舞台袖レポート 更新情報
羅い舞座 京橋劇場 2025年2月公演
「劇団天虎」舞台袖レポート
2025年2月23日 14時45分54秒
舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています。
今回は、羅い舞座 京橋劇場での劇団天虎 和新之助祭りに密着しました!
(2025年2月9日公演)
■開演前
午前11時。
最初に驚いたのはどこを見ても裏側が綺麗なところ。
細かいところまでしっかり整理整頓がされています。
白と黒で分けている鬘ケース。
すぐに座長のものがどれか分かるようにするためだそう。
(色分けに白いガムテープを使っています)
4階の楽屋へ行くと、なにやらいい匂いが漂っています。
今日のお昼ご飯はシチュー。
これから15人分ほど作られるそうです!
部屋に入ってみると七星愛莉(ななせ あいり)さんがお化粧中。
鏡に貼ってあるのはよく座長に言われる言葉で忘れないように貼っているのだとか。
そのお隣では七星英雄(ななせ ひでお)さんがお化粧中。
別の部屋にマンスリーゲストの梅澤秀峰(うめざわ しゅうほう)さん。
お芝居の録音を流しながらお化粧中。
化粧台には昔の時代のお金に関するメモ書きが書かれていました。
「時代によって違うけど、一両はだいたい今の7万円から13万円くらいになります」
と教えてくれました!
一両、現代のお金で考えてもかなりで値段ですね。
こちらは別の部屋でお化粧をしていた光はじめ(ひかる はじめ)さん
静かな空間でお化粧をしていました。
しかし、公演が始まると、ここが子どもたちの遊びの空間になり、
賑やかになるそうです☺️
部屋の隅にはおもちゃの車がスタンバイ。
お隣の部屋へ。
こちらはマンスリーゲストの南條のぼる(なんじょう のぼる)座長。
女形のメイク中。今日のお芝居はお嬢さん役です。
部屋の中には今日使う帯や鬘のセットが準備されていました。
可愛らしい鬘。簪などが素敵です!
本日お祭りで主役の和新之助(かず しんのすけ)さん。
今日のお芝居「まぼろし銀次」は新之助さんのお母さんが演じられていたものだそうです。
銀次はもともと女でお銀という役だったそうですが、男(銀次)に変更して演じるそうです。
化粧が終わったあとは着替えをしていきます。
5階の舞台袖ではマンスリーゲストのなおとさん。
今日のお芝居の音声を流しながらお化粧をしていました。
いつもこの時間にセリフなどを覚えているそうです!
その横で七星泰河(ななせ たいが)座長が水分補給中。
全面に文字が書かれた印象的な楽屋着を着ておられました!
「プレゼントにいただきました」
ダイエットも頑張っているらしくヘルシーな朝ごはん。
一通り準備が整ったあと、化粧を始めていきます。
その後ろでは弥枝さんが鬘を整えていました。
舞台の準備も整い、第一部お芝居「まぼろし銀次」いよいよ開演です!
■第1部お芝居「まぼろし銀次」
開始早々舞台では不穏な空気。
手に汗握る状況に。
全員が去った後、襖から出てきたのは一連の騒動を聞いていた銀次(和新之助さん)。
何やら悪巧みを思いついたような顔をしていました。
場面転換。次の場面の準備をしています。
大きな道具が使われていましたが、
あっという間に準備を終わらせていました!
舞台再開、悪い役人(梅澤秀峰さん)に交渉を持ちかける銀次。
娘(南條のぼるさん)殺しに百両もらうと約束をします。
そして再び舞台は転換。
セットの準備をしつつ、立ち回りなどの確認もおこないます。
この場面は今回のお芝居の見どころの一つ。
感動と悲しい兄弟の再会の場面に涙腺が刺激されます。
感動の場面に忍び寄ってくる不穏な影が……。
まさかこのまま銀次と娘さんが切られたりしないだろうかと
不安になって見ていましたが、刀を見事避けていました。
しかし、悪い役人の罪を証明するために必要な手紙が半分に裂けてしまいます。
ここで再び転換。
幕の裏側では先ほどの転換のときよりも時間を掛けて立ち回りの確認をしていました。
人数も一気に増えてこの後の殺陣に期待が膨らみます!
舞台が再開。
なんとかもう片方の手紙を良い役人(泰河座長)に届けることができた銀次。
悪い役人が罪を認めたかと思えば、口封じのため下っ端たちが襲ってきますが、
銀次がそれを次々と倒していきます。
役人同士の一騎打ちに終止符を打ったのは
悪い役人によって父と大事な人を失くしてしまった娘さんでした。
悪い奴でも罪は罪と、自首しようとする銀次。
しかし、情けある役人の計らいで、兇状旅へ……。
これにて第一部お芝居「まぼろし銀次」終演です!
お芝居の後は、泰河座長が舞台挨拶。
ちなみにお芝居中、裏側では愛莉さんが音響の仕事を頑張っていました!
泰河座長が口上をしているあいだ、新之助さんは次の舞踊ショーの準備へ。
歌謡ショーに定評のある新之助さんの歌声。
今日のお祭りで聴けるらしく、取材班の期待が膨らみます。
楽屋や舞台袖の至る所には可愛らしいものがたくさんありました!
お芝居の途中から舞踊ショーの化粧を始めていたなおとさん。
口上を終えた泰河座長もその隣でメイクを少し整えています。
カメラを意識して、ものすごく姿勢を良くしている座長。
背筋がピン。
ノリノリな泰河座長。
「コロコロを使って掃除する綺麗好き」という写真も撮らせていただきました!
(実際、舞台袖や楽屋の整理整頓がしっかりされていたので、本当に綺麗好きなのだと思います!)
通路には派手で綺麗な着物が掛けられていました!
今日の舞踊ショーで使うのでしょうか? 楽しみです!
準備が整った新之助さんと弥枝さん、振りの確認中。
確認が終わるといよいよ第二部舞踊ショー開演です!
■第2部舞踊ショー
開始一曲目はつい先ほどまで振りの確認をしていた新之助さんと弥枝さんの相舞踊。
男性が女性をどこか振り回しているように見える舞踊。
二人のやりとりが印象的でした!
相舞踊で傘を使っていた弥枝さん。
続いてはキラキラした衣装と袴姿で登場したなおとさん
終わった後はすぐにメイクを変えて女形の準備に入ります。
「なおと」と描かれた灯りを持った女形
妖艶な雰囲気にうっとり
続いてはのぼる座長による薄緑の袴での舞踊と
赤い振袖での舞踊!
その次は新之助さんによる女形。
カラフルな裾引きです。
そのあとの出番では、歌謡を披露。
定評通りのいい歌声でした!
立役での舞踊。
先ほどの女形や一曲目とは雰囲気を変え、ギラギラとした舞踊に。
新之助さんの後は泰河座長による舞踊
舞踊が終わったあとは女形のメイクにチェンジ。
立役のときは堂々とかっこよかった姿が、女形では女将のような凛々しい雰囲気に!
のぼる座長、七星座長、なおとさんの揃い踏みでイケイケ群舞!
青がよく似合う英雄さん、袴の鳥の柄も素敵です。
はじめさんの舞踊。
シックで落ち着いた雰囲気の舞踊や
キラキラした少しラフな雰囲気の着物で舞踊を披露していました!
その間、裏ではラストに向けて七星座長やなおとさんが着替え中。
花魁なので着付けも大掛かりです。
いよいよラストショー。
のぼる座長、七星座長、なおとさんによる三人花魁の登場。
舞台袖から見てもすごい迫力です!
新之助さんを中心とした殺陣とそれを高みの見物している三人。
最後は四人でバッチリ決めて終了です!
色とりどりで眩しいくらいの花魁と迫力のある殺陣に感動しました!
新之助さんの口上挨拶を経て、これにて無事終演です!!
送り出しから帰ってきた七星座長をパシャリ。
花魁姿が本当に美しい〜✨
■七星泰河座長メッセージ
この一年楽しく、幸せを噛み締めながらいろんな人に感謝しながらやっていきたいですね。今年で旗揚げして6年になるので、6年間支えてくれた人を思い浮かべながら頑張りたいです。今月はいろんなイベントがあるので頑張りMAX でやっていきますので、お客さんも健康に気をつけて、ぜひ観にきてください!
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羅い舞座 京橋劇場 2025年1月公演
「優伎座」舞台袖レポート
2025年2月22日 17時45分13秒
舞台袖レポートでは楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています。
今回は、羅い舞座 京橋劇場での優伎座公演に密着しました!
(2025年1月25日取材)
■開演前
午前11時。
楽屋にお邪魔すると英風舞(はなぶさ ふうま)副座長が
アイラインを引いているところ。
別の楽屋では女性陣の皆さんもお化粧中。
眉を描いているのは雪(ゆき)めぐみさん。
本日のお芝居では意地悪な芸者の役で出るそうです。
そのお隣は市川なぎ沙(なぎさ)さん。
本日のお芝居では主人公の妹役。
愛用の手鏡は京都で買ってきたものだそう。
金閣寺を見る舞妓さんの絵が京都らしくて可愛いですね😆
「京都大好きなんです」(なぎ沙)
5階、舞台近くのスペースでお化粧していたのは
エースの英 昇龍(はなふさ しょうりゅう)さん。
本日のお芝居「新月の闇」で主人公のお侍さんを演じるそう。
なんと今日が初役!
舞台に真剣な昇龍さん。
「どんな役でも緊張しますね。
後悔のないように今できる精一杯を自分なりに持っていってやる感じですね」
と語ってくれました。
再び4階の楽屋のほうにお邪魔すると
皆さんが続々と集合、化粧を進めているところ。
丁寧にアイラインを引いている
英 獅恩(はなふさ しおん)さんをパシャリ。
こちらは三桝屋 真珀 達也(ましろ たつや)座長。
本日のお芝居では与一という
主人公のお世話係の役で出られるそうです。
そのお隣でアイラインを引いていた
城 春輝(じょう はるき)(劇団KAZUMA)さん。
写真を撮っていいか尋ねると
「脱いだ方がいいですか?」
と冗談を言って楽屋を笑かせていました😆
楽屋の入り口近くでは新免 誠也(しんめん せいや)さんが
眉を描いています。
移動して
市川 英儒(いちかわ えいじ)座長の楽屋の前へ。
名前の入った暖簾が掛けられています。
お化粧中の市川英儒座長。
お化粧が済んだら羽二重をしっかり巻いています。
英儒座長にお芝居の役を聞いてみると
今日は用心棒の役(悪い奴)とのことです!
続いて
市川 侃汐郎(いちかわ かんしろう)若座長。
侃汐朗若座長は朝が苦手で
お化粧を始めるのが一番遅いそう。
(その分、お化粧のスピードは早いそう!)
舞台のほうでは背景幕がセットされていました。
めぐみさん。
あっという間に帯を巻いていきます。
皆さんの準備が完了。
影アナウンスで第一部の顔見せミニショー開演です!
■第1部 顔見せミニショー
一曲目は群舞でスタート!
息の合った踊りに心を鷲掴みにされます♪
群舞でビシッとポーズを決める英獅恩さん。
続いては誠也さんによる、流れるような舞踊。
青髪と青の着物が素敵ですね。
お面を使っためぐみさんの舞踊。
謎めいた雰囲気で魅せられます。
その頃、着付けをする市川英儒座長と
補助をするなぎ紗さん。
出番前にピースを下さった座長。
舞台でも傘舞踊、ばっちり決まっています!
顔見せショーの最後は刀を用いた群舞。
座長を中心にずらり。
盛り上がりを残して第一部は終演です!
幕が閉まったあとは皆さん急いでお芝居の準備。
手際よくあっという間に着替えていきます。
少しの休憩の合間も皆さん楽しそう。
その中心には笑顔が絶えない若座長😆
着付けが終わると音響などの調整です。
みなさん、サクサクと手際よく動かれています。
舞台のセットが完成。
役者側も準備万端でスタンバイ。
影アナウンスで第二部お芝居「新月の闇」開演です!
■第2部お芝居「新月の闇」
開始早々、重苦しい空気のなかでおこなわれる話し合いの場面。
空気感に圧倒されながら序幕が終了。
皆さん急いで次の準備へ。
着替えや音響などの確認をします。
舞台の緊張感が舞台袖のほうにも広がっています。
再び幕が開き、このままシリアスに突入するのかと思いきや、
市川英儒座長がアドリブを挟んで客席を和ませています。
座長「殺すことはないだろー!それでも人間か!!」
※座長の役は悪い奴です😅
主人公の白鷺によって舞台に再び緊張感を張り巡らせ、第2場終了。
幕が閉まっている間、立ち回りの確認です。
緊張をしていると話していた昇龍さん、
入念に確認をする姿に本気度が伝わってきます!
舞台袖近くでは真珀さんが赤ん坊の人形をおんぶしていました。
舞台が再開。いよいよ大詰め。
本日のお芝居の見どころでもある殺陣の場面。
昇龍さんと市川英儒座長による殺陣の場面では
両者の気迫に目が離せませんでした!
緊張感のあったお芝居が終わったあとは
皆さん揃って口上挨拶。
楽屋のほうでは市川英儒座長が
舞踊ショーに向けて女形の化粧の準備をしていました。
座長の化粧台は21年間このスタイルだそうです!
楽屋を出ると水玉模様の可愛らしい衣装入れがありました^^
めぐみさんがカツラをセットして準備完了。
なぎ紗さんは時間の合間を縫ってアイロン作業。
寸分の間も惜しんでよく動かれます。
舞台の方では第一部で見た幕とは違う背景幕と階段がセットされていました。
ミニショーと比べて、ガラッと雰囲気が変わりますね。
いよいよ第三部舞踊ショー開演です!
■第3部舞踊ショー
開始一曲目はテンションが上がるような曲。
客席は早くも大盛り上がり!
途中から、めぐみさんが可愛らしい姿で登場。
本日の舞踊ショーの群舞はこれだけでなく
扇を使った群舞や刀を使った激しい群舞が行われていました!
群舞の後は白と水色の柄の入った着物の姿のなぎ紗さんによる舞踊。
美しい姿はまるでお姫様のようでした!
続いては市川侃汐朗若座長による舞踊。
それぞれ着物の色が対照的ですが
変わらずどちらも堂々とした姿
市川侃汐朗若座長が踊っている間に
準備をする真珀座長
白い裾引きでの女形。
その美しい姿にたまらずため息が溢れます。
ゆったりとした女形とは反対に
立役では激しく踊ります!
続いては市川英儒座長の女形。
手先や扇などの繊細な動きに見惚れてしまいました…
女形が終わった後は
なぎ紗さんに着付けの補助をしてもらいながら男形へ着替えていきます。
曲は「川の流れのように」
緩やかな扇と動きがまさに川を表現しているようで
一挙一動目が離せません。
続いては春輝さんによるお面を用いた舞踊。
まるで取り憑かれたかのような動きが印象的でした!
お面を取る瞬間は何度見てもかっこよかったです!
続いては昇龍さんによる扇を用いた舞踊。
紫のキラキラ光る衣装が素敵です。
続いては風舞副座長による袴姿での舞踊
表情やひとつひとつの動作が毅然としてかっこいいです!
数々の舞踊が舞台で繰り広げられている中
舞台袖では獅恩さんやめぐみさんが音響につきます。
終盤に差し掛かり、ラスト舞踊の準備。
真珀達也座長。
着替え終わった新免誠也さんが
舞台袖から見守ります。
ラストショーではギラギラ衣装に身を包み
皆さん楽しそう&激しく踊っています!
互いに煽るようにボルテージもMAX!
最後は階段を使ってかっこよくキメ!!
仲の良い雰囲気が表情からも伺えますね^^
これにて昼の部終演。
皆様お疲れ様でしたーー!
■市川英儒座長メッセージ:
去年と同じように楽しく過ごせる一年にしたいです。
応援どうぞよろしくお願いいたします!
■市川侃汐郎若座長メッセージ:
初めての京橋での正月公演。
振り返ればみんなと力を合わせて毎日稽古も楽しく、
お客様にも楽しんでもらえて充実した1ヶ月になりました。
去年もいろんな出会いがあり、みんなとの絆も強なったので
今年もまたみんなと楽しく笑いあえる一年にしたいと思います。
機材もお芝居もラストショーもファンもいろいろ増やしたい1年です!
■優伎座プロフィール
2005年2月に座長の市川英儒が旗揚げ。
劇団員全員が優れた技(芸)ができるようにと「技」の文字をもじり「優伎座」と命名された。
公演によっては座長自身が脇役に回る事もあり、チャンスを与えることにより劇団全員の芸の向上を目指す。
2021年、座長の長男である市川侃汐朗が若座長襲名となり、新体制が始動。
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羅い舞座 京橋劇場 2024年12月公演
「劇団華」舞台袖レポート
2024年12月22日 15時44分46秒
舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見られないところの様子をお届けしています。
今回は、羅い舞座京橋劇場での劇団華公演に密着しました!
(2024年12月14日取材)
■開演1時間前
午前11時。
楽屋にお邪魔すると役者の皆さんがお化粧を始めていました。
こちらはゲストの筑紫なつき(ちくし なつき)さん。
眉毛を描いています。
本日のお芝居「定九郎破れ傘」では座員役をやるそうです。
そのお近くで化粧をしていたのは美波天(みなみ てん)さん。
化粧について聞いてみると、アインラインを引くときは細かいところ用と分けているそうです。
ゲストの博多家桃太郎(はかたや ももたろう)座長。
本日のお芝居では、太夫元役をやるそうです。
開演時間が迫るころ、舞台のほうに行ってみるとハプニングが!
雪かごが機材に引っかかって、せっかくセッティングした紙吹雪がバッサリ落ちてしまったみたいです。
「大丈夫大丈夫♪」
皆さん、全く慌てず迅速に片付けをしています。
取材班のほうが慌てていました(笑)
掃除の合間に市川たかひろ(いちかわ たかひろ)座長のお芝居のメイクでのキメ顔をパシャリ。
どんな役なのでしょうーー???
掃除が終わったあとは、
春やよい(はる やよい)さんとたかひろ座長がふざけて軽いチャンバラに(笑)
ハプニングも劇団華のメンバーにかかれば全然余裕でした!
舞台袖に戻ると、今月17日に座長襲名された中村喜道(なかむら きどう)座長がアイラインを引いています。
本日のお芝居での役を聞いてみると
「最初は良いやつ(座員役)だけど同じ役で後から悪くなるやつ。この芝居のなかで一番悪いやつ(笑)」
とのこと。豹変ぶりも見どころの一つですね!
こちらは、市川かずひろ(いちかわ かずひろ)座長・太夫元。
アイラインを引いています。
本日のお芝居では主役の定八役をやるそうです。
カメラを向けているをきめポーズをしていただきました!
やよいさんに手拭いを巻いてもらっている春乃みさき(はるの みさき)さん。
巻いてもらったあとはたかひろ座長の着付けのお手伝いに。
その頃、舞台のほうでは肥前隆次(ひぜん りゅうじ)さんが舞台の準備をしていました。
完成した舞台がこちらです!
舞台袖でよく見かける小道具などがズラッと並べられています。
いよいよ開演が近づいてきました。
舞台袖で機器の調整をしていた(左)市川実蕾(いちかわ みらい)さんと(右)なつきさん。
ピースサインをいただきました!
流れていたBGMの音量が上がり、たかひろ座長の影アナウンスでいよいよ開演です!
■第1部お芝居「定九郎敗れ傘」
本日のお芝居「定九郎破れ傘」は忠臣蔵の定九郎という人物の役をやりたいという座員が主人公のお話です。
物語序盤はシリアスな物語のなかで唯一と言ってもいいお笑い場面!
亀吉役のたかひろ座長が大暴れ笑
暴れっぷりに音響をしていた肥前さんも思わずニッコリ。
亀吉に立ち回りでの失敗を怒られていた定八(かずひろ座長)を座長(実蕾さん)が励まします。
座長の優しさにあたたかい気持ちになります。
揉み合ううちに頭を打って動かなくなった太夫元(博多家さん)に慌てる一同
座長と清吉(喜道座長)が互いに「自分が自首をする」と言い合いますが、
定八が「自分が行ってきます」と言い、座長へのこれまでの恩を語ります。
定八の感謝の念が伝わってくる分、やるせなさを感じます。
去る定八のために、座長は定八がやりたいと言っていた定九郎の役を演じてみせます。
豪快な傘使いと迫真の実蕾さんのキメに圧倒されました。
「必ず帰っておいでよ!」と叫ぶ座長の声を背に去っていく定八。
ここで序幕が終わり、舞台転換。
手早く次のセットをおこなう様子をパシャリ。
あっという間にセッティング完了。
美波さんの「3年の月日が流れました」というアナウンスで幕が開きます!
土地の親分(たかひろ座長)と怪しげな雰囲気で話をしている清吉。
清吉が3年前とは雰囲気が違っていて、おや?となりました。
定八と座長が再会する場面。
舞台上では雨の音が響いています。
定八と座長が互いに認識し合うも、座長は逃げるように中に入っていってしまいます。
呆然と立ち尽くす定八の姿にどことなく寂しさを感じます。
ここで二度目の舞台転換。
舞台をセットして、それぞれの立ち位置につきます。
第3場。
清吉が思い通りに動かない座長に腹を立て、暴力をふるっていたところを定八が止めに入った場面。
親分の相手をしたくないと怯える姿を見て、自分が五十両を用意すると言う定八。
どこか不安が残った状態で三度目の舞台転換。
舞台のセットが終わると、幕の裏側では立ち回りの確認がおこなわれます。
舞台袖では音響の確認中。
大詰め。
約束通り五十両用意してきた定八でしたが、綺麗な顔で目を瞑る座長の姿がそこにありました……
定八が親分や清吉たちと斬り合います。
先ほどまでの定八の雰囲気が一変され、迫力がありました。
座長に語りかける定八の姿に涙が止まらなくなります。
「これが定九郎のぉ~!!破れ傘!!だよぉ~!!」
最後の力を振り絞る定八。
一人で稽古してきた定九郎の役を、見えないであろう座長に見せます。
最後は座長のそばで眠りにつく定八。
二人を紙吹雪が包み、第一部お芝居終了です。
口上挨拶等をしているあいだに幕の裏側では紙吹雪の掃除がおこなわれています。
近くでは美波さんが劇団で販売している人形焼を袋にいれていました!
観劇の際にはぜひお買い上げを!!
楽屋の方に行ってみるとお子さんたちがやってきました。
市川ひなた(いちかわ ひなた)ちゃん
現在は7歳だそう😆
左:市川ひろかず(いちかわ ひろかず)くん、右:中村咲喜(なかむら さき)ちゃん
二人とも現在4歳だそうです。
食事中だった市川みつひろ(いちかわ みつひろ)くん、現在6歳!
元気いっぱいな姿にエネルギーを分けてもらえたような気持ちになりました😆
翌日の子役総群舞のお披露目に向けて楽屋で練習です!
舞台袖では、市川みづき(いちかわ みづき)さんがアイラインを引いているところ。
2年ぶりに舞台に出たそうですが、全くブランクを感じさせません。
中村喜道座長も舞踊の化粧中。
使用している手鏡は剣戟はる駒座の津川祀武憙座長からいただいたものだそう!
そのお隣では口紅を塗るたかひろ座長。
紫のまつ毛が個性的でかわいいですね😍
美波さんのアナウンスで第二部舞踊ショー開演です!
■第2部舞踊ショー
開始一曲目は男女の群舞。
舞踊はもちろん、動くたびに鳴る下駄の音に心踊ります!
踊りのあと、たかひろ座長は次の女形の舞踊に向けての準備。
鬘を被っているところをパシャリ。
出番前にピースサインをいただきました!
お人形のような可愛さにうっとり。
男形の舞踊ではガラリと変わって、エネルギッシュで軽やかな踊りに!
こちらは中村座長の女形。
奥ゆかしさを感じさせる動きに感嘆のため息。
青系統の着物と憂を帯びた表情で踊られている舞踊、とても素敵でした。
続いてこちらはかずひろ座長。
儚げな雰囲気の女形と
ハートボイルドな印象を持つ男形のギャップにクラクラ来そうです。
博多家桃太郎座長の男形の舞踊。
迫力と緊張感のある舞踊に圧倒されました。
こちらは実蕾さんの立役
着物や扇を赤で統一されて、勇ましさを感じます。
続いて美波さんの扇を使った舞踊
ゆったりとした踊りが素敵なのはもちろん、紫の鬘がとても似合っています!
こちらは肥前さんの舞踊。
舞踊はさることながら桜の柄が入った黄金色の着物と傘の組み合わせが最高です!
男らしく、力強さを感じられる舞踊をするなつきさん
みづきさんの男形の舞踊
堂々とした動作と着物の龍の柄が印象的でした!
舞踊のあとにシャッターチャンスいただきました☺️
ノリノリな雰囲気の群舞も!
舞踊ショーがおこなわれているあいだ、舞台袖では…
着物の片付けや音響などを交代でしており、みなさん忙しそうでしたが、
常に楽しげで和気藹々とした雰囲気が舞台袖にありました!
ラストに近づく頃。みなさんがお面を付け始めました。
準備が整い、いよいよ本日のラストショー「サンバDEわっしょい!」
みなさんノリノリ!
本当に楽しそうです♪
実蕾さんがサラッとカメラに向かってポーズをしてくれました笑
裏方で忙しくしていた春乃みさきさんも弾けます😆
最後は息ぴったりにキメ!
本当のお祭りのような盛り上がりに、見ているだけでワクワクしました♪
終演後の挨拶でゲストさんを紹介^^
「ありがとうございましたー!」
お昼の部が終わってから、遅めのお昼ご飯。
本日の献立は天津飯と水餃子のスープです。
かずひろ座長に「うちのまかない、食べてって〜」と勧めていただき、取材班もいただきました。
ふわとろの卵と程好い味付けでとてもおいしかったです!
ありがとうございます(感涙)
改めて本日の公演、お疲れさまでした!
■市川たかひろ座長メッセージ
今月は中村喜道座長の襲名公演や友情会など大きなイベントが目白押しです。もちろん、普段も個人の祭りやゲスト様のお力を借りたりしながら、毎日全力で多くのお客様に満足いただける公演をやっていますので、ぜひ来てください!
■中村喜道座長メッセージ
17日の座長襲名のほうも観に来ていただきたいのはもちろん、20日が座長になって初めての友情公演で、そこで「森の石松」を10年ぶりにやります。みんな仲のいい友達なのでわちゃわちゃ楽しんでいただけたらなと思ってます。後半も京橋でしかできない構成のいろんな舞台をおこなうので、今年の締めくくりとして来ていただきたいです。寒いのでお客さんも体に気をつけて、元気に年を越せるようにがんばりましょう!
■羅い舞座チャンネルもチェック!
劇団メンバーによるワイワイトーク。
ここでしか聞けない話が盛りだくさんです😆
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