舞台袖レポート 更新情報
羅い舞座 京橋劇場 2023年7月公演
「優伎座」舞台袖レポート
2023年7月28日 16時18分48秒
羅い舞座 京橋劇場
優伎座公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。
(撮影:2023年7月5日昼の部)
■お昼の部 開演1時間前
取材班が到着すると、市川英儒(いちかわ えいじ)座長と座員さん達は舞台上で本日のお芝居の最終チェック中でした。
シンプルなセットでどんなお芝居が始まるのか?
楽しみです!!
今までほとんど雑誌等の取材はお断りしてきたと言う優伎座 市川英儒座長。
挨拶させていただくと、とても気さくに応じていただきました。
恐る恐る?なぜ取材NGだったのかを聞くと・・・
「はずかしがり屋で、めんどくさがり屋で、人見知りだし、気を使うから。ただそれだけ!」
と笑顔で答えてくれました。
「そろそろ化粧始めましょう!」とお声がけいただき、座長の楽屋へ。
本日のお芝居 演目は「新月の闇」
座長曰くややこしい、しんどい芝居との事💦
化粧が始まります。
先ず、最初に思ったのが化粧前のシンプルさ!無駄な物が一切無い。
しかも1つ1つ使ったものは一旦片付けて、また使ったら片付ける。
これはお母様の教えで、当たり前の様に身に付いているそうです。
だから化粧前は、常に綺麗な状態✨
座長に初舞台はいつですか?と尋ねると
「小さい時から舞台には立っているけど、本格的に役者になろうと舞台に立ったのは16歳かな。」と。
中学校までは1度も転校も無く、週末や休みの日に舞台に立っていたそうです。
「ここ撮ってくださいね~」
「コレをやらないと僕は役者出来ない!」と座長。
これでもかって位、思いっきり顔をリフトアップして吊り上げるそうですwww
右手の置いてあるのは、座長曰く「高い水」と食物繊維(オレンジ色の筒)
「高い水(ファストプロウォーター)」は、健康の為 箱買いしてるそうです。
左右には、浅井海斗座長(浅井グループ)から頂いたシーサーが!
そして、どこへ行っても楽屋にはいつも、1番の大親友だったという浅井研二郎さんとのお写真を飾っているそうです。
化粧中もいろんなお話を聞かせていただきました。
若座長 市川侃汐朗(いちかわ かんしろう)さんが挨拶に来られました。
座員さん達の楽屋も座長自ら案内していただきました。
若座長 市川侃汐朗(いちかわ かんしろう)さん
エース英昇龍(はなぶさ しょうりゅう)さん
副座長 英風舞(はなぶさ ふうま)さん
花形 英亞乱(はなぶさ あらん)さん
そして7月マンスリーゲスト なおとさん
なおとさんに英儒座長の印象は?と尋ねると
「怖そうですけど、めちゃめちゃ優しいです。」と。
「今年の5月に長期でお世話になってから仲良くして頂いてます。」
「僕の師匠、松井誠さんの事を英儒座長は、小学生の頃から知っているそうなので、よく昔の師匠の話を聞いてます。」と なおとさん。
特別ゲスト 劇団KAZUMA 藤美一馬(ふじみ かずま)座長
英儒座長とは10代の頃からのお付き合いだそうです。
座長の印象を訪ねると
「いつも気遣ってくれていて、周りの事も考えてくれるすごくいい座長さんです。」と。
英儒座長も一馬座長を
「こんなにジェントルマンな役者は他にいない。すばらしい座長です。」と舞台で言っておられました。
※当日は、劇団KAZUMAより 龍美佑馬(たつみ ゆうま)さん 有扇愛梨奈(ゆうせん ありな)さんも
参加されてました。
開演が迫り、舞台横で支度が始まります。
「男前に撮って下さいね!」
十二分に男前です✨
自撮り大好き若座長その1
いよいよ第1部お芝居の開演です。
■お芝居「新月の闇」
シンプルなセットで台詞を軸にお話が進みます。
舞台袖で出番を待つ 藤美一馬座長
ここで一場終了。
各員、衣装を替え、二場への準備。
舞台の横には英儒座長のカツラ箱が並んでいます。
一幕の綺麗に結われた髪とは変わり、ざんばら髪のカツラ。
二場が始まります。
座長共演。
座長、気迫の演技を舞台袖ではお孫さんも見守ります。
座長の台詞量の多さにも驚きですが、何より鬼気迫る演技に圧巻です。
舞台袖 劇団KAZUMA 有扇愛梨奈さんと藤美一馬座長
幕裏では最終の殺陣の打ち合わせ。
いよいよラストへ
市川英儒座長
市川侃汐朗若座長
親子の対決を舞台袖で皆が見守ります。
若座長の真っすぐな眼差し。
果たして勝負の行方は・・・?!
とても硬派でシリアスなお芝居。
親子対決もあり、見ごたえたっぷりでした!!
■お芝居が終わりご来場のお客様へご挨拶
お芝居の扮装のまま、出演者揃ってご挨拶。
■舞踊ショーの準備が始まります。
座長 女形の化粧開始
化粧前には年季の入った黒と白のパレット2つ。
化粧のほとんどがこの二つで完成する魔法のパレット。
そして、
「今はもう使ってないけど、ずっと持ってる。」というブラシ。
「本格的に役者を始めた16歳の頃からの一品です!」
座長の女形は非常に綺麗で魅力的だと評判。
お化粧の秘訣は?と尋ねると
「秘訣なんて無い!笑」と一言。
「僕は、昔覚えた化粧しか出来ない。それをずっと続けてます。今の若い子達はすごいですね。」
「アイシャドウとかもやらないもん。」
指の腹で眉墨をぼかしていきます。
「口紅は苦手です。上手く引けない。」と座長。
そして特徴的な紫の付けまつ毛。
何故、紫の付けまつ毛なのか?と尋ねたら
「僕はアイシャドウとかもしないので、紫の付けまつ毛を使ってみた時、照明や光の加減で自然に色が入るのが綺麗だなぁと思って、それからずっと使ってます。」と座長。
妖艶な女形舞踊
すぐに衣装を替えて
1曲挟んで再登場。
またまた大急ぎで着替えて・・・
1コーラスで群舞に参戦。
今度は立役へ。
なんと! 眉の部分だけを落として立役の化粧をはじめられました!
口紅を落として
肌色に近いファンデーションに
眉の形も女形と違います
着付けを終えて
舞台へ
どちらの姿も魅力的な座長です。
特別ゲスト 藤美一馬座長
舞台袖で棟梁とパシャリ✨
マンスリーゲスト なおとさん
曲はその日の気分で選曲するそうです。
舞台袖でのなおとさんと英亞乱さん
ショー前の侃汐朗若座長
女形のお支度で登場です
左より 英亞乱花形、市川侃汐朗若座長
英風舞副座長
左より エース英昇龍さん、なおとさん
■ラストショー「criminal」へ
迫力満点のラスト!!
自撮り大好き若座長その2
楽屋でも終始明るい若座長でした♪
本日は、座長には、本当にたくさん喋っていただきました。
今回は座長を中心にレポートさせていただきましたが、
来月はメンバーお一人お一人も迫りたいと思います!!
お客様が退場された後
舞台の上の紙吹雪をみんなでお片付け。
掃除が終わればようやく休憩。 2時間後にまた夜の部が始まります。 ■優伎座プロフィール
平成17年2月、市川英儒が旗揚げ。兄に市川市二郎(三枡屋)、市川かずひろ(劇団華)がいる。劇団員全員が優れた技(芸)が出来ることを願って「技」の文字をもじり「優伎座」と命名。公演によって座長自身が脇役に回り、座員にチャンスを与えることで、劇団員全員の芸の向上を目指す。2022年、長男である市川侃汐朗が若座長に就任。新体制での活躍に注目が集まる。
■市川英儒座長よりメッセージ
これからも優伎座をよろしくお願いします。
がんばります。
お近くの方は是非お越しください!よろしくお願いします!