舞台裏シリーズ
ブログ記事

舞台裏シリーズ

羅い舞座 京橋劇場 2024年2月公演
「劇団天虎」舞台袖レポート

2024年2月24日 12時23分51秒

舞台袖レポートでは、楽屋や舞台袖など客席からは見えないところでの劇団の奮闘ぶりをお届けしています。

今回は、羅い舞座 京橋劇場での劇団天虎公演に密着しました!

202426日取材)

 

 

 

 

■開演1時間前

午前11時。

舞台裏にお邪魔すると七星泰河(ななせ たいが)座長が真剣な様子で今日のお芝居の台本を読み込んでいました。

 

 

 

 

今日のお芝居は「下北の弥太郎」

公演するのは2回目とのことで、座長はじめ舞台裏は緊張感たっぷり!

 

 

 

ちなみに座長の台本の覚え方は

「台本があれば台本を読んで、スマホに入れたものはスマホを読んで……」と、とにかく読んで覚えているそうです!

 

 

 

 

開演前の舞台。

お店のセットでしょうか。

 

 

 

 

 

おでん、煮物、おひたし……と書かれているのが印象的!

 

 

 

 

さらに見てみると大きな太鼓が!

 

 

 

劇団天虎では、太鼓を使うパフォーマンスをすることもあるそう。

 

 

 

 

 

その近くには箱の中に大量の白い紙が入った衣装ケースが……

 

 

 

今日のお芝居で使うのでしょうか?

 

 

 

 

4階の楽屋に行ってみると、彩姫(あやひめ)さんがお化粧を始めていました!

 

 

 

化粧をするときはいつも役のイメージを大切にしてやっているそう。

「気が強い娘役なので、ピンクを入れすぎて柔らかくならないようにしています!」

お化粧中、彩姫さんはスマホから今日の芝居を流していました!

 

 

 

 

キッチンには大きなお米の袋がどっしり!

 

 

 

 

大量……これで一月分足りるか足りないかくらいだそう。

 

 

 

 

 

さらに別の楽屋にお邪魔。

マンスリーゲストの新導あき(しんどう あき)さんもお化粧中!

 

 

 

 

 

 

野球マンガ「おおきく振りかぶって」が大好きというあきさん

マンガのタイトル入りの青空をイメージした下駄がありました。

ロケ地も巡ったそうです!

 

 

 

 

 

 

続いてお邪魔した楽屋には、南條のぼる(なんじょう のぼる)さん!

 

鏡越しからも伝わるかっこよさ!

今回のお芝居では、ボサマ役と女役の二役で大忙し!

 

 

 

 

おや? 楽屋の前に三味線が! 

今日のお芝居で使うものでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

続いてこちらは、光はじめ(ひかり はじめ)さん!

 

 

今回のお芝居では、お婆さんになったりお爺さんになったりと、何役もあってとても大変そう!

 

 

 

 

 

梅澤秀峰(うめざわ しゅうほう)さん

 

 

 

皆さんから「先生」と言われています!

 

 

 

 

 

こちらは、支度を終えた和新之助(かず しんのすけ)さん

 

素敵な笑顔をパシャリ!

 

 

 

 

もうすぐ開演の時間ということで舞台袖の方に戻ってみると、笑顔の新導あきさんと刀を構えた七星英雄(ななせ ひでお)さん!

 

ツーショットをパシャリ。

 

 

 

 

 

第1部お芝居の開幕直前。

 

 

 

 

舞台セットは完璧!

 

 

 

 

 

幕の内側では序幕の殺陣の確認中!

 

 

とにかく早い!かっこいい!

 

 

 

 

舞台袖では音響を確認している七星愛莉(ななせ あいり)さん!

 

 

音響は9才の頃からやっているそうです!

 

 

 

 

 

 

七星泰河座長と藤間美香(ふじま みか)さん!

 

 

 

着付けをしながら真剣に打ち合わせをしています。

 

 

 

皆さん開幕ギリギリまで台本を読み込んでいます!

 

 

 

 

 

 

 

準備万端!

いよいよ開幕です!!

 

 

 

 

 

 

■第1部お芝居「下北の弥太郎」

 

弥太郎こと七星泰河座長登場!

 

 

 

 

小さい頃、離れ離れになってしまった女の子(お千代)を探して旅をかける弥太郎。

訪ねてきたのは長岡宿の居酒屋。

 

 

 

三味線を引くぼさまこと南條のぼるさん

 

 

流れる曲から切なさを感じます

 

 

 

序幕の立ち回り。緊張感にあふれた空気の中でもぼさまの三味線の音が響きます

 

 

座長の決めに合わせて流れる曲も一転! 

 

 

 

そして場面転換!

 

 

 

 

皆さん大急ぎで大道具を片付けています

 

 

 

 

隙間時間はスマホで台本を確認!

 

 

 

 

目を隠されているお千代こと藤間美香さんとお婆さんこと光はじめさん登場

 

 

 

何やら不穏な空気です

 

 

 

 

舞台袖では南條のぼるさんが三味線を弾いていました!

 

 

 

 

 

芝居の台本を入念に読み込んでいる七星泰河座長

 

 

 

新作狂言が続くので、芝居後の隙間時間もずっと台本漬けでした。

 

 

 

またまた場面転換!

 

 

急いで準備をしています

 

 

そして先ほどとは一転して和やかな雰囲気で舞台が再スタート!

 

 

 

 

宿で下駄を借りようとする弥太郎

下駄を履いてカンカンさせる姿にお客さんの笑い声が聞こえてきました!

 

 

 

 

大根を抱えている宿屋の娘こと彩姫さん

 

 

 

実はこの大根、本物なんです!!

 

 

 

一方その頃、舞台袖では着付けをする藤間美香さんと出番直前まで台本を読む七星泰河座長

 

 

 

 

 

お千代の話をぼさまから聞く弥太郎

 

 

 

 

 

 

舞台袖ではじっと見守るお爺さん姿の光はじめさんの姿が見られました

 

 

 

 

先ほどのお婆さん姿の時も見守っていました!

 

 

 

 

 

またまた舞台転換!

 

 

 

場面が多いので大忙しです。

 

 

 

 

連れ戻されそうなお千代と、お千代を庇うおりくこと幸妻弥枝(こうさい やえ)さん

2人の悲壮な姿に、もうこれ以上はやめてあげて! という気持ちになります

 

 

 

またまた舞台が転換!

 

 

 

 

 

首を吊り自殺しようとしたところを止めに入る弥太郎

 

 

 

弥太郎が探しているお千代が自分であることを認めないお千代

 

 

「私じゃない」と涙を流す姿に胸が締め付けられました……

 

 

 

 

 

ここで暗転

 

 

殺陣のシーン、皆さん立ち回りを入念に確認しています

 

 

 

 

 

迫力満点!

会場全体が緊張感に包まれています

 

 

 

 

 

 

「会えてよかったああ!!」

「弥太兄ちゃぁん……

このシーンでもう涙腺がボロボロです

 

 

 

 

 

 

「もう2度とお前を、離さぁねぇ!」

座長の決めに合わせて舞台が暗転

 

 

 

 

 

 

大量の紙雪を準備しつつ、最後の殺陣の確認です

 

 

 

 

 

 

いよいよ物語も終盤へ……

弥太郎がお千代の手を温めています

 

 

 

追っ手からお千代を守る弥太郎

 

 

 

 

 

 

しかし、ついにお千代が切られてしまいます

「弥太兄ちゃんに抱かれて死ねるだけでも幸せよ……」

そう言い残し息を引き取ったお千代と弥太郎の叫び声に涙が止まりません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魂のこもった芝居に圧倒され、幕。

静かな拍手に包まれます。

 

常に緊張感のあった舞台裏。舞台への真剣さがひしひしと伝わってきた第一部でした!

 

 

 

 

 

座長が口上をしている間に後ろではみなさん雪を片付けていました

 

 

大量。

実はこの紙雪、15キロもあるそう!

 

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー支度

 

次の舞踊ショーに向けて準備中の新導あきさん

 

 

 

着替え終わったあと、舞踊ショーが始まる前に楽屋でパシャリ

 

 

 

 

左から、彩姫さん、新導あきさん、幸妻弥枝さん

このカラフルな韓国風の衣装で幕開けです。

 

 

 

 

お化粧中の和新之助さん

 

 

先ほどの芝居のお話をお聞きしたところ、台本は一通り覚えるようにしているそう!

それでも序幕は緊張したそうです

 

 

 

 

さあ! いよいよ第二部舞踊ショーが始まります!

 

 

 

 

■第2部舞踊ショー

 

こちらは三人の群舞!

先ほどの韓国風の衣装で優雅に踊っています!

 

 

 

続いて南條のぼるさんのソロ

 

 

キリッと引き締まった舞踊。痺れるようなかっこよさ!

 

 

 

光はじめさんの大人の色気溢れる女形も魅力的!

 

 

 

 

大勢での息ぴったりな群舞!

 

 

 

音羽屋幸枝(おとわや こうし)さんの歌謡ショー!

 

 

お客さんも手拍子でのりのりです!

 

 

 

座長の女形舞踊。お芝居とはガラッと変わる雰囲気に、お客さんの目も釘つけ!

 

 

 

 

女形が終わり立役の化粧を始める座長。

先ほどとはまた違う力強い雰囲気を纏っています!

 

 

 

 

舞台では扇を使った凛々しい舞踊!

 

 

 

 

続いては七星英雄さん

海を連想させる衣装とともに優雅な踊り!

 

 

 

 

 

その頃、舞台裏では音響もしつつ、手書きで芝居の書き写しをする愛莉さん

 

 

 

 

桜の枝を持って出番を待つ彩姫さん!

 

 

 

キラキラのお姫様風髪飾りも可愛らしいですね♪

 

 

 

 

藤間美香さんの色気漂う舞踊にうっとり

 

 

 

 

舞台で舞踊ショーが進む中、片付けも同時進行しています。

 

衣装部屋の弥枝さん。整理整頓の達人です。

 

 

 

 

スカーフの整理グッズを活用して志古貴(しごき)の整理

「こうしておくと一目で取り出せるでしょう」

 

 

 

 

襦袢も、段差がついたハンガーラックで、一目瞭然。

 

 

 

 

「つけ襟はあまり好きじゃなくて、全部襦袢に縫っているんです」と言う弥枝さん。

カラーバリエーションが豊富で、襦袢でも華やかですね。

 

 

 

 

 

 

舞台袖で楽しくお話し中の七星英雄さんと和新之助さんをパシャリ

 

 

 

 

お芝居では常に緊張した空気でしたが、舞踊ショーでは舞台袖も和やかです^^

 

 

 

 

本日のラスト舞踊「昴」

 

 

 

白と黒の衣装で、厳かに。

 

 

 

 

 

座長を中心に流れるような舞踊で、一瞬たりとも目が離せませんでした!

 

 

 

 

 

■七星泰河座長メッセージ

羅い舞座京橋劇場に乗せていただくようになって3年目になります。

お客さんに飽きられないように、お芝居2本の日を設けたり、

去年やった芝居と変えながら新しい芝居に挑戦したり、頑張っています。

うちは来月がお休みなので、今月はとことんやり尽くすと言う意気込みで、

自分で自分を追い込みながらやっています(笑)。

ぜひ劇場へお越しください!

 

 

 

■劇団天虎プロフィール

劇団芸昇で座長を務めた七星泰河座長が、2019年7月に羅い舞座 堺東店で旗揚げ。
古典から現代劇まで幅広く演じ、特に三枚目役には定評がある七星泰河座長のもと、
旅芝居という大河へ悠々と挑む。

 

 

 

羅い舞座グループ弁天座 2024年1月公演
「宝海劇団」リニューアルオープン公演レポート

2024年1月28日 21時55分48秒

 

奈良県大和高田市で長らく親しまれてきた大衆演劇劇場「弁天座」が

2024年1月、羅い舞座グループ5店舗目の劇場としてリニューアルオープンいたしました!

 

 

 

リニューアルオープン公演を務めるのは宝海劇団。

 今回は記念すべき初日の舞台模様をお届けします!

20241月1日取材)

 

 

 

 

■開演1時間前

2024年1月1日11時。

明け方に降っていた雨もやみ、青空が見えてきました。

 

近鉄大和高田市駅から南へ徒歩3分。

羅い舞座グループ弁天座」に到着です。

 

 

 

 

受付の門松がお客様をお出迎え。

 

 

 

 

「おはようございまーす」

 

舞台上は「寿式三番叟(ことぶきしき さんばそう)」の稽古の真っ最中。

 

 

 

 

左より 宝海空也(たかみくうや)さん、宝海大空(たかみおおぞら)座長、宝海大心(たかみだいご)さん。

 

 

 

花道から三人の稽古をじっと見つめる少年あり。

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくん。真剣そのもの。

 

 

 

 

 

ちび丸くんもやってきました。

 

 

 

 

これから全員でリハーサルです。

 

 

 

 

「はいっ!」要所要所でかかる座長の合図。

 

 

 

 

扇の位置もバッチリ。

 

 

 

「寿式三番叟」は、

天下泰平、五穀豊穣を祈願する能楽の儀礼曲『翁(おきな)』の後半部分の演目で、

お正月やお祝いの席に好んで舞われます。

今日は劇場のオープンとお正月。

二重におめでたい日なので、ピッタリですね。

 

 

 

 

舞台上には樽酒がドーン。

 

 

 

 

お屠蘇と清めのお塩、お米もセッティングされています。

 

 

 

 

 

 

 

「三番叟」のリハーサルを終えて、みなさん舞台化粧にかかります。

 

 

 

 

手前から、空也さん、大心さん、蘭丸さん、ちび丸くん。

 

 

 

 

係長・爽馬(そうま)くん(9ヶ月)が持っているのは今日のセットリスト。

 

 

 

 

嬉しそうに、ブンブン振って見せてくれました^^

 

 

 

 

 

 

大入姫・奈希(なぎ)ちゃんと爽馬くんが並んでいるところをパシャリ。

 

 

 

 

仲良し姉弟のふんわり笑顔にとろけますね🎵

 

 

 

 

 

その隣では、大空座長が「三番叟」の着付け中。

 

 

 

 

「三番叟」専用の衣装。

 

着付けは難しいのでしょうか?

 

大空「いえ、そんなに複雑じゃないんですけど、

お正月しか着ないので、どうやったっけ?ってなりますね」

 

 

 

 

 

 

 

「三番叟」では黄色の足袋を履くそうです。

 

 

 

 

 

 

その頃、劇場エントランスでは入場を待つお客様の列が。

 

 

 

 

12時。お待ちかね「新春&こけら落とし公演」開演です!

 

 

 

 

 

■第1部「寿式三番叟」

 

「チョン、チョン、チョンチョンチョンチョン……」

柝の音とともに「三番叟」の舞手が登場。

 

 

清めの塩とお米をまく宝海空也さん。

 

 

 

 

「おおさえ、おおさえ、

喜びありや、喜びありや

我がこの処より他へはやらじ……」

 

 

 

左から 空也さん、大空座長、大心さん。

 

厳かでありつつ、ダイナミックに。

 

 

 

 

 

 

中幕が開き、全員揃ってご挨拶。

 

「新年あけましておめでとうございますーー!」

 

 

 

 

「こけら落とし公演、一生懸命務めて参ります。

どうかご贔屓くださいますよう、

隅から隅へのお客様、一重に願い奉ります…!」

 

 

 

 

 

さあ、ここからが「三番叟」の本番。

 

 

 

 

大空座長と中心にビシッと決まってます!

 

 

 

大空座長。鈴と扇を持って

 

 

 

 

だんだん動きがハードになります。

 

 

 

 

宝海大心さん。

 

 

 

 

笑顔キープしてますが、膝がプルプルしているはず(笑)。

 

 

 

 

 

まだまだ中盤!!

 

 

 

 

「もうダメだ〜〜っ」

「まだまだー!」

お客様「がんばって〜〜(笑)」

 

 

 

 

他のメンバーが再登場。

 

 

 

 

 

ラストスパート、みんなで舞まくり!

 

 

 

 

まるで舞踊の耐久レース。

賑やかなオープニングに場内が一気にあったまりました!

 

 

 

 

 

 

■第2部 お芝居「大阪嫌い物語」

大阪の大店「河内屋」の次男坊「若ぼん」が繰り広げる人情喜劇。
風変わりだけれど心優しい「若ぼん」を、大空座長が熱演!

 

 

 

舞台は河内屋の店内。

若ぼんの思い人である女中のお八重を、若ぼんのいない間に、店から出て行かせた手代の幸吉(空也)。

お家はん(真紀)の言いつけとはいえ、気持ちが咎めて、若ぼんの義姉(蘭丸)に相談する。

 

 

左より 幸吉(空也)、義姉(蘭丸)

 

 

 

 

長男の新太郎(大心)も、東京に店を出したい夢を言い出せずにいた。

 

 

左から、若ぼん(大空)、兄の新太郎(大心)

 

 

 

 

そう、ここ河内屋ではお家はん、そして後見人である伯父(竜也)のいうことが絶対なのだ。

 

 

左から 若ぼん(大空)、伯父(竜也)

 

 

 

 

お家はんの指示で、女中部屋に通される異母姉(愛輝)を、いたわる若ぼん。

 

 

左より 若ぼん(大空)、異母姉(愛輝)

 

 

「同じきょうだいやのに、かわいそうや…」

 

 

 

 

若ぼん「お八重を返してくれなんだら、俥引きになったる!」

伯父「ああ、なったらええ」

 

 

 

伯父には泣き落としは通用しない。

 

 

 

 

「ええい、ほんまに俥引きになったるわい!」

 

 

 

 

 

 

お家はん「ほんまに行ってもうた」

 

伯父「どうせすぐ帰ってくる」

 

 

左より 伯父(竜也)、お家はん(真紀)

 

 

 

 

数日後。

本当に俥引きになった若ぼんに皆びっくり。

 

 

 

 

兄の夢や異母姉への待遇を、お家はんに直訴。

 

 

 

 

どんなに頼んでも、分かってくれない…

 

若ぼんの長台詞。

このお芝居の聞きどころです。

 

 

 

 

若ぼんの頑張りに、兄も勇気を出して言いました。

 

「伯父さん。わし、東京に店出したいねん」

 

 

 

 

 

 

そして、ついにお家はんも……

 

 

 

 

母の話を聞いた若ぼん

「お母ちゃんもしんどかったんやなあ…」

 

 

 

 

1時間半、涙あり笑いありの親子対決。

ぜひ舞台で!

 

 

 

 

お芝居終わって舞台口上。

 

 

 

 

 

ここで樽酒の鏡割り。

「よっ!」

 

 

 

 

樽酒はロビーに設置され、来場の皆さんに振る舞われました🎵

 

 

 

大入りティッシュを配ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

■第3部舞踊ショー

 

トップステージは座長の女形を中心とした群舞から

 

 

 

 

 

宝海大空座長

 

 

 

 

花道に立つときりりとした雰囲気が際立ちます。

 

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくん。気迫のこもった舞踊

 

 

 

 

 

 

 

舞台袖にはける前、次に登場する大空座長と一瞬の相舞踊。

 

 

 

 

まるで別れゆく男女のよう。

わずかな合間も魅せる、粋な演出です。

 

 

 

 

 

大空座長に続いて、愛輝さんと大心さんも登場。

 

 

「あかん🎵あかん🎵」

 

 

 

 

「ペットボトルの蓋が…あかんよ〜♪」

 

 

 

 

愛輝さんも

 

 

 

 

「あかん!」

 

 

 

 

 

くるくる

 

 

パッ

 

 

 

「あきました」

おあとがよろしいようで^^

 

 

 

 

 

 

宝海空也さん

 

 

 

 

元気いっぱい躍動的な個人舞踊

 

 

 

 

 

 

 

ちび丸くんは女形ではんなり登場

 

 

 

 

黒の揃えの着物が決まってます

 

 

 

 

 

そして本日のラスト舞踊「飢餓海峡」

 

宝海竜也座長扮する犬飼多吉が客席より登場

 

 

 

 

 

幕が開くと、舞台は下北半島の波打ち寄せる岩場。

 

犬飼を見下ろすように立つ杉戸八重(大空座長)

 

 

 

 

ただ純粋に犬飼を慕う八重の心を知らず、犬飼は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは天井が高いので、雪が綺麗に降るんです」と話していた大空座長。

本当に、舞台が1枚の絵のような、悲しくも美しい光景でした。

 

 

 

 

 

■追加ショー

 

お昼の部が終わって1時間ほどの追加ショーも盛り上がりました!

 

 

幕開けトップは宝海大空座長

 

 

投げた扇がブーメランのように戻ってきて…

 

 

 

 

ふわっとキャッチ

 

 

 

 

お見事!

 

 

 

 

メンバー揃って改めてご挨拶

 

 

 

 

 

 

宝海真紀さん

 

 

 

 

お芝居の「お家はん」からガラッと変わってしっとりと。

 

 

 

 

 

 

キメキメで出てきた大心さんのフードを持つ大空座長

 

 

 

バサッ

 

 

 

「おーい」(笑)

 

 

 

フードを取って満面スマイルの大心さんでした♪

 

 

 

 

 

 

宝海蘭丸(たかみ らんまる)さん

 

 

 

 

エッジの効いた攻めの舞踊

 

 

 

 

 

中舞踊はアクションたっぷりの「孫悟空」

 

 

 

 

この時、スマホのアラームが鳴り、

能登半島地震が起きたことを知りました。

 

震源地は震度7、ここ奈良も震度3。

劇場に吊るされたタペストリーが揺れ、一時騒然に。

 

 

 

踊っていた大空座長は全く気づかなかったそうです。

 

客席を気遣う大空座長

 

 

 

続報と場内の安全を確認して、再開となりました。

 

 

 

三蔵法師姿のちび丸くん。

 

 

 

 

めちゃめちゃ似合ってますね!

 

 

 

 

三代目ボーイ豆タンクくんと座長の棒バトル!

 

 

 

拍手が大きかったのはどっち??

 

 

 

 

 

 

園長 宝海竜也(たかみ たつや)さん

 

 

 

引き締まった舞踊で、場が改まりました。

 

 

 

 

 

再び舞台は雪景色に。

 

袴姿の大空座長の十八番「風雪ながれ旅」

 

 

 

 

空中に均一に広がる紙吹雪が、本当に美しいです。

 

 

 

 

最後は全員で「一本釣り」

 

 

 

 

舞台の合図で手をあげて〜

 

 

 

「ヒュー!!」

皆様しっかり釣られましたでしょうか?!

 

 

 

 

 

大入姫の奈希ちゃん登場。これにて終演!

 

 

 

 

 

「ありがとうございましたー!!」

 

 

 

 

宝海ボーイズのひときわ大きな声でのご挨拶。

 

宝海劇団パワーで元気いっぱい、2024年と劇場のスタートとなりました!

 

 

 

 

■宝海大空座長メッセージ

この度は羅い舞座グループ弁天座のこけら落とし公演という大役を仰せつかりました。

弁天座は、6年前、僕が座長になって初めて乗せていただいた思い出の場所です。

先日乗り込んできた時、「あ、ここは絶対楽しくなる!」という予感がしました。

舞台の広さ、客席数、天井の高さもちょうどいい。

ここの造りの良さを活かした演出を考えてやっていきたいと思います。

1ヶ月、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

こけら落とし当日、能登半島では震度7の地震が発生し、大きな被害が報じられてます。

被災された皆様には、心からお見舞い申し上げますとともに、どうかご安全に、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

■宝海劇団プロフィール

平成15(2003)年2月、太夫元である宝海竜也が茂木健康温泉(栃木県)で旗揚げ。

平成272015)年に座長襲名した宝海大空は幼少の頃から

「スーパーちび玉」として他の舞台や映画、テレビ出演など幅広く活躍。

子役の成長も著しく、明るく元気な舞台で人気を博す。

 

 

 

羅い舞座 御所本店 2024年1月公演
「劇団あやめ」舞台袖レポート

2024年1月27日 21時49分21秒

羅い舞座 御所本店

劇団あやめ 公演の舞台裏に密着!
客席からは見られない楽屋や舞台袖をご紹介。

なのですが、今回は舞台を中心に写真たっぷりでご紹介させていただきます!!

(撮影:2024年1月12日昼の部)

 

 

■お昼の部 開演1時間前

 

劇団あやめ 御所本店での公演は今回で2回目。

 

 

■第一部  ミニショー 

 

 

 座長 白猿さん ひよこさん による群舞からスタートです❗❗

 

これぞ「劇団あやめ」という様な、ゴージャスで豪華絢爛、綺羅びやかなオープニングです✨✨

 

 

独創的な特殊造形の衣装や電飾衣装での舞踊に、オープニングから圧巻です❗❗❗

 

 

 

座長  姫猿之助(ひめ えんのすけ)さん

 

 

 

 

千鳥(ちどり)さん

 

 

 

貴妃  咲之 阿国(しょうの おくに)さん

 

 

 

若手リーダー   初音 白猿 (はつね はくえん)さん 

 

器械体操をずっとやっていたという白猿さんの舞踊はとてもアクロバティックです✨✨

 

 

 

 

 

 

マンスリーゲスト 新生劇団春座長

三代目  姫川 竜之助(ひめかわ りゅうのすけ)さん

 

 

 

 

白猿さん

 

阿国さん

 

座長 猿之助さん

 

 

ミニショー ラストステージは、3人による群舞✨✨

 

 

見応えたっぷりのミニショー(全然ミニじゃないw)でした❗❗❗

 

 

 

 

 

■第二部    お芝居「つばめの佐太郎」

 

 

一場

閻魔一家の勘兵衛(竜之助さん)

自分の寝首を掻こうとしてるという目の見えない政を見かけたら斬る様、話をしていると・・・・

 

 

目の見えない政(白猿さん)が現れる。

 

 

かかってこいと政。1対3の分の悪い戦いとなりそうだが・・・

 

つばめの佐太郎(座長 猿之助さん)に助けられる。

 

助けてくれた佐太郎は、実は政の兄貴分であった。

親分と姐さんの仇を討ってくれと政。心配するな仇を討ってやると佐太郎!!

 

 

俺の所に遊びに来いと佐太郎。

いつも女を連れ込んでるから嫌だと政。

(あちこちに女がいてぴょんぴょん飛び回っているから付いた通り名が、つばめの佐太郎)

 

 

 

 

二場

やはりつばめの佐太郎。家には女・・・達磨茶屋のお京(阿国さん)が。

 

 

うるさいお京を追い出したい佐太郎。

 

アドリブを交え、客席も巻き込んでのお芝居😊✨

 

お京を追い出し、おいしい饅頭だけをゲットした佐太郎w

三日三晩なにも食べてない政の為に、食べ物を買ってきてやると佐太郎。

政に、絶対に俺が帰ってくるまで、戸を開けるなと言い残して家を出て行く。

 

「せっかく取材のカメラが来てるのに、目の見えない役かぁ」と嘆く政…いや中の人、白猿さんwww

「一瞬だけ目を開けるから、かっこいい顔、撮ってください!」と言って ←プレッシャー(^_^;)

 

3・2・1 「パシャッ!!!」👀✨✨

満足いただけましたでしょうかwww

 

 

 

 

自分を呼ぶ声に、佐太郎が帰ってきたと思い戸を開けてしまう政。

声の主は、閻魔一家の勘兵衛。

政は斬られてしまう・・・

 

 

そこへ帰って来た佐太郎とお京。

 

「閻魔一家の勘兵衛にやられた!頼む、親分、姐さんと俺の仇を討ってくれ!」

 

「ドス持って来いッ!!」からの 

佐「政、何があった?」

政「仇を討ってくれ」

佐「俺が行くの??」

※3回くり返すwww

 

 

「心配するな!俺がお前の仇を討ってやる!待ってろよッ」✨✨

佐太郎は単身、閻魔一家に乗り込む!!

 

 

 

大詰め

何故か水のタンクを持って「水運びの佐太郎」になって登場ww

 

 

 

迫力の大立ち回りの末・・・

 

「親分、姐さん、仇は見事に、討ちましたぜぇ〜!!!」✨✨

 

あんな野郎でも斬れば兇状わらじは免れぬと旅に出ていく佐太郎。

お京に後を託し「必ず戻ってくるからよ〜!!」

これにて お芝居終演❗❗

シンプルながら見どころ満載。まるでテレビで勧善懲悪の30分番組を観てる様な感覚で、あっという間に

終演😊

お見事でした❗❗

 

 

 

 

 

 

ご来場のお客様へ 口上挨拶✨ 

御所市に何年も住んでいたので地元です!と座長😊

 

「カメラが入ると我々演者はついついカメラを意識してしまうんです。」と阿国さん😊 すみません(^_^;)

 

可愛い阿国イラストを紹介してくれました😊✨✨

 

 

 

 

 

 

 

■第三部 舞踊ショー

 

 

阿国さん 白猿さん ひよこさんの群舞でスタートです❗❗

 

 

 

 

 

続いて 

新生劇団春座長 三代目  姫川竜之助さん

 

 

 

白猿さん ソロ舞踊

 

 

 

 

 

座長 姫 猿之助さん 女形での舞踊✨✨ 

 

 

 

 

 

 

 

マスゴッド ひよこ さん

 

 

 

 

千鳥さん 生歌で登場。

 

 

 

 

 

座長 立役で登場✨✨

 

 

 

 

貴妃 咲之 阿国さん✨

 

 

 

 

 

 

■ラストショー   「土方歳三」

 

土方歳三を演じるのは白猿さん✨

 

お芝居仕立の迫力の舞踊!!

 

座長も交えて

激しくやり合う!!

 

気迫の演舞✨✨

まるで映画のラストの様な終幕です!

 

見応えたっぷりのラストショー、お疲れ様でした❗❗

 

 

 

ラストショーの後は口上挨拶

 

 

 

■姫 猿之助座長よりメッセージ

「1月も30日の千穐楽までよろしくお願い致します。2月は、堺東店で毎日猿之助祭りで全て早変わりなので是非とも観に来て下さい!!5月はリニューアルされた弁天座にも乗ります!」

※今月のみ 舞踊ショー 写真撮影可 





【劇団あやめ】

平成23年(2011)旗揚げ。

座長の姫猿之助は劇団花車の姫京之助ゴッドの次男。

劇団花車時代より、自らデザインした斬新な衣装を次々と発表するなど異色の存在として注目を集め、2008年にはパリ・オペラ座での公演を成功させるなど、大衆演劇の枠を超えて活躍。
旗揚げ後は座長のもとに集まった座員と共に研鑽を積み、独自の舞台を繰り広げ、客を魅了する。

 

 

 

【劇団からのインフォメーション】

2024.9.21 弁天町世界館にて

入場料無料 入場13:00より

猿之助アートコレクション ENGALAを開催いたします。

僕の今まで手がけた衣装や写真、動画の展示会となります。 是非ご来場頂き僕のアートコレクションを間近でご覧ください。

 

【劇団あやめ 次回羅い舞座出演予定】

2024年2月 堺東店 

2024年5月 弁天座

 

 

Top