舞台裏シリーズ
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舞台裏シリーズ

羅い舞座 堺駅前店 2024年9月公演
「劇団華」舞台袖レポート

2024年9月24日 21時59分27秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています!

今回は、羅い舞座 堺駅前店での劇団華公演に密着しました!

2024910日取材)

開演1時間前

午前11時 取材班到着。

 

楽屋へ続く通路には、両サイドに衣装箱やかつら箱が、綺麗に天井近くまで積まれています。

ベビーブルーで統一された たかひろ座長の衣装箱。

 

 

 

なんかいい匂いがして来ました😋

 

楽屋を覗いてみると、

美波天(みなみ てん)さんがラーメンに舌鼓を打っていました😋

 

 

そこに現れた

中村喜道(なかむらきどう)副座長も・・・「俺もラーメン食べたいっ!!」

お湯を注いで

3分待ちますw 本日は、焼豚ラーメンのようです😋

 

 

 

市川かずひろ太夫元兼座長の化粧前。

この日は諸用の為、まだ楽屋には到着しておられません。

化粧前の横にはモニターが。

かずひろ座長は時代劇も好きだけど、洋画が大好きでよく観ているそうです!

今ハマっているのは「ヴァイキング〜ヴァルハラ〜」という海外ドラマ。

洋画やアニメなどからもアイデアをもらって、お芝居に創作して味付けをするそうです!!

 

 

 

その横には・・・

市川たかひろ座長の化粧前✨

 

 

座員の皆さんが化粧を始める前に、やよいさんがそれぞれの化粧前に新しいタオルを用意してくれています✨✨

 

 

 

肥前隆次(ひぜんりゅうじ)さん は、早々に化粧や準備を終え、開演時間を待っています。

 

 

 

 

そうこうしていると、たかひろ座長も楽屋に到着し、化粧を始めています。

座長に化粧のこだわりを尋ねると

「僕は、これと言って特にこだわりは無いですね。濃すぎず、薄すぎず、自然な感じで。」

「(化粧をするのが)めちゃくちゃ遅ので、早めに来て、いつものこの時間なら化粧を終わらせています。」と座長。

 

 

 

市川実蕾(いちかわみらい)さん も、皆さんの衣装の準備等を終え、化粧を始めます。

「かずひろ座長が勧める映画は、絶対ハズレ無しで面白いんです!!」と実蕾さん😊

 

 

 

 

開演時間が近付くにつれ、舞台袖が慌ただしくなってきました!

 

 

 

 

そしてようやく、諸用で遅れていた かずひろ座長も

「ごめんね〜!今日はヨロシク〜!!」

と、楽屋に到着。

お芝居の化粧を始めます!!

 

 

 

たかひろ座長自ら、開演の口上挨拶❗❗

 

 

開演直前の幕裏。

いよいよ開演です❗❗❗

 

 

 

 

 

■第一部   ミニショー 

 

隆次さん 天さん 実蕾さん による 舞踊からスタート✨

 

舞台袖では 

喜道副座長とたかひろ座長が仲良く音響を操作しています(^^)

 

 

 

中村喜道副座長 登場✨

 

 

 

その頃楽屋では・・・

 

たかひろ座長も

やよいさんに着付けを手伝ってもらい

準備完了!!!

 

 

 

市川たかひろ座長 登場✨✨

ショーの合間にも舞台袖のカメラにむかってピースをしてくれるお茶目な座長w

 

 

 

ミニショーを終え、幕裏では、急ピッチでお芝居の準備が進みます!!!

 

 

かずひろ座長も衣装に着替えて芝居の準備!

 

準備が出来たら、「ちょっと、食べてみて〜!」と、買って来たキンパを皆に勧めて回りますwww

 

 

たかひろ座長、芝居の化粧を始めました。

 

 

隆次さん、お芝居の開演をアナウンス!!

 

 

 

 

 

 

■第二部  お芝居  「稲妻双紙」

 

 

この地に入り込んでいる稲葉小僧新助という盗賊を召し捕らねばならん、 そしてまた一つ、辻斬りの一件も

早く解決しなければ! と見回りをする奉行所の役人 村上とたつ吉。(喜道副座長&天さん)

 

 

そこに上役の大川(かずひろ座長)が現れ、「奉行所の面子にかけて、なんとしても稲葉小僧新助を召し捕れ!」と凄む。

 

 

稲葉小僧新助は楽屋で準備中😁

 

 

この地を治めるお奉行様、に自分より早く稲葉小僧を捕まえると言った、自分より下の立場の村上の事が、が気に食わない上役の大川。

 

 

 

 舞台袖で次の出番を待つ喜道副座長&天さん

 

 

 

闇夜の中、頭巾の男に左平(実蕾さん)が斬られてしまう。

 

偶然、その場に鉢合ってしまった稲葉小僧新助(たかひろ座長)。頭巾の男と小競り合いになる。

 

 

 

稲葉小僧新助が去った後、十手を持った役人 村上たちが現れる。

「稲葉小僧新助の仕業に違いない!とうとう人を殺めよったか!」と大川。

「稲葉小僧新助は、盗みはすれど非道はせぬ。と聞いている。この刀傷は侍のもの、つまり辻斬りの仕業に違いない!」と村上。

 

 

 

ついに稲葉小僧新助を召し捕った村上。

 

 

シリアスなお芝居ですが、幕裏では笑顔で記念撮影www

 

 

「有言実行だな。ワシも鼻が高いわ!」と大川。

 

たつ吉と新助は同郷の馴染みだった。

 

稲葉小僧新助の田舎では母は亡くなり、病に倒れた新助の父を妹がひとり面倒をみている事を伝える。

今すぐにでも田舎へかえりたい新助。

「俺が縄を解いてやるから、親父と妹の元へ行ってやれ!」と新助に両親を助けてもらった恩があるたつ吉は、縄を解いてやる。

 

「なぜ縄抜けをした!」

「理由(わけ)を聞こう!」と村上。

 

 

「事情はわかった!」「新助、約束だ!三日後にここへもどって来れるか?約束が出来るのなら逃してやろう!」

道中、役人の目もあるからと羽織と金まで渡してやる村上😥泣けます!!

 

 

 

しばし休憩中の大川(かずひろ座長)をパシャリ✨  こっそり撮らせていただきました😁

 

 

せっかく捕まえた稲葉小僧新助を逃したと知る大川。

「一旦捕まえた罪人を逃したのか???」

 

「盗人の言うことを信じ、騙されたんだ!」 村上の額を割る大川。

村上の額を割られ、「もう堪忍袋の尾が切れた!」とたつ吉。しかし「ここは耐えろ!堪忍じゃぞ!」と村上。

 

 

 

 

舞台は稲葉小僧新助の田舎の家に。

新助の妹(実蕾さん)と父親(隆次さん)

 

新助の突然の帰郷に驚く妹。

 

「何をしに帰ってきた! ワシらを捨て田舎を捨て、出ていったお前が何を今更!」と父。

「江戸で一旗上げようと出て行ったが、どこも雇ってはくれず、金も騙し取られ、そんな折、助けてもらったのが泥棒の親方だった。」

「気づいたときには遅かった。それからは泥棒稼業。今じゃ稲葉小僧と呼ばれる男になっちまった。。。」

役人に猶予を与えられ、「最後の親孝行」として帰ってきたと、今までの事情を父に話すと、父も新助の苦労に同情する。

 

追われの身、長居もできないと去ろうとする新助。

そこを何者かが銃で撃った。

 

「この杖をついて行け」と父と妹。

「役人との約束がある。どうしても行かねばならぬと、俺の分まで、長生きしてくれ!」と村を後にする稲葉小僧新助。

 

 

 

 

約束どおり、負傷しながらも、新助が帰って来た!

新助に、三日前の辻斬りの疑いもかかっている事を伝え、改めて別人の犯行だと確信する村上。

 

「何か覚えてる事はないか?」と村上。

新助は犯人と鉢合った事を思い出し、「侍だった!」と伝える。

その時のもみ合いになった際、とっさに抜き取った印籠を差し出す。

 

 

「この印籠の紋所は・・・・まさしく、上役大川様!」

 

 

 

バレてしまってはと、斬りかかる大川。

見事、大川を成敗した村上!!!

 

そこへ、新助が去ったあと父も亡くなったと妹が頼りにやって来た。

 

 

罪人の身、一緒に暮らすことは出来ないと新助。

 

事情を知り、「お前が帰って来るまで、ワシにその妹の面倒を見させてくれないか?」と村上。 

 

「あとの事は心配ない!」と村上。その場を後にする、稲葉小僧こと新助✨✨

どこまでも人情あふれる男前、村上でした!!

 

これにて お芝居 終幕です✨

 

 

 

 

お芝居が終わりこの日は、喜道副座長が、ご来場のお客様へお礼&ご挨拶。

「昨日は、日本中でここ堺が一番暑かったそうです!」

「37℃を超えてましたからね〜もう熱です!」

この日もかなり暑かったです(^_^;)

 

 

 

 

肥前隆次さん、ショーの準備を始めます。非常にコンパクトな化粧前ですね!

 

 

 

天さんもショーの化粧を進めています。

 

 

たかひろ座長もショーの準備中✨✨

 

 

喜道副座長 化粧を終え赤い着物で準備中✨✨

 

衣装に着替えて、いよいよショーが開幕します❗❗❗

 

 

 

 

 

 

 

■第三部 華の舞踊ショー

 

 

天さん たかひろ座長 隆次さん の郡舞で華やかにスタート!!

 

 

 

中村喜道副座長 女形で登場✨

 

 

美波天さん 紫のロングの髪が素敵です!!

 

 

 

今度は みさきさんがたかひろ座長の着付けをお手伝いされています✨

 

 

 

かずひろ座長もショーの準備を始めています。

化粧のこだわりを尋ねると

「全然無くて、毎日変わってると思います。日によってこーしてみよう、あーしてみようと試行錯誤を繰り返しています!」と座長。

まだまだ絶賛進化中です!!

 

 

続きまして、 市川実蕾さん 立役での舞踊✨✨

 

 

 

 

市川たかひろ座長 女形で登場 可愛らしい舞踊です✨✨ 

 

 

 

 

お揃いのヒョウ柄衣裳で群舞✨✨  「ゴールド・フィンガー」

 

 

 

 

 

市川かずひろ太夫元兼座長  女形でしっとりと舞踊✨✨お美しい✨✨

 

 

 

続いて 肥前 隆次さんと

たかひろ座長 での相舞踊✨✨

たかひろ座長はとても身軽でまるで飛ぶように踊ります✨✨

 

 

 

美波 天さん 立役で渋くキメます✨    「雑草」

 

 

 

 

続いて 肥前隆次さん こちらも立役で舞踊✨  「夢芝居」

 

 

 

 

たかひろ座長  紫の着物に金髪が映えます✨✨ 「Thanks~さらば、よき友~」

 

 

 

 

中村喜道 副座長  黒ラメのかっこいい着物で舞踊✨✨    「アメリカ橋」

 

 

 

かずひろ座長  扇子を持って立役で舞踊✨✨     「人生一路」

 舞台袖のカメラに笑顔☺ 有難う御座います!!  

 

 

 

 

 

■ラストショー   「日本橋から」

 

 

天さんと隆次さんの相舞踊からスタート✨✨

 

 

舞台袖でスタンバイ たかひろ座長&喜道 副座長✨ 

 

たかひろ座長も舞台袖でニッコリ✨✨

 

 

 

これにて、本日の公演は終幕です!!

重厚なお芝居とまさに華やかなショー!!

笑顔あふれる素敵な公演でした❗❗❗

 

 

 

 

送り出しを終えた皆さんが楽屋へ帰って来ました。

皆さん、素敵な笑顔、お疲れ様でした❗❗❗

 

 

 

市川たかひろ座長メッセージ

「ウチも少ない人数ながら、一生懸命やっているんで、ドキドキ・ワクワクと、楽しんでいただき、そして最後に来てよかったな!と

思っていただける様な劇団にしたいですね!」

 

たかひろ座長は、常に裏では座員さんにちょっかいを出していて、とってもチャーミングなイメージでした😊

 

市川かずひろ 太夫元兼座長メッセージ

「どんな世代のお客さんが来られても、楽しんで頂けて、あー良かった!また来よう!っと思っていただける劇団にしたいです。

元気をもらって帰ってもらえる様な劇団にしたいです!」

 

かずひろ座長には、他に見もたくさん、大衆演劇に纏わる熱いお話をしていただきました。

 

本日は、有難う御座いました❗❗❗

 

 

 

かずひろ座長

「ご飯、食べて帰ってよ〜!もう用意してるからっ!」

「ウチの肉うどんは絶品だから、ぜひ食べて帰って!!」

めちゃくちゃ美味しかったです😋 思わず、また食べに来ます!!って言ってしまいましたwww

ごちそうさまでした❗❗

 

 

劇団紹介

平成17(2005)年に市川かずひろ現太夫元座長が旗揚げ。
2017年2月、長男の市川たかひろが二代目座長襲名。
華やかで楽しい、お客さんを笑顔にできる劇団をめざし、
今日もお客さんの笑顔で劇場に華を咲かせる。

 

29日(日)の千秋楽まで堺駅前店で元気に公演中!!!

羅い舞座 堺駅前店 2024年5月公演
「劇団十六夜」舞台袖レポート

2024年5月27日 17時47分17秒

羅い舞座 堺駅前店で公演中の劇団十六夜の舞台裏に密着しました!

(撮影:2024年5月9日昼の部)

楽屋入り口から入って廊下を渡ると衣装がギッシリ!

名前もテープライターで書かれていてとっても綺麗です。

 

■11時 お昼の部開演1時間前

楽屋奥は市川叶太郎(いちかわきょうたろう)座長のスペース。ケースで仕切られていて半個室な空間です。毎月どの劇場でもこのスタイルだそうです。
座長「この時間はまだボーっとしてます(笑)準備は30分くらいから始めますね。」

 

座長のイラストがプリントされた手鏡。衣装ケースや舞台道具は赤で揃えているのだそうです。
座長「僕のは全部赤で、若座長は黒って決めてますね。」

 

元々は別の色の衣装ケースも、上からテープを貼って赤にされる徹底ぶり!

 

座長「僕は化粧道具は少ない方ですね~」
何をどこから撮っても美しく整頓された化粧前です。

 

市川叶華(いちかわきょうか)さん。YouTubeを観ながら化粧をするのが日課だそう。右の壁に貼っているのは台詞が書かれた紙で、お芝居の長台詞が心配で舞台にお守りとして持っていったそうです。努力と工夫が詰まっています。

 

市川夢叶(いちかわゆめか)さん。鏡の中に小さく千太郎若座長が写っていることに今気付きました。^^

 

しばらく談笑をしていた市川千太郎(いちかわせんたろう)若座長、15分ほど前になり化粧前につきます。
お芝居の音声を聞きながら化粧をされていたので伺いました。
若座長「今月17日にする『お菊と播磨』っていうお芝居です。聞きながら覚えます。絶対書かない(笑)
今日は早めにし始めたんですけどいつもは10分前に来て、化粧しながら覚えて舞台に出るって感じです。」

 

早くから支度を済まされていた橘勇蔵(たちばなゆうぞう)さん。お芝居の役どころは叶太郎座長演じる敵役の子分だそうです。

 

音響の指示書やプログラムは毎日パソコンから印刷。内容は千太郎若座長が決めているそうです。

 

座長・若座長「今日は玄武座長メインに写して!」
玄武座長「なんでや!いらんわ!」
劇団さんとは昔から仲良しという、本日ゲストの澤村玄武(さわむらげんぶ)座長。冗談を飛ばしながら賑やかな楽屋です^^

 

こちらは使われていない…?と思いきや、体裁よく美しく見えるように座長の衣装には布を被せているそうです。す、すごい!

 

叶太郎座長も準備が整いました。カメラを向けているのに気付くと微笑んでくださります。(拝…)<座長のニッコリカウンター:1>

 

本日はミニショーからスタート!音響につく叶華さんと市川叶虎(いちかわかなと)さん。

 

■ 1部 ミニショー

楽屋の雰囲気とは一変してスポットライトに当たる座長。かっこよすぎます~!

 

一方楽屋では千太郎若座長が支度の仕上げ中。香水を振っておられたので銘柄を伺うと…

う、裏~~!
若座長「これ僕のじゃないんですよ~」…とのことで(?)内緒です。

 

若座長「香水は衣装で使い分けてるんですけど全部で40個くらいあります。買ってほしいのはDiorの香水です^^(公言中とのこと)」
へへへと笑ういたずらな笑顔がキュートです。

若座長「いつもはこの辺に入れてるんですけど・・・あ、」

若座長「僕、掃除が好きなんで公演中も掃除してます。」

えええ~~!忙しい中で同時に掃除まで・・・!頭が下がります・・。(写りきれていませんが、シートがたくさん入れられていました!)

 

 ミニショー終演のアナウンス。このあとのお芝居の役どころについて伺いました。
若座長「今日は2役で早着替えです。中盤で初めの役が死んだらすぐ着替えます!」

 

夢叶さんは着替えを進めながら音響についていました。みなさんスペシャリストです。

 

・・・と、ここでどこからともなく良い匂いが立ち込めてきました。

カレーです!本日はカレーです!!
この日は追加ショーがあるので昼食は16時頃になるとのこと。
楽屋の声「黒毛和牛A5ランクのカレーって書いといて~^^」

 



お芝居の確認をする玄武座長(左)と叶太郎座長(右)。昔から馴染みのあるお二人だそうですが、お芝居の共演はあまりないそうで貴重な公演です。

 

舞台へ向かう座長。<座長のニッコリカウンター:2>

 

■ 2部 お芝居「ドスと草鞋と三度笠」

 

千太郎若座長演じる六助は、叶太郎座長演じる吉良の権六に誤って茶かすをかけ、持っていた大切な刀を取られてしまいます。

 

さらに無理を通し、手荒に扱う権六・・・。そこを通りかかった小金井小次郎(玄武座長)が六助を助けます。

 

邪魔が入った権六はさらに悪事を企て・・・

 

場面転換。劇団メンバー総出で行います。(中央:橘勇蔵さん)

 

 

赤穂の慶佐次の妻 おみつ(叶華さん)は肩を落として帰ってきた六助をなだめます。

 

慶佐次の元を訪ねてきた権六。
「三下から預かった静三郎(刀)を返して欲しけりゃ三下の首を俺の元へ持ってこい。」と無理難題。終いにはおみつの額に傷をつけ・・・

 

責任を感じた六助は盃を水にしてもらおうとわざと悪態をつき、その後自ら命を絶ちます。駆け寄る兄貴分のまさ(左:叶虎さん)

六助「あっしの首の代わりに親分の刀を取り返した。ニッコリ笑って死んでいったと親分に伝えてやっておくんなせぇ・・・」

 

 

(ジーン・・・と来ていましたがここでハッと気が付きました。)

若座長の言葉「死んだらすぐ着替えます」

・・・・!!!

上手舞台袖にいたスタッフ、下手にはけた若座長の元へ猛ダッシュです。

!!!!
もう着物が変わっています!!!

 

若座長本日2役目、赤穂の慶佐次。花道からの登場です!

 

六助の変わり果てた姿に心を痛める慶佐次。このあと吉良の権六の元へ乗り込みます。

 

いよいよ終盤、場面転換のため一旦幕が閉まります。その合間に立ち回りの確認中。
客席では幕が開くのを楽しみにしているお客さん…幕一枚の表と裏を同時に見られるとワクワクしますね!

 

大詰め、吉良の権六との一騎打ち。

 

 

■ 3部 舞踊ショー

舞台前方では座長がお客様へ口上中。中幕の後ろでは叶虎さん、勇蔵さん、夢叶さんが立ち回りの確認をしています。舞踊ショーで見られるのでしょうか^^

 

ネット番組を観ながら女形の化粧中の千太郎若座長。

女形で使う付けまつげ。たくさん入ってますね!
若座長「一回使ったらほぼ捨てますね。ゴミが付くのが嫌なので・・」
本当に綺麗好きな若座長です。

 

しっとり和の舞踊。

 

夢叶さんはご自身の着替えはササッと済ませ、すぐに若座長の支度に取り掛かっておられました。
舞台から戻ると同時に鬘を取る若座長。(チラリ)

 

叶太郎座長も準備万端です。鏡の前で鬘を整えて・・・キリリ!
からの・・・

 

ニコッ♡<座長のニッコリカウンター:3>

 

痺れまくりの「黒田節」。黒地に赤の”叶”が映えます。

たくさんの衣装をピシッと保管されている楽屋。お店のよう!
千太郎若座長「ここにある以外にも倉庫で保管してる衣装があるんですけど、1年に1度大阪に帰ってきた時に、着た衣装はすべて入れ替えてるんです。また何年か経って着ていない衣装を出したり、お客さんが同じ衣装ばかり見ることにならないように工夫してますね。
毎月着物を130枚くらい使うんですけど、在庫を全部運ぶとトラック代が高いので一軒家を借りてそこに保管してます。衣装のための一軒家です。色々とお金がかかるのでみなさん助けてくださいって書いといてください!(笑)」

 

夢叶さん(左)と叶華さん(右)の華やかな2人舞踊♪

 

 

若座長を中心とした立ち回り。

 

夢叶さん(奥)、叶虎さん(右)、叶華さん(手前)の明るい3人舞踊♪

 

叶太郎座長(左)と玄武座長(右)の相舞踊。ファン必見のコラボ!

 

千太郎ワールドな照明効果!プログラミングされたライトがより一層舞台を引き立てます。

 

圧巻のお面舞踊、暗転前のラストショット。

 

ここで若座長の休日の過ごし方についてご紹介!

写真は若座長の愛犬・めいこちゃん。
若座長「休日は必ず九州の家に帰って、のほほんと犬と過ごしてます。ダックスフントのめいこちゃん、可愛いんです^^
犬とみんなと旅行に行ったり。ゲストは呼ばれたら行くんですけど・・(極力帰りたいですか?) 帰りたいです。(キッパリ)
他の役者さんより誰よりも犬が一番大好きなので、ゲストに行かないで犬といたいです。(キッッッパリ)」

 

ワンちゃんの写真はこちらにも・・・

若座長「その子は座長が飼ってるせんたくんです。今月は連れて来れないので2匹とも九州の家にいます。」
叶華さんの化粧前に飾られていました^^

 

ラストショー前は座長の女形舞踊。曲線美にうっとり。

このあとはいよいよラストショー!

個人舞踊を終えた座長も掛け声で盛り上げます。

 

ゲストの玄武座長も交えて華やかなラスト♪これにて終演です。

 

楽屋に戻られたみなさんをパシャリ!

市川夢叶さん

 

市川叶華さん

 

橘勇蔵さん

市川叶虎さん

 

取材日のみゲストの澤村玄武座長。

 

市川叶太郎座長 <座長のニッコリカウンター:4>
たくさんのニッコリありがとうございました^^!!

 

市川千太郎若座長

若座長よりメッセージ
「今月は18日に僕の誕生日公演があります。コロナの時期や嫌なニュースも重なって、誕生日公演はしばらく自粛してたんですけど、今年は久しぶりにするので皆さん来てくれたら嬉しいです。お芝居は今回自分流に書き上げた『それは恋』です。
ゲストさんもたくさん来てくれる予定で、仲良くさせていただいてる神山大和さん、あと本当だったら玄海花道くん(筑紫桃太郎一座)も来て欲しかったんですけど都合が悪くて…でもこの日のために幕を準備してくれたり応援してくれているので、僕も一生懸命頑張ります!よろしくお願いします!」

 

劇団十六夜
2014年1月、四国健康村で旗揚げ。女形芝居に定評があり、確かな演技で魅了する座長 市川叶太郎を筆頭に、明るく華やな舞台を展開。
2021年3月、座長の長男である千太郎が若座長に昇格。新たな挑戦に期待がかかる劇団である。

羅い舞座 堺駅前店 2024年1月公演
「春陽座」舞台袖レポート

2024年1月25日 11時46分41秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています。
今回は、羅い舞座 堺駅前店での春陽座公演に密着しました!

(2024年1月17日取材)

 

 

 

■開演1時間前〜メンバー紹介

開演1時間前、午前11時。 舞台裏へご挨拶へ伺います。
舞台袖にはたくさんのお道具。

 

 

 

大きなラベリングで探しやすそうですね。

 

 

 

ふと舞台を覗くと・・・舞台の真ん中でどなたか横たわっています。

 

 

副座長・澤村煌馬(さわむら・こうま)さん。
スマホを片手に台詞の確認をしてるのかなと思ったら寝ておられました笑

 

 

 

 

そして楽屋へ。
本日の衣装にスチームをかけたり、メイクを始めたり。
みなさんそれぞれ本日のお芝居の準備を進めていました。

 

 

 

 

 

楽屋にもお衣装がたくさん。
ハンガーにかかっているのは前日に着たものだそうです。
すぐにしまわずに湿気を飛ばしています。

 

 

 

 

 

 

澤村心(さわむら・しん)座長。
誰よりも早くお化粧を始めました。

 

 

 

お化粧にこだわりはないけど、その日の気分でちょっとやり方や色を変えてみたりしているそうです。

座長「新しい化粧品が出てたら試してみたり。お客さんのシャドーの色を見てええな〜思ったり。」
楽しく研究されているんですね〜!

 

 

 

 

澤村かなさん。
やや遅れて楽屋入りされました。

 

 

 

 

 

お隣は澤村姫々(さわむら・きき)さん

 

 

 

 

 

親子で並んでお支度されています。

 

 

 

 

 

澤村愛夢(さわむら・あんず)さん

 

 

 

 

 

花形・澤村優夢(さわむら・ゆず)さん

 

 

 

 

 

責任者、初代座長・澤村新吾(さわむら・しんご)さん。
今年80歳を迎えられるそう。皆さんからは「先生」や「じいじ」と呼ばれておられました。

 

 

 

 

 

新吾さんのお化粧道具は一つ一つお皿に入れておられました。よくお見かけするトランク型では無いんですねえ。
新吾さん「ずっとこのやり方ですね。移動が多いから箱が便利なんだろうけど。」

 

 

 

 

 

本日のゲスト、劇団一旗 座長・早乙女紫虎(さおとめ・しこう)さん

 

 

 

 

 

煌馬さんが舞台から戻って来ました。
早速お化粧を始めます。

 

 

 

 

 

座長、開演20分前には誰よりも早くお支度完了です。

 

 

 

 

 

愛夢さんも準備バッチリです。
このカツラは毎回紐を結び直しているそうです。お手入れ大変ですね〜。

 

 

 

 

本日のお芝居は「刺青奇偶」
長谷川伸による名作です。

 

 

 

 

開演のアナウンスは新吾さん。
あらすじを語るだけで物語に引き込まれました。

 

 

 

 

幕が開きました。
人生に絶望したお仲(かなさん)。

 

 

 

 

 

半太郎を探す熊五郎(紫虎さん)

 

 

 

 

 

博打に明け暮れ、江戸を追われた半太郎(座長)

 

 

 

 

 

一旦幕が閉じ舞台転換。

 

 

 

 

 

昔ながらの裁縫箱にかなさんが針に糸を通しています。
この後の重要なシーンで使う小道具です。

 

 

 

 

 

姫々さんはこの後の台詞を復唱されていました。真剣そのもの。

 

 

 

 

煌馬さんと新吾さんがお芝居のことで和やかにお話しされていました。

 

 

 

 

 

体で恩を返そうとするお仲を一喝する半太郎。
「娑婆の男もっと見直せってんだ!」

 

 

 

 

 

そして総出でセット替え。
新吾さんはそれを見守りながらナレーション。

 

 

 

 

 

 

お仲の看病をするたけちゃん(姫々さん)

 

 

 

 

 

お仲の病状を聞いた半太郎

 

 

 

 

 

最後のお願いと、半太郎に刺青を彫るお仲。
先ほどの裁縫箱を使っていますね。

 

 

 

 

 

右腕にお仲が入れたさいころの刺青が。
舞台上で本物の墨汁を使って描いていましたよ。

 

 

 

 

 

鮫の正五郎一門(煌馬さん、優夢さん)に打ち据えられる半太郎。

 

 

 

 

 

半太郎に興味を持ち、話を聞く鮫の正五郎(新吾さん)
半太郎に大勝負を持ちかけます。

 

 

 

 

舞台袖、すっかり着替えてしまったかなさんが声だけで演じます。

 

 

 

 

 

お地蔵さんを通して聞こえるお仲の声。

 

 

 

 

 

涙、涙でお芝居終幕です。
ご挨拶に立つ座長。

 

 

 

 

ほとんど客席という場所まで出てきてお話しされていました。
途中、お客様と雑談で盛り上がったり。
真剣にお芝居に取り組んだ後、とてもほんわかした雰囲気でした笑

 

 

 

 

 

お芝居が終わってショーの準備中。
座長のお話を伺いました。

 

特に力を入れているお芝居について。

 

「その時の自分の年齢によって、同じ役でも感覚の違いがありますね。
今回の刺青奇遇を初めて演じたのが20代後半か30代前半なんですが、その時の年齢にしか出せない味を出すため、毎月やってても少しだけ変えてみたりします。

 

お仲が一目で惚れるというのはどういうことなのか。他の男と違う、生き様に惚れられるというのを一つ一つ丁寧に考えますね。
元々台本のあるお話に先生(新吾さん)が脚色を加えているんですが、台本に無いところは丁寧に考えて演じています。

 

30歳を過ぎると鮫の正五郎は憧れる役ですね。
年齢が伴わないとちょっと作った感じになるけど、年齢を重ねると自然体でできるようになる。
今回初代(新吾さん)は長い台詞を喋っていたけど、ほとんど台本に無いんです笑
そういうのを足していって役に人間味を加えていくんですね。

役者によって違って当たり前で、その方が芝居っておもしろい。
今しかできないやり口があるので、日々考えながらお芝居を作っています。」

 

 

お芝居へ誠実に向き合う姿勢がうかがえる、貴重なお話しお聞かせいただきました。

 

 

 

 

他のみなさんは続々とショーの準備を進めていました。
ピンクのガウンの煌馬さん。

 

 

 

 

 

ふわふわドレスの姫々さん

 

 

 

 

新吾さんはショーが始まる前にお帰りになりました。
お疲れ様でした!
夜の部では紫虎さんが演じる鮫の正五郎を最前列で見にくるとかこないとか。笑

 

 

 

 

 

お芝居が終わったからか、少し和やかな雰囲気。

 

 

 

 

 

ショーの始めは煌馬さん、優夢さん、愛夢さんの群舞。

 

 

 

 

 

姫々さん
アイドル〜〜!

 

 

 

 

 

座長、出番の直前。
ギリギリまで丁寧に着付けを進めます。

 

 

 

 

 

座長

 

 

 

 

 

こちらも出番の直前ですが、手拭いのほつれを切り取っていらっしゃいました。
細かいところも最後まで手を抜きません。

 

 

 

 

 

優夢さん

 

 

 

 

 

煌馬さん

 

 

 

 

 

紫虎さん

 

 

 

 

 

煌馬さん・優夢さん

 

 

 

 

 

愛夢さん

 

 

 

 

 

愛夢さん、お客様からかんざしをプレゼントされていました!

 

 

 

 

早速使うとのことで、ラストに間に合うよう急いでかつらを選んでいました。
可愛い!

 

 

 

 

 

優夢さん。お名前の刺繍が入った着物です。

 

 

 

 

 

煌馬さん

 

 

 

 

 

座長

 

 

 

 

 

紫虎さん

 

 

 

 

 

かなさん

 

 

 

 

 

ラストの群舞。

 

 

 

 

 

最後のご挨拶。

 

 

 

 

 

この後の夜の部では、同じ「刺青奇遇」で「鮫の正五郎」を紫虎さんが演じます。
新吾さんが演じた後なのでとても緊張しているのを散々いじられておりました笑

 

 

 

 

送り出し中、本日のごはんをどんどん運びます。
食べる場所は・・・舞台!!

幕が降りているとはいえ、食事中も気が引締まりますね。

 

 

 

 

 

本日は豚の角煮と煮魚。ご飯はみなさん丼に山盛りです!

 

 

 

 

 

たくさん食べないと、ハードな舞台がもたないですもんね…。

1月もあとわずか、しっかり食べて頑張ってください!

 

 

 

座長に今年の目標をお聞きしました。

「躍進ですね!

去年、子どもたちが花形と副座長に就任したので、劇団としても盛り上がるように、そしてたくさんの人に楽しんでもらえるように頑張りたいです。」

 

 

 

お客様にメッセージおねがします!

「今年も春陽座をよろしくお願いします!」

 

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