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羅い舞座 堺東店 2024年8月9月 二ヶ月公演
「劇団天虎」舞台袖レポート

2024年9月10日 17時35分30秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見えないところでの劇団の奮闘ぶりをお届けしています。

今回は、羅い舞座 堺東店での劇団天虎 旗揚げ5周年記念公演に密着しました!

2024822日取材)

■開演1時間前

 

本日は、劇団天虎 旗揚げ5周年記念公演という事で、劇団天虎に縁のある座長たちが大集合!!

 

 

舞台裏では七星泰河(ななせ たいが)座長 及びゲストの座長たちが慌ただしくお化粧を始めていました!

 

本来なら、楽屋や舞台袖での様子をお届けしておりますが、今回は客席から、舞台を中心にご紹介させていただきます!!

 

 

 

■第一部    劇団天虎5周年友情会 口上挨拶

 

羽織袴姿の座長たちが舞台に並ぶ姿は圧巻です!!

 

 

マイクを持っての司会進行は

花組むらさき 南條のぼる(なんじょう のぼる)座長

 

後列 左から

新導 あき(しんどう あき)さん

花組むらさき 藤間 美香(ふじま みか)座長

劇団戸田 戸田 ゆうた(とだ ゆうた)座長

劇団殿下 六三四 祐作(むさし ゆうさく)座長

劇団殿下 六三四 殿下(むさし でんか)座長

劇団神龍 澤村 神龍(さわむら じんりゅう)座長

 

前列 左から

三桝屋 二代目 市川 市二郎(いちかわ いちじろう)座長

劇団天虎 七星 泰河(ななせ たいが)座長

二代目 梅澤 秀峰(うめざわ しゅうほう)さん

 

 

市川 市二郎 座長

「ひとくちに5周年と申しましても、コロナ渦での5年、大衆演劇・役者にとっては一番きびしい中で5年間 舞台を創ってきた座長。

 これからは、その苦しい中を支えて下さったお客様にお返しをする事を誓って、10周年、20周年と続きます様、見守っていただき、支えていただきます様

 お願いを申し上げます。」

 

 

梅澤 秀峰さん

「この5年間の大変さは、裏で見ていてよくわかります。師匠にも死なれてしまい、大師匠の若水照代師匠も亡くなってしまって、誰も叱ってくれないんです。注意してくれる人がいないんです。そんな中で自分の芸を極めるというのは、大変な努力がいると思います。でもひとえに諸先輩方、お友達の力、そして何より、多大なるお客様の力添えがあってこそ、こうして5周年が迎えられたわけでございます。これから先も5年と2ヶ月、5年と6ヶ月、5年と10ヶ月・・・・(小さく刻みすぎとツッコミ笑)泰河座長は努力家です。これからが私にとっても楽しみな役者です。これから先も七星泰河を応援くださいます様、宜しくお願い申し上げます!」

 

 

そして本日の主役

劇団天虎 七星 泰河 座長

「本日はお暑い中、堺東羅い舞座にご来場賜りまして誠に有難う御座います!今日は、無理を言って市川市二郎座長に演出構成をしていただいたお芝居『忠治流転笠』を皆様方の協力のもとお送りさせていただきます。本日来ていただきましたお客様に喜んで帰っていただけます様、一生懸命がんばってまいります。5年という

長いようで短いこの間、梅澤先生、諸先輩方に色々と教えていただきながら、少しずつ大人になってまいりました。29歳になりまして、やっと物事の良さ悪さもわかる様になり、休まず舞台にも出てますし、本当に真面目になって来たなと感心しております。僕自身が(会場爆笑)先の通り師匠も大先生も亡くなり、叱ってくれる人がいないもんで、自分で自分を褒める事しか出来ないんです。(笑)叱ってくれる人がいないんで、太ってても気付かないんです。(笑)みんな優しいんで(笑)

10周年の時には、シュッとした痩せた姿で皆様方の前に現れますんで、また暖かく見守ってくださいます様、宜しくお願い申し上げます!」

 

 

戸田ゆうた座長の音頭、六三四殿下座長の木頭で、三本締めにて第一部終幕✨✨

 

 

 

 

 

■第二部    お芝居  「忠治流転笠」   演出構成 市川市二郎

 

旅の途中か茶店を訪れる男(新導 あき さん)「茶を一杯、もらえないか?」

茶屋の男(澤村神龍座長) 「ここら辺りは二年の水損、三年の日照りで茶葉が採れない」「水ならあるからそこの井戸をみて勝手にしろ」とあしらう。

 

村人たちが茶屋の男の元へ集まってくる。

「米が出来ないのに代官所の役人の取り立てが厳しくて、この国定村は、忠治親分がいなくなってから地獄の様なありさまだ。もう白旗上げるしかない。」と村人たち。

「白旗上げてどうする、お前たちの気持ちはわかるが、老いたワシ一人の力じゃどうする事も出来ん。」

「親分はもうじき、必ず村へ帰ってきてくれるに違いない。それまで耐えるんじゃ。」と茶屋の男。

 

 

「おいクソジジイ!」と茶屋にやって来た、今この村を仕切っている親分・島村伊三郎(六三四殿下座長)。後ろにはお代官様がいるから仕方ないと言いなりに。

 

 

忠治の子分、三ツ木文蔵(南條のぼる座長)が「今日明日には、忠治親分が帰ってくるので、酒を用意して欲しい」と現れる。

 

 

そこに伊三郎が現れ、「兇状わらじの親分なんかより、ウチの若い衆にならねぇか?」

忠治親分が帰ってきたら手も足も出ない様な野郎に「とやかく言われる筋合いはねぇ!」と文蔵。

 

小競り合いとなり・・・

「大事な額を割りやがったな!」と文蔵。

 

「ウチの親分までここまで馬鹿にされ、辛抱ならねえ!!」

 

「親分やさん、村人たちを思うなら、ここは辛抱してくれ。」と茶屋の男。

ここはグッと堪える文蔵。

 

 

 

冒頭の旅人はやはり忠治を探していた役人だった。

忠治を召し捕ろうと企むが・・・

 

謎の一行にあっさり斬られてしまう。もしや忠治親分か???

 

 

斬られた役人を片付ける茶屋の男「邪魔だな・・何かデカイし・・・」笑笑笑

 

 

「今のは、忠治だな?」と別の役人(戸田ゆうた座長)。

 

 

 

 

 

忠治親分やさん(藤間美香座長)の為に、気持ちを抑え、村人からの酒を持ち帰った文蔵。

さん(お萬)に額の傷の理由を打ち明けると

「よく辛抱してくれた。ウチの人に変わって礼を言うよ。ありがとう。」とお萬。

 

 

 

 

 

そこに忠治親分の一行が帰って来た!!!

 

久しぶりの再会となった文蔵と浅太郎(六三四祐作座長)。

 

忠治親分が帰って来た!会わせてくれと村人たちが押し寄せて来た。

 

 

村人たちの前に待ち焦がれた、忠治親分が現れた!

「親分様が村を出ていってからは、きつい年貢米の取り立てで、なんとか今日まで生きてきたが、もう村の衆も限界です。どうか助けてくだせぇ!」

 

「忘れたとは言わしやしねぇぞ!今から三年前、同じ様な状況の中、なんとか百姓たちを助けてやってくれと親分に泣いてすがって頼み、見るに見かねた親分は俺たち若い衆を引き連れて、代官屋敷に乗り込んで金を奪いお前達に渡したはずじゃなかったか?」と子分の円蔵(市川市二郎さん)が詰め寄る。

「たとえ親分が承知をしても、この話、日光の円蔵が承知は出来ねぇぞ!!」

市二郎さん、迫力満点・圧巻の長台詞!!

 

畳み掛ける様に助けを乞う村人たち。

「オラたちの自分勝手は重々承知、この爺ィの命と引換えに、助けってくだせぇ〜!」と自らの腹を斬った・・・

 

文蔵も村人たちと一緒に親分に助けを乞う。

 

忠治親分(七星泰河座長)ここでようやく言葉を発しましたw

「人間は飢えて死ぬほどツレぇ事はねぇ!」と親分は再び、村人たちの為に立ち上がる事に!

 

茶屋の男は腹に大根を仕込んでおり無事w 忠治親分は、すべてお見通しだった!

 

「俺たちも命をはらなきゃならねえ!」「二人で男を上げようじゃねぇか!!」と文蔵と浅太郎。

 

「おめぇたち、またこの俺に命を預けてくれるか?」

 

 

鋭い眼差し✨✨ いざ、代官のもとへ!!!

 

 

お萬、役人である兄に「村人たちを助ける為に立ち上がった親分を見逃してくれ」と懇願するが・・・・

 

 

 

悪代官 松井軍兵衛(梅澤秀峰さん)国定一家が殴り込みに来たと報告を受けると・・・

 

「生きて返すな!!」 どこかコミカルな秀峰さんの芝居に思わず笑顔になってしまってる殿下座長w

 

 

 

クライマックスへ!!

激しいやり合い!

 

文蔵も前回の仮をきっちり返す!!

 

 

いよいよ代官の前に、忠治親分が対峙する!

見事、悪代官を成敗!!!

 

 

「これで村人たちも苦しむ事はねぇ。引き上げだ!!」と忠治親分。

 

 

お萬の為にも「お縄を頂戴します。」と手を差し出す忠治だが・・・

 

「村人たちの為に、命をかけてこの村を守ってくれた。」

「十手を捨てれば俺も、同郷のただの男だ。」

「お前が、また村を出ていけば、村人たちはまた辛い目にあう。国定村が治まるまで 赤城の山にお籠りなせぇ!」

「おめぇたち、これから先は御用提灯から逃げて生きなきゃいけねぇ、ついて来たいやつは、ついて来い!」

 

 

第二部 お芝居 これにて終幕✨✨

豪華キャストで、見応えたっぷりのお芝居でした❗❗❗

 

 

 

 

 

 

 

ご来場のお客様へ口上挨拶。

「今日、一番大変だったのは台詞を覚える事でしたねぇ〜」と座長。

会場からは、クスクスと笑い声が(^^)

 

「本当に感謝です。こうして集まっていただいて共にお芝居が出来た事は、また一つの経験となって、成長に繋がって行くと思います!」

「有難う御座いました!!!」

 

 

 

 

■第三部     舞踊ショー

 

 

 

トップバッターは和 新之助(かず しんのすけ)座長   女形で登場です!

 

 

 

続きまして、新導 あき(しんどう あき)さん   ピンクの洋装で演舞!

 

 

 

 

戸田ゆうた(とだ ゆうた)座長    かわいらしい舞踊です。

 

 

 

六三四 祐作(むさし ゆうさく)座長   キリッっとしたかっこいい女形で登場。

 

 

 

 

藤間美香(ふじま みか)座長  髪を振り解いて妖艶な舞踊

 

 

 

 

 

 

 

 

六三四 殿下(むさし でんか)座長 水色ベースの着物に赤い髪が映えます

 

 

 

 

 

 

七星 泰河(ななせ たいが)座長  落ち着いた渋い着物 女形で登場です!

 

 

 

 

 

南條のぼる(なんじょう のぼる)座長    立役で登場!!

 

 

 

 

 

 

澤村 神龍(さわむら じんりゅう)座長   花魁姿で艶やかな舞踊✨✨

 

 

 

 

 

泰河座長     先程とはガラッと変わって鮮やかな着物、客席より登場です!

 

 

 

 

 

続いて 劇団天虎メンバーによる群舞!!

 

 

新之助座長も加わり、盛り上げます✨✨

 

 

 

 

ゲスト 琉哉(りゅうや)さん 笑顔が素敵です✨✨

 

 

 

 

 

赤い着物がかっこいい!!  七星 英雄(ななせ ひでお)さん 

 

 

 

新之助座長   力強い演舞です!!!

 

 

 

 

 

新導 あき さん  立役で男の色気満開です✨✨

 

 

 

 

 

ゆうた座長  金髪に胸元がザックリ開いた衣装✨

 

 

 

 

 

祐作座長 モノトーンの着物にカラフルな扇子で登場✨

 

 

 

 

 

美香座長    「even if」紫の髪が素敵です!!

 

 

 

 

殿下座長      紅白の着物で「一期一会」✨✨

 

 

 

 

 

泰河座長    立役で登場✨✨ 「越後獅子」

 

 

 

 

のぼる座長   女形で「恋の手本」✨✨

 

 

 

 

 

神龍座長    立役で登場「イチマディン~永遠に…」✨✨

 

 

 

 

 

泰河座長      「転がる石」 舞台狭しと客席でも舞い踊ります❗❗❗

 

 

 

 

 

 

市川市二郎 座長    「ひまわり」 貫禄の舞踊です✨✨

 

 

 

 

 

 

泰河座長&新導あきさん 「赤と黒のブルース」

 

 

 

 

 

南條のぼる座長 「雪燃えて」✨✨

 

泰河座長&のぼる座長   キリッときまってます!!✨✨

 

 

 

 

 

 

■ラストショー  「男の証」

 

本日の主役✨✨ 七星泰河座長 ❗❗

 

ラストは座長たち大集合で、迫力満点の群舞でした❗❗❗

 

第一部の口上挨拶から、お芝居、舞踊ショー・ラストまでみて、本当に泰河座長は、お客様や周りの皆に愛されているんだなぁと思いました!!

 

5周年、本当におめでとうございます❗❗❗

 

 

 

 

 

4時間にも及ぶ舞台を終え、お見送りから帰ってきた泰河座長、お疲れ様でした❗❗❗

 

 

 

■七星泰河座長コメント

5周年を迎えて

「長かったコロナ渦の中大変でしたけど、お客様に支えられて頑張ってこれましたので、あと5年ぐらいは頑張れたらいいな、頑張って行けたらいいなという気持ちです。

これからの劇団天虎は?

「どこの劇団さんもそうだと思いますけど、もっともっと良くなっていきたいという気持ちで頑張って行きます!!」

 

 

劇団紹介

劇団天虎(げきだんてんこ)

劇団芸昇で座長を務めた七星泰河座長が、2019年7月に羅い舞座 堺東店で旗揚げ。
古典から現代劇まで幅広く演じ、特に三枚目役には定評がある七星泰河座長のもと、旅芝居という大河へ悠々と挑む。

七星泰河座長の初舞台は8歳。2022年の2月には芸道20周年の記念公演を羅い舞座 京橋劇場で行いました。

現在29歳。自ら立ち上げた劇団を牽引する若き気鋭の座長。

ただいま2ヶ月間、羅い舞座堺東店で元気いっぱい公演中です!

 

 

 

 

 

 

 

 

羅い舞座 堺東店 2024年4月公演
「劇団輝」舞台袖レポート

2024年4月22日 18時25分56秒

羅い舞座 堺東店で公演中の劇団輝の舞台裏に密着!
華やかな舞台の裏では今日も楽屋は大忙し。

今年5月で創立19年目を迎える劇団輝。今月公演の堺東店では今回が2度目、ちょうど1年ぶりとのことで気合十分です!

(撮影:2024年4月6日昼の部)

 

■11時 お昼の部開演1時間前

 

1時間前には化粧をし始めているという葵たけし座長。
「僕遅いんですよね。コーヒー飲んだりタバコ吸いながら化粧するんで…。
子どもたちは30分後くらいです。小さい頃から何でもやることが早かったので、化粧も自分たちでしていました。さくらも4,5歳から自分でやってますね。」

 

四兄妹の末っ子桃色さくらさん(11)(右)とお母さんの鈴風ふみさん(左)。お二人ともコンパクトな化粧前です。(ちなみにさくらさんは上に乗せている「アグリーベイビーズ」というTikTokで人気の人形がお気に入り♪)

 

11時30分、3人のお兄さんたちも楽屋入り!

 

三男 匠志雄大(きょうし おうだい)さん(19)。リボンのヘアバンドにちいかわミラーがキュート♡

 

 

真っ先に支度を終えた鈴風ふみさん。本日のお芝居「酔っぱらって子守唄」の主役を務めます。(主役は数あるお芝居で唯一だそうです!)

 

化粧前の近くにコピー機があったのでふみさんに尋ねると、
「三番目の雄大がパソコンで一週間の予定表を作るんです。お芝居は三兄弟で決めていますね。」と見せてくださいました。

カラフルで見やすい!SNSにアップしたりお客さんへの宣伝も手を抜きません。劇団さんならではの表現で個人的に7日の「座長ぶっ壊れ狂言」が気になります。

 

座長「うちの夜の部は若いファンの子が多く来てくれるんです。10代の子たちとか学校終わりに。どこへ行っても言われるんですけど珍しく夜の部が強い劇団なんです。だから子どもたちの目線で踊りとか内容を決めた方が良いってことで全部子どもたちに任せてます。昼間はお年寄りが多かったら客席に合わせて変えたりしてますね。」

 

次男の副座長 武幻龍大(むげん りゅうだい)さん(23)。皆さんより少し遅れて楽屋入りされていましたが、ものの10分ほどでお化粧終了。すごい!

 

 

今日の役どころについて話してくださる若座長 覇士大虎(はくと だいご)さん(26)。
「今日はお母さん(ふみさん)の妹役です。…って、こんな頭でも良いんですか?あれ?」(タイミングが!すみません!)

 

 

さくらさん「今日の役は目の見えない子どもの役です。…はい、可哀想です…。」
さくらさんの前は雄大さんがこの役をされていたのだそうです。

 

 

 

雄大さん「僕はめちゃくちゃチョイ役です。初めだけ出たらもうそのあとは音響に行きます(笑)」

 

 

楽屋1階はみなさんの化粧前で2階は鬘の倉庫として使っているとのこと。(写真は全体の半分以下)
今日使ったものはどんどんこちらへ運ばれて行きます。

 

 

1部お芝居開幕直前、大虎若座長によるアナウンス。

 

 

■1部 お芝居「酔っぱらって子守唄」

盗人のおしん(ふみさん)が博打場に借金をして困っていた妹の夫(龍大副座長)を助ける場面。

 

 

上手の舞台袖から登場した目明し役のたけし座長。
本来ならお縄にすべき相手だが、子どもに会いたいという願いを聞き、時刻までに会ってここに戻ってこいと約束をする。

 

 

舞台は1幕目が終わり場面転換へ…

 

楽屋でお芝居の確認をするさくらさんと龍大副座長。(優しいお兄様の眼差しが眩しい…!)
「おじちゃん、ありがとう。」「おじちゃんじゃねぇ、お兄ちゃんだ。」「おじちゃん、ありがとう。」×3回くらい…「もうどっちでもいいや。」「そうそう。」

 

妹のおみね(大虎若座長)に実の娘を預けていたおしん。自分と同じ名前を付けてもらっていたことを知るが同時に亡くなったことを告げられる。

しかしその時帰ってきた子は…

 

(お二人とも息ピッタリでした!)

 

 

楽屋では二部のショーで着る衣装の準備が着々と進められ、スチームアイロンが綺麗にかけられています。

 

 

 

音響には雄大さんと、次の出番までモニターを確認するたけし座長。

 

おしんにお遣いを頼むおみね。子どものおしんは産みの母「おしんのおばちゃん」のもとへ急ぐ…

 

 

いよいよ終盤、十手を持って舞台へ向かう座長。(カッコイイ!)

 

おしんの状況を察した目明しは場所を離れ、母親のおしんと娘のおしんは再会を果たす。
母親のおしん「子どもかい、いたわよ。…でもおばちゃんのせいで死んじゃったんだ。」
娘のおしん「今だけ本当の子どもになってお酌してあげる」「飲みすぎないでね、おっかちゃん!」

今も綴りながら泣けてきます。(;_;)

 

 

クライマックスの曲と音量を調整する龍大副座長。大虎若座長も見守ります。

 

舞台の撮影に回ろうとしたところでこちらにも見守り隊が…

(さくらさん、とってもお上手でした!!)

 


涙、涙の終幕です。

 

以前は雄大さん、現在はさくらさんが娘のおしん役を演じておられます。母と同じ名前を娘に付ける話という点で、さくらさんが生まれた時はこの芝居を女同士の親子で出来るのがちょうど良いと感じられたそうです^^(ふみさん、大虎若座長談)

 

ちなみにこちらは音響の合間を縫って予定表を作る雄大さん。頭が下がります…

 

■休憩~2部舞踊ショーの支度

公演内容の決め方についても詳しく伺いました。
若座長「一ヶ月間のお外題はお客さんの反応や雰囲気を見ながら手探りで決めています。一ヶ月全て一気に決めるより、同じ大阪でも池田と堺では雰囲気も少し違うので、出来る限りお客さんに合わせていけるように一週間毎にしていますね。」

 

 

大虎若座長「僕が小さい時の化粧はその頃いた座員さんにしてもらって、それを写真に撮って見返しながらしてましたね。でも初めはすごく汚くてよくその顔で舞台に出てたなと思います(笑)座長は出来なくてもそれで出ろっていうスタンスでした。」

 

龍大副座長「僕は演劇グラフとかを読んでどんな風に化粧をしたら良いのか勉強してました。」

 

 

雄大さんは小さい頃から何でも自分でこなしていたそう。(皆さんが口を揃えて「あの子は器用」と仰っていました^^)
雄大さん「目のキラキラはよく言われますね。こういうのを使ってます。↓」

グリッター系のラメが2種類!

 

 

大虎若座長のメイク方法が独特で鏡から極力離れて微調整するそう。
若座長「客席で見たときどんな風に見えてるのか、手元だけじゃ分からないんですよね。」
なるほど…美術館の絵画は離れて見るのと同じですね!

 

 

たけし座長の個人舞踊1曲目は沖縄デザインの装いで。この時ふみさんから「何踊りますか?」と聞かれ、しばらく考えたあとじゃああれで、と…その10分後ほどにはもう舞台で踊っておられたので驚きました。即興なんですね!

 

■2部 舞踊ショー

雄大さん「大いに盛り上がってまいりましょ~!」

 

トップステージは三兄弟で。(左から龍大副座長、大虎若座長、雄大さん)

 

 

龍大副座長のアクセサリーコーナー。裏面もびっしりでした。(お洒落なサングラスがたくさん!)

 

 

座長の指示を受けて鬘を取るふみさん。

 

 

ピシッと装着!

 

 

大虎若座長もほぼ同時に準備万端。このあとはお二人で…

 

相舞踊でした!なるほど、同じ生地のお着物!(舞台を見て気付きました^^;)

 

 

龍大副座長もしっとり和の女形。

 

 

皆さん交代で音響につき、舞踊ショーを盛り上げます。(掛け声をかけるさくらさん)

 

 

こちらは座長の衣装コーナー。専用ハンガーにかけられた帯が美しいです。

 

今日はどれにしようかな……(※これは私の妄想です)

 

 

 

洋風衣装の座長、雰囲気がガラリと変わりますね!

 

 

楽屋では次々と支度が進んでいきます。

 

 

お花いっぱいの着物に身を包んださくらさん。

 

 

「あぁ~無理だ時間ない~!」と雄大さん。鉢巻でしょうか、結局ポイと置いて舞台に走って行かれましたが…

 

 

客席からだと無敵スマイルにロックオンされるのみで、そんなハプニング(?)も楽屋にポイと置いて輝く雄大さんでした。

 

 

座長の化粧前の隣にあったタオルウォーマー。昼と夜の公演終わりにお顔を拭く用だそうです。^^

 

 

ラストショー前、皆さんの支度が紋付き袴で揃っていきます。

 

 

■ラストショー「山河」

 

週末は昼の部終演後すぐに追加ショーが始まります。…その前に袴姿の皆さんをパチリ📸

 

 

大虎若座長。

 

龍大副座長。

 

雄大さん。

 

たけし座長。

 

皆様、お疲れ様でした!!

 

ちなみに、一日追っていた雄大さんの予定表の進捗は…?

終演後には埋まっていました!舞台に出ながら音響をしながら、すごいです。ファンの皆さんも嬉しいですね^^

 

 

このあとすぐ始まった追加ショーの模様もチラ見せ…♪

 

トップショー。左から雄大さん、大虎若座長、龍大副座長。

 

劇団用の予定表

 

 


 

最後に…


■葵たけし座長よりメッセージ


今月は18日に龍大の副座長就任2周年記念公演があります。
今年は劇団創立19年で、20周年に向けての記念公演を6月に控えています。
兄妹みんな頑張ってますので応援よろしくお願いします。

 

 

■劇団輝プロフィール


葵たけし座長が旗上げ。葵一門の芸を大切にしながらも、独自の感性でキャッチしたアイデアをもとに次々と幻想的な世界を創り出し、前進を続けている。
「限られた公演時間の中で最大限楽しんでほしい」と語る座長の強い信念は、三人の息子たちをはじめとする劇団の時代を担う若手たちに確かに受け継がれている。

羅い舞座 堺東店 2024年3月公演
「劇団双竜」舞台袖レポート

2024年3月25日 19時00分21秒

羅い舞座 堺東店

劇団双竜公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。

(撮影:2024年3月6日昼の部)

 

■お昼の部  開演1時間前

 

 

2018年7月に旗揚げされた劇団双竜。

今年は6年目に突入との事ですが、大阪での公演はほとんどなかったそうです。

羅い舞座グループの舞台にも今月が初乗りです❗❗

 

 

舞台には双子の竜が描く「∞」が散りばめられた幕が掛けられています。

 

 

 

ズラッと並ぶかつら箱。

英次郎座長のお隣は 後見 酒井 次郎(さかい じろう)さんの化粧前でしたが、本日は発熱の為、大事をとってお休みとの事です。

 

 

綺麗に整頓されています。

 

 

壁には英次郎座長のアクセサリー✨✨

 

 

上階の楽屋では、座員さんたちが化粧を始めています。

「人数に勝るものは無い!」と英次郎座長。

裏方さんを含めると、なんと20人近い大所帯です😊

 

 

 

座長 双竜 英次郎(そうりゅう えいじろう)さん

 

27歳で劇団双竜を旗揚げし、今月12日に33歳の誕生日を迎える座長。

 

「劇団双竜は僕のわがままで作った劇団なので、双竜を継いでもらって継続したいとは思ってないんです。」

「若い子たちには、どんどん自分の劇団を旗揚げしていって欲しいです!」と座長。

 

 

化粧のこだわりを尋ねると

「若い頃は、ありましたけど、ちょっと変えるとめっちゃ遅くなるのでw」

「もう、いつもどおりのやり方です。」

 

「僕、めっちゃ少ないんですよ。化粧道具が。使うやつしか置いてないから」

という座長の化粧前は、確かにすごくシンプルです✨✨

 

 

 

 

支度を終えた(途中の方もw)座員さんたちが、座長の元に集まり、開演前のご挨拶。

 

 

■第一部  ミニショー

 

双竜 太星(そうりゅう たいせい)さんと 双竜 巧磨(そうりゅう たくま)さんの相舞で華やかにスタート❗❗

 

 

 

双竜 星矢(そうりゅう せいや)さん

 

 

 

衣装を替えて 太星さん

 

 

 

巧磨さんも、棒を使った舞踊で再び登場!

 

 

 

 

 

座長 紅白の着物に着替えて・・・

ミニショーの準備が出来ました❗

 

 

 

座長 双竜 英次郎(そうりゅう えいじろう)さん  登場❗❗

 

 

 

ミニショー ラストは 双竜 和也(そうりゅう かずや)さんと 双竜 次郎吉(そうりゅう じろきち)さんも加わっての群舞にて

フィニッシュ❗❗

 

 

 

 

 

ミニショーが終わり、幕裏では急ピッチでお芝居のセットが組まれて行きます。

 

 

 

 

 

 

■第二部 お芝居  「秋太郎の情け」

 

 

秋太郎の弟の縁談のシーンからスタート!

 

本日の座長の役どころは三枚目。

でも「三枚目のレパートリーは少ないんです。」と座長。

 

 

花道からの登場です。

 

 

 

座長と双竜 音花(そうりゅう おとは)さん 音花さんは番頭役。

音花さんは今年1月に劇団双竜に入団したばかり✨

なのに、キャラクターもさることながら、当日に決まった配役も、立派にこなしています❗

 

 

座長(秋太郎)と太星さんは兄弟の役。

 

 

秋太郎の友人だと、金をせしめにきたならず者たち。

そのせいで縁談は破談となってしまう。

 

 

秋太郎の弟はしかたなく家に帰ってきた。

巧磨さんは兄弟の父親の役。

 

 

そこに秋太郎も帰ってくる。

 

Choo Choo TRAIN みたいになってますが、2人をおぶっている体(てい)ですwww

 

 

ならず者たちにやられ川で溺れていた所を、助けて家に連れ帰った2人は、弟との縁談を破談にした親子だとわかり、、、

事態を把握する秋太郎。

 

家には、追い出された弟が帰っていたので、思わぬ再会となる。

親子を置いて、秋太郎は家を出ていったので見えてない体ですwww

 

秋太郎の留守中に、ならず者たちが家に訪れ、連れ去ってしまう。

 

 

いざ、弟を助けに!!

 

セットチェンジは座員さん総出でスピーディーに進みます。

 

幕裏では、最終の打ち合わせ。

いよいよクライマックスを迎えます。

 

全てはお嬢さんと一緒になり家を乗っ取りたい、番頭が仕組んだ事だった。

 

 

秋太郎が間に合った!

 

 

激しい立ち回り✨✨

 

こんな奴らにも情けをかけ、斬らずに倒していく秋太郎だったが。。。

 

番頭の刃が秋太郎に・・・・・・

 

今生の別れとばかりに、皆に声を掛けていく秋太郎だが。。。

 

なかなか死なない秋太郎w

 

ここで、芝居中ですが、ご来場のお客様に 劇団双竜座長 双竜 英次郎からご挨拶www

「はじめまして。双竜 英次郎と申します。今まで関西公演が少ないばかりに、劇団を知らないお客様がほとんどだと思いますが、、、

どうか!!この激戦区、大阪公演に参りました私達をどうぞかわいがってくださいます様、よろしくお願いいたします〜!!」

 

これで成仏出来ると秋太郎だが。。。

 

懐に隠したのお盆のおかげで、無傷な秋太郎!

めでたしめでたし😊👍✨✨

これにて終幕です❗❗❗

 

 

 

芝居が終わり、ご来場のお客様へ口上挨拶。

 

 

若手3兄弟のご紹介✨  左から 双竜 次郎吉さん(14歳)  双竜 太星さん(19歳)  双竜 星矢さん(26歳)

 

 

そして1月入団の 双竜 音花さん✨

 

幕の裏は、ショー用の背景幕に替えられています✨✨

 

 

舞台袖には着替えを終えた座員さんたちが集まってきます。

 

 

 

 

 

■第三部 華の舞踊絵巻

 

華やかに群舞からスタート❗❗❗

 

 

酒井 えりな(さかい えりな)さん✨ 

えりなさんは座長の衣装の準備やショーのタイムテーブルの調整確認などに大忙しでした!

 

 

 

双竜 和也(そうりゅう かずや)さん✨ 渋く決めます✨✨

 

 

 

 

座長 お三枚目からガラッと変わって 女形でショーのスタンバイ✨✨

 

座長の香水はルイ・ヴィトンのリマンシテ✨✨

 

 

座長 双竜 英次郎さん 美しい妖艶な舞踊です✨

 

 

 

 

双竜 次郎吉さん✨

 

 

 

双竜 星矢(そうりゅう せいや)さん✨

 

 

 

座長 続いて立役の化粧へ

 

バッチリ きまってます✨✨

 

 

 

 

酒井 大輔(さかい だいすけ)さん✨ 3兄弟のお父様😊

 

 

 

英次郎座長と大輔さんでの渋い相舞✨✨

 

 

 

双竜 巧磨さん✨

 

 

 

 

 

 

双竜 太星さん 女形で登場✨

 

 

 

 

座長 続いて白髪に黒の着物でスタンバイ。

 

ちびっこ達も興味しんしんだった翁の面✨

 

 

 

チックタック・チックタック・・・・

座長による舞踊  「大きな古時計」 惹き込まれます😊✨

 

 

 

 

 

 

酒井 大輔さん ソロで登場✨

 

 

 

 

笑顔が素敵な太星さん😊

 

 

3兄弟の末っ子 次郎吉さん😊

 

 

座長 ロングのかつら&モノトーンの衣装で登場✨✨✨

 

 

 

 

舞台袖では、何やらすごい被り物❗❗

 

音花さん ソロでの舞踊✨

 

 

 

座長 ラストショーの準備中😊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ラストショー 「望郷じょんがら」

 

 

 

 

花吹雪舞う中、これにて終演です❗❗

 

 

 

 

 

送り出しを終え、楽屋へ帰ってくる座員さんたち(以下、ピンボケですみません・・・)

えりなさん

 

和也さん

 

巧磨さん

 

次郎吉さん

 

太星さん

 

星矢さん

 

大輔さん

 

 

皆様、お疲れ様でした〜❗❗❗✨✨

 

 

 

支度が終わる度に、目線をくれるサービス精神旺盛な英次郎座長✨ 有難う御座いました😊

 

本日は、お疲れ様でした❗❗😊

 

 

 

 

■双竜 英次郎座長よりメッセージ

「これからも劇団皆で楽しくやって行ければなと思っています。ぜひ、お客様に劇団双竜という名前を覚えていただきたい。

皆様、一度 劇団双竜を観に来て下さい!!一度観ていただければ、気に入っていただける自信があります!

よろしくお願い致します!!」

 

■劇団双竜プロフィール

劇団冨士川、梅田劇団で経験を積んだ双竜英次郎座長が、
2018年7月に片岡演劇道場にて旗揚げ。
若手中心のメンバーで、双子の竜が描く「∞」のように限りない高みを目指す。

 

 

 

 

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