 

 

 

ラスト前にパシャリ✨✨

 

 

 

 

■ラスト・ショー  「凛の国」

 

 

まるで映画のワンシーンの様❗❗ 幻想的なスタート✨✨

バランス

5人が揃うと本当にかっこいいです✨✨ バランスなんでしょうか❓❓❓

 

 

一足お先に桜吹雪の舞う中、これにて終演です❗❗

 

 

 

 

皆さん、素敵な笑顔、有難う御座います&お疲れ様でした❗❗❗

 

 

 

 

送り出しを終えて座員さんたちが、楽屋に帰ってきた頃、小学生組が学校から帰ってきました✨✨

小空くん

 

 

三代目 ボーイ豆タンクくん

 

 

ちび丸くん

 

みんな学校であったあんな事やこんな事を、お母さんに報告中😊😊😊

 

 

その頃、奈希(なぎ)ちゃんは紙吹雪のお片付けをお手伝い😊✨

 

 

 

片付けが終わったら、ごはんの時間❗❗舞台に机を並べて、みんなでいただきます❗❗😊

※豪華にしといて下さい!(by真紀さん)とのことで一部加工しておりますwww

 

 

 

 

■宝海大空座長よりメッセージ

「大衆演劇の公演の流れって、大体決まっているじゃないですか。一公演の中で、芝居があって、舞踊ショーがあって。

そのスタイルをどうにか変えていけたらなと模索中です。どうしたら楽しませられるか、飽きない様、飽きられない様にするには、どんな工夫をしたらいいか。。。

関西での公演は闘う場所だと思っているので!!また今年も全国各地に巡業に出て、もっと勉強して色々試して新たなカタチを作って帰ってくるので。

今の宝海劇団のスタイル・プログラムで演るのは今だけかな???なので、ぜひ観に来てください!」

■宝海劇団プロフィール

平成15(2003)年2月、宝海竜也座長が茂木健康温泉(栃木県)で旗揚げ。

座長の宝海大空は、幼き頃からスーパーちび玉として各メディアで活躍し、 現在は

「美3BOYS」のメンバーとして大衆演劇にとどまらず、活躍の幅を広げている。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羅い舞座 弁天座 2024年3月公演
「劇団華」舞台袖レポート

2024年3月21日 18時33分54秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見えないところでの劇団の奮闘ぶりをお届けしています。

今回は、羅い舞座 弁天座での劇団華公演に密着しました!

2024年3月7日取材)

 

 

■開演1時間前

 

「おはようございまーす」

 

 

1階の楽屋に化粧前の市川たかひろ座長。

スマホの配信アプリ「ポコチャ」で化粧配信されているところでした。

 

座長「配信は最近始めたんですよ。

遠方で来られないお客様が喜んでくださいます」

 

 

 

 

「○○さんが遊びに来たよー」

スマホから音声が。

 

 

 

 

その音声に座長が「○○さんいらっしゃーい」と応対。

 

「化粧しながらだとメッセージを読み落としちゃうので、音声読み上げ設定にしているんです」

 

スマホ越しにファンの方々とコミュニケーションを取りながら、着々と化粧が進みます。

 

 

 

今日はミニショーからの開演。

 

舞台下手側にある音響と照明の操作機材。

 

 

 

 

着替えながら音響の準備をする肥前隆次さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日座長が着る着物が、着る順番に積まれています。

座長の着付けの準備をするのは春乃みさきさん。

 

 

 

最初に着る着物一式が、床に広げられています。

「こうしておくと、さっと着せられるんですよ」

 

 

 

 

ほんと! あっという間にトップステージの着付け完成です。

 

 

 

 

本日の舞踊ショーのプログラムを配りに来た市川美蕾さん。

 

配信を観ているお客様に手を振ります。

 

 

 

 

 

プラグラムは座長と副座長が1日交代で作成するのが劇団華のルール。

この日は中村喜道副座長の担当日でした。

 

 

 

 

 

 

「よろしくお願いします!」

2階の楽屋から1階へ、挨拶にやってきた筑紫なつきさん(マンスリーゲスト)に、

市川かずひろ座長が「目もとの化粧、こうしたらいいんじゃない?」と、指導します。

 

 

 

 

なつきさんに「つけまつげ」を渡しながら

「若いから何やっても綺麗だよねー」

かずひろ座長の言葉に、うんうんと頷く取材班でありました。

 

 

 

 

時刻は12時。劇団華公演、開演です!

 

 

 

 

 

■第一部ミニショー

 

幕開け直前。なつきさんがカメラにピースサインを送ってくださいました♪

 

 

 

 

 

アナウンスは肥前隆次さん、音響担当は裏方スタッフの.ひかりさんです。

 

 

 

 

 

 

 

春乃みさきさん。

トップの出番が終わり、すぐさまお芝居の化粧にかかります。

 

 

 

ところで昨年12月の京橋劇場取材時は、

子役さんたちがいっぱいだったのですが、今日は?

 

「みんな平日は家から学校や保育園に通っているんです。

今日いるのは中村太我(たいが)くんと

中村咲喜(さき)ちゃんだけですね」とみさきさん。

 

 

 

たかひろ座長の化粧前には、

ひろかずくんが作った紙製のお雛様が飾られていました。

 

 

 

保育園で作ったのかな?

可愛いくて和みますよね^^

 

 

 

 

中村咲喜ちゃんが、かずひろ座長の化粧前にやって来ました。

 

 

おじいちゃん(かずひろ座長)が大好きなんだそう。

 

 

 

 

こちらは中村太我くん。

 

お父さんの中村喜道副座長の化粧前からひょっこり。

ポーズを決めてくれました。

 

 

 

 

 

 

こどもたちを見守りながら着物を繕う春やよいさん。

 

 

 

舞台の支度準備を手伝う合間を縫って針仕事。

常に手を動かしているやよいさんでした。

 

 

 

 

 

さてさて、舞台の方はミニショー終盤。

 

中村喜道副座長が舞台袖でスタンバイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニショーラストはたかひろ座長。

 

 

 

 

カメラ目線ありがとうございます^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニショーが終わり、第2部お芝居へ。

 

マンスリーゲストの澤村幸四郎さんに、大道具の確認をする副座長。

 

 

 

副座長「弁天座は道具が揃っているのでありがたいのですが、

どれをいつどう使うかちゃんと考えておかないと、

素早い場面転換が出来ないんです。

だから毎回細かく打ち合わせをしていますね」

 

 

 

副座長の指示で道具を確認する幸四郎さん。

 

 

 

 

 

小道具作りが得意な副座長。

劇場の道具の中でも、自分たちが使わせてもらったもので壊れているものがあれば

出来るだけ修理するようにしているそう。

 

プロ仕様の大工道具も持っています。

 

 

 

副座長「僕たちが乗ったあとは、道具が綺麗になっているはずです(笑)」

 

 

 

 

 

お芝居の化粧にかかる中村喜道副座長。

 

 

 

「今日は僕は悪い親分の役です」

 

 

 

 

副座長の衣装箱は黄緑と白色に統一されています。

 

 

 

刀のカバーも黄緑。

 

 

 

 

ビビッドカラーで一目で分かりますね。

 

 

 

 

 

たかひろ座長は空色。

 

 

 

 

 

かずひろ座長は黒で統一されていす。

 

 

 

 

 

 

 

2階の楽屋には

本日ゲストの博多家桃太郎座長がスタンバイ。

 

 

 

桃太郎座長は「良い方の親分役」だそうです♪

 

 

 

 

 

1階楽屋に戻ると、たかひろ座長がお芝居の支度中。

 

 

 

なつきさんも手伝います。

 

 

 

 

 

音響テーブルには

お芝居のきっかけが書かれたノートがセッティング。

 

 

 

 

舞台に設置された松の木。

天井が高いので、セットも大きいものが多いです。

 

 

 

 

舞台準備が整い、お芝居スタート!

 

 

 

 

 

 

■第2部お芝居「夢助千両土産」

 

 

序幕 夜道

子連れで旅する美代太郎(市川たかひろ)が、追い剥ぎ(中村喜道)に襲われる。

 

 

 

 

通りかかった結城の直蔵親分(博多家桃太郎)。

 

 

美代太郎は我が子・夢助を直蔵に託して絶命する…

 

 

 

 

 

 

第2場 結城一家

 

前幕より20年。

直蔵に助けられた夢助は、結城一家で育てられた。

 

しかし、ある日熱病にかかり、夢助はいつまでも子供のようになってしまう。

 

そんな夢助を、直蔵もお嬢さん(春乃みさき)も大切に見守っている。

 

 

 

 

 

 

塩釜一家の若い衆(澤村幸四郎)に馬鹿にされるも、負けない夢助だったが…

 

 

 

 

 

結城一家に乗り込んでくる塩釜一家丹治(中村喜道)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢助に殺しの濡れ衣を着せ、結城一家の縄張りを奪おうとする丹治。

 

 

 

 

 

窮地に立たされる直蔵。

 

 

 

 

 

 

ここで場面転換。

 

結城一家のふすまを入れ替えれば

 

 

 

 

 

塩釜一家に早変わり。

 

 

 

 

 

庭木もセット。

 

 

 

 

結城一家より豪勢な造りにして、双方の一家の違いを表します。

舞台道具が1つ1つ大きいので大変そうでしたが、

事前に打ち合わせされているからでしょう、

スムーズに行われていました。

 

 

 

 

 

舞台のセッティングが済めば、立ち回りの確認

 

 

 

 

最後は座長と副座長の一騎打ち?!

 

 

 

 

 

大詰め 塩釜一家

 

いよいよ復讐の時。

夢助の「変化」が見どころです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二重に飛び乗って…

 

 

 

丹治親分に渾身の一太刀を浴びせる!

 

 

 

 

 

 

 

 

お芝居が終わって口上。

 

 

 

 

その後ろではショーのセッティングが進められています。

 

 

 

 

 

 

2階の楽屋。

市川実蕾さんはショーから参加。

 

 

 

 

愛用の手鏡にはこどもたちの写真が。

 

 

 

可愛いですね♪

 

 

 

肥前隆次さんも舞踊の準備にかかります。

 

 

 

 

そのお隣には澤村幸四郎さん。

 

 

お芝居では夢助に翻弄される役。

かずひろ座長から「良かったよ!」と言われて、嬉しそうでした♪

 

 

 

 

 

1階の楽屋。

たかひろ座長が女形の化粧中。

 

 

 

紫のまつ毛とピンクをベースにしたメイクが特徴的。

 

 

まるで日本人形のよう。愛らしい女形です。

 

 

 

 

 

中村喜道副座長も女形の支度中。

 

大判の梅の花に鶯色の春らしいお着物です。

 

 

着付け担当は美蕾さん。

 

いつ見ても早い。

特に女形の帯結びは芸術品ですよね。

 

 

 

 

談笑する博多家桃太郎座長と市川実蕾さん。

 

 

幼馴染の仲良し組です。

 

 

 

 

 

「1時50分から開けますよー」

 

「はーい」

 

楽屋内に伝令が走り、第3部開幕です!

 

 

 

 

 

■第3部 舞踊ショー

 

幕開けトップはたかひろ座長を中心にした群舞から。

 

 

 

 

 

春乃みさきさん

 

 

 

スラリと爽やかな立役姿。

 

 

 

 

 

中村喜道副座長

 

 

しっとりとした大人の色気が漂います。

 

 

 

 

たかひろ座長

一本めの女形は武家のお姫様風。

 

 

桜がいっぱいで春爛漫の着物。

 

 

 

客席から登場するために、花道へ向かいます。

 

 

 

ちょっとちょっと…可愛らしすぎません??

 

 

 

 

 

続いて博多家桃太郎座長

 

 

 

裾ひきの着物で作られる見事な曲線。ため息ものです。

 

 

 

 

 

 

 

筑紫なつきさん。

 

 

 

艶やかな花模様の着物で、粋な扇子舞踊。

 

 

 

 

 

市川かずひろ座長も女形の支度が整いました。

 

 

 

 

踊り終わったなつきさんから鬘を受け取ります。

 

 

 

 

舞台袖レポートでは、皆さんの愛用の香水を紹介しているのですが、

今回は「お香」。

 

 

かずひろ座長の愛用品。

「朝一番にお香を焚きます。

ゲスト先でも『お香焚いていい?』って聞いてから、つけてます」

 

 

かずひろ座長は「単に好きだから」と言っておられましたが

お香はリラックス効果があるそうなので

大衆演劇の楽屋の習慣として広まると良さそうでよね。

 

 

 

 

 

 

慌ただしくも、皆さんとても仲が良く

終始笑いが絶えない楽屋の空気が、

 

 

 

 

そのまま舞台に元気いっぱい広がります。

 

 

 

 

 

一番元気はたかひろ座長でしょうか!?

 

 

 

 

 

 

澤村幸四郎さん

 

 

青を基調にした拵えで、シックな舞踊。

 

 

 

 

肥前隆次さん

 

 

淡い色の着物で、渋く決めます。

 

 

 

 

 

出番が多いたかひろ座長のこしらえは工夫がいっぱい。

バリエーションの広さにワクワクさせられます。

 

 

鬘につけられているのはお化け?

 

 

 

TikTokなどを観てヒントを得ているそうです。

 

 

 

 

お化けのカチューシャをつけたところ

 

 

 

やっぱり可愛らしすぎる…ずるい…(笑)

 

 

 

客席で沸かせる座長

 

 

 

女形で椅子に登っちゃう方は初めて観たかも(笑)

 

 

 

 

舞踊ショーも残すところ2曲。

 

個人舞踊のトリはかずひろ座長。

 

 

 

 

引き締まったところで、いよいよラスト舞踊!

 

 

今日のラスト舞踊は

 

 

「ドーン!」

 

 

 

博多家桃太郎座長の太鼓からスタート。

 

 

「やー!」

 

舞台袖でかけ声がかかります。

 

 

 

 

踊り子たちが繰り出して「夏祭り」!

 

 

 

 

 

ここでも一番元気は、やっぱり

 

 

たかひろ座長でした♪

 

 

お昼から大入り!

おめでとうございます!

 

 

 

 

 

■市川たかひろ座長メッセージ

 

今月の24日に僕の誕生日公演を行う予定です。

本当は4月9日なんですけど、来月お休みをいただくので

弁天座さんで前倒しでやらせてもらうことになりました。

お芝居も昼夜で替わりますので

よかったら観に来ていただけると嬉しいです。

もちろん、それ以外の日も毎日元気いっぱい頑張っています!

また他の羅い舞座系列の劇場にも

有名な座長様方が乗っておられますので

どうぞ1日でも多くお運びください。

お待ちしております!

 

 

 

■劇団華プロフィール

平成17(2005)年に市川かずひろ現太夫元座長が旗揚げ。

2017年2月、長男の市川たかひろが二代目座長に就任。

ますます華やかで楽しい舞台に磨きがかかる。

 

 

 

 

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