舞台裏シリーズ
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舞台裏シリーズ

羅い舞座グループ弁天座 2024年7月8月 二ヶ月公演
「浪花劇団」舞台袖レポート

2024年7月25日 13時32分06秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見えないところでの劇団の奮闘ぶりをお届けしています。

今回は、羅い舞座グループ弁天座で7月8月 二ヶ月公演中の浪花劇団の皆さんに密着しました!

2024年7月5日取材)

 

 

 

■開演1時間前

 

「おはようございまーす」

楽屋にお邪魔すると

 

「暑ッーーー!!」

 

みなさんの叫び声が(主に浪花(なにわ)めだかさん😆)

 

それもそのはず、今日は全国各地で記録的な猛暑日。

 

 

 

 

いよいよ夏本番。

大衆演劇にとって1年で最も過酷な季節。

しかし、そこは元気印の浪花劇団の皆さん。

楽屋には酷暑も吹き飛ばす元気なムードが溢れていました♪

 

 

 

 

 

舞台上はお芝居の大道具がセッティング済み。

 

 

 

 

背景幕は劇団のもの。

実はこれには、ちょっとした仕掛けがあるのです。

 

 

 

近江新之介(おうみ しんのすけ)座長

「ふすまの部分はマジックテープで留めてあって、必要に応じて外せるんです」

 

 

 

 

 

ぺリッと

 

 

 

 

と、こんな感じ。

 

なるほど、ここを外すと入り口として使うことも可能ですね。

 

 

 

 

 

お稲荷さんもマジックテープ。

 

 

 

 

1枚の背景幕で、色々な場面に使えるように工夫されているのでした。

 

 

 

 

舞台8割、役者2割という言葉がありましてね」と、近江新之介(おうみ しんのすけ)座長。

 

きちんとした舞台を見せたいという思いから、舞台道具を自分たちでも製作しています。

今回は、浪花劇団ならではの舞台道具に注目しながら、お芝居の模様を追っかけたいと思います^^

 

 

 

 

 

 

開演30分前。

客席に神楽の音楽が流され、

「ちゃくとー!」

太夫元・三枡(みます)ゆたかさんがアナウンスしました。

 

 

 

『ちゃくとう』とは『到着』のことで、役者が揃ったことを告げる意味があるそう。

 

気持ちが引き締まりますし、かっこいいですよね。

 

こんな昔ながらのしきたりを守り続けておられることに、感動を覚える取材班でした。

 

 

 

 

 

 

お芝居の立ち回りの稽古が始まりました。

 

 

 

 

左から、三枡ゆたかさん、浪花(なにわ)こはるさん。大河一心(たいが いっしん)若座長。

 

 

 

 

 

 

楽屋に戻って、化粧前を順番に見て参りましょう。

 

 

 

浪花(なにわ)こころさん17歳。

 

 

 

 

今日はヒロイン仏一家の娘・おえい役です。

 

 

 

 

 

こころさんは剣戟はる駒座の津川祀武憙(つがわ しぶき)座長の大ファン。

今日も化粧前は祀武憙グッズでいっぱいでした😍

 

 

 

 

 

 

祀武憙グッズとともに置かれていた手話の本。

 

 

 

 

こころ「昨日届いたばかりなんです」

 

めだか「テレビドラマに感化されて取り寄せたんですよ〜」

 

いつかこころさんの手話舞踊が観られるかも!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こころさんの隣に、大河一心若座長、19歳。

 

「これ、撮ってください!」

 

手に持っているのは大きなパフ

 

 

 

 

デッカッ!!

 

 

 

 

 

「いいでしょう、ドンキで見つけたんです」と若座長。

 

パフパフパフっと、3パフくらいで白粉が塗れそうですw

 

ご覧いただいた役者の皆様、いかがでしょう?!

 

 

 

 

 

 

「こっちも撮っておいてください」

 

若座長が指す先には、1枚の写真が。

 

 

 

 

若座長の大伯父にあたる浪花三之介(なにわ さんのすけ)さんに抱っこされているのが若座長。

1歳になるかならないかの頃だそう。

可愛いですね〜

三之介さんも嬉しそう。

 

化粧前にはその人の大切なものが溢れていますね。

 

 

 

 

 

 

そのお隣は、浪花めだかさん。

 

今日のお芝居は、こんな顔の役です↓

 

 

 

 

確か前回の取材の時もこんなメイクだったような…

 

「まあ、だいたいこんな役ですねー笑」

 

 

 

そんなめだかさんの大切なものは、同じく1枚の写真

 

 

 

 

 

新之介座長……

 

 

 

 

に、抱っこされている、生まれたばかりの頃の次男坊・浪花小福(なにわ こふく)ちゃんでした❤️

 

 

「ずっと小さいままでいてほしいです笑」と、めだかさん。

小福くんも、現在小学2年生。

ただいま登校中で、お昼の部の終わり頃に帰ってくるそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして舞台袖に一番近いところに、近江新之介座長。

 

 

 

 

今日のお芝居は仏一家の親分で、おえいの父親役。

 

座長「今日のお芝居『男の情話〜千里の虎』は、うちの劇団では昔からやっているお芝居です。

主人公は仏一家の代貸のトラで、ラストシーンが印象的ですが、僕としては、このお芝居は親子の情愛がテーマですね」

 

 

 

 

 

 

座長がかぶる鬘を手入れするめだかさん。

 

 

 

 

「白髪はどうしてもほつれてくるんで」

 

 

 

 

 

丁寧に梳かれた鬘をかぶって、完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

音響ブースには化粧を終えた浪花(なにわ)しめじさんがスタンバイ。

 

 

 

 

しめじさんは浪花劇団に入団して10年以上。

今日は、閻魔一家の身内と、料亭の板前の2役です。

 

 

 

 

 

普段は照明を担当している次女の浪花(なにわ)こはるさんも、今日はお芝居に出演。

 

 

 

 

料亭の仲居さんと、閻魔一家の身内の2役を演じます。

 

 

 

 

 

「今日お芝居に出てまーす!」

座長のインスタで宣伝。

 

 

 

とっても可憐な仲居さんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今日の主役、仏一家代貸・トラを演じる若座長。

 

 

 

 

 

 

全員支度万端で時計はジャスト12時。

 

 

「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ…」

 

めだかさんのアナウンスで

 

 

 

 

開演です!

 

 

 

 

 

 

■第1部 お芝居「男の情話〜千里の虎」

 

 

 

仏一家の親分は、一家をたたんで堅気になると、娘のおえいに話す。

 

 

 

 

 

それに対して納得できない代貸のトラ。

 

 

 

 

 

おえいに告白するも、頑なに拒否されてしまい……

 

 

 

 

 

 

腕も立ち、義侠心あふれるトラだが、酒好きで不器用なところが玉にキズ。

 

そんなトラに、おえいの弟で一家の若親分・マンちゃんだけは、優しく接してくれるのだった。

 

 

 

 

 

 

ここで場面転換。

 

 

背景幕が取り払われ、その後ろにセットされていた二重の登場。

 

 

 

 

 

第2場は堅気になってからの仏一家の佇まい。

 

 

二重だけでなく、舞台下手に植え込みと木の塀が備え付けられます。

 

 

 

 

 

大きな道具をたくさん出すのは大変ですが、

出来るだけ立体感のある舞台を見せたいという、座長のこだわりです。

 

 

 

 

堅気になった親分。着物も着替えます。

 

 

 

 

 

 

 

第2場 その後の仏一家

 

やくざから足を洗い、堅気の商売を始めたものの、うまくいかず…

 

 

 

 

 

借金の証文が閻魔一家の手に渡り、理不尽な利息をつけられてしまう。

 

 

 

借金の取り立てに来る閻魔一家の親分(三枡ゆたか)。

 

 

 

 

 

 

 

ゆたかさんが舞台に出ている間、音響につくめだかさん。

 

 

 

 

 

音響担当のマンちゃん、可愛いですね^^

 

 

 

 

 

借金を返すため、おえいは芸者奉公に出ることに。

 

料亭ひさご屋から板前が迎えが来る。

 

 

 

 

 

 

 

父が娘のために出来ることは、せめて髪を梳いてやることくらいだった。

 

 

 

 

スポットだけの演出。二人の心情を浮き彫りにします。

 

 

 

 

 

再び舞台転換。

 

 

 

 

 

 

 

襖を取り替え、貧世話から料亭にします。

 

 

 

 

 

 

 

さっきと同じ木戸でも、ちょっとした装飾をつけることで、家の造りを立派に見せます。

 

 

 

 

 

 

 

第3場 料亭ひさご屋

 

 

おえいを訪ねてくるマンちゃん。仲居さんが取り次ぎます。

 

 

 

 

 

 

一緒に帰ろうと駄々をこねるマンちゃんに、ぼた餅を持たせ、なだめるおえい。

 

 

 

 

 

 

 

 

仲居役を終えたこはるさん、今度は閻魔一家の身内に変身。

 

 

 

 

 

このお芝居はめだかさんとゆたかさん以外、全員着替えがあって大忙し。

 

 

 

 

 

さあ、最後の場面転換。

料亭から閻魔一家へチェンジ。

 

 

屋根をつけて

 

 

 

 

 

悪役の家らしく、龍の襖に仕替えます。

 

 

 

 

 

舞台下手に松を置いて、先ほどの木塀を裏返して、黒塀に。

 

 

 

いかにもお金持ちの家らしくなりました。

 

このリバーシブルの黒塀は、劇団持ちの道具。

折りたたみ式で、畳めるようになっている優れものです。

 

 

 

 

 

 

大詰め 閻魔一家

 

 

トラが閻魔一家に殴り込み!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トラの書き置きを読む仏の親分とおえい。

 

 

 

 

 

トラの声は、二人に聞こえただろうか……

 

 

 

 

いたわり合う父と娘、それを陰で支えるトラ。

切ない幕切れなのですが、

トラのことが大好きなマンちゃんの存在に、少しだけ救われる思いです。

 

不器用な男の生き方と、親子の情愛が織り込められた、浪花劇団らしい人情劇。

 

 

「チョン、チョン、チョンチョンチョンチョン…」

 

お芝居の終わり、柝を打つ座長。

 

 

 

 

 

SEの機械音ではなく、木の優しい音が耳に心地よいです。

 

 

 

 

 

 

片付けと並行しながら、座長による舞台口上。

 

 

 

 

 

 

前売り券販売に向かう支度をするしめじさん。

 

 

 

 

 

黒幕の後ろで、舞踊ショーで使うブラックステージをセットします。

 

 

 

 

 

ショーではこちらが大活躍!

 

 

 

 

浪花劇団の舞踊ショーでは、背景をプロジェクターで映し出します。

こちらは、映像ソフトがインストールされたパソコンと、専用のコントローラー。

 

「最近の機械って、トリセツが無いでしょう。

まず僕が手探りで使い方を覚えて、皆に教えます」と新之介座長。

 

 

 

 

 

背景も要チェックで、舞踊ショーレポートへと続きます!

 

 

 

 

 

 

■第2部 歌と踊りのバラエティショー

 

 

幕開けトップは若座長。

 

 

 

 

白いドレス着物で、小粋な女形舞踊。

 

 

 

 

 

 

 

映像のコントローラーを操作するしめじさん。

 

 

 

 

 

 

 

「踊ってきまーす」

 

出番前、インスタグラムのストーリーをアップする新之介座長。

 

 

 

 

客席から登場。

 

 

 

 

「はい、拍手〜」

 

お茶目な座長にお客様も乗せられます。

 

 

 

 

 

 

女形から立役へ化粧替え。

 

 

 

 

「女形から立役になる時、僕は化粧全部落として一からやりますね。

白の上から塗るのではなく、ちゃんと肌色にしたいので」

 

シンプルな化粧を心がけているからこそ、基本に対するこだわりです。

 

 

 

 

 

歌うめだかさん。

 

 

 

 

まるみのある声に、圧倒的な声量。

胸の奥まで響きます。

 

 

 

 

 

 

群舞「涙唱」より浪花しめじさん。

 

 

 

 

スラリと伸びた手足

中性的な雰囲気で勇壮な舞踊。

 

 

 

 

 

 

立役の若座長。舞台に行く前に香水を手のひらに一振り。

 

 

 

 

 

こちら若座長の香水。

 

 

 

 

若座長「無くなりそうな香水の瓶、撮られてしまった(笑)」

 

 

これを見た親切なお方がプレゼントしてくれるかも…笑

 

 

 

 

 

 

 

座長立役の個人舞踊。

曲に合わせて背景が変わり、映像と人が一体に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座長と若座長の相舞踊「竹とんぼ」

 

 

 

 

 

さすが親子、息ぴったりです。

 

 

 

 

 

こころさんの個人舞踊。

 

 

 

 

実年齢より上に見られることが多いというこころさん。

 

「よく二十歳以上?って言われます」

 

確かに、こんな落ち着いた舞踊を見たら20歳以上に思われるのも納得です。

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよラスト舞踊間近。

 

母・めだかさんに「へへー」と、かしこまる若座長の図。

 

 

 

 

若座長「これがうちの劇団の楽屋の日常です」

 

めだか「ウソですw」

 

 

 

 

 

 

 

ラスト舞踊「千本桜」

 

 

お揃いの紫の裃袴で厳かに

 

 

 

 

 

力強く

 

 

 

 

 

 

幻想的に

 

 

 

 

 

最後はビシッと。

 

 

 

 

 

浪花劇団歌と踊りのバラエティショー、

これにて終演!!

 

 

 

 

 

終演と同時に、小福くんが学校から帰ってきました。

 

 

 

 

「おかえりー」

「お客さんに挨拶して」

 

 

 

 

 

 

楽屋に戻ってきた小福くん。

 

カメラ目線いただきました。

 

 

 

 

 

「見て見てー、こんなん出来るねん」

 

 

足を開いて床にペター。

 

 

 

 

 

身体、やらか!

 

みなさんがお見送りに行っている間、

色々特技を披露してくれる小福くんでした^^

 

 

 

 

 

「お疲れ様でしたー」

 

 

お見送りから戻ってきたみなさんをパシャ。

 

 

浪花こころさん

 

 

 

 

 

 

 

 

浪花しめじさん

 

 

 

 

 

 

 

浪花めだかさん

 

 

 

 

 

 

 

大河一心若座長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近江新之介座長

 

 

 

 

 

記録的な猛暑の中の公演でしたが、みなさん元気いっぱい。

暑さに気をつけて、2ヶ月公演無事乗り切られますように!

 

 

 

 

 

■近江新之介座長メッセージ

初めての2ヶ月公演で、いろいろな意味で楽しみです。

イベントのお知らせとしては、7月14日に若座長の2周年、

28日に僕の誕生日公演をやらせていただく予定です。

いい劇場なので、お値段以上の舞台が見ていただけると思います。

夏休みに入れば子役を使ったお芝居もやりますので、

ぜひお楽しみにお越しください!

 

 

 

 

 

■浪花劇団プロフィール

 

関西を代表する歴史ある劇団。

平成17年(2005)8月、大阪市の朝日劇場で近江新之介が座長を襲名。

若手中心の幅広い舞台を繰り広げるほか、

子役を使った芝居に取り組むなど、さらなる躍進を続けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

羅い舞座京橋劇場 2024年6月公演
「見海堂劇団」舞台袖レポート

2024年6月26日 15時22分26秒

舞台袖レポートでは楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています。

今回は、羅い舞座京橋劇場で公演中の見海堂劇団(みかいどうげきだん)。

「真之介祭り」に密着しました!

202465日取材)

 

 

 

開演1時間前

 

午前11時。

楽屋にお邪魔すると、見海堂真之介(みかいどう しんのすけ)総座長と少し眠たそうなベビー虎駿(こしゅん)くん。

 

 

 

総座長「舞台好きね?」

 

虎駿くん「……(ねむい😴)」

 

 

 

ここで総座長より予定の変更を告げられました。

総座長「今日は真之介とあさとのダブル祭りだったんですけど、

あさとさんが乗り込みの時にぎっくり腰をやっちゃいまして。

だから今日は僕一人の祭りになりました」

 

なんと、おいたわしや。

 

「今は舞台に出られるようになったんですけど、さすがに祭りは無理なので

毎月の移動で大荷物を運ぶので、腰痛は役者さんの職業病でもあります。

あさとさんの1日も早い回復を祈るばかりです;;

 

 

 

 

 

お化粧中の総座長を横からパシャリ。

 

 

 

お化粧はいろんな人のメイクから研究して勉強してきたそう。

 

 

 

 

化粧台の近くには小判がいっぱい!

 

 

 

 

実はこれ、バスボム

大量に入れれば億万長者気分!

 

 

 

 

 

「おはよーございます!」

軽快な挨拶で登場したのは見海堂光(みかいどう ひかる)さん。

 

 

 

 

総座長「撮っといてこれ。出勤を」

光さん「出勤って笑」

決めポーズ&爽やか笑顔いただきました!

 

 

 

 

写真を撮り終えたあとは黙々と音響の作業にかかります。

 

 

 

仕事デキ感ある背中です😆

 

 

 

 

 

 

続いて、

おにぎりの準備をしている照明担当のサンダーバード幸太郎(こうたろう)さんをパシャリ。

 

 

 

 

今日のお芝居で使うものだそうです!

 

 

 

 

4階の楽屋へお邪魔。

見海堂駿(みかいどう しゅん)代表が羽二重のお手入れ中。

 

 

 

 

代表「これは羽二重に髪の毛をくっつけた特注品です。

使っているうちにおしろいがついちゃうんで、時々削らないといけないんです」

 

ザクザクと削り落としていく手際の良さは、職人と呼びたいくらいでした。

 

 

 

 

お化粧を始めた駿さん。アイラインを引いています。

 

 

 

 

「もう5分でできちゃう」

すごい……

 

 

 

 

 

代表の楽屋には「駿」と書かれた暖簾がかけてありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

別の楽屋へ。

見海堂虎之介(みかいどう とらのすけ)花形がゲーム実況の動画を流しながらお化粧中! 

 

 

 

 

ゲームはするのも見るのも好きだそう。

「今はSwitchをやることが多いです」

 

 

 

 

 

楽屋の廊下にたくさんの背景幕が積まれてありました。

 

 

 

 

写真はほんの一部。倉庫にも「まだまだある」そうです。

お芝居に合わせた背景幕を自前で作るのも、舞台への飽くなき追求ゆえ。

追求した分、さらに積み上がっていくという……^^;

 

 

 

 

 

おもちゃの刀をブンブン振り回す虎駿くん。満面の笑みです!

 

 

 

 

 

取材班「うわぁ~切られたー!」

 

 

 

 

舞台袖の方に戻ると光さんがお化粧中。

 

 

 

 

瞼に線を引いているところです。

 

 

 

 

すぐ近くには縁起のよさそうなコーナーが。

 

 

 

 

可愛らしい開運グッズたちですね〜

 

 

 

 

 

舞台ではすでにお芝居の大道具が準備されています。

 

 

 

 

 

 

舞台袖近くにいた虎駿くん。

おもちゃの刀の代わりに、今度は桜の枝を持っていました。

 

 

 

 

 

 

着替え終わった光さんが音響の確認中。

 

 

 

 

その間、オシャレ&流暢な英語のアナウンスが流れました。

「Thank you for coming to see Mikaido-Gekidan…」

コロナ前に海外のお客様を意識して録音したアナウンスだそう。

 

 

 

 

英語のアナウンスのあとは、代表の影マイクで、開演です!

 

 

 

 

虎駿くんと手を繋いでいる姿にほっこり。

 

 

 

 

 

皆さんお待ちかね、これより第1部お芝居「遊侠三代」の開演です!

 

 

第1部お芝居「遊侠三代」

 

 

一休みしている川北長治親分(総座長)のもとに財布を盗もうと忍び寄るおこも(富士野竜花さん)。

 

 

 

 

 

おこもから事情を聞く親分と子分の長吉(虎之介さん)と政吉(光さん)。

 

 

 

 

情け深い親分はお金と握り飯をおこもに渡します。

そして、とあるお願いをおこもにします。

 

「仲間とともに俺の父っつぁん、探しちゃくれないかい」

「歳の頃なら五十と二、三。津軽訛りで、おさねぇ時に木登り落ちて、ついた傷が右目のところにある」

 

 

 

 

親分とおこもが去ったあとは空気が一変。

 

 

 

 

重々しいBGMと共に、川向こう(風吹あさとさん)と人斬り仁平(代表)が登場。

川北長治の始末を仁平に頼んでいます。

 

 

 

 

その頃、舞台袖では……

 

 

音響についている光さんと

 

 

 

 

 

富士野竜子(ふじの りゅうこ)さんをパシャリ。

 

 

 

 

 

音響の後ろから見守る総座長と虎之介さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着付け中の総座長をパシャリ。

 

 

 

補助をしているのは、先ほど音響をしていた竜子さん。

 

 

 

 

 

舞台は第2場へ…

 

 

親分の命をもらいに川北一家を訪ねてきた人斬り仁平。

 

 

 

 

 

長吉が飛びかかるも返り討ちに。

とても適う相手ではない。

このままでは親分が危ない……

 

 

仁平が去ったあと、長吉が親分の代わりに行こうとしますが、

家族がいる長吉を行かせたくない親分。

 

 

 

 

 

「血肉を分けた親兄弟よりも、盃を分けた親分の方が大事」

親分を欺き、行ってしまった長吉。

 

 

 

 

その後を見つめる政吉。

 

 

 

 

 

ここで舞台が暗転。

 

 

 

舞台裏では次のセットの準備に皆さん大忙し!

 

準備が終われば、いよいよ物語は大詰めへと進みます。

 

 

 

大詰め。

長吉と仁平の一騎打ち。

劇場全体に緊張が走っています。

 

 

 

 

舞台袖でもあさとさんと虎駿くんの一騎打ちが!

 

 

 

 

こちらは穏やかな空気が流れており、ほっこり☺️

 

 

 

 

 

 

ふたたび舞台。親分と仁平の死闘が続きます。

 

 

 

 

迫力満点の殺陣に息をするのも忘れてしまいそうになります。

 

 

 

ふと動きを止める親分と仁平。

 

 

 

 

「似てる。歳の頃なら五十と二、三。津軽訛りの旅鴉」

 

「似てる。歳の頃なら二十と五、六。津軽に残した倅の長治」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲しい再会、ついに決着……

 

 

 

 

 

自身の着物を長吉にかける親分

 

 

 

 

「血肉を分けた親兄弟よりも、盃を交わした親兄弟のほうが大事、か」

 

 

 

 

 

親分の無事に涙する政吉。

 

 

 

 

 

 

 

近くで一部始終を見ていたおこも。

親分が自身の羽織を仁平にかけるよう頼みます。

 

 

 

 

「川北長治の親分さんこそ、日の本一の、親分だねぇ!」

 

 

 

 

終幕。とてもシリアスなお話に、涙が止まらなくなりました。

常に緊張感のある演技、迫力ある殺陣にも圧倒され、見どころ満載な芝居でした。

 

 

 

 

 

「ありがとうございました、ありがとうございました……」

 

舞台袖で影アナウンスをするのは

 

 

 

 

雪まみれの人斬り仁平。

 

 

 

 

さて、舞台口上の間、他のメンバーは舞踊ショーの支度にかかります。

 

こちら4階の楽屋。

舞踊ショーに向けてお化粧をしている風吹あさと(ふぶき あさと)さん

 

 

 

 

 

「これ撮ってください。俺の推しの健康センターなんです笑」

 

 

 

あさとさんはブームになる前からサウナが大好きらしいです!

 

 

 

 

 

富士野竜花(ふじの りゅうか)さん

 

 

 

 

竜花さん愛用の手鏡。

 

 

 

 

とある劇団の座長からプレゼントしていただいたもので、

去年の誕生日のお芝居での役がイラストになっているそう!

 

竜花さん「私と言えばこれらしいです笑」

 

 

 

 

 

5階の舞台袖に戻ると、総座長が女形のお化粧中。

 

 

 

 

すごく綺麗です……(うっとり)

「アイシャドウのラメは何を使っているのですか」

「秘密です(笑)3種類くらい使ってます」

 

 

 

お化粧が終わったあとは着付け。

 

 

 

 

竜子さんが帯を結びます。

 

赤地に大きく描かれたのは巻物?

印象的な着物と帯です。

 

 

 

 

 

カメラを構えていると竜花さんがサービスショットをくれました! 

 

 

 

 

紫の鬘がお似合い。すごく綺麗ですね〜😍

 

 

 

いよいよ第2部、花の新歌舞ショー開演です!

 

 

 

 

 

 

第2部舞踊ショー

 

開始一曲目は総座長の女形。

 

 

 

 

美しく、しなやかな動きにうっとり☺️

 

 

 

 

踊り終わったあとはすぐに着替え。

 

 

 

 

着付けをする竜子さんの隣に虎駿くん。

 

 

 

 

 

鬘をセットして準備完了!

 

 

 

 

帯の大きなリボンもかわいいですね!

 

 

 

 

 

穏やかな笑顔で踊る総座長に自然とこちらも笑顔になってきます!

 

 

 

一息つくまもなく次の立役の準備に入る総座長。

今度はどんな姿になるのでしょうか。

 

 

 

 

立役姿の総座長。

 

 

 

 

金の花の刺繍入りの袴で、凛々しいの一言。

 

 

 

 

 

真之介祭り、出ずっぱり!

 

先ほどとは違った、ハードボイルドなかっこよさ。

 

 

 

 

 

 

なめらかな踊りでお客様を魅了する竜花さん。

 

 

 

 

自然と姿を目で追ってしまいます!

 

 

 

 

 

光さんは男らしくもたおやかに。お客さんの目も釘付けです!

 

 

 

 

 

 

 

刀を使ったあさとさんの舞踊。

 

 

 

 

腰を痛めているとは思えない(お大事に〜)、ビシッと決まったかっこよさです。

 

 

 

 

 

 

しっとりとした曲に合わせて踊る虎之介さん。

 

 

 

 

どこか哀愁漂う姿に惹きつけられます。

 

 

 

 

 

 

傘を使って踊る代表。

 

 

 

 

深みのある渋い雰囲気に痺れます。

 

 

 

 

 

 

総座長、光さん、虎之介さんの群舞。

 

 

 

お祭り男たちの楽しそうな姿に、気づけばこちらもノリノリに!

 

 

 

 

 

出番が終われば、舞台袖での仕事が待っています。

 

 

光さん

 

 

 

 

 

虎之介さん

 

 

 

 

 

あさとさん

 

 

 

 

 

順番に音響&かけ声を担当します。

 

 

 

 

 

 

いよいよ最終演目

ラスト舞踊「なでしこ桜」

 

桜の枝を持って優雅に登場。

 

 

 

 

振袖を翻しながらくるくると

 

 

 

 

桜の背景幕に花吹雪が降り注ぐ、華やかなエンディングです。

 

 

 

 

 

これにて「真之介祭り」、無事終演!

 

 

 

終演後、みんな揃って舞台挨拶です。

 

 

 

 

めでたく大入㊗️

 

夢のひとときが終わり、みんなで送り出しへ向かいます。

 

 

 

 

 

 

ちょうどその頃

「おつかれさまでーす」

きらり☆かのんさんが学校から帰ってきました!

 

 

 

 

 

ピースと素敵な笑顔をいただきました!

 

 

 

 

 

 

総座長を待つ間、

ラスト舞踊で総座長が羽織っていた着物を見せていただきました。

 

 

 

 

背中には総座長の女形の絵が描かれている特注品です。

 

 

 

 

紐の部分には1つ1つ異なるアクセサリーが。

 

 

 

チェーンに刀や蜻蛉など。

これらは照明の幸太郎さんが付けたものだそう。

総座長の持ち物は細やかなところまでこだわりが詰まっていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこちら、総座長のお許しが出て撮影させてもらった

「送り出しから帰ってきて大の字になっている光さん」

 

 

 

表も裏も大忙しでしたもんね…

皆様本当にお疲れ様です🙏(まだ夜の部もあります!)

 

 

 

 

 

送り出しから戻ってすぐ、夜の部の打ち合わせをする総座長と幸太郎さん。

 

 

 

 

真剣な表情。

最初から最後まで、舞台に寸分の妥協のない総座長でした!

 

 

 

 

 

見海堂真之介総座長メッセージ

 

俺が右足を負傷し、あさとさんが腰を負傷し。そんな中でも相変わらずの全力投球、命懸けで毎日頑張っています。

いつくたばるかわからないので(笑)、早いうちに来てください!

 

 

 

 

 

■見海堂劇団プロフィール

1975(昭和50)年、代表・見海堂駿が「見海堂 駿&座 笑泰夢」を東京で旗揚げ。

平成23(2011)年、息子の見海堂真之介が座長襲名。

平成24(2012)年、劇団名を「見海堂劇団」と改名、真之介座長が総座長に。

オリジナルの迫力あるお芝居や、創意工夫が凝らされた華やかな舞台を展開し、観る人の心をつかんでいる。

 

 

 

6月公演は29日お昼まで。

羅い舞座YouTubeチャンネルも要チェックですよ〜!!

 

 

 

 

 

 

羅い舞座グループ弁天座 2024年6月公演
「劇団夢道」舞台袖レポート

2024年6月24日 17時21分17秒

 

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見えないところでの劇団の奮闘ぶりをお届けしています。

今回は、羅い舞座グループ弁天座で6月公演中の劇団夢道の皆さんに密着しました!

2024年6月9日取材)

 

 

 

■開演1時間前

 

劇団夢道は今年1月に旗揚げしたばかり。

ここ弁天座にも初乗りです。

 

 

今日は「錦之助祭り」ということで、ショーでは座長が出ずっぱりの予定。

 

 

使う鬘がすでに棚にセッティングされています。

 

 

 

 

「これで全部ではないです。昼夜合わせて30面は使いますので」

 

 

え!ではこれで半分ですか?!

 

 

 

 

 

衣装もずらり。

 

 

 

 

こちらも一部で、奥のラックにもまだまだあります。

 

ほたるさん「衣装は座長とわたしで相談しながら決めてますね」

 

 

 

 

 

座長の衣装ケース類は水色で統一。

 

 

 

 

ビシッと整理されて見やすいですね。

 

 

 

 

 

 

1ヶ月前に購入したという座長の化粧前机。

 

 

 

 

こちらも常に整理が行き届いて、気持ちが引き締まります。

 

 

 

 

 

今日はお芝居からの開幕。

 

お外題は「やくざ子守唄」

 

錦之助「よその劇団では『小仏峯五郎』などのお外題で演られているお芝居ですね。

僕は笹川重蔵役です」

 

 

早速、化粧にかかります。

 

 

 

 

チークの色を何色も重ねて、グラデーションを施していきます。

 

 

チークの色もたくさん。

 

 

 

 

座長の化粧のポイントは?

 

 

錦之助「うーん、特にないんですけど。

お芝居の時は出来るだけシンプルに、その役に近づけるようにすることかな。

目が一番大事ですね」

 

 

 

 

 

 

 

2階の楽屋にもお邪魔。

こちらはマンスリーゲストの三代目藤(ふじ)ひろし座長のお部屋です。

 

 

 

 

 

すでにメイクは終えられていたのですが、ちょっとだけ!と、鏡を構えてもらいました(笑)

 

今日は敵方の親分・飯岡助五郎役です。

 

 

 

 

 

こちらは、本日のゲスト・冨士川(ふじかわ)すすむ座長のお部屋。

 

 

 

 

目の、一番繊細な部分のメイク中。

 

お芝居は小仏峯五郎役です。

 

 

 

 

 

 

 

1階に戻ると、姫百合七星(ひめゆり ななせ)さんが着替え中。

 

 

 

 

今日は飯岡一家の子分役です。

 

 

 

 

 

 

 

音響のセッティングを終えたほたるさんも、支度にかかります。

 

 

 

 

 

 

着替えながら七星さんの帯を手伝います。

 

 

 

 

 

 

 

着付けが終わった七星さん、座長の支度を手伝います。

 

 

 

 

 

こういう連携が、阿吽の呼吸で行われる劇団夢道の楽屋です^^

 

 

 

 

さて、これから着替える人がやってきました

 

姫海老之助(ひめ えびのすけ)さん。

 

着物を着る前に、マッスルポーズを撮らせていただきました!

 

 

 

 

見事な三角筋!!(惚れ惚れ)

海老之助さんは格闘家でもあります。

今日の役は笹川一家代貸・政五郎です。

 

 

 

 

 

そして、姫天花(ひめ てんか)さん。

 

 

 

 

 

天花「今日は笹川一家の三下の、火の玉啓介役です」

 

このお芝居の隠れた主役とも言える啓介。

演じるのは今回で3回目だそう。

ただいま三枚目に挑戦中と言う天花さんの啓介、楽しみですね^^

 

 

 

 

 

 

お芝居の大道具も既に完成。

 

 

 

 

 

 

 

弁天座の照明室は2階にあります。

ここからの眺めをちらっとご紹介。

 

「おお〜」

 

 

 

結構高い。高所恐怖症の方はちょっとドキドキしてしまうかも。

 

お客様がたくさんお詰め合わせで、賑やかな声が響いています。

 

 

 

 

 

開演3分前。舞台袖に出演者一同が集います^^

 

三代目藤ひろし座長と冨士川すすむ座長。

 

 

 

 

赤ちゃんがハリウッド風?!

 

 

 

 

 

錦之助座長のアナウンスで、開幕です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■お芝居「やくざ子守唄」

 

 

笹川重蔵親分(錦之助)のところに、代貸・政五郎(海老之助)が帰ってきた。

 

「これは知り合いの話ですが…女房を死なせてしまった男がおりましてね。

まだ小さな子がいるのですが…」

 

 

 

 

 

「知り合いの男の話」とは

重蔵の妹と駆け落ちして出て行った小仏峯五郎(冨士川すすむ)のことだった。

 

 

 

 

女房の仇討をするために、こどもの面倒を見てもらいたいという峯五郎。

 

 

 

妹を奪った峯五郎を許せない重蔵。

しかし、峯五郎の心情と、幼い子を見て心が動く…

 

 

 

 

「その子があかの他人の子なら拾って育ててもやろう」

 

親分が残した「謎かけ」が、理解できない政五郎。

 

「???」

 

 

 

 

 

「そうか、わかった!!」

 

 

 

 

こんな時はあの男の出番。

 

「おーい啓介〜」

 

 

 

「なんだよ兄ぃ」

 

 

啓介(天花)に赤ちゃんを見つけさせるため、外へ誘う政五郎。

 

しかし、啓介の操縦は一筋縄ではいきません。

 

真面目な政五郎とおとぼけ啓介の爆笑のやりとりはぜひ舞台で!

 

 

 

 

 

 

 

 

赤子を抱く重蔵と仇討ちに向かう峯五郎。

 

 

 

 

 

 

 

見送るものの、やはり放ってはおけない…

 

 

 

 

 

ここで舞台転換。

 

 

大詰めの立ち回りを合わせます。

 

 

 

 

 

 

 

第2場 大詰め

 

峯五郎と飯岡助五郎(藤ひろし)の一騎打ち。

 

 

 

 

 

政五郎も加勢!

 

 

 

 

討たれる飯岡一家。

 

 

 

 

峯五郎が重蔵に託した言葉とは…

 

 

 

 

前半は思い切り笑って、後半は迫力ある立ち回りと涙のクライマックス。

ぜひ舞台で!

 

 

 

 

 

お芝居終演。

 

舞台口上の裏で、舞踊ショーの背景幕の準備にかかる七星さんと天花さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び2階から舞台を覗いてみましょう。

 

劇団グッズの説明中の錦之助座長。

 

 

 

 

 

 

座長が手にしているのは錦ちゃんうちわ。

 

 

 

 

 

絵は天花さんが描かれたそうです。

 

 

うまい!そしてかっわいい〜😍

衣装も特徴を捉えられていますよね。

みなさん多才すぎます。

 

 

 

 

口上から戻って大急ぎで化粧支度する錦之助座長。

 

「10分後に開けます」

 

さあ、ここからが時間との勝負。

 

化粧の補助するのは七星さん。

 

 

 

 

 

 

着付けはほたるさん担当。

 

 

 

 

いつもながら、手早く美しく、手つきに迷いがありません。

 

 

 

 

着付けが終われば、すぐに舞台袖の音響に移動。

 

 

 

 

舞踊ショーの開幕を告げるアナウンスは錦之助座長。

 

 

錦之助座長「このメンバーだけで裏のことも全部やりますから、大変です。特にほたるさん」

 

 

 

 

 

モニターを見ながら客電を落としていくほたるさん。

 

 

 

 

舞台の主役が錦之助座長なら、舞台裏の主役はほたるさん。

 

その敏腕ぶりに見惚れる瞬間が、何度もありました。

 

 

 

 

 

アナウンスから化粧前に戻り、もう一度化粧の確認をする錦之助座長。

 

 

 

 

急いでいても、ギリギリまで丁寧に。

指でそっと眉に紅を加え、舞台に向かいます。

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー「錦之助祭り」

 

 

幕開けトップは錦之助座長の女形舞踊。

板付きで登場です。

 

 

 

 

この、佇まい。

 

幕が開き、客席を一瞬で魅了するために高められたこの空気を壊さぬよう、

息を止めて見守ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2曲目は群舞。

支度を終えた海老之助さんと七星さん。

 

 

 

 

 

 

群舞には劇団メンバー全員出るので、ひろし座長がマイクを受け持ちます。

 

 

 

 

 

 

「お手拍子、よろしく!」

 

 

 

 

 

「ウェーイ」

 

 

 

と、このまま錦之助座長、次の衣装に着替えるために舞台袖へ走り込みます!

 

 

 

 

他のメンバーも、舞台袖に戻ってすぐさま音響についたり、次の支度へと走っていきます。

 

 

 

 

↑  脱ぎながら走ってますw

 

 

 

 

続いて

錦之助座長とひろし座長の相舞踊「夢芝居」

 

 

 

 

背中越しでも息ピッタリ。

 

 

 

 

 

次の舞踊の支度をする海老之助さんとほたるさん。

 

 

 

 

 

 

幕開けから1秒も止まってないほたるさん

 

着替えの途中で、座長の着付けを手伝います。

 

 

 

 

 

 

出ずっぱりの錦之助座長!

 

 

 

 

お客様もテンションマックス!

 

 

 

 

 

座長が舞台にいる間に、どんどん着物を片付けてゆくほたるさん。

 

 

 

 

「すぐに片付けないと、次の衣装が出せないんですよ」

 

 

 

 

 

 

そして、あっという間に次の衣装一式並べられました。

 

 

 

 

 

 

冨士川すすむ座長の女形舞踊。

 

 

 

 

 

女形の美学が詰まっているような、この曲線。

 

 

 

 

 

 

錦之助座長の早替え中継〜

 

ほたるさんとの相舞踊から

 

 

 

 

 

大急ぎで着替えて

 

 

 

 

海老之助さんとの相舞踊へ。

 

 

 

戻ってきて、またまた着替え

 

 

 

 

 

客席から登場するため、走ります!

 

 

 

 

 

こんなめくるめく早替えがスムーズに出来るのも、

座長の長年の経験と、次の衣装がバッチリ用意されているからですね♪

 

 

 

 

 

早替えもスリリングでワクワクですが、じっくりと練られた支度もまた素晴らしい。

 

個人舞踊の支度を終えた天花さんをご覧ください。

 

 

 

 

 

来月で20歳。

80年代ポップスマニアで、今はジュリー(沢田研二)が大好きだそう。

着実に築かれている天花ワールド、今日も全開です!

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

海老之助さんは貴公子のように。

 

 

 

 

 

 

 

三代目藤ひろし座長は、粋でいなせな色男。

 

 

 

 

 

 

錦之助座長の個人舞踊の最後は

白いマントでダンディに。

 

 

 

 

三者三様で決まってますね!

 

 

 

 

 

錦之助祭りも終盤。

 

ラスト舞踊前の一本は、ほたるさんの袴舞踊。

 

 

 

 

お手本のような丁寧な踊り。

このお支度も、他の仕事をこなしながら仕上げられました。

 

 

 

 

 

 

ラスト舞踊前の舞台袖。

 

 

 

 

このわちゃわちゃ集まっているところが実に楽しそう。

 

 

 

 

すすむ座長と海老之助さんのマッスルポーズいただきました^^

 

 

 

 

 

 

 

最後を告げるアナウンスは、錦之助座長。

どんなにバタバタでも、要所要所は座長で締めます。

 

 

 

 

 

 

曲は「サンバdeわっしょい」

 

さあ、弾けまショー!!

 

 

 

 

 

 

これにて終演

お昼からダブルの大入!

おめでとうございます!

 

 

 

 

 

 

■姫錦之助座長メッセージ

劇団立ち上げてすぐに劇場公演をさせてもらっているので、とにかく頑張るしかない!の一言です。

今月もたくさんお客様に入っていただけるように、毎日みんなで頑張っています。

今月の日曜は錦之助祭りで、出ずっぱりです。ぜひお運びください。

 

 

 

■劇団プロフィール

2024年1月、姫錦之助座長が花車から独立、太平楽ぶらり劇場にて旗揚げ公演を行う。

座長を先頭に一致団結、楽しい舞台を届けることをモットーとし、新たな舞台作りに挑戦する。

劇団名は座長の母である夢路京母が命名。夢に向かってひた進めという願いが込められている。

 

 

弁天座公演は6月29日お昼の部まで、ぜひぜひお運びくださいませ〜!

 

 

 

 

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