舞台裏シリーズ
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舞台裏シリーズ

羅い舞座 堺東店 2023年7月公演
「劇団天華」お芝居&舞台袖レポート

2023年7月23日 22時22分46秒

羅い舞座 堺東店
劇団天華公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない、楽屋や舞台袖での奮闘模様をご紹介いたします。
(撮影:2023年7月4日夜の部)

 

 

 

■夜の部 開演1時間前

取材班劇場到着。

澤村千夜(さわむら せんや)座長含む座員さん達が、お昼休みでおくつろぎのところにお邪魔しました。

 

 

幕の裏にはすでお芝居のセットが完成しています。

 

 

 

舞台袖には刀等がズラリ。

 

 

楽屋入り口から入ってすぐのところに

就寝中の澤村龍聖(さわむら りゅうせい)さん

 

 

千夜「うちNG無しなので、撮ってくださって大丈夫ですよ笑」

龍聖「(気がついて)ええええ〜〜〜っ」

 

 

 

 

今年の4月に正式入団したばかりの澤村海斗(さわむらかいと)さん。

 

 

元気いっぱいの18歳です^^

 

 

 

 

 

開演時間が近づき、いよいよ各々の化粧前に着座。

澤村千夜座長

 

「羅い舞座さんには旗揚げ当初からお世話になっています」と座長。

千夜座長の初舞台は二十歳になってからだそうです。

 

 

 

 

座長の前には縁起の良さそうな飾り物。

 

 

 

 

龍聖さんと海斗さんも準備開始です。

 

 

 

 

沢村千華(さわむら ちはな)さん

 

 

 

 

千華さんのカツラ箱。

自らピンクにアレンジされています。

 

 

 

 

 

 

沢村紅華(さわむら くれは)さん。

 

 

あれ?

 

 

 

振り返ると

既に化粧を終え、準備万端のこの笑顔。

 

 

 

 

特別出演 音羽屋幸枝(おとわや こうし)さん

 

 

これから化粧支度です。

 

 

 

 

マンスリーゲスト
美理剣(びりけん)さん

 

 

「今日は親分役です」

 

 

 

 

 

各々の準備が出来たら、衣装のアイロンかけやゴミの片付け等、

開演前の短い時間にテキパキと済ませています。

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ開演の時間。

座長の元へ座員が集まり、ご挨拶。

「よろしくお願いします!」(ビシッ!)

 

 

 

取材班「いつもこんな風に一斉に挨拶に来られるのですか?」

 

座長「そう。普通は準備が出来た子からバラバラに来ますよね。

いちいち挨拶しないけないので、みんな一緒に来てって言ってるんです。

こうすると一回で済むでしょう?笑」

 

 

 

 

 

 

お芝居の最終チェックも抜かりなし。

 

 

 

 

 

劇団天華の皆様は常に笑顔で楽屋に響く笑い声が印象的です。

 

 

 

準備万端の座長をパシャリ📷

 

こちらもパシャリ✨

 

 

 

 

 

 

座長自らご来場のお客様にマイクでご挨拶。

 

 

 

舞台袖でも最終チェック。

 

 

 

 

 

いよいよ開演!

 

 

■お芝居「五度目の勝負」

 

 

左から 沢村紅華 音羽屋幸枝 美理剣

 

 

 

舞台袖でスタンバイ中の澤村海斗

 

 

 

 

左から 澤村龍聖 澤村千夜座長

 

 

舞台袖で控える 本日のお芝居のヒロイン 沢村千華

 

 

 

楽屋での笑顔とは変わって真剣な眼差しの龍聖

 

 

 

 

 

舞台転換は幕が閉まれば総動員で進めます。

 

 

 

 

 

座長、花道から再び登場

 

 

 

 

迫力ある殺陣

 

 

 

「五度目の勝負」に勝ったのは・・・?

 

 

 

 

一緒に旅を続けて来た兄弟を斬れるはずもなく

苦悶の表情・・・

 

 

 

 

 

切ないながらも堂々たるラスト。

 

 

ぜひ舞台で!

 

 

 

 

 

■お芝居が終わり舞台口上

 

グッズの案内や公演情報のお知らせタイム

 

 

座長の楽しいお話し中に舞台裏では、ショーの準備が進みます。

 

 

 

 

座長の今日の舞踊ショーの演目リスト。

 

 

どの曲でどのかつらを使うかが書かれています

 

 

 

 

 

「コレも撮ってください!」と龍聖さん。

 

龍聖さんお気に入りドリンク

「毎日飲んでます♪」

 

 

 

愛用の手鏡も見せてもらいました。

 

 

 

 

座長の手鏡はこちら。

 

 

 

 

役者さんの愛用品をチェックするのが使命と化している取材班。

座長愛用の座椅子も撮らせていただきました。

 

 

「どうってことない座椅子ですが、回るところが便利で気に入ってます」(座長)

 

 

 

 

 

 

座長もショーの化粧を始めます。

 

 

 

 

 

 

 

ショーの開始前

上手の舞台袖。

 

 

 

幕開けに待機する音羽屋幸枝さん。

 

 

 

 

 

扇をヒョイヒョイ投げている海斗さん。

 

 

決して扇子で遊んでいる訳ではありませんw

 

 

 

ショーが始まりました!

 

 

 

とにかく楽しそうな笑顔のオープニング。

 

 

 

 

 

座長以外のメンバーが出ているので

音響は座長が担当。

 

 

現在、劇団天華は裏方スタッフがゼロ。

音響も照明もメンバー全員で持ち回りで担当しているのです。

「めっちゃ忙しいんですよ。誰かいません?笑」(座長)

 

 

 

 

澤村龍聖さん

 

14歳で役者の道へ。

ショーの曲は劇場内の雰囲気を見てから決めています。

 

 

 

 

 

女形の澤村千夜座長

 

 

 

 

マンスリーゲスト美理剣さん 香水はck-be

 

 

 

 

音羽屋幸枝さん

 

 

皆から先生と呼ばれ、芸道65年の大ベテラン。

ショーでは生歌を披露!

 

 

 

 

 

千夜座長と龍聖さんの相舞踊

 

 

 

 

 

沢村紅華さん

 

 

元々モダンバレエをやっていて、16歳から役者の道へ。

今年の4月で1年が過ぎました。

 

 

 

 

 

沢村千華さん

 

 

美容専門学校を出て役者の世界へ飛び込んで3年。

舞台でも裏方でも大活躍。

香水はLANVIN♪

 

 

 

 

 

 

澤村海斗さん

 

 

小さい頃から大衆演劇が好きで、独学で舞踊を覚えて高齢者施設の慰問をしていたそう。

高校卒業後、決まっていた就職先を蹴って、劇団天華に入団!

香水は「クマの入れ物のヤツです」(わかります?)

演歌も大好き。

 

 

 

 

 

音響を担当しながら着物を畳む紅華さん。

 

 

どんどん片付けていき・・・

 

 

終わる頃にはこの通り。

 

 

 

 

 

 

 

立役舞踊の澤村千夜座長

 

 

 

 

いよいよラスト舞踊です。

「ブリザード」

 

 

 

 

 

 

澤村龍聖さんのお気に入りの香水「DIOR ジャドール」

「誰も使ってないものを探してようやく見つけました」

 

 

 

 

公演終了し、すぐに明日の準備にかかります。

 

 

 

 

明日の準備リスト。

 

 

曲目ごとの着物やかつら、小物の揃えがわかる一目瞭然。

 

 

 

 

 

沢村千華さんのお気に入りはポムポムプリン。

 

 

 

靴下も・・・

 

 

 

 

カバンも

 

 

ポムポムプリンだらけw

 

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

ショーの成功を祈願✨

 

 

 

 

千夜座長曰く「劇団天華の守り神」だそうです!

 

 

 

 

 

終演後、座員みんなで明日の公演で海斗さんの初女形披露させてあげてくださいと、座長に懇願。

見事OKを獲得していました!


           長い1日も無事終了。 皆様お疲れ様でした!!        




■劇団天華プロフィール

平成20(2008)年2月に澤村千夜座長がヘルス共和国Z(広島県)にて旗揚げ。
劇団名は「やるからには一番を目指して」という座長の思いが込められている。
2021年1月末に劇団の活動休止とメンバーの移籍を発表。
その後、劇場「華舞台 星天座」の設立を経て、2022年2月より劇団として再始動。

 

 

 

■澤村千夜総座長よりメッセージ

今、若手が中心になり、新しく生まれ変わろうとしているところです。

皆みるみる成長していますので、皆様で育てていただければありがたいです。

また、ただ今、裏方スタッフ大募集中です。

特に照明やってくれる人、すぐ来てー!助けて〜(笑)

 

 

 

 

 

劇団天華公演は7月30日まで、

ぜひ羅い舞座堺東店へお運びくださいませ〜!!

 

 

 

 

羅い舞座 御所店 2023年6月公演
「劇団天虎」舞台袖レポート

2023年6月28日 18時52分53秒

羅い舞座 御所店
劇団天虎公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。

(撮影:2023年6月9日昼の部)

 

 

昼の部開演前

 

劇団天虎 七星泰河(ななせたいが)座長がMDプレーヤーを操作しています。

 

 

 

「MDプレーヤーも貴重になって、壊れて手に入らなくなる前にパソコンでも読み込める、USBメモリにコピーしてるんです。
USBメモリとプレーヤーの相性があってコピーできないこともあるんですよね」

昔から踊り続けられる楽曲も、カセットテープからCD、MD、ipodと再生機器の変化に合わせて変換が必要なんですね…

 

 

 

データ変換中の七星泰河座長に荷物が届きました。
なんと、箱の中は紙を切るための断裁機。

 

 

「雪を作るんです。キロ単位で紙吹雪の雪を買うんですが、最近はなんでも値上がりをしているので、作ってみようと思ったんです。1kg6,000円くらいになってるんです。昔は作っていたんですよ。リサイクルできるとはいえ、1回で5kgほど使います」

楽曲のコピーを終わらせて、
断裁機の説明書を読みながら紙のカットが始まります。

ゲスト 新導(しんどう)あきさんのかつら。

 

 

ツンツンのかつらは三代目 姫川竜之助さんがセットし直したかつらです。
早速、ミニショーでデビューです。

 

 

 

 

■顔見せミニショー

新導あきさんの良い声でミニショー開幕!
写真では声の良さが伝わらないのが残念、ぜひ劇場へ。

 

 

 

 

開演直前の幕の裏では、
幸妻弥枝(こうざい やえ)さんと七星愛莉(ななせ あいり)さんが
今日の段取りを確認中。

 

 

 

 

七星英雄(ななせひでお)さんと七星愛莉さんの相舞踊でミニショー開幕。

 

 

 

ゲスト出演の花組むらさき 二代目 藤間美香座長

 

 

 

 

舞台が始まっても、七星泰河座長の雪づくりには余念がありません…
支度の準備は大丈夫ですか!?

 

雪の仕上がりが気になる、ゲスト出演の花組むらさき 南條のぼる座長。

 

 

 

 

セットし直された新導あきさんのカツラにも注目!

 

 

 

南條のぼる座長

 

 

 

 

 

手際よく七星泰河座長のお化粧が始まりました。
「目力という言葉があるように、目を大きく、魅力的に見えるように気をつけています(七星泰河座長)」

 

 

 

 

 

 

 

可愛らしい座長が…

 

 

 

 

あっという間に、

 

 

 

凛々しい立役に。

 

 

 

ミニショーの幕が閉まると、
幕の裏ではすぐにお芝居「大江戸の鬼」の準備!

 

 

 

 

毎日、違うお芝居をしているのに、
誰かの指示もなく、声を掛けなくても舞台道具が並び、
幕が入れ替わっていきます。

 

 

 

 

 

七星泰河座長もお芝居の準備に入ります。
ショーからお芝居の顔に。

 

 

 

 

花組むらさきさんでは演じないお芝居にも対応できるよう、
藤間美香座長のノートにはお芝居のセリフがびっしり書き込まれています。

 

 

 

 

 

お芝居に合わせた、音楽と照明のきっかけが書き込まれたノート。
最近は音響に力を入れて頑張る七星愛莉さんです。

 

 

 

 

■お芝居「大江戸の鬼」開幕

 

 

座長登場!

 

 

ゲスト 三代目 姫川竜之助(ひめかわりゅうのすけ)さんと七星泰河座長

 

 

 

 

私は誰でしょう?

 

 

 

芝居の音響&照明を操作中でも笑顔の七星愛莉さん

 

 

 

 

お芝居の待ち時間中に、扇子の整理をする幸妻弥枝さん。
少しも時間を無駄にしない働きぶり。

 

 

 

 

ゲスト出演の藤間美香座長。
初めてのお芝居なので、待ち時間にセリフの確認。
次の場面は何年後の設定になるの幸妻弥枝さんと打ち合わせ。
セリフに無い設定も役作りには必要なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

楽屋に帰ってきた七星泰河座長は紙吹雪づくりの続き。
劇団天虎のみなさんは本当に空き時間を無駄にしない。

 

 

 

 

 

すぐに、舞台に戻ります。

 

 

 

お芝居「大江戸の鬼」終幕。

 

 

 

■七星泰河座長が語る「大江戸の鬼」の見どころ

ギャップですね。百姓のような弱々しい何もできない姿から役人になった時の変わり映え、そこを一番心がけています。そして、姿は変わっても受けた恩は命を掛けてでも返す。義理堅さが良いところです」

 

 

 

 

■お芝居終演〜口上へ

 

 

舞台を片付けて、口上挨拶へ。

 

 

七星愛莉さんも舞台の様子を見ながら、割幕を閉めるロープの操作。

 

 

 

 

誕生日公演に向けてダイエット中の七星泰河座長の口上挨拶は自然とダイエットの話題に…
「劇場近くのローソンでこんにゃく麺がなくなっていたら、僕が買い占めています(笑)」

 

 

 

楽屋ではショーに向けて準備が進みます。

 

 

お芝居とは正反対の美しい女形、三代目 姫川竜之助さん。
化粧前にも個性が出ます。

 

 

 

 

藤間美香座長は自作のノートにお芝居のメモを書き込みます。

 

 

 

化粧中の幸妻弥枝さん。

 

 

 

幕を閉めるタイミングを待つ七星愛莉さん。

 

 

 

 

■舞踊ショー開幕

 


新導あきさんと幸妻弥枝さんの相舞踊で舞踊ショーがスタート!

 

 

 

 

三代目 姫川竜之助さん

 

 

 

 

花組むらさき 南條のぼる座長

 

 

 

 

七星泰河座長は女形へ…

 

 

 

 

「ブラシをカットして自分で作ったんですが、この筆は眉毛の化粧などの修正用です。これは優れものです(七星泰河座長)」

 

 

 

 

 

 

 

あっという間に可憐な女形へ

 

 

 

 

 

群舞

 

 

 

 

花組むらさき 藤間美香座長

 

 

 

 

そして、立ち役の七星泰河座長へ

 

 

 

 

七星英雄さん

 

 

 

 

幸妻弥枝さん

 

 

 

 

新導あきさんは大のディズニー好きだそう。
個性あふれる衣装にも注目です。

 

 

 

 

三代目 姫川竜之助さん

 

 

 

 

 

 

七星泰河座長

 

 

 

花組むらさき 南條のぼる座

 

 

 

楽屋ではラストショーのこしらえ。

 

 

 

 

今日のラストショーは「木遣り崩し」。

 

 

■七星泰河座長が思う「木遣り崩し」の魅力

「かっこよさですね、髷物のラストショーが少ないので、和風のかっこよさを見てほしいです」

 

 

 

 

割幕を開ける七星愛莉さん

 

 

 

 

■いよいよラストショー「木遣り崩し」



 

無事にお昼の部の幕がおりました。

 

 

 

 

 

新導あきさんの良い声で終焉のご挨拶とお客さまのお見送りへ。

 

お疲れ様でした!!

 

 

 

 

 

七星泰河座長インタビュー

なかなか手に入らない酵素ドリンクと一緒に記念撮影^^

 

七星泰河座長が鋭意挑戦中のダイエットについてお伺いしました。

「ご紹介いただいてからこの酵素ドリンクをつかっていますが、いいですよ。ダイエットを始めてから全身にブツブツできたんですが、これを使い始めてから治り始めました。病院で栄養不足っていわれたんです(笑)食事を抜いても、体への負担が少なくなるんでしょうね。

 

僕、107kgあったんです。今、92kgぐらい、7月24日の誕生日公演(羅い舞座堺駅前店公演)には79kgを目指しています!1年ぐらい掛けて67〜68kgになればいいかなあ。そして、仰天ニュースに採用されて劇団の宣伝をするんです(笑)ちなみに、ナイシトールZもすごいですよ、1日5錠を3回、良く出ます(笑)

 

最近はお客様も僕の変化を楽しみにしてくれています。是非とも誕生日公演の僕を見にきてください!」

 

【今日の名言】
『太るにも金がいる、痩せるにはもっと金がいる』
by劇団天虎 座長 七星泰河

 

 

 

 

■劇団紹介

劇団天虎(げきだんてんこ)

劇団芸昇で座長を務めた七星泰河座長が、2019年7月に羅い舞座 堺東店で旗揚げ。
古典から現代劇まで幅広く演じ、特に三枚目役には定評がある七星泰河座長のもと、旅芝居という大河へ悠々と挑む。

七星泰河座長の初舞台は8歳。昨年の2月には芸道20周年の記念公演を羅い舞座 京橋劇場で行いました。

現在28歳。自ら立ち上げた劇団を牽引する若き気鋭の座長です。

劇団天虎は7月は羅い舞座堺駅前店で公演です!

 

羅い舞座 堺駅前店 2023年6月公演
「宝海劇団」舞台袖レポート〜ちびっ子特集

2023年6月25日 15時36分52秒

羅い舞座 堺駅前店
宝海劇団公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介

今回は子役さんの奮闘を中心にお届けします!

(撮影:2023年6月10日昼の部)

 

 

 

 

■開演1時間前

 

「おはようございまーす」

 

楽屋入りしてすぐに、本日の撮影の打ち合わせに応じてくれた宝海大空座長。

 

スタッフ「サングラスですか?」

 

座長「いえ、目が悪いので度が入ってます」

 

 

 

夏仕様の座長をパシャリ。

 

 

 

 

 

座長「ええと、今日はちびっ子メインの取材でしたね」

 

スタッフ「はい、すみません(汗)。前回と違う場面をご紹介したいので…」

 

座長「いえいえ、頑張ってるちびっ子を取り上げていただけるのは、うちとしてもありがたいです!」

 

 

 

今日は土曜日なので、子役さんたちも昼の部から出演。

お芝居「鼠と蜆」では、三代目が主役級の役を務めるとのこと。

ワクワクです。

 

 

 

今日はお芝居から開演。

みなさん準備に入られていました。

 

 

宝海空也(たかみ くうや)さん

 

 

 

 

 

宝海大心(たかみ だいご)さん

 

 

 

 

 

宝海蘭丸(たかみ らんまる)さん

 

 

 

 

 

 

 

そして、ちび丸くん!

 

 

「おはようございます!」

 

 

今年の春から小学校3年生。

昨日(6/9)が9歳の誕生日でした。

 

こんな素敵なお客様からのプレゼントが。

 

 

ちび丸くんのこれまでの活躍ぶりが一堂に。

「これは僕が赤ちゃんの時で、これは僕が2歳の時で…」と

1つ1つ説明してくれるちび丸くん。

これからもっともっと増えていきますね!

 

 

 

今日はちびまるくんは舞踊ショーから出演。

個人舞踊、三代目ボーイ豆タンクくんとの相舞踊、ラスト舞踊、

全部で3本出る予定。

忙し〜い1日になりそうです。

 

 

 

 

ちび丸くんが持っているのは、舞台用のファンデーション。

 

 

ちび丸「女形の時に使うピンクです」

 

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくんは、父である大空座長に化粧をしてもらいます。

 

 

座長「子役の時は地頭でやることが多いので、自分で化粧したら髪の毛まで真っ白にしてしまうんです」

 

 

 

貧しいシジミ売りの少年役なので、顔に汚れを作ります。

 

 

 

 

化粧をしながら、お芝居の録音を聞いています。

 

 

座長の声が吹き込まれたスマホ。

筋書きはシンプルですが、セリフが多いので大変なのだそう。

 

 

 

 

 

おばあちゃんの宝海真紀さんに着付けてもらって

シジミ売りの少年・豆助の完成です。

 

 

 

 

 

座長の準備が整ったところで

 

 

定刻となりました。

 

お芝居の開幕です!

 

 

 

 

■第1部 お芝居「鼠と蜆」

 

 

左より 三代目ボーイ豆タンク、宝海竜也

 

 

 

シジミ売りの少年豆助(三代目ボーイ豆タンク)

 

 

 

 

 

番頭がシジミを買ってくれないので

助け舟に入るねずみ小僧次郎吉(宝海大空)

 

 

 

 

 

 

ねずみ小僧の正体を知るのは三太(宝海空也)だけ

 

 

 

 

 

 

幕引きに控える宝海真紀さんと三代目

 

 

食い入るように舞台を見つめます。

 

 

 

 

 

 

ねずみ小僧次郎吉に、身の上話を聞いてもらう豆助

 

 

 

 

左より 音羽寿美三郎。宝海大心、宝海蘭丸

 

 

左より 宝海蘭丸、宝海大心、宝海真紀、宝海竜也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台袖。

音響と照明の切り替えのきっかけが書かれています。

 

 

 

 

 

子分役から捕り方に着替え中の蘭丸さん。

 

 

 

 

着替えながら、ちび丸くんのお化粧も。

 

 

 

 

 

 

 

お化粧をしてもらったちび丸くん、舞台袖へ。

 

 

やはり食い入るように舞台を見つめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父子で演じるシジミ売りの少年とねずみ小僧の物語。

ラストでは客席からすすり泣きが。

 

ぜひ舞台で!

 

 

 

 

 

 

■口上〜ショー準備

 

お芝居が無事終わって、ほっとした表情の座長。

 

 

 

 

 

三代目、お疲れ様でした!

 

 

三代目「ありがとうございます!」

 

スタッフ「今日のお芝居は何点くらいと思いますか?」

 

三代目「自分では決められないです」

 

スタッフ「このお芝居の難しいところは?」

 

三代目「心の入れ方が、難しいです。

これは泣くお芝居ですから、お客さんが泣けるように感情を込めるのが難しい。

本当にお芝居の中に溶け込めたらなと思ってます」

 

 

お芝居の中に溶け込む…良い言葉だなあとしみじみ。

お芝居が何点だったかは(お客様が決めることで)自分では決められないと言うのも、本当にその通りで、

ひたむきに役に打ちこむ、三代目の役者魂に触れた気がしました。

 

 

 

 

 

そんな三代目が大好きなのは、歌舞伎役者・中村勘九郎さん。

 

 

「『団七九郎兵衛(夏祭浪花鑑)』を観に行った時に買ってもらった手拭いです。

舞踊でやっているんですが、いつかお芝居でもやってみたいです」

 

と、目をキラキラさせて語ってくれました。

 

 

 

 

そうこうしているうちに

 

奈希(なぎ) ちゃんが起きてきました♪

 

「おはよー」

 

 

 

 

奈希ちゃんはただいま2歳と6ヶ月。

 

 

今日は追加ショーに出る予定です♪

 

 

 

 

ちび丸くんも支度が出来てきましたね。

 

 

 

ちび丸くんも、お芝居勉強中。

 

蘭丸「先日、『とらん帳』というお芝居で、

ちび丸が目が見えない娘役だったんですが、

花道で落ちてしまって。

薄目でも開けたら見てしまうので、

それくらい役に入り込んでいたのですね。

親としては不安になるんですけど。

ちび丸は、本番に強いよね」

 

ちび丸「うん(笑)」

 

 

 

こちらは、ちび丸くんの「文七元結」の台本。

 

 

ひらがなばかりではなく、漢字も覚られるように漢字を混じっています。

娘役が多いちび丸くんですが、実は立ち回りが一番好きなのだとか。

 

蘭丸「昨日のお芝居(牛若)でも、立ち回りの時が一番生き生きしてたね(笑)」

 

ちび丸「うん♪」

 

 

 

 

 

三代目からちび丸くんへ、誕生日プレゼントの香水。

 

 

 

紫色が女形、青色が立役の時につけるそうです。

 

 

 

「僕がつけてあげるー」

 

 

とっても仲良しの二人です♪

 

 

 

 

 

 

支度が整ったところで、第2部舞踊ショー開幕!

 

 

 

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー

 

 

大空座長の女形

 

 

 

 

 

ちびっ子たちにモテモテなのが空也さん

 

 

 

 

三代目は、化粧は座長、着付けは真紀さんですが、

羽二重を締めるのは空也さんに頼みます。

 

 

「僕が締めるのがちょうど良いらしいです(笑)」(空也)

 

 

 

 

 

女形で舞うちび丸くん

 

扇の持ち方がふんわりと優しい。

 

 

 

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくんは男伊達な男花魁

 

 

衣装は劇団美山の里美こうた座長と同じものだそう。

「衣装屋さんで選んだら、こうたさんと同じですよと教えてもらって。

こうた座長にも話して、お揃いにさせてもらいました」(真紀)

 

 

 

 

入れ替わる時に、一瞬一緒に踊る二人。

 

 

おそらくアドリブだと思いますが、バッチリ決まってました!

 

 

 

 

 

宝海空也さん

 

 

 

 

 

 

 

宝海蘭丸さん

 

 

 

 

 

 

座長と蘭丸さんでマイケル・ジャクソンナンバー。

 

 

 

 

 

 

こちらも息ピッタリ。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ちびっ子たちは2本目の「それは恋」の支度中。

 

 

 

 

この辺りから楽屋は慌ただしさが増してきました。

 

「自分も着付けないといけないし、子役の出番が多い時はバタバタです」と真紀さん。

 

 

 

 

 

急ピッチで、支度が整いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

宝海大心さん

 

 

 

 

 

 

ちび丸くんと三代目ボーイ豆タンクくんによる

「それは恋(梅川忠兵衛)」

 

 

 

捕り方に追い詰められる梅川と忠兵衛。

 

 

 

この世で一緒になれずとも

あの世で夫婦に…

 

 

悲しい最期。

ちびっ子たちが舞うと、文楽の人形のようにも見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

宝海竜也園長

 

この袴は蘭丸さんからのプレゼント。

幻想的な紅葉柄です。

 

 

 

 

 

さて、いよいよラスト舞踊「サムライパラダイス」。

 

ちびっ子の二人も大人に混じって踊ります。

 

 

準備オッケー!

 

 

 

袴&二丁扇子で、激しいダンス。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、楽屋では

なんと

小ペンペンくんと小空くんも踊ってました!

 

 

 

ブレイクダンス!

身体が柔らかい!めちゃめちゃうまい!

表でも見てもらいたい!

 

 

 

 

「イエーイ!」

決まった!

 

 

 

 

舞台側も、袖から出した紙吹雪が舞う中、ビシッとキメ!

 

 

 

 

 

 

奈希ちゃんも着替えて舞台を覗きに来ました。

 

 

 

 

あれ、ちょっとご機嫌ななめかな??

 

 

 

 

 

「どしたの?どしたの?」

 

機嫌が直るよう、可愛いリボンをつけてもらいましょう。

 

「どれが良いかな〜」

 

 

 

 

「あ、可愛い〜♡」

 

 

 

ちょっと復活?

 

まだちょっとグズってます。

 

 

 

 

最後はパパのところへ

 

 

抱っこしてもらって

 

今度こそ復活。

 

 

座長「追加ショー出てくれるね?」

 

奈希「うん…(ちょっとベソ気味)」

 

 

パパの抱っこでなんとかご機嫌直ったかな?

 

 

 

 

■宝海大空座長より

今回の舞台裏は、ちびっ子中心で見ていただきました。

平日は学校があるので、舞台は夜からです。

三代目もちび丸も舞台が好きですね。

 

奈希は、気分屋で日によっていろいろですが、基本的には舞台が好きです。

 

次男の小空(小学1年)は舞台に出ていないのですが、

今月の17日、お芝居に初めて出ることになりました。(ついに!)

 

三代目は、お芝居が終わったら「どうだった?」と必ず聞いてくるので、

「ここは良かったけど、ここはもっとこうした方がいい」と、1つ1つ教えます。

僕は、お芝居の時は常に周りを見ているので、役に入り込めないんです。

誰かが座長になってくれたら、初めて役に入り込めると思います。

だから、子どもたちの成長はもちろんですが、その時の自分自身も楽しみですね(笑)」

 

 

 

 

 

3時間、ちびっ子も大人も大忙しの舞台裏。

より良い舞台のために一丸となって取り組む姿があり、

舞台と同じくらいの熱いドラマが詰まっています。

 

 

 

 

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