舞台裏シリーズ
ブログ記事

舞台裏シリーズ

羅い舞座 御所店 2023年10月公演
「劇団昴星」舞台袖レポート

2023年10月19日 21時00分02秒

羅い舞座 御所店

劇団昴星公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。

(撮影:2023年10月5日昼の部)

 

■お昼の部 開演1時間前

 

本日は開場前に到着。

花道には 劇団昴星 大和 みずほ(やまと みずほ)座長のタペストリーが並んでいます。

 

 

楽屋3階には、衣装箱が所狭しと何列も積まれています!

 

化粧前、劇団宛に本日届いた大衆演劇ガイドブック「カンゲキ」で、各劇団の公演情報を見ておられました。

 

 

YAMATO(やまと)さん はまだ横になっておられます😊

 

 

大和 直(やまと なお)さん は1番に化粧を始めていました。

 

 

YAMATOさんも化粧を始めます。現在小学5年生の11歳!すべて自分で芝居の準備をしていました。

 

化粧前の上には、かわいい書き込みがされた演目案内が😊

本日のお芝居は「裸道中」 劇団昴星では久しぶりに演る外題だそうです!

 

 

 

2階の楽屋では、みずほ座長を筆頭に座員さんたちが横並びで化粧をしています。

化粧前、上部の棚にはかつら箱がギッシリ!!

 

大和 美明(やまと よしあき)さん

 

 

みずほ座長も化粧を開始。

座長は化粧をしながらも、今月後半の外題を座員さん達と相談しながら決めていきます。

化粧の拘りを尋ねると「特に無いです。」と座長。「鼻が低いから鼻は高く見える様にw」 そんな事ないと思います!😊

役者を始めた頃、化粧は、してもらっていたそうですが

「やっぱり自分でやらないと上手くならないからね」と座長。

本日は清水次郎長役。

化粧の合間に、差し入れでいただいた「柿の葉寿司」をモグモグ😊

 

 

美月和花(みづき あいか)さん も化粧を進めます。

 

衣装の準備が進む美明さんと 大和 一也(やまと かずや)さん

 

 

美月かな(みづき かな)さんも、化粧を終え、座長の着替えをお手伝い。

 

 

かつらをセットして

親子で準備万端です!!

 

 

舞台袖には小道具が準備されています。

 

 

美明さんの口上でいよいよ開演です。

 

 

 

第一部 芝居 「裸道中」

 

大和みずほ座長 登場。

 

一晩の宿を求め訪ねた先は、元子分が夫婦で営む宿だった。

口ではでかい事ばかり言うが、金も甲斐性も無い元子分。

酒も飯も満足に用意できず、果ては布団もない始末・・・

一行は次郎長親分の気遣いもあり、それでも構わぬと床につく。

亭主は次郎長一行の着物を拝借し、金を作るため賭場へ行くが・・・

 

 

セットの転換は座員さん総出で行います。

 

 

博打に負けて帰って来てしまう。

 

それでも懐の深い次郎長は、全てを許し「女房を大事にしろよ。」と旅の続きへ

次郎長一行を見送り、めでたしめでたし!!😊✨

 

 

 

みずほ座長 芝居が終わるとすぐに着替えて

ご来場のお客様へ口上挨拶を。

 

その頃、楽屋ではショーの準備が進みます。

 

今年、芸道35周年を迎えられたという 大和 一也さん

 

キリッとポーズをきめてくれた美明さん

こちらもカッコよくキメポーズのYAMATOさん

和花さんもショーの準備の合間にモグモグタイム😊

和花さんにとって座長は?と尋ねると

「お父さんというより特に芝居とか、座長として尊敬しています。」

 

 

みずほ座長 ショーは女形からスタートです✨✨

 

座長の横では引き続き、決まっていく今月の外題を美明さんがカレンダーに書き込んでいます。

 

ショーの準備の合間にもネットショッピング?? お母様の許可はえられたのでしょうか???😊😊😊

お揃いの衣装で準備完了!

 

舞台袖では直さんが音響の準備。ショーの開演を待ちます。

「お父さんみたいなタペストリー作りたいっ!!」とYAMATOさん。幕の裏で決め撮り風に😊

 

 

そして、いよいよショーの始まりです。

 

第二部 舞踊ショー

かなさん 美明さん 和花さん YAMATOさん  

華やかにショーのスタートです。

 

 

 

続いて登場 大和 一也さん

 

 

楽屋では座長の準備が進みます。

 

 

舞台上は美明さん ソロで登場。

 

 

みずほ座長 妖艶なお姿 女形で登場です✨✨

 

 

お揃いのいちご柄の着物で準備🍓

和花さん&美明さん

 

YAMATOさん ばちっとキマってます✨✨

 

続いて 美月 かなさん 舞台裏ではお母さんとしても大忙しでした😊

 

一也さん 帯紐を踏んでますがその先には・・・・にこちゃんが!!😊✨✨

 

YAMATOさん&一也さん

 

和花さん ソロで登場

 

座長は立役の準備

座長 再び立役で登場✨✨

 

 

 

美明さん 青色が映えます✨✨

 

音響や照明もすべて座員さん達が担います。

直さんはショーの間 裏方に徹していました😊

YAMATOさんもしっかり音響を担当。

 

 

一也さん お芝居での三枚目とはガラッと変わってカッコいいです✨

 

 

 

続いて みずほ座長  客席から登場です!!

 

■ラストショー 「雪ざんげ」

 

しっとり始まりましたが、曲調もかわり最後は派手にフィニッシュ!!!

お見事でした!!!

 

 

送り出しを終え楽屋へ帰って来られた座長と座員さんは、皆とても素敵な笑顔でした😊✨

お疲れ様でした!!

 

 

■劇団昴星プロフィール
 大和みずほ座長が平成26(2014)年2月に湯迫温泉健康村(岡山県)にて旗揚げ。
劇団名の由来は大和みずほ座長の「皆が結束して、輝くように」という想いを込めて、
小さな星が集まり輝くプレアデス星団の和名「昴」から名付ける。
ベテランから元気いっぱいの若手まで一生懸命に舞台を盛り上げている。


■大和みずほ座長よりメッセージ

おかげさまで劇団昴星は来年10周年を迎えます。
まだまだ未熟ですけれど、子供たちも育ってきて頑張ってますので
その成長を見ていただけたらと思います。


羅い舞座 京橋劇場 2023年9月公演
「劇団九州男」舞台袖レポート

2023年9月24日 15時44分06秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています。

今回は、羅い舞座 京橋劇場での劇団九州男公演に密着しました!

(2023年9月14日・16日取材)

 

 

 

■開演前

午前11時。

羅い舞座京橋劇場の舞台裏にお邪魔すると、舞台でリハーサルが行われているところでした。

 

 

 

 

「はい、次はラスト舞踊ね」

「芝居の立ち回り、合わせとこか」

 

座長・大川良太郎(おおかわ りょうたろう)さんの声かけに座員さんたちは瞬時に対応します。

 

 

 

 

その裏では、お芝居で使う小道具の製作。

 

 

こちらの竹はなんと塩ビのパイプでできていて、ノコギリで豪快に切っていました!

棟梁「刀を当てたら、竹が切れる仕掛けです」

 

 

 

 

リハーサルが終わると、各自の準備を始めます。

 

 

 

こちら、4階にある個室の楽屋。

 

メイク前の後見・金沢伸吾(かなざわ しんご)さんをパシャリ。

 

 

メイク用品のケースは、中が仕切られていて使いたいものがすぐに出せるようになっていました。

伸吾「みなさんこれを使っていると思います。収納がしやすいんですよね」

 

 

 

 

5階に戻って、桜井翔一郎(さくらい しょういちろう)さん。

 

 

桜井さんの化粧前は舞台袖。そこを選んだのには、彼の仕事が関係していました。

 

翔一郎「照明を担当していて、なるべく近いところでしています」

 

なんと、役者をしながら照明も担当されていたのですね。

劇団九州男の照明は凝っていると評判。

翔一郎「プログラムを組んでいますが、舞台を観ながら微調整します」

今回のショーもどんな風に照らされるのか楽しみです!

 

 

 

 

場所を移動して、再び4階の楽屋に。

 

晴天昊輝(はるたか こうき)さん

 

 

昨年の6月に入団。

岡山で劇団九州男の舞台を観て、入団を決めたのだそう。

お芝居では子分役などで出演、舞踊ショーでは投光を担当しています。

 

 

 

 

朱雀颯太(すじゃく  そうた)さん

 

 

 

昨年4月に入団。

岩手で行われた大川良太郎座長の特別公演を観たのがきっかけ。

元々日舞を習っていたそうで、舞台化粧も手慣れたもの。

舞台以外に劇団の音響を担当します。

 

 

 

右端の大きい入れ物にはおしろいが入っていました。

役者さんのメイクにはおしろいは欠かせないものなので、とっても大容量ですね。

 

 

 

 

 

紫月音はる香(しずき はるか)さん

 

 

 

2021年8月、大衆演劇が好きで、未経験からこの世界に飛び込んだそう。

舞台以外に、座長の着付けのほか、お芝居の投光も担当しています。

 

 

 

 

隣では、むらさき要(かなめ)さんもお化粧中。

むらさき要さんはキティがお好きだそうで、楽屋には大きなキティちゃんの御座が敷かれていました。

 

 

 

宝塚歌劇ファンでもある要さん。

休演日には宝塚の公演へ行くのが楽しみだそうですが、最近はなかなか時間が取れないそう。

 

みなさん好きなものに囲まれながら、てきぱきと準備を進めていきます。

 

 

 

 

「あれ?椿千春(つばき  ちはる)さんは…」

 

「ああ、彼は舞台の後ろにいますよ」

 

「え!舞台の後ろ?」

 

 

 

なんと、椿千春さんの化粧前は本舞台の上。舞台裏で準備をされていました!

 

 

 

椿「道具を担当しているのと、早着替えもあるので、ここが便利なんです」

 

お芝居の映像を見ながら準備されていて、椿さんの熱意が感じられます。

 

近くにはナッツの食べ物が。

「ナッツお好きなんですか?」と尋ねると、引き出しから大袋がどんどん出てくるw

 

 

 

椿「化学調味料とか甘味料とか見ちゃうんですよ。それらが入ってないのを食べるようにしています」

食べ物や飲み物にもこだわっているという椿さん。さすがです。

 

 

 

 

お次は、5階の舞台袖スペースに、九蝶香おり(くじょう かおり)さん

 

 

座長の妹であり、幼い頃から舞台に。

舞台以外に座長のマネージャー役としても大忙しの毎日。

 

 

 

 

そのお隣には、雪乃聖菜(ゆきの せいな)さん

 

 

 

香おりさんの長女で、座長の姪っ子。

小さい頃から舞台に立ち、現在18歳。娘役はもちろん子役もこなします。

 

 

 

 

お話を聞く途中、あちこち移動していたのですが、驚いたのが機材や道具の量。

楽屋や廊下にたくさん置かれていました。

 

 

 

おびただしい数のかつらケース。

 

 

 

 

荷物はまだまだあり、必要なものだけを持って来ているそうですが、

「かつらだけは思いついた時にかぶりたいので、ほぼ全部持ち込んでます」と、座長談。

 

 

 

 

 

 

かつらケースにはユーモアな名前が書かれているものが多く、くすっと笑ってしまうものもあります。

 

 

 

ちなみに赤色のものはむらさき要さんのものだそうです。

多くの道具を間違えないように工夫されているんですね。

 

 

 

 

そしてここで思わぬ出来事が。

なんと良太郎座長が体調不良で病院に向かうことに。

 

急遽セトリを変更しなければいけなくなりました。

直前の変更は、椿さん曰くよくあるのだそう。

 

 

 

開演時間が迫っている中、みなさんが協力してセトリを組み直します。

 

お昼12時。

舞台の幕が上がります。

 

 

 

■開演〜第一部はお芝居から変更してミニショーへ

 

 

 

 

トップバッターは椿千春さんと桜井翔一郎さんがつとめました。

 

 

 

 

続いて紫月音はる香さん。

 

 

 

準備が完了した伸吾さんは、音響や照明をチェック。

 

 

 

 

舞台上の金沢伸吾さん。

 

 

 

 

 

朱雀颯太さんは、フード付きの着物で登場。

 

 

 

 

雪乃聖菜さん

 

 

 

 

舞踊で使っているバックはファンの方からいただいたものだそうです!

 

 

 

花がぎっしりついたハート型のバッグ。

手作りでしょうか?めちゃめちゃ可愛い。

 

 

 

 

 

むらさき要さん。

布さばきがとてもきれいでした。

 

 

 

 

 

一本目とはガラリと雰囲気を変えて、客席から登場した椿千春さん。

 

 

 

 

 

実はこの刀は、むらさき要さんのものだそうで、

「私のやん!」とクレームが入っていました(笑)

 

 

 

 

九蝶香おりさんは舞扇を使った舞踊を披露。

 

 

 

 

桜井翔一郎さんもトップの時とは違う雰囲気に。

 

 

 

 

晴天昊輝さんと続き…

 

 

 

 

第1部ショーのラストは「嗚呼、夢神輿」!

 

 

 

 

みなさんがとても楽しく踊っていて、お客様の盛り上がりも最高潮!

 

 

こちらにピースしてくださいました♪

 

以上で第一部ミニショーが終演です!

 

 

緊急事態で一時は騒然、変更に次ぐ変更になりましたが、

みなさんそれを全く感じさせない、パワフルな舞踊を披露されていました!

 

 

ここで取材班は撤収。

お芝居の取材は後日改めることになりました。

(その後、座長も無事戻られ、夜の部は出演されたとのこと、本当によかったです!!)

 

 

 

 

 

【9月16日お昼の部「良太郎・椿・翔一郎祭り」】

 

 

■開演前

 

午前11時。

舞台ではお芝居のリハーサル中。

 

 

 

みなさん傘を持っています。

今日は傘を使った立ち回りのようです。

 

 

 

座長の化粧前スペースへお邪魔しました。

今日は座長・椿・翔太郎の3人祭りということで、いつもより多めに出演予定。

 

本日の衣装がずらり。

 

 

大量に用意されていますが、これ、1回の公演で着る分…ですよね??

 

 

 

化粧前の大川良太郎(おおかわ りょうたろう)座長。

 

 

DVDで今日のお芝居のセリフの確認中。

 

このあと、別日のお芝居の台本を繰らないといけないそうで、しばらくお声かけは控えることに。

 

 

 

「よろしくお願いします!」

 

 

 

開演前の挨拶に来た椿千春さん。

今日の「祭り」のメインの1人です。

 

 

 

 

 

今日のメイン3人目、桜井翔一郎さん。

 

 

開演5分前。空気が引き締まっていきます。

 

 

 

支度中の九蝶香おりさん

 

 

 

 

「客電、客電」

 

着替えながら座長がスイッチをオフ。

 

 

 

「皆様、本日はようこそ、よーこそ!!

劇団九州男、羅い舞座京橋劇場公演にお越しくださいまして、

まことにまことに〜、ありがとうございます!!」

 

劇団九州男の公演をご覧になった方であれば、この座長による開演前のアナウンスはもうお馴染みのことと思います。

 

このアナウンスを、座長がどこで言っているかというと

 

 

なんと、舞台の上。

 

 

お客様の反応も、めーっちゃ、聞いておられます。

 

 

次に観劇する時は、もっと大きな声援を送らねば…笑

 

 

 

舞台袖に戻る前に、棟梁さんに一礼。

 

「よろしくお願いいたします!」

 

 

 

この挨拶をもって、いよいよ開幕です!!

 

 

 

 

柝頭を打つ雪乃聖菜さん。

 

 

 

 

このガイコツマイクは、柝頭を打つためのマイクだそう。

 

 

とにかく、劇団九州男は機材マニア?と思うほど、機材がいっぱい。

大きなものから小さなものまでめちゃめちゃある!ので

追い追いご紹介してまいります!

 

 

 

 

 

■第1部お芝居「男の人生」

 

 

序幕 草津一家 二代目(桜井翔一郎)就任を祝う宴席。

 

 

 

 

テツ(椿千春)から間違った時間を教えられ、遅刻してしまう伊三郎(座長)。

 

 

 

 

 

客人の大親分が助け舟を出すも…

 

 

子分たちに追い出されてしまう。

 

 

抵抗しまくる伊三郎

 

 

全員「この芝居は1時間で終わらせないとって言ってたでしょ!」

 

座長「いやだいやだ、出ていかねえw」

 

 

 

舞台袖。音響につく香おりさんと、照明を担当する聖菜さん。

 

 

モニターがいっぱいで、飛行機のコクピットのよう。

 

 

こちらはお芝居の台本。

 

 

手書きの台本をスキャンしてタブレットで管理しています。

 

 

 

幕をあける合図の柝(き)を打つ翔一郎さん。

 

 

 

 

機械音で代用されることが多くなった拍子木の音。

デジタル化が進んでも、昔ながらのやり方を大切に残されています。

 

 

 

 

 

第2場 伊三郎の家

 

 

かんざしのプレゼントに喜ぶ妻りく(九蝶香おり)

 

 

 

「俺がさしてやろう」

 

ぷすっ

 

 

「違う違うw」

 

 

 

そんな平穏な時間も束の間…

 

 

 

 

 

第2場が終わって、第3場へ。

 

場面転換中も、幕前でお芝居が続けられているため、暗がりの中で道具を移動させます。

 

 

 

 

第3場 伊三郎の悲劇の始まり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ大詰め。

喧嘩支度の座長

 

 

着替えながらも、伊三郎の怒りと悲しみをまとったまま。

ビリビリと鬼気迫るものがありました。

 

 

 

舞台では大きな木のセットが組まれます

 

 

 

めちゃめちゃ高くて、ファインダーに収まりません。

4メートル?もっと?あるでしょうか。

 

 

 

大詰め 伊三郎対草津一家

 

 

 

 

 

 

 

 

傘を使った立ち回り。

傘で見えない分、息が合っていないと難しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大木のセットにぶつかった瞬間

 

 

雪崩のような紙吹雪が舞う

 

 

 

お芝居終演!

 

 

大急ぎで片付け、次の準備に向かいます

 

 

 

 

 

先ほどの大木のセット。

お芝居中は真っ暗で見えませんでしたが、天上の部分に、雪かごがセットされているのが確認出来ました。

 

 

こういう細かい演出の積み重ねが、盛り上がりをもたらすのですね。

 

 

 

舞台袖にはけながら、アナウンスする座長。

 

 

とにかくずーっと動き喋り続ける座長でした。

 

 

 

紙吹雪の掃除をする晴天昊輝さん。

 

 

これが終わると、ショーの照明につきます。

 

その前に、舞踊ショーの注意事項を説明するために…

 

 

チアガールに変身!可愛いw

 

 

 

こちらは舞踊ショーで使われる照明の機材。

 

 

幾つものライトがついて、まるで「照明の木」のようです。

 

 

 

 

■第2部舞踊ショーへ

 

さて、みなさん休む間もなく、舞踊の支度。

 

座長と、座長の着付けを手伝うはる香さん。

 

 

 

里見要次郎さん(関西大衆演劇親交会会長)の歌のタイトルがいっぱい描かれた浴衣。

名曲揃いでテンションが上がりますよね。

 

 

 

トップの舞踊は、プロジェクトマッピングを使用。

 

 

 

背景に大きな花火が上がります。

 

 

「たまや〜!」

 

 

客席の壁にも花火が。

 

 

 

 

 

続いて女形支度の座長。

 

 

 

割幕が開くと同時に大きな歓声が起こります。

 

 

 

 

 

2本目の女形支度。

着物に合わせてチークの色を変えたり、メイクも微調整。

 

 

 

 

 

 

金沢伸吾さんの舞踊はペンライトタイム。

 

 

 

 

 

「今日もきれいやでー!」

 

 

 

 

 

音響を担当する颯太さん。

 

 

 

 

 

良太郎・椿・翔一郎

今日の主役3人舞踊

 

 

 

 

 

立役メイクもその都度変えます。

衣装に合わせてラメを追加。

 

 

 

 

 

ここでいつもの「香水チェック」。

 

 

座長が使っている香水は…?

 

 

「4種類をブレンド!!」でした。

 

 

 

 

大きなフラッグを持った座長

 

 

めちゃめちゃデカい!

例によってファインダーに入りませんw

 

 

これをぶん回す!!

 

 

 

腕力どうなっているの〜〜

非力な取材班は座長のパワーに目を疑うばかりです@@

 

 

 

 

18曲あるので、いつも以上にハイスピードで進むショー。

楽屋もフル回転です。

 

 

紫月音はる香さん。

 

 

 

準備から終演まで、1.5倍速で見ているような舞台袖の光景。

みなさんめちゃめちゃスピーディ。

「うちは早替えが多いので、これくらいじゃないと間に合わないんです」と九蝶香おりさん。

 

 

この日のラストは撮影禁止のためご紹介できませんが

(前日に急に「やろう!」と思いついて稽古した新作だそう)

広い舞台いっぱい使ったダイナミックな素晴らしいショーでした!

 

 

 

劇団九州男の送り出しのルール

 

 

まだまだコロナ感染が収束しない中ですが、速やかに安全に配慮して、行われています。

 

 

 

 

■大川良太郎座長メッセージ

 

今月は内容を濃くやろうというテーマで、

普段あまりやらないようなお芝居や舞踊ショーをたくさん出してます。

ご覧になったお客さまにどう伝わっているか、響いていただけているかわからないのですが、

少しでも喜んでいただけていればと思いながら、

劇九の良さを全面に出して頑張ってますので、ぜひお運びください!

 

 

 

 

 

■劇団九州男

昭和59(1984)年に現太夫元・杉九洲男(当時・大川九州男)が「大川劇団」として旗揚げ。現後見の金沢伸吾との二枚看板で人気を集める。平成4(1992)9月に劇団名を現在の「劇団九州男」に改名。平成15(2003)111日に杉九洲男の長男、大川良太郎が座長に就任。商業演劇やテレビなど多方面で活躍、人気を博している。

 

 

 

 

 

 

 

羅い舞座 堺東店 2023年9月公演
「劇団炎舞」舞台袖レポート

2023年9月23日 17時00分46秒

羅い舞座 堺東店の9月は劇団炎舞公演の舞台裏に密着!

客席から見られない楽屋や舞台袖の様子をご紹介いたします。

(撮影:2023年9月6日昼の部)

 

■お昼の部 開演45分前

 

劇団炎舞がここ堺東店で公演するのは、なんと約10年ぶり!!

舞台上にはシンプルなセットが準備されています。

 

2階楽屋では座員さん達の化粧が始まっています。

橘 鷹羽(たちばは たかは)さん  橘 鷹志(たちばな おうじ)さん  花形 橘 鷹勝(たちばな おうしょう)さん

 

 

 

橘光鷹(たちばな みつたか)さん

 

 

舞台袖にはお芝居やショーで仕様する様々なメディアで用意された音源がビッシリ!!

カセットテープももちろん現役です。

 

橘もん太(たちばな もんた)さん の楽屋、化粧前はなんと舞台袖のモニター横!

音源、音響のチェックをしつつ、お芝居の準備を進めます。

 

 

帯の数々。着物にあわせて選びやすく整理されています。

現在10人以上の座員さんがいる劇団炎舞。

楽屋狭しと衣装や着物が並びますが、とても綺麗に整頓されています。

 

 

座長 橘炎鷹(たちばな えんおう)さん    鏡とライトのシンプルな化粧前。

本日の役どころは三枚目。

化粧の後も綺麗に片付けられています。

 

 

1階の楽屋、座長の横では

橘紅葉(たちばな もみじ)さん 橘音花(たちばな おとは)さんが化粧を進めます。

 

 

炎鷹座長の元へ座員さんたちが集まり、開演前のご挨拶。

 

 

開演前の楽屋2階では、次なるスター?が芸を披露してくれました😊

 

紅葉さんも衣装に着替えカツラをセット。

花形 鷹勝さん。花道前でスタンバイ。発声練習??? ではなくアクビです😊

開演直前の舞台袖。

もん太さんのアナウンスでいよいよ開演です。

 

 

第一部 芝居 東海道裸道中」

 

鷹志さん&鷹勝さん

炎鷹座長 登場

紅葉さんの蹴りが見事に座長のお尻をとらえますw

かつての親分、次郎長からもらった金をもって賭場へ行くが…

博打に負けて身ぐるみ剥がされ帰って来てしまう。

座長&紅葉さんの軽快な芝居が実に楽しい。

セットの引き戸のトラブルもありましたが、難なくカバー😊 

幕の裏ではセットの変換???が着々と進んでおります😊

 

愛想をつかし、お金をつくろうと自らの身を売ってしまう。

果たして、女房を取り戻すことが出来るか…???

裏方さんのお仕事もお手伝い😊

最後は手を取り、めでたしめでたし✨✨

楽しいお芝居でした😊✨✨

お芝居が終わり、ご来場のお客様に口上ご挨拶。

 

 

ショーの準備が始まります。

座長のショーは女形からスタート。

お化粧のポイントを尋ねると「特にないなぁ」と座長。

初舞台はなんと3歳から!

自分でお化粧をする様になったのは?と尋ねると

「小学校2,3年生の頃くらいかなぁ」と座長。

 

綺麗に手入れのされたカツラ。

 

 

 

舞台袖でショーの始まりを待つ 音花さん

 

2階楽屋でもショーの準備が進みますが…

光鷹さんは託児所状態😊

 

 

 

第二部 ショーのスタート✨✨

華やかな群舞からスタート!

橘光鷹さん 生歌を披露✨✨✨

 

 

 

橘 鷹志さん

 

 

座長 ショーのスタンバイ。

ショーの曲は、当日ご来場のお客様の雰囲気でその日に決めるそうです!

 

座長 橘炎鷹さん お芝居とは打って変わって妖艶な舞踊!美しいです✨✨

 

 

 

 

花形 橘 鷹勝さん

 

 

 

再び座長 美しい!!

 

 

橘 鷹羽さん と 橘 鷹志さん

 

 

橘音花さん

 

橘 鷹羽さん

 

 

 

橘 紅葉さん 紅葉さんは座長や座員さんの着付けを手伝い大忙しです!

 

橘 鷹志さん

 

花形 橘 鷹勝さん&橘もん太さん

 

橘 光鷹さん 女形の舞踊。

 

座長 立役の化粧をはじめます。

しばしのおくつろぎタイムを挟んで

 

炎鷹座長 立役もバッチリ決まっています✨✨✨

 

 

 

締めは 橘もん太さん。

 

この日は、楽屋で子供たちが行ったり来たり、楽屋を走り回っていました😊

座長の飲みかけのコーヒーをこぼしてしまう場面もあり、ヒヤッとしましたが、皆さん何食わぬ顔でショーの準備をしながら

サッと片付けていて、劇団炎舞自体が、本当に大きな家族なんだなと思いました😊✨✨

 

座員さんにとって座長は?と訪ねた所、皆、口を揃えて 

「先生・師匠であり、家族であり、でも友達でもあり」との回答がw ※光鷹さんは「ずっとお兄ちゃんです」と😊

座長とのとてもいい関係性が窺えました😊

 

 

 

ラストショー 「望郷じょんがら」

 

ラストショー お見事でした!!!

 

ご来場のお客様へのお礼の口上を終え、送り出しへ。

皆様、お疲れ様でした!

 

「こ〜んなかわいい子、どこの子かな〜??」と鷹羽さん😊

 

■橘 炎鷹座長よりメッセージ

みんな芝居が大好きなんで、芝居の出来る劇団、芝居といえば劇団炎舞といわれる様になりたいです。

観たことない人は、是非一度、劇団炎舞を観に来て下さい!!

 

 

■劇団炎舞

昭和63(1988)年3月に初代座長橘魅乃瑠が兵庫県のホテル後楽圓にて「橘劇団」を旗揚げ。

平成14(2002)年3月、橘魅乃瑠の息子・橘炎鷹が座長襲名し、劇団名を「劇団魅星」に改名。

その後、体調不良により一時舞台を離れたが、平成20(2008)年より再び座長として舞台に立ち

劇団名を「劇団炎舞」に改名。まさに不死鳥のごとく新たな炎鷹ワールドを展開。

2018年に結成30年を越え、若手の成長も著しい。

 

Top