舞台裏シリーズ
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羅い舞座 御所本店 2024年3月公演
「宝海劇団」舞台袖レポート

2024年3月21日 19時54分45秒

羅い舞座 御所本店

宝海劇団 公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。

(撮影:2024年3月7日昼の部)

 

 

 

■お昼の部 開演1時間前

 

 

羅い舞座ブログ・舞台裏シリーズ、おそらく最多登場いただいている宝海劇団。

なんと!今月は 小空くん、真紀さん、三代目ボーイ豆タンクくん、空也さん(誕生日順)のお誕生月✨✨

おめでたい3月はイベント盛りだくさんで公演中です❗❗

 

 

 

 

 

 

幕裏にはすでにセットが組まれています。

 

 

コチラはショー用でしょうか。宝海劇団といえばお面❗❗いろんな所に置かれています。

 

 

 

座長の化粧前の後ろには、本日の衣装が準備されています。

 

 

座長の元へ座員さんたちが集まり、開演前の挨拶 「よろしくお願い致します❗」

 

化粧を進めながらも、本日のショーのカツラや曲順などの打ち合わせ。

 

宝海 蘭丸(たかみ らんまる)さん も化粧を進めています。

 

 

座長 宝海 大空(たかみ おおぞら)さん 本日は三枚目の役どころです😊

 

 

宝海大心(たかみ だいご)さん は、化粧を終え、座長の衣装にアイロンがけをしています。

 

 

蘭丸さん 衣装に着替えています。その奥では真紀さんも支度中。

 

 

宝海 愛輝(たかみ あき)さんと宝海 空也(たかみ くうや)さんも衣装に着替中。

 

愛輝さんも本日は・・・・・・素敵な仕上がりですwww

 

 

 

蘭丸さんのアナウンスでいよいよ開演です!!

 

 

 

 

 

 

■第一部 お芝居  「恋の磐梯山」

 

 

一家の女中お鍋(愛輝さん)と 一家の娘お菊(蘭丸さん) 

 

 

真顔で香水の匂いを確認中www

そんな座長は最近、アニメ葬送のフリーレン』にハマっているそうです😊

 

衣装に着替えて出番を待つ座長。座長と大心さんは兄弟の役。

 

 

 

一家の姐御(真紀さん)は娘が好いている助八(大心さん)との縁談を持ちかける。

 

 

 

平公(座長)紋付袴で登場。助八の事が好きなお鍋は平公を唆して・・・

 

平公も娘を嫁にくれとやって来た。

 

しかし、平公の弟、助八と娘を一緒にする事にしたと姐御。

 

なら仕方ない、盃を水にしてくれと平公。「ああそうかい、そこまで言うなら仕方ない。」と姐御。

 

「止めねぇで下せいっ!!」 誰も止めてないし、引っ張ってもないのにズルズルと引きずられる平公ww 名人芸です😊

 

 

 

 

「しのぎを削りあう一家同士で1つにまとめたい、俺と娘を一緒にしてくれないか」と、さらに男(空也さん)が現れた・・・

しかし娘は助八と一緒になると決まった事。

 

話が拗れたなら仕方ない、と姐御を斬りつけ・・・

娘お菊をさらって行ってしまう。

 

一部始終をみていたお鍋は姐御に「やっぱりかわいい平公に本心を伝えてくれと。」託される。

 

 

 

 

■二場

 

 

気晴らしに酒を飲んで家に帰ってきたら、助八も家に。大事な話があると助八が縁談の話を打ち明けるが、、、

 

納得いかない平公は兄弟の縁も切ると助八と喧嘩に。

 

そこにお鍋が現れ、一家の姐御が殺された事を伝えた。

仇をとってくると出ていく助八。

 

どうせ俺は破門にされたと、いじける平公に姐御さんの本心を伝え、奮い立たせる。

 

しかし、なかなか成功しないたすき掛けwwww

 

姐御の仇討ちとついでに助八も助けてやる!と平公も助八の後を追う!!

 

 

■三場

姐御を斬った男とその親父(竜也さん)

腕っぷしは強いが、やっぱりちょっと残念な兄www 口車に乗せられ敵味方を行ったり来たりwww

 

大立ち回りの末、見事仇を討ったが・・・・・平公と心配で様子を見に来たお鍋も傷を負ってしまう。

無事娘を助けることができた助八。 

平公を踏み越えて行くが、踏んだ場所が悪かったw 悶絶の平公、いや座長ww

 

「どうせ死ぬんだ。似た元同士、夫婦であの世に行かねえか?」と平公。 我慢してやるよとお鍋

お鍋のお国自慢の歌「磐梯節」を聞きながら、あの世に行きたいと平公。

熱唱のお鍋に平公も続く♪ とても死にゆく者たちには見えませんがwww

 

これにて終幕です❗❗❗

 

 

 

ご来場のお客様に口上挨拶。

 

「本や、DVDがどんどん売れなくなっている。」と言う話から、楽屋でもお話をさせていただきました。

 

「僕、TSUTAYAが大好きなんです。でも最近どんどん縮小されていって。。。本やDVDって、お店に行って現物を手にして、ジャケットを見て選ぶのが好き。

ゲームの攻略本とかも大好きだった。友達同士でそれぞれ買った本の攻略情報を交換したりね。」

「最近はスマホ片手に、何でもデータで買えてしまう。確かに便利で手っ取り早いからサブスクなんかも利用しますけどねぇ。」

「やっぱり現物が、手に取れる触れるものが、いいんです。」

「なんか寂しいですよね〜。」と座長。

確かに、全く同感です❗

 

 

幕裏では、スモークが炊かれ、ショーの準備が始まります。

 

 

 

座長は女形でスタート✨✨真紀さん、着替えをお手伝い😊

 

 

 

 

 

 

■第二部  舞踊ショー

 

 

 

宝海劇団 座長 宝海 大空さん 紫の着物に赤い髪が映えます✨✨

 

 

 

続いて  大心さん 蘭丸さん 空也さん 愛輝さん による群舞❗❗

 

 

 

座長 再び登場✨✨

 

 

続いて愛輝さん

蘭丸さんと愛輝さん

相舞踊でつながっていきます✨✨

 

空也さん 今月 二十歳になります❗ 成人 おめでとうございます❗

 

 

 

大心さん 「かわいいよりかっこいいと言われたい!」とお芝居でも言ってました😊

もちろんかっこいいです❗❗

 

 

 

愛輝さん 立役で準備✨

 

こちらも、かっこいい舞踊です❗❗

 

 

真紀さん登場✨✨

 

 

 

再び群舞  「獣行く細道」

大心さん 蘭丸さん 空也さん 愛輝さん

座長も加わり群舞から・・・

座長のソロ舞踊へ✨✨

 

蘭丸さん&座長の相舞✨✨

 

蘭丸さんソロへ✨

ここでも流れる様に舞踊が連なって行きます❗❗

 

 

座長 鮮やかな衣装でソロ舞踊✨✨

 

 

 

 

園長 宝海 竜也さん 登場✨ 扇子を持っての渋い舞踊✨✨

 

 

 

ラスト前にパシャリ✨✨

 

 

 

 

■ラスト・ショー  「凛の国」

 

 

まるで映画のワンシーンの様❗❗ 幻想的なスタート✨✨

バランス

5人が揃うと本当にかっこいいです✨✨ バランスなんでしょうか❓❓❓

 

 

一足お先に桜吹雪の舞う中、これにて終演です❗❗

 

 

 

 

皆さん、素敵な笑顔、有難う御座います&お疲れ様でした❗❗❗

 

 

 

 

送り出しを終えて座員さんたちが、楽屋に帰ってきた頃、小学生組が学校から帰ってきました✨✨

小空くん

 

 

三代目 ボーイ豆タンクくん

 

 

ちび丸くん

 

みんな学校であったあんな事やこんな事を、お母さんに報告中😊😊😊

 

 

その頃、奈希(なぎ)ちゃんは紙吹雪のお片付けをお手伝い😊✨

 

 

 

片付けが終わったら、ごはんの時間❗❗舞台に机を並べて、みんなでいただきます❗❗😊

※豪華にしといて下さい!(by真紀さん)とのことで一部加工しておりますwww

 

 

 

 

■宝海大空座長よりメッセージ

「大衆演劇の公演の流れって、大体決まっているじゃないですか。一公演の中で、芝居があって、舞踊ショーがあって。

そのスタイルをどうにか変えていけたらなと模索中です。どうしたら楽しませられるか、飽きない様、飽きられない様にするには、どんな工夫をしたらいいか。。。

関西での公演は闘う場所だと思っているので!!また今年も全国各地に巡業に出て、もっと勉強して色々試して新たなカタチを作って帰ってくるので。

今の宝海劇団のスタイル・プログラムで演るのは今だけかな???なので、ぜひ観に来てください!」

■宝海劇団プロフィール

平成15(2003)年2月、宝海竜也座長が茂木健康温泉(栃木県)で旗揚げ。

座長の宝海大空は、幼き頃からスーパーちび玉として各メディアで活躍し、 現在は

「美3BOYS」のメンバーとして大衆演劇にとどまらず、活躍の幅を広げている。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羅い舞座 弁天座 2024年3月公演
「劇団華」舞台袖レポート

2024年3月21日 18時33分54秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見えないところでの劇団の奮闘ぶりをお届けしています。

今回は、羅い舞座 弁天座での劇団華公演に密着しました!

2024年3月7日取材)

 

 

■開演1時間前

 

「おはようございまーす」

 

 

1階の楽屋に化粧前の市川たかひろ座長。

スマホの配信アプリ「ポコチャ」で化粧配信されているところでした。

 

座長「配信は最近始めたんですよ。

遠方で来られないお客様が喜んでくださいます」

 

 

 

 

「○○さんが遊びに来たよー」

スマホから音声が。

 

 

 

 

その音声に座長が「○○さんいらっしゃーい」と応対。

 

「化粧しながらだとメッセージを読み落としちゃうので、音声読み上げ設定にしているんです」

 

スマホ越しにファンの方々とコミュニケーションを取りながら、着々と化粧が進みます。

 

 

 

今日はミニショーからの開演。

 

舞台下手側にある音響と照明の操作機材。

 

 

 

 

着替えながら音響の準備をする肥前隆次さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日座長が着る着物が、着る順番に積まれています。

座長の着付けの準備をするのは春乃みさきさん。

 

 

 

最初に着る着物一式が、床に広げられています。

「こうしておくと、さっと着せられるんですよ」

 

 

 

 

ほんと! あっという間にトップステージの着付け完成です。

 

 

 

 

本日の舞踊ショーのプログラムを配りに来た市川美蕾さん。

 

配信を観ているお客様に手を振ります。

 

 

 

 

 

プラグラムは座長と副座長が1日交代で作成するのが劇団華のルール。

この日は中村喜道副座長の担当日でした。

 

 

 

 

 

 

「よろしくお願いします!」

2階の楽屋から1階へ、挨拶にやってきた筑紫なつきさん(マンスリーゲスト)に、

市川かずひろ座長が「目もとの化粧、こうしたらいいんじゃない?」と、指導します。

 

 

 

 

なつきさんに「つけまつげ」を渡しながら

「若いから何やっても綺麗だよねー」

かずひろ座長の言葉に、うんうんと頷く取材班でありました。

 

 

 

 

時刻は12時。劇団華公演、開演です!

 

 

 

 

 

■第一部ミニショー

 

幕開け直前。なつきさんがカメラにピースサインを送ってくださいました♪

 

 

 

 

 

アナウンスは肥前隆次さん、音響担当は裏方スタッフの.ひかりさんです。

 

 

 

 

 

 

 

春乃みさきさん。

トップの出番が終わり、すぐさまお芝居の化粧にかかります。

 

 

 

ところで昨年12月の京橋劇場取材時は、

子役さんたちがいっぱいだったのですが、今日は?

 

「みんな平日は家から学校や保育園に通っているんです。

今日いるのは中村太我(たいが)くんと

中村咲喜(さき)ちゃんだけですね」とみさきさん。

 

 

 

たかひろ座長の化粧前には、

ひろかずくんが作った紙製のお雛様が飾られていました。

 

 

 

保育園で作ったのかな?

可愛いくて和みますよね^^

 

 

 

 

中村咲喜ちゃんが、かずひろ座長の化粧前にやって来ました。

 

 

おじいちゃん(かずひろ座長)が大好きなんだそう。

 

 

 

 

こちらは中村太我くん。

 

お父さんの中村喜道副座長の化粧前からひょっこり。

ポーズを決めてくれました。

 

 

 

 

 

 

こどもたちを見守りながら着物を繕う春やよいさん。

 

 

 

舞台の支度準備を手伝う合間を縫って針仕事。

常に手を動かしているやよいさんでした。

 

 

 

 

 

さてさて、舞台の方はミニショー終盤。

 

中村喜道副座長が舞台袖でスタンバイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニショーラストはたかひろ座長。

 

 

 

 

カメラ目線ありがとうございます^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニショーが終わり、第2部お芝居へ。

 

マンスリーゲストの澤村幸四郎さんに、大道具の確認をする副座長。

 

 

 

副座長「弁天座は道具が揃っているのでありがたいのですが、

どれをいつどう使うかちゃんと考えておかないと、

素早い場面転換が出来ないんです。

だから毎回細かく打ち合わせをしていますね」

 

 

 

副座長の指示で道具を確認する幸四郎さん。

 

 

 

 

 

小道具作りが得意な副座長。

劇場の道具の中でも、自分たちが使わせてもらったもので壊れているものがあれば

出来るだけ修理するようにしているそう。

 

プロ仕様の大工道具も持っています。

 

 

 

副座長「僕たちが乗ったあとは、道具が綺麗になっているはずです(笑)」

 

 

 

 

 

お芝居の化粧にかかる中村喜道副座長。

 

 

 

「今日は僕は悪い親分の役です」

 

 

 

 

副座長の衣装箱は黄緑と白色に統一されています。

 

 

 

刀のカバーも黄緑。

 

 

 

 

ビビッドカラーで一目で分かりますね。

 

 

 

 

 

たかひろ座長は空色。

 

 

 

 

 

かずひろ座長は黒で統一されていす。

 

 

 

 

 

 

 

2階の楽屋には

本日ゲストの博多家桃太郎座長がスタンバイ。

 

 

 

桃太郎座長は「良い方の親分役」だそうです♪

 

 

 

 

 

1階楽屋に戻ると、たかひろ座長がお芝居の支度中。

 

 

 

なつきさんも手伝います。

 

 

 

 

 

音響テーブルには

お芝居のきっかけが書かれたノートがセッティング。

 

 

 

 

舞台に設置された松の木。

天井が高いので、セットも大きいものが多いです。

 

 

 

 

舞台準備が整い、お芝居スタート!

 

 

 

 

 

 

■第2部お芝居「夢助千両土産」

 

 

序幕 夜道

子連れで旅する美代太郎(市川たかひろ)が、追い剥ぎ(中村喜道)に襲われる。

 

 

 

 

通りかかった結城の直蔵親分(博多家桃太郎)。

 

 

美代太郎は我が子・夢助を直蔵に託して絶命する…

 

 

 

 

 

 

第2場 結城一家

 

前幕より20年。

直蔵に助けられた夢助は、結城一家で育てられた。

 

しかし、ある日熱病にかかり、夢助はいつまでも子供のようになってしまう。

 

そんな夢助を、直蔵もお嬢さん(春乃みさき)も大切に見守っている。

 

 

 

 

 

 

塩釜一家の若い衆(澤村幸四郎)に馬鹿にされるも、負けない夢助だったが…

 

 

 

 

 

結城一家に乗り込んでくる塩釜一家丹治(中村喜道)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢助に殺しの濡れ衣を着せ、結城一家の縄張りを奪おうとする丹治。

 

 

 

 

 

窮地に立たされる直蔵。

 

 

 

 

 

 

ここで場面転換。

 

結城一家のふすまを入れ替えれば

 

 

 

 

 

塩釜一家に早変わり。

 

 

 

 

 

庭木もセット。

 

 

 

 

結城一家より豪勢な造りにして、双方の一家の違いを表します。

舞台道具が1つ1つ大きいので大変そうでしたが、

事前に打ち合わせされているからでしょう、

スムーズに行われていました。

 

 

 

 

 

舞台のセッティングが済めば、立ち回りの確認

 

 

 

 

最後は座長と副座長の一騎打ち?!

 

 

 

 

 

大詰め 塩釜一家

 

いよいよ復讐の時。

夢助の「変化」が見どころです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二重に飛び乗って…

 

 

 

丹治親分に渾身の一太刀を浴びせる!

 

 

 

 

 

 

 

 

お芝居が終わって口上。

 

 

 

 

その後ろではショーのセッティングが進められています。

 

 

 

 

 

 

2階の楽屋。

市川実蕾さんはショーから参加。

 

 

 

 

愛用の手鏡にはこどもたちの写真が。

 

 

 

可愛いですね♪

 

 

 

肥前隆次さんも舞踊の準備にかかります。

 

 

 

 

そのお隣には澤村幸四郎さん。

 

 

お芝居では夢助に翻弄される役。

かずひろ座長から「良かったよ!」と言われて、嬉しそうでした♪

 

 

 

 

 

1階の楽屋。

たかひろ座長が女形の化粧中。

 

 

 

紫のまつ毛とピンクをベースにしたメイクが特徴的。

 

 

まるで日本人形のよう。愛らしい女形です。

 

 

 

 

 

中村喜道副座長も女形の支度中。

 

大判の梅の花に鶯色の春らしいお着物です。

 

 

着付け担当は美蕾さん。

 

いつ見ても早い。

特に女形の帯結びは芸術品ですよね。

 

 

 

 

談笑する博多家桃太郎座長と市川実蕾さん。

 

 

幼馴染の仲良し組です。

 

 

 

 

 

「1時50分から開けますよー」

 

「はーい」

 

楽屋内に伝令が走り、第3部開幕です!

 

 

 

 

 

■第3部 舞踊ショー

 

幕開けトップはたかひろ座長を中心にした群舞から。

 

 

 

 

 

春乃みさきさん

 

 

 

スラリと爽やかな立役姿。

 

 

 

 

 

中村喜道副座長

 

 

しっとりとした大人の色気が漂います。

 

 

 

 

たかひろ座長

一本めの女形は武家のお姫様風。

 

 

桜がいっぱいで春爛漫の着物。

 

 

 

客席から登場するために、花道へ向かいます。

 

 

 

ちょっとちょっと…可愛らしすぎません??

 

 

 

 

 

続いて博多家桃太郎座長

 

 

 

裾ひきの着物で作られる見事な曲線。ため息ものです。

 

 

 

 

 

 

 

筑紫なつきさん。

 

 

 

艶やかな花模様の着物で、粋な扇子舞踊。

 

 

 

 

 

市川かずひろ座長も女形の支度が整いました。

 

 

 

 

踊り終わったなつきさんから鬘を受け取ります。

 

 

 

 

舞台袖レポートでは、皆さんの愛用の香水を紹介しているのですが、

今回は「お香」。

 

 

かずひろ座長の愛用品。

「朝一番にお香を焚きます。

ゲスト先でも『お香焚いていい?』って聞いてから、つけてます」

 

 

かずひろ座長は「単に好きだから」と言っておられましたが

お香はリラックス効果があるそうなので

大衆演劇の楽屋の習慣として広まると良さそうでよね。

 

 

 

 

 

 

慌ただしくも、皆さんとても仲が良く

終始笑いが絶えない楽屋の空気が、

 

 

 

 

そのまま舞台に元気いっぱい広がります。

 

 

 

 

 

一番元気はたかひろ座長でしょうか!?

 

 

 

 

 

 

澤村幸四郎さん

 

 

青を基調にした拵えで、シックな舞踊。

 

 

 

 

肥前隆次さん

 

 

淡い色の着物で、渋く決めます。

 

 

 

 

 

出番が多いたかひろ座長のこしらえは工夫がいっぱい。

バリエーションの広さにワクワクさせられます。

 

 

鬘につけられているのはお化け?

 

 

 

TikTokなどを観てヒントを得ているそうです。

 

 

 

 

お化けのカチューシャをつけたところ

 

 

 

やっぱり可愛らしすぎる…ずるい…(笑)

 

 

 

客席で沸かせる座長

 

 

 

女形で椅子に登っちゃう方は初めて観たかも(笑)

 

 

 

 

舞踊ショーも残すところ2曲。

 

個人舞踊のトリはかずひろ座長。

 

 

 

 

引き締まったところで、いよいよラスト舞踊!

 

 

今日のラスト舞踊は

 

 

「ドーン!」

 

 

 

博多家桃太郎座長の太鼓からスタート。

 

 

「やー!」

 

舞台袖でかけ声がかかります。

 

 

 

 

踊り子たちが繰り出して「夏祭り」!

 

 

 

 

 

ここでも一番元気は、やっぱり

 

 

たかひろ座長でした♪

 

 

お昼から大入り!

おめでとうございます!

 

 

 

 

 

■市川たかひろ座長メッセージ

 

今月の24日に僕の誕生日公演を行う予定です。

本当は4月9日なんですけど、来月お休みをいただくので

弁天座さんで前倒しでやらせてもらうことになりました。

お芝居も昼夜で替わりますので

よかったら観に来ていただけると嬉しいです。

もちろん、それ以外の日も毎日元気いっぱい頑張っています!

また他の羅い舞座系列の劇場にも

有名な座長様方が乗っておられますので

どうぞ1日でも多くお運びください。

お待ちしております!

 

 

 

■劇団華プロフィール

平成17(2005)年に市川かずひろ現太夫元座長が旗揚げ。

2017年2月、長男の市川たかひろが二代目座長に就任。

ますます華やかで楽しい舞台に磨きがかかる。

 

 

 

羅い舞座 京橋劇場 2024年2月公演
「劇団天虎」舞台袖レポート

2024年2月24日 12時23分51秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見えないところでの劇団の奮闘ぶりをお届けしています。

今回は、羅い舞座 京橋劇場での劇団天虎公演に密着しました!

202426日取材)

 

 

 

 

■開演1時間前

午前11時。

舞台裏にお邪魔すると七星泰河(ななせ たいが)座長が真剣な様子で今日のお芝居の台本を読み込んでいました。

 

 

 

 

今日のお芝居は「下北の弥太郎」

公演するのは2回目とのことで、座長はじめ舞台裏は緊張感たっぷり!

 

 

 

ちなみに座長の台本の覚え方は

「台本があれば台本を読んで、スマホに入れたものはスマホを読んで……」と、とにかく読んで覚えているそうです!

 

 

 

 

開演前の舞台。

お店のセットでしょうか。

 

 

 

 

 

おでん、煮物、おひたし……と書かれているのが印象的!

 

 

 

 

さらに見てみると大きな太鼓が!

 

 

 

劇団天虎では、太鼓を使うパフォーマンスをすることもあるそう。

 

 

 

 

 

その近くには箱の中に大量の白い紙が入った衣装ケースが……

 

 

 

今日のお芝居で使うのでしょうか?

 

 

 

 

4階の楽屋に行ってみると、彩姫(あやひめ)さんがお化粧を始めていました!

 

 

 

化粧をするときはいつも役のイメージを大切にしてやっているそう。

「気が強い娘役なので、ピンクを入れすぎて柔らかくならないようにしています!」

お化粧中、彩姫さんはスマホから今日の芝居を流していました!

 

 

 

 

キッチンには大きなお米の袋がどっしり!

 

 

 

 

大量……これで一月分足りるか足りないかくらいだそう。

 

 

 

 

 

さらに別の楽屋にお邪魔。

マンスリーゲストの新導あき(しんどう あき)さんもお化粧中!

 

 

 

 

 

 

野球マンガ「おおきく振りかぶって」が大好きというあきさん

マンガのタイトル入りの青空をイメージした下駄がありました。

ロケ地も巡ったそうです!

 

 

 

 

 

 

続いてお邪魔した楽屋には、南條のぼる(なんじょう のぼる)さん!

 

鏡越しからも伝わるかっこよさ!

今回のお芝居では、ボサマ役と女役の二役で大忙し!

 

 

 

 

おや? 楽屋の前に三味線が! 

今日のお芝居で使うものでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

続いてこちらは、光はじめ(ひかり はじめ)さん!

 

 

今回のお芝居では、お婆さんになったりお爺さんになったりと、何役もあってとても大変そう!

 

 

 

 

 

梅澤秀峰(うめざわ しゅうほう)さん

 

 

 

皆さんから「先生」と言われています!

 

 

 

 

 

こちらは、支度を終えた和新之助(かず しんのすけ)さん

 

素敵な笑顔をパシャリ!

 

 

 

 

もうすぐ開演の時間ということで舞台袖の方に戻ってみると、笑顔の新導あきさんと刀を構えた七星英雄(ななせ ひでお)さん!

 

ツーショットをパシャリ。

 

 

 

 

 

第1部お芝居の開幕直前。

 

 

 

 

舞台セットは完璧!

 

 

 

 

 

幕の内側では序幕の殺陣の確認中!

 

 

とにかく早い!かっこいい!

 

 

 

 

舞台袖では音響を確認している七星愛莉(ななせ あいり)さん!

 

 

音響は9才の頃からやっているそうです!

 

 

 

 

 

 

七星泰河座長と藤間美香(ふじま みか)さん!

 

 

 

着付けをしながら真剣に打ち合わせをしています。

 

 

 

皆さん開幕ギリギリまで台本を読み込んでいます!

 

 

 

 

 

 

 

準備万端!

いよいよ開幕です!!

 

 

 

 

 

 

■第1部お芝居「下北の弥太郎」

 

弥太郎こと七星泰河座長登場!

 

 

 

 

小さい頃、離れ離れになってしまった女の子(お千代)を探して旅をかける弥太郎。

訪ねてきたのは長岡宿の居酒屋。

 

 

 

三味線を引くぼさまこと南條のぼるさん

 

 

流れる曲から切なさを感じます

 

 

 

序幕の立ち回り。緊張感にあふれた空気の中でもぼさまの三味線の音が響きます

 

 

座長の決めに合わせて流れる曲も一転! 

 

 

 

そして場面転換!

 

 

 

 

皆さん大急ぎで大道具を片付けています

 

 

 

 

隙間時間はスマホで台本を確認!

 

 

 

 

目を隠されているお千代こと藤間美香さんとお婆さんこと光はじめさん登場

 

 

 

何やら不穏な空気です

 

 

 

 

舞台袖では南條のぼるさんが三味線を弾いていました!

 

 

 

 

 

芝居の台本を入念に読み込んでいる七星泰河座長

 

 

 

新作狂言が続くので、芝居後の隙間時間もずっと台本漬けでした。

 

 

 

またまた場面転換!

 

 

急いで準備をしています

 

 

そして先ほどとは一転して和やかな雰囲気で舞台が再スタート!

 

 

 

 

宿で下駄を借りようとする弥太郎

下駄を履いてカンカンさせる姿にお客さんの笑い声が聞こえてきました!

 

 

 

 

大根を抱えている宿屋の娘こと彩姫さん

 

 

 

実はこの大根、本物なんです!!

 

 

 

一方その頃、舞台袖では着付けをする藤間美香さんと出番直前まで台本を読む七星泰河座長

 

 

 

 

 

お千代の話をぼさまから聞く弥太郎

 

 

 

 

 

 

舞台袖ではじっと見守るお爺さん姿の光はじめさんの姿が見られました

 

 

 

 

先ほどのお婆さん姿の時も見守っていました!

 

 

 

 

 

またまた舞台転換!

 

 

 

場面が多いので大忙しです。

 

 

 

 

連れ戻されそうなお千代と、お千代を庇うおりくこと幸妻弥枝(こうさい やえ)さん

2人の悲壮な姿に、もうこれ以上はやめてあげて! という気持ちになります

 

 

 

またまた舞台が転換!

 

 

 

 

 

首を吊り自殺しようとしたところを止めに入る弥太郎

 

 

 

弥太郎が探しているお千代が自分であることを認めないお千代

 

 

「私じゃない」と涙を流す姿に胸が締め付けられました……

 

 

 

 

 

ここで暗転

 

 

殺陣のシーン、皆さん立ち回りを入念に確認しています

 

 

 

 

 

迫力満点!

会場全体が緊張感に包まれています

 

 

 

 

 

 

「会えてよかったああ!!」

「弥太兄ちゃぁん……

このシーンでもう涙腺がボロボロです

 

 

 

 

 

 

「もう2度とお前を、離さぁねぇ!」

座長の決めに合わせて舞台が暗転

 

 

 

 

 

 

大量の紙雪を準備しつつ、最後の殺陣の確認です

 

 

 

 

 

 

いよいよ物語も終盤へ……

弥太郎がお千代の手を温めています

 

 

 

追っ手からお千代を守る弥太郎

 

 

 

 

 

 

しかし、ついにお千代が切られてしまいます

「弥太兄ちゃんに抱かれて死ねるだけでも幸せよ……」

そう言い残し息を引き取ったお千代と弥太郎の叫び声に涙が止まりません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魂のこもった芝居に圧倒され、幕。

静かな拍手に包まれます。

 

常に緊張感のあった舞台裏。舞台への真剣さがひしひしと伝わってきた第一部でした!

 

 

 

 

 

座長が口上をしている間に後ろではみなさん雪を片付けていました

 

 

大量。

実はこの紙雪、15キロもあるそう!

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー支度

 

次の舞踊ショーに向けて準備中の新導あきさん

 

 

 

着替え終わったあと、舞踊ショーが始まる前に楽屋でパシャリ

 

 

 

 

左から、彩姫さん、新導あきさん、幸妻弥枝さん

このカラフルな韓国風の衣装で幕開けです。

 

 

 

 

お化粧中の和新之助さん

 

 

先ほどの芝居のお話をお聞きしたところ、台本は一通り覚えるようにしているそう!

それでも序幕は緊張したそうです

 

 

 

 

さあ! いよいよ第二部舞踊ショーが始まります!

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー

 

こちらは三人の群舞!

先ほどの韓国風の衣装で優雅に踊っています!

 

 

 

続いて南條のぼるさんのソロ

 

 

キリッと引き締まった舞踊。痺れるようなかっこよさ!

 

 

 

光はじめさんの大人の色気溢れる女形も魅力的!

 

 

 

 

大勢での息ぴったりな群舞!

 

 

 

音羽屋幸枝(おとわや こうし)さんの歌謡ショー!

 

 

お客さんも手拍子でのりのりです!

 

 

 

座長の女形舞踊。お芝居とはガラッと変わる雰囲気に、お客さんの目も釘つけ!

 

 

 

 

女形が終わり立役の化粧を始める座長。

先ほどとはまた違う力強い雰囲気を纏っています!

 

 

 

 

舞台では扇を使った凛々しい舞踊!

 

 

 

 

続いては七星英雄さん

海を連想させる衣装とともに優雅な踊り!

 

 

 

 

 

その頃、舞台裏では音響もしつつ、手書きで芝居の書き写しをする愛莉さん

 

 

 

 

桜の枝を持って出番を待つ彩姫さん!

 

 

 

キラキラのお姫様風髪飾りも可愛らしいですね♪

 

 

 

 

藤間美香さんの色気漂う舞踊にうっとり

 

 

 

 

舞台で舞踊ショーが進む中、片付けも同時進行しています。

 

衣装部屋の弥枝さん。整理整頓の達人です。

 

 

 

 

スカーフの整理グッズを活用して志古貴(しごき)の整理

「こうしておくと一目で取り出せるでしょう」

 

 

 

 

襦袢も、段差がついたハンガーラックで、一目瞭然。

 

 

 

 

「つけ襟はあまり好きじゃなくて、全部襦袢に縫っているんです」と言う弥枝さん。

カラーバリエーションが豊富で、襦袢でも華やかですね。

 

 

 

 

 

 

舞台袖で楽しくお話し中の七星英雄さんと和新之助さんをパシャリ

 

 

 

 

お芝居では常に緊張した空気でしたが、舞踊ショーでは舞台袖も和やかです^^

 

 

 

 

本日のラスト舞踊「昴」

 

 

 

白と黒の衣装で、厳かに。

 

 

 

 

 

座長を中心に流れるような舞踊で、一瞬たりとも目が離せませんでした!

 

 

 

 

 

■七星泰河座長メッセージ

羅い舞座京橋劇場に乗せていただくようになって3年目になります。

お客さんに飽きられないように、お芝居2本の日を設けたり、

去年やった芝居と変えながら新しい芝居に挑戦したり、頑張っています。

うちは来月がお休みなので、今月はとことんやり尽くすと言う意気込みで、

自分で自分を追い込みながらやっています(笑)。

ぜひ劇場へお越しください!

 

 

 

■劇団天虎プロフィール

劇団芸昇で座長を務めた七星泰河座長が、2019年7月に羅い舞座 堺東店で旗揚げ。
古典から現代劇まで幅広く演じ、特に三枚目役には定評がある七星泰河座長のもと、
旅芝居という大河へ悠々と挑む。

 

 

 

 

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